*【代償ガジェット】 [#ef424bc1]
*【代償ガジェット】 [#top]

#contents
**説明 [#i16d7586]
 2005年4月ごろから台頭してきたデッキ。~
 [[【除去ガジェット】]]の登場以前から存在した[[【ガジェット】]]。~
 [[【除去ガジェット】]]の台頭により、こちらも実戦レベルまで引き上げられた。~
 [[《血の代償》]]によって[[ガジェット]]を大量展開することで一瞬の爆発力を得たが安定性は従来の[[【除去ガジェット】]]より落ちる。~

 《レッド・ガジェット/Red Gadget》
 効果モンスター
 星4/地属性/機械族/攻1300/守1500
 このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
 デッキから「イエロー・ガジェット」1体を手札に加える事ができる。
**[[デッキ]]の概要 [#abstract]
 [[【ガジェット】]]に[[《血の代償》]]を加え、その展開力と[[回転]]力を上げたもの。~
 [[デッキ]]コンセプト自体は古くから存在していたが、[[【除去ガジェット】]]登場後はその要素を取り入れ、さらに力を付けた。~
 2005年4月ごろから[[環境]]で活躍しており、[[マスタールール2]]適用後に[[エクシーズ召喚]]の登場で更に強化されたが、[[14/04/01>リミットレギュレーション/2014年4月1日]]に[[《血の代償》]]が[[禁止カード]]となり、[[ノーリミットデュエル>ショップデュエル#nolimit]]を除いて構築不可能となっている。~
 第11期に[[リメイク]]の[[《血肉の代償》]]が登場したことでコンセプト自体はある程度再現可能ではある。~

 《イエロー・ガジェット/Yellow Gadget》
 効果モンスター
 星4/地属性/機械族/攻1200/守1200
 このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
 デッキから「グリーン・ガジェット」1体を手札に加える事ができる。

 《グリーン・ガジェット/Green Gadget》
 効果モンスター
 星4/地属性/機械族/攻1400/守 600
 このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
 デッキから「レッド・ガジェット」1体を手札に加える事ができる。

 《血の代償/Ultimate Offering》
 永続罠(制限カード)
 永続罠(禁止カード)
 500ライフポイントを払う事で、モンスター1体を通常召喚する。
 この効果は自分のターンのメインフェイズ及び
 相手ターンのバトルフェイズのみ発動する事ができる。
 この効果は自分のメインフェイズ時及び
 相手のバトルフェイズ時にのみ発動できる。

**[[デッキ]]構築 [#h7910bd6]
 《血肉の代償》
 永続罠
 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
 (1):自分メインフェイズに1000LPを払って発動できる。
 このターン、自分は通常召喚を3回まで行う事ができる。
 (2):相手バトルフェイズに500LPを払って発動できる。
 モンスター1体の召喚を行う。

 通常の[[【除去ガジェット】]]の立ち回りにプラスして[[《血の代償》]]との[[コンボ]]という強力な武器を搭載した[[デッキ]]タイプ。~
 [[《血の代償》]]に加えて[[ガジェット]]がたった1枚あれば即座に6500前後の[[攻撃力]]を叩き出すことができる。~
 さらに[[《リミッター解除》]]を併用することで[[1ターンキル]]も十分に可能な圏内であった。~
**[[デッキ]]構築に際して [#introduction]
//現在[[《血の代償》]]は[[制限カード]]で[[破壊]]や[[無効]]化もされやすいため、他の[[召喚]]補助を併用して構築する必要がある。~

 更に[[効果]]を高めるため、[[《砂塵の大竜巻》]]を搭載。~
 相手の[[伏せカード]]を[[破壊]]し、[[《血の代償》]]を[[セット]]。~
 自分のターンに即発動させ大量展開でゲームエンドという流れを作ることが出来る。~
***[[モンスターカード]]について [#monster]
-[[ガジェット]]~
言わずと知れた展開の要で[[エクシーズ召喚]]が容易に狙える。~
後続を切らさないよう[[サーチ]][[効果]]を持つ[[ガジェット]]を各3枚ずつの投入(いわゆる9ガジェ)が基本となるだろう。~
現在は[[手札]]に複数あっても[[《マシンナーズ・フォートレス》]]の展開の助けになるため、[[デッキ]]の枚数を40枚より多くする必要が少なくなった。

