*【直接攻撃1キル】 [#za354b3e] #contents **説明 [#u2b4e1e5] [[直接攻撃]][[モンスター]]は古くからいるが、それとともに如何に増強[[効果]]を駆使して素早くゲームエンドさせるかは、常にテーマとして存在した。~ 初期から存在する[[直接攻撃]][[モンスター]]は、[[《魔法のランプ》]]・[[《ラージマウス》]]・[[《レインボー・フラワー》]]・[[《レッグル》]]・[[《女王の影武者》]]・[[《人造人間7号》]]である。~ その中で最強の[[攻撃力]]で、さらに恵まれた[[種族]]の[[《人造人間7号》]]によって、[[装備魔法]]もろとも増強する[[《リミッター解除》]]からの[[1ターンキル]]を狙う[[デッキ]]が初出である。~ 現在ではより[[攻撃力]]が高く、しかも[[汎用性]]の高い[[《機動砦のギア・ゴーレム》]]や、[[《水陸両用バグロス Mk−3》]]などで同じ事が可能。~ 以下の説明は、ある意味[[1ターンキル]]が可能な[[コンボ]]の検証なので、8000[[ダメージ]]以上与える事を前提に考えたものである。~ 実際の[[デュエル]]においては、7000[[ダメージ]]でも6000[[ダメージ]]でも進行状況においては勝利を得ることの出来る巨大[[ダメージ]]なのであるから、ある意味[[オーバーキル]]気味の説明であることは考慮に入れておくと良い。~ あと、言わずもがなのことを一つ。~ 遊戯王OCGの特徴で、「[[攻撃力]]4000を超える[[直接攻撃]][[モンスター]]で2[[ターン]]にかけて[[ダメージ]]を与えれば勝利」というのは検証に値しない内容である。~ それは、[[相手]]の[[ターン]]において、[[モンスター]]の[[除去]]、あるいは[[装備魔法]]の一部などを[[除去]]されるのは普通のことであり、次の[[自分]]の[[ターン]]までを想定した巨大[[ダメージ]]源はむしろ[[相手]]の[[ターン]]の維持にどんな[[ロック]]を使うかの方が重要だからである。~ //そして、もう一つ重要なことがある。~ //[[06/09/01>禁止・制限カード/2006年9月1日]]から、[[禁止カード]]から[[《破壊輪》]]が復帰した。~ //もしも、[[《破壊輪》]]が[[手札]]にあるのならば、1体で[[攻撃力]]4000の[[モンスター]]で[[攻撃]]し、[[相手]]の[[ターン]]まで維持すれば勝利である。~ //ただし[[自分]]の[[ライフポイント]]が4001以上であることと、[[《破壊輪》]]を[[カウンター]]されないことが条件となる。~ //→[[07/09/01>禁止・制限カード/2007年9月1日]][[制限改訂]]で再び[[禁止カード]]になったのでコメントアウト **[[デッキ]]の構築に関して [#s0aead13] [[直接攻撃]][[モンスター]]と、それを増強するカードがカギになる。~ [[《デーモンの斧》]]、[[《団結の力》]]、[[《魔導師の力》]]、あるいは[[《凶暴化の仮面》]]というところがメインの[[攻撃力]]上昇の[[装備魔法]]となるだろう。~ [[《閃光の双剣−トライス》]]を用いることもあるかもしれない。~ また、[[《巨大化》]]と[[《進化する人類》]]を[[モンスター]]によって使い分けると良い。~ 一気に[[攻撃力]]を上昇させる事を可能にするカードとして[[《受け継がれる力》]]も覚えておくといい。~ [[デッキ]]構築が少々厳しいが、[[《イージーチューニング》]]もそこそこの上昇値を期待できる。~ [[フィールド魔法]]は、[[属性]]に合ったものでフォローする。~ [[相手]][[フィールド]]上の[[モンスター]]を飛び越えて[[攻撃]]をするので、特殊な[[効果]]を持つ[[モンスター]]以外は[[除去]]しなくて良い。~ そして[[コンボ]][[発動]]前には、[[相手]][[魔法・罠カード]]を一掃する必要がある。~ [[《大嵐》]][[《ハリケーン》]]は当然として、[[魔法>魔法カード]]や[[罠>罠カード]]を[[無効]]化や[[除去]]するカードが重要となる。~ [[《王宮のお触れ》]]という手もある。