【直接攻撃1キル】

 直接攻撃モンスターは古くからいるが、それとともに如何に増強効果を駆使して素早くゲームエンドさせるかは、常にテーマとして存在した。

 初期から存在する各属性直接攻撃モンスター《魔法のランプ》《ラージマウス》 《レインボー・フラワー》《レッグル》《女王の影武者》 《人造人間7号》
 その中で最強の攻撃力で、さらに恵まれた種族の《人造人間7号》によって、装備魔法もろとも増強する《リミッター解除》からの1ターンキルを狙うデッキが初出である。
 現在ではより攻撃力が高く、しかも汎用性の高い《機動砦のギア・ゴーレム》や、《水陸両用バグロス Mk−3》などで同じ事が可能。

 以下の説明は、ある意味1ターンキルが可能なコンボの検証なので、8000ダメージ以上与える事を前提に考えたものである。
 実際のデュエルにおいては、7000ダメージでも6000ダメージでも進行状況においては勝利を得ることの出来る巨大ダメージなのであるから、ある意味オーバーキル気味の説明であることは考慮に入れておくと良いでしょう。

 あと、言わずもがなのことを一つ。
 遊戯王OCGの特徴で、「攻撃力4000を超える直接攻撃モンスターで2ターンにかけてダメージを与えれば勝利」というのは検証に値しない内容である。
 それは、相手のターンにおいて、モンスターの除去、あるいは装備魔法の一部などを除去されるのは普通のことであり、次の自分のターンまでを想定した巨大ダメージ源はむしろ相手のターンの維持にどんなロックを使うかの方が重要だからである。

 しかし、もう一つ重要なことがある。
 06/09/01から、禁止カードから《破壊輪》が復帰する。
 もしも、《破壊輪》が手札にあるのならば、1体で攻撃力4000のモンスターで攻撃し、相手のターンまで維持すれば勝利である。

デッキの構築に関して

 直接攻撃モンスターと、それを増強するカード、コレが今回のカギになる。
 《デーモンの斧》《団結の力》《魔導師の力》、あるいは《凶暴化の仮面》というところがメインの攻撃力上昇の装備魔法となるだろう。
 《閃光の双剣−トライス》のお世話になることもあるかもしれない。

 そしてフィールド魔法は、属性に合ったものでフォローする。

 相手フィールド上のモンスターを飛び越えて攻撃をするので、特殊な効果を持つモンスター以外は除去しなくて良い。
 そしてコンボ発動前には、相手魔法罠カードを一掃する必要がある。
 《大嵐》《ハリケーン》は当然として、魔法や罠を無効果や除去するカードが重要となる。
 《王宮のお触れ》という手もあるが、《収縮》という天敵カードもあることは忘れてはならない。

 そして、直接攻撃モンスターとコストを払わないことによって破壊できる《平和の使者》はやはり相性がよい。
 《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》《レベル制限B地区》は使用モンスターに制限が出るが、それをいとわないのならば採用すべきである。

デッキの種類

機械族

 《人造人間7号》を軸に使うのならば、相手をロックした後、着々と1ターンキルに必要なカードを集めればよい。
 元々の攻撃力が500なので、あと3500の攻撃力アップと《リミッター解除》
 《機械複製術》で3体召喚できたなら《団結の力》《リミッター解除》で(2400+500)*2+500*2+500*2で7800ダメージである。

 《機動砦のギア・ゴーレム》ならとして利用しつつ、必要なカードを集めることになる。
 ただし《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》《レベル制限B地区》とは相性が良くない。

 《水陸両用バグロス Mk−3》ならば、《伝説の都 アトランティス》とあと攻撃力を2300アップさせて《リミッター解除》
 《伝説の都 アトランティス》が場に出ていない状態なら《地獄の暴走召喚》が発動できて、3体並べれば《伝説の都 アトランティス》《リミッター解除》で終了である。

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