 なお、[[《血の代償》]]による高速展開前に[[《王宮のお触れ》]]は張られるとかなり動き辛くなるためこのカードでなんとしてでも[[破壊]]すること。~
 しかし既に[[《血の代償》]]が伏せてあるのなら[[お触れ>《王宮のお触れ》]]に[[チェーン]]して高速展開開始してしまえば良い。~
 逆に[[相手]]の罠の心配なく殴りかかれるため[[除去]]カードさえあればそのまま押し切れる。~
-[[《ブリキンギョ》]]・[[《カゲトカゲ》]]~
[[ガジェット]]との併用で[[エクシーズ召喚]]が容易に狙える。~
前者は[[《ギアギガント X》]]の[[エクシーズ素材]]や[[効果]]に対応する。~
後者は[[《キングレムリン》]]で[[サーチ]]可能。~

 また、[[《血の代償》]]は防御にも使える。~
 [[《月読命》]]を相手の攻撃に対して召喚し、擬似的な[[《月の書》]]として機能させることができた。(ただし、現在[[《月読命》]]は禁止カード)~
 また、[[除去]]された[[壁]][[モンスター]](主に[[ガジェット]])を[[相手]]のターンに補給できる。~
 その場合、[[《貪欲な壺》]]で[[墓地]]に行った[[ガジェット]]を回収しつつ[[デッキ]]を回転させよう。~
 [[《血の代償》]]が制限となってしまったので、[[《封印の黄金櫃》]]等[[サーチ]]カードを活用してとにかく早く[[手札]]に持って来たい。~
-[[《マシンナーズ・ギアフレーム》]]・[[《マシンナーズ・フォートレス》]]~
[[《マシンナーズ・ギアフレーム》]]は[[ガジェット]]同様[[サーチ]][[効果]]を持っているため同じように運用できる。~
[[《マシンナーズ・フォートレス》]]は高い[[攻撃力]]に加え、[[ガジェット]]と相性の良い[[除去]]を[[内蔵]]している。~
[[《ギアギガント X》]]で[[《マシンナーズ・ギアフレーム》]]の[[サーチ]]が利くため、[[必須カード]]の中ではどちらも投入枚数は抑えられる傾向にある。~

 攻撃力補強の為、[[《ガイアパワー》]]の投入の余地もある。~
//-[[《巌征竜−レドックス》]]~
//[[手札]]の[[ガジェット]]を[[捨てて>捨てる]][[蘇生]]する事で疑似[[《二重召喚》]]となる。~
//自身と[[《マシンナーズ・フォートレス》]]を[[特殊召喚]]すれば[[ランク]]7[[エクシーズ召喚]]も狙える。~

 また、【代償ガジェット】の亜種として「[[帝]]」[[モンスター]]を投入した【帝ガジェット】も存在する。~
 追加で得られる[[通常召喚]]の機会、途切れる事無く得られる[[リリース]]要員から「帝」[[モンスター]]との相性は非常に良い。~
 [[壁]][[モンスター]]を[[破壊]]する[[《雷帝ザボルグ》]]と[[伏せ除去]]の[[《氷帝メビウス》]]は大[[ダメージ]]を与える下準備になった。~
 他の面白い派生としては[[《砂塵の悪霊》]]を積むという手もある。~
 殴りかかってきた[[相手]]に対し[[《血の代償》]]の[[効果]]を発動。~
 [[ガジェット]]を[[リリース]]して[[《砂塵の悪霊》]]で[[除去]]してしまう事ができる。~
 [[スピリット]]である故に[[手札]]へ戻るため、毎ターン[[表側表示]]モンスターを[[除去]]できる一種のハメ[[コンボ]]である。~
-[[ランク]]4[[エクシーズモンスター]]~
[[《マシンナーズ・ギアフレーム》]]等を[[サーチ]]できる[[《ギアギガント X》]]は[[必須カード]]。~
小さな[[《貪欲な壺》]]を[[内蔵]]した[[《ダイガスタ・エメラル》]]や、[[効果]]が強力な[[《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》]]も相性が良い。~
他の[[デッキ]]でも採用される[[ランク]]4の定番も抑えたい。~

