2005年4月ごろから台頭してきたデッキ。
【除去ガジェット】の登場以前から存在した【ガジェット】。
【除去ガジェット】の台頭により、こちらも実戦レベルまで引き上げられた。
《血の代償》によってガジェットを大量展開することで一瞬の爆発力を得たが安定性は従来の【除去ガジェット】より落ちる。
《グリーン・ガジェット/Green Gadget》 効果モンスター 星4/地属性/機械族/攻1400/守 600 このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、 デッキから「レッド・ガジェット」1体を手札に加える事ができる。
《レッド・ガジェット/Red Gadget》 効果モンスター 星4/地属性/機械族/攻1300/守1500 このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、 デッキから「イエロー・ガジェット」1体を手札に加える事ができる。
《イエロー・ガジェット/Yellow Gadget》 効果モンスター 星4/地属性/機械族/攻1200/守1200 このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、 デッキから「グリーン・ガジェット」1体を手札に加える事ができる。
《血の代償/Ultimate Offering》 永続罠 500ライフポイントを払う事で、モンスター1体を通常召喚する。 この効果は自分のターンのメインフェイズ及び 相手ターンのバトルフェイズのみ発動する事ができる。
《一族の結束/Solidarity》 永続魔法 自分の墓地に存在するモンスターの元々の種族が 1種類のみの場合、自分フィールド上に表側表示で存在する その種族のモンスターの攻撃力は800ポイントアップする。
通常の【除去ガジェット】の立ち回りにプラスして《血の代償》とのコンボという強力な武器を搭載したデッキタイプ。
《血の代償》に加えてガジェットがたった1枚あれば即座に6500前後の攻撃力を叩き出すことができる。
さらに《リミッター解除》や《停戦協定》を併用することで1ターンキルも十分に可能な圏内である。
更に効果を高めるため、《砂塵の大竜巻》を搭載。
相手の伏せカードを破壊し、《血の代償》をセット。
自分のターンに即発動させ大量展開でゲームエンドという流れを作ることが出来る。
なお、《血の代償》による高速展開前に《王宮のお触れ》は張られるとかなり動き辛くなるためこのカードでなんとしてでも破壊すること。
しかし既に《血の代償》が伏せてあるのならお触れにチェーンして高速展開を開始してしまえば良い。
逆に相手の罠の心配なく殴りかかれるため除去カードさえあればそのまま押し切れる。
また、《血の代償》は防御にも使える。
《月読命》を相手の攻撃に対して召喚し、擬似的な《月の書》として機能させることができた。(ただし、現在《月読命》は禁止カード)
また、除去された壁モンスター(主にガジェット)を相手のターンに補給できる。
その場合、《貪欲な壺》で墓地に行ったガジェットを回収しつつデッキを回転させよう。
キーカードである《血の代償》は準制限なので、《封印の黄金櫃》等サーチカードを活用してとにかく早く手札に持って来たい。
ただし《封印の黄金櫃》は情報が相手に筒抜けになってしまうので、通常の【除去ガジェット】の立ち回りから、意表を突いて《血の代償》を使用したほうが成功はしやすい。
攻撃力補強の為、《ガイアパワー》の投入の余地もある。
この《ガイアパワー》も5体集まれば総攻撃力は2500アップするので、9000前後の総攻撃力になり、1ターンキル圏に入る。
また、【代償ガジェット】の亜種として「帝」モンスターを投入した【帝ガジェット】というデッキも存在する。
追加で得られる通常召喚の機会、途切れる事無く得られるリリース要員から「帝」モンスターとの相性は良い。
壁モンスターを破壊する《雷帝ザボルグ》と伏せ除去の《氷帝メビウス》は大ダメージを与える下準備になった。
他の面白い派生としては《砂塵の悪霊》を積むという手もある。
殴りかかってきた相手に対し《血の代償》の効果を発動。
ガジェットをリリースして《砂塵の悪霊》で除去してしまう事ができる。
スピリットである故に手札へ戻るため、毎ターン表側表示モンスターを除去できる一種のハメコンボである。
機械族で統一して《一族の結束》によるパンプアップを取り入れれば、アタッカークラスの攻撃力のガジェットで攻撃出来るため、相性がよい。
ガジェットの3大メタモンスターとも言うべき《王虎ワンフー》・《死霊騎士デスカリバー・ナイト》・《ライオウ》を一方的に殴り倒せるようになるのがポイント。
機械族に優秀なカードが多いこともこのデッキの強みとなっている。
攻撃力2000オーバーのガジェットが手札消費もなしにズラズラと並んで出てくるのだから相手からすればかなりの脅威である。
その代わり、機械族メタの《システム・ダウン》や《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》、また《ブラック・ローズ・ドラゴン》等の全体除去に弱くなってしまう問題点もある。
2009年3月1日の制限改定にて肝心のカード、《血の代償》が準制限カードになってしまった。
さらに優秀なサポートカード《封印の黄金櫃》もまた準制限カードとなっている。
だが構築は不可能とは言えない。
デッキにスペースがあれば、《不幸を告げる黒猫》を投入するとさらにサーチ手段が増える。
2011年3月1日の制限改定で、《血の代償》と《封印の黄金櫃》が制限解除となった、ため上記の心配は、無くなったと言える。