~ なお、「元々ではない[[攻撃力]]」を利用するカードが多いため[[《収縮》]]はあまり怖くない。~ そして、[[直接攻撃]][[モンスター]]と[[コスト]]を払わないことによって[[破壊]]できる[[《平和の使者》]]はやはり相性がよい。~ [[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]・[[《レベル制限B地区》]]は使用[[モンスター]]に制限が出るが、それをいとわないのならば採用すべきである。~ [[装備カード]]を多数入れる[[デッキ]]になるので、[[事故>手札事故]]を誘発するが、同時に[[【ベン・ケイ1キル】]]と共存できる。~ なお、[[《炸裂装甲》]]・[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]そして[[手札]]に存在する[[《クリボー》]]は[[ビートダウン]]そのものにとっての天敵カードである。~ //ゴーズは直接攻撃1killには関係なかったですね。すいません **[[デッキ]]の種類 [#x36b5213] ***[[機械族]] [#m6645590] [[《リミッター解除》]]が使えるのが最大のメリット。~ [[《人造人間7号》]]・[[《人造人間−サイコ・リターナー》]]を軸に使うのならば、[[相手]]を[[ロック]]した後、着々と[[1ターンキル]]に必要なカードを集めればよい。~ 元々の[[攻撃力]]が500と600なので、あと3400〜3500の[[攻撃力]]アップと[[《リミッター解除》]]。~ [[《人造人間7号》]]を[[《機械複製術》]]で3体[[召喚]]できたなら[[《団結の力》]]と[[《リミッター解除》]]で(2400+500)*2+500*2+500*2で7800[[ダメージ]]である。~ [[《機動砦のギア・ゴーレム》]]なら[[壁]]として利用しつつ、必要なカードを集めることになる。~ ただし[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]・[[《レベル制限B地区》]]とは相性が良くない。~ [[《水陸両用バグロス Mk−3》]]ならば、[[《伝説の都 アトランティス》]]とあと[[攻撃力]]を2300アップさせて[[《リミッター解除》]]。~ [[《伝説の都 アトランティス》]]が場に出ていない状態なら[[《地獄の暴走召喚》]]が[[発動]]できて、3体並べれば[[《伝説の都 アトランティス》]]と[[《リミッター解除》]]で終了である。~ -[[《リミッター解除》]]が2枚以上[[デッキ]]に入れられた時代は、[[《人造人間7号》]]による[[1ターンキル]]はかなり有力だった。~ ***その他 [#s2ec00ee] その他では[[《リミッター解除》]]などの必殺の武器はないので単純に増強で8000まで到達できるかどうかが課題になる。~ [[《閃光の双剣−トライス》]][[《魔導師の力》]]と[[《デーモンの斧》]]*2で一応[[1ターンキル]]になる。~ [[《地獄の暴走召喚》]]から[[《団結の力》]]の[[コンボ]]も有効で、[[《魔導師の力》]]を絡めることが出来れば少なくとも4000以上の[[攻撃力]]を生み出すことは出来る。~ 少し遅れて登場した[[直接攻撃]][[モンスター]][[《異形の従者》]]や [[《ナイトメア・ホース》]]がその他の[[直接攻撃]][[モンスター]]では一番使いやすく上記の[[コンボ]]で完全に[[1ターンキル]]になる。~ その他の[[直接攻撃]][[モンスター]]に言及していくと、 --[[《魔法のランプ》]]は[[魔法使い族]]であるという特性から[[《マジシャンズ・クロス》]]によっていきなり[[攻撃力]]3000に化けることが出来るのが強み。~ --[[《ラージマウス》]]は[[水属性]]であり、[[《水陸両用バグロス Mk−3》]]というほぼ完全な[[上位互換]]が存在する故に使い道のないカード。~ --[[《レインボー・フラワー》]]は[[地属性]]なので、こと[[攻撃力]]の増強等に関して恩恵を得ることが少ないカード。~ --[[《レッグル》]]は[[昆虫族]]が生かせるかどうかで決まり、でなければ[[《レインボー・フラワー》]]の方が同じ[[属性]]で[[攻撃力]]が高い。