***運用に際しての注意点 [#n784b586]
 肝心のカード、[[《血の代償》]]が[[制限カード]]になってしまった。~
 さらに優秀なサポートカード[[《封印の黄金櫃》]]もまた[[制限カード]]となっている。~
 デッキにスペースがあれば、[[《不幸を告げる黒猫》]]を投入するとさらにサーチ手段が増える。~
-[[ランク]]7[[エクシーズモンスター]]~
[[《マシンナーズ・フォートレス》]]等、[[ガジェット]]と相性の良い[[モンスター]]は[[レベル]]7にも少なくない。~
//[[《マシンナーズ・フォートレス》]]や[[《巌征竜−レドックス》]]等、[[ガジェット]]と相性の良い[[モンスター]]は[[レベル]]7にも少なくない。~

**サンプルレシピ [#a192bf58]
-備考~
--【代償ガジェット】~
***[[魔法・罠カード]]について [#spell_trap]
-[[《血の代償》]]~
[[ガジェット]]1枚から[[エクシーズ召喚]]で8000以上の[[攻撃力]]を叩き出せる他、[[除去]]された[[壁]](主に[[ガジェット]])を[[相手]][[ターン]]に補給できる。~

-[[《二重召喚》]]~
[[《血の代償》]]より爆発力は劣るが、[[魔法カード]]のために即座に[[発動]]できる。~
実質1枚からの[[エクシーズ召喚]]に繋げられるため、安定性はこちらが上と言える。~

-[[《サモンチェーン》]]~
[[《カゲトカゲ》]]と併用すれば安定して[[発動]]を狙える。~

-[[《貪欲な壺》]]~
[[墓地へ送られた]][[ガジェット]]を回収しつつ[[デッキ]]を[[回転]]させられ、[[《ダイガスタ・エメラル》]]との併用で[[ガジェット]]切れを抑止可能。~

**この[[デッキ]]の歴史 [#history]
***[[2009年3月1日>禁止・制限カード/2009年3月1日]] [#history1]
 [[制限改訂]]にて肝心の[[《血の代償》]]が[[準制限カード]]になってしまった。~
 さらに優秀な[[サポートカード]]である[[《封印の黄金櫃》]]もまた[[準制限カード]]となった。~

***[[2011年3月1日>禁止・制限カード/2011年3月1日]] [#history2]
 [[制限改訂]]で、[[《血の代償》]]と[[《封印の黄金櫃》]]が[[制限解除]]となったため、上記の心配は無くなったと言える。~

***[[2011年3月19日>禁止・制限カード/2011年3月1日]][#history3]
 [[マスタールール2]]の適用と共に[[エクシーズ召喚]]が登場し、[[ガジェット]]の弱点であった打点をより簡単に、かつ事故の危険性なく克服できるようになった。~
 [[《リミッター解除》]]に頼らずとも[[1ターンキル]]を超えることも容易くなり、「[[ガジェット]]と[[《血の代償》]]が揃えば勝ち」という爆発力を新たに獲得したのである。

***[[2012年3月1日>禁止・制限カード/2012年3月1日]] [#history4]
 [[《血の代償》]]が再び[[準制限カード]]となったため、若干ではあるが構築の見直しが必要となった。

***[[2012年9月1日>禁止・制限カード/2012年9月1日]] [#history5]
 [[《血の代償》]]が[[制限カード]]に再度[[制限強化]]された。~
 [[【ガジェット】]]として見れば、既に他の展開手段を得ていたため、[[発動]]が通ればラッキー程度の[[パワーカード]]という立ち位置であったため致命的な打撃は受けなかった。~
 一方、コンセプトとしてのこの[[デッキ]]は実質的に消滅したに等しい。

***[[2014年4月1日>リミットレギュレーション/2014年4月1日]] [#history6]
 [[《血の代償》]]が[[禁止カード]]になった。

***[[2023年3月20日>書籍付属カード#VJ2023]] [#history7]
 [[《血肉の代償》]]が登場し、ある程度コンセプトを取り戻した。

**サンプルレシピ [#sample]
-【代償ガジェット】~
http://kiros2.seesaa.net/article/11199324.html~
第1回フロンティアカップ優勝

**代表的なカード [#kc15a547]
-[[《レッド・ガジェット》]]
-[[《イエロー・ガジェット》]]
-[[《グリーン・ガジェット》]]

-[[《血の代償》]]
-[[《砂塵の大竜巻》]]
-[[《貪欲な壺》]]

**関連リンク [#sae31ae4]
**関連リンク [#link]
-[[【ガジェット】]]
-[[【除去ガジェット】]]

-[[デッキ集]]