【ガジェット】に《血の代償》を加え、その展開力と回転力を上げたもの。
デッキコンセプト自体は古くから存在していたが、【除去ガジェット】登場後はその要素を取り入れ、さらに力を付けた。
2005年4月ごろからは環境でも活躍している。
《血の代償/Ultimate Offering》 永続罠(制限カード) 500ライフポイントを払う事で、モンスター1体を通常召喚する。 この効果は自分のメインフェイズ時及び 相手のバトルフェイズ時にのみ発動する事ができる。
【除去ガジェット】も参照のこと。
またその要素を取り入れたことにより《血の代償》がない場合でも問題なく戦うことが可能になった。
これにより汎用性の低いサーチ手段を無理に投入する必要がなくなり、安定性が大きく向上した。
追加で得られる通常召喚の機会、途切れる事無く得られるリリース要員から「帝」モンスターとの相性は良い。
壁モンスターを破壊する《雷帝ザボルグ》と伏せ除去の《氷帝メビウス》は大ダメージを与える下準備になった。
他の面白い派生としては《砂塵の悪霊》を積むという手もある。
殴りかかってきた相手に対し《血の代償》の効果を発動。
ガジェットをリリースして《砂塵の悪霊》で除去してしまう事ができる。
スピリットである故に手札へ戻るため、毎ターン表側表示モンスターを除去できる一種のコンボである。
各種ガジェットと《血の代償》に加え《マスター・ヒュペリオン》、《神秘の代行者 アース》、《創造の代行者 ヴィーナス》、《神聖なる球体》と【代行者】の要素を入れたデッキ。
《神秘の代行者 アース》、《創造の代行者 ヴィーナス》はガジェット同様デッキ圧縮に優れており、《神聖なる球体》から《ガチガチガンテツ》を展開すれば、ガジェットやエクシーズモンスターの攻撃力の低さを補える。
《血の代償》が場にあり手札に《神秘の代行者 アース》があれば一気にレベル9シンクロモンスター、またはランク2エクシーズモンスター2体を展開することもできる。
《マスター・ヒュペリオン》は攻撃力が高く、除去能力も備えている為大量展開の補助はもちろん、フィニッシャーにもなれる。
現在は《神秘の代行者 アース》が準制限カードとなってしまっている為、多少構築に工夫を要する。
制限改訂にて肝心の《血の代償》が準制限カードになってしまった。
さらに優秀なサポートカードである《封印の黄金櫃》もまた準制限カードとなった。
制限改訂で、《血の代償》と《封印の黄金櫃》が制限解除となったため、上記の心配は無くなったと言える。
マスタールール2の適用と共にエクシーズ召喚が登場し、ガジェットの弱点であった打点をより簡単に、かつ事故の危険性なく克服できるようになった。
《リミッター解除》に頼らずとも1ターンキルを超えることも容易くなり、「ガジェットと《血の代償》が揃えば勝ち」という爆発力を新たに獲得したのである。
《血の代償》が再び準制限カードとなったため、若干ではあるが構築の見直しが必要となった。
制限改訂後も猛威を振るい続けていたためか、《血の代償》が制限カードに再度制限強化された。