~ --[[《マジック・ストライカー》]]は同じ[[地属性]]でも[[戦士族]]であるが故、様々な増強[[効果]]とともに戦う[[戦士族]]で[[直接攻撃]]要素はトドメに使いやすい。[[《連合軍》]][[《コマンド・ナイト》]]で場を整えて出せれば、[[1ターンキル]]でなくとも活躍してくれるだろう。[[特殊召喚]]能力も魅力。~ --[[《女王の影武者》]]は同[[属性]]同[[種族]]の[[《マジック・ストライカー》]]に勝る部分が見出せず、使いづらい。 --[[《異形の従者》]]は、この種類の[[直接攻撃]][[モンスター]]では最大級の700という[[攻撃力]]を持ち、[[光属性]]は増強[[効果]]もろもろ様々な恩恵があるので使いやすい。~ --[[《ナイトメア・ホース》]]は[[闇属性]][[アンデット族]]とも[[メリット]]の塊であり、[[融合]]にも絡む。~ ただ、この[[属性]]、[[種族]]はいずれも[[デッキ]]的に増強[[効果]]とは無縁で意外と使うチャンスが少ない。~ --[[《因幡之白兎》]]は[[攻撃力]]700と[[スピリット]]というのは魅力的なのだが、増強[[効果]]のみでの[[1ターンキル]]が厳しいのは明白であるため厳しい。~ もちろん、[[1ターンキル]]を狙うことに限っての話だが。~ [[獣族]]であることは[[《ポイズン・ファング》]]の追加[[ダメージ]]に対応している。~ --[[《グラッジ》]]は[[直接攻撃]]でき、成功すれば1000ずつ[[攻撃力]]が上がる。~ しかし、最初の[[攻撃力]]が0で、上昇するのが次の[[自分]]の[[ターン]]。~ 増強とあまり縁のない[[闇属性]]であることから今のところ採用は難しい。~ --[[《逆巻く炎の精霊》]]も[[直接攻撃]]でき、成功すれば1000ずつ[[攻撃力]]が上がる。~ もちろん[[1ターンキル]]を狙う[[デッキ]]での採用もあるのだが、その強力さ故に[[【炎属性】]][[【フィフティ・フィフティ】]]での[[キーカード]]として使った方が安定する。~ --[[《ゴブリン暗殺部隊》]]は[[直接攻撃]][[モンスター]]としては破格の[[攻撃力]]1300。~ しかし種族、属性とも増強効果ともに相性は良くない。~ [[デメリット]][[モンスター]]ながら、隙は少なく[[1キル>1ターンキル]]要員としての採用は難しいがダメージソースとしては悪くない。~ その他の[[直接攻撃]][[モンスター]]もいるが、無制限な増強に対応するのは今のところ上記で扱ったもの程度であり、[[1ターンキル]]を目指すなら上記の[[モンスター]]を使うことになるのだろう。~ ***最後に[[直接攻撃]]について [#ha098b17] [[直接攻撃]]そのものが[[メリット]]の塊であるが故に[[《サブマリンロイド》]]など最近登場する[[直接攻撃]][[モンスター]]は[[攻撃力]]の上限があったり、[[直接攻撃]]の条件が付いていたりする。~ 逆に考えれば、初期から登場する[[攻撃力]]は小さいけれども増強が自由な[[直接攻撃]][[モンスター]]は、ある意味、遊戯王OCGの死角として存在していることになる。~ [[相手]]に[[ダメージ]]を与えることで追加[[効果]]を得られる[[魔法>魔法カード]]・[[罠>罠カード]]も存在しており、その[[発動]]には小さな[[ダメージ]]でこそあれ非常に有効に働く事であろう。~ **代表的なカード [#p6e552b9] -[[《魔法のランプ》]] -[[《ラージマウス》]] -[[《レインボー・フラワー》]] -[[《レッグル》]] -[[《女王の影武者》]] -[[《人造人間7号》]] -[[《因幡之白兎》]] -[[《異形の従者》]] -[[《グラッジ》]] -[[《ナイトメア・ホース》]] -[[《水陸両用バグロス Mk−3》]] -[[《機動砦のギア・ゴーレム》]] -[[《逆巻く炎の精霊》]] -[[《マジック・ストライカー》]] -[[《ゴブリン暗殺部隊》]] **関連リンク [#sc05581d] -[[1ターンキル]] -[[【トゥーン】]] -[[デッキ集]]