*【天使族】 [#ibe69d4b]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#g04de7fb]
 基本的な[[デッキ]]のテーマは「[[光属性]]」「[[除外]]」「[[ライフゲイン]]」「[[パーミッション]]」となる。~
 [[天使族]]の[[下級モンスター]]は防御系のイメージが強いが、[[上級モンスター]]、[[最上級モンスター]]は優秀な[[効果]]が多く種類も豊富。~
 ただ[[天使族]]専用の[[魔法カード]]・[[罠カード]]は現時点では数えるぐらいしかない。~

**[[デッキ]]構築に際して [#y66a311d]
 [[天使族]]で主に使用される[[カード]]を[[効果]]ごとに一例を挙げてみる。~

-[[ドロー]]加速~
[[《スケルエンジェル》]] 、[[《豊穣のアルテミス》]]、[[《天空騎士パーシアス》]]、[[《光神テテュス》]]、[[《天空勇士ネオパーシアス》]]

-[[下級]][[アタッカー]]~
[[《智天使ハーヴェスト》]]、[[《ムドラ》]]

-[[サーチ]][[カード]]~
[[《天空の使者 ゼラディアス》]]、 [[《ヘカテリス》]] 、[[《マンジュ・ゴッド》]]、[[《センジュ・ゴッド》]]

-[[戦闘]]補助~
[[《勝利の導き手フレイヤ》]]

-[[リクルーター]]~
[[《シャインエンジェル》]]、[[《コーリング・ノヴァ》]]

-[[壁]]~
[[《マシュマロン》]]、[[《ジェルエンデュオ》]]、[[雲魔物]]

-[[妥協召喚]]~
[[《光神機−桜火》]] [[《光神機−轟龍》]]

-[[相手]]の行動を妨害~
[[《天魔神 インヴィシル》]]、[[《エンジェルO7》]] 、[[《The splendid VENUS》]]、[[《虚無の統括者》]]

-[[ライフ回復]]~
[[《守護天使 ジャンヌ》]]  

-[[特殊召喚]]~
[[《神聖なる魂》]]、[[《裁きを下す者−ボルテニス》]]、[[《テュアラティン》]]、[[《アテナ》]]

-[[魔法カード]]、[[罠カード]]~
[[《天空の聖域》]]、[[《神の居城−ヴァルハラ》]]、[[《光神化》]]、[[カウンター罠]]、[[《奇跡の光臨》]]

 まずは[[モンスター]]群について。
 [[下級モンスター]]の最高[[攻撃力]]としては[[《智天使ハーヴェスト》]]等の1800が最高。~
 [[ビートダウン]]では適当な[[下級]][[アタッカー]]が存在しない。~
 [[《天空の使者 ゼラディアス》]]は[[攻撃力]]2100だが、[[《天空の聖域》]]が必須になる。~
 一方、防御面では[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]されない[[《マシュマロン》]]や[[《ジェルエンデュオ》]]が担当する。~
 [[天使族]]の[[リクルーター]]には[[《シャインエンジェル》]]・[[《コーリング・ノヴァ》]]の2種類がいるため、戦線維持はそこそこ可能である。~

 [[上級モンスター]]は[[妥協召喚]]可能な[[上級モンスター]][[《光神機−桜火》]]がおすすめである。~
 普通に[[生け贄召喚]]するも良し、[[妥協召喚]]で[[上級]]潰しの使い捨て[[アタッカー]]にするも良しと使い勝手が良い。~
 [[最上級モンスター]]を採用したい場合は、[[《ジェルエンデュオ》]]が戦線維持も兼ねて役立ってくれる。~
 [[天使族]]には[[効果]]の優れた[[最上級モンスター]]が豊富なため、どれを選択するのに悩むだろう。~
 なお強いていえば、[[相手]]の[[モンスター]]、伏せ[[カード]]を[[破壊]]する[[効果]]を持つものが少ないのは閉口する点である。~

 次に[[天使族]]サポート[[魔法カード]]、[[罠カード]]を挙げる。~
 あらゆる[[コンボ]]の引き金になる[[《光神化》]]、[[【もけもけ】]]の[[キーカード]]である[[《怒れるもけもけ》]]等、癖の強いカードが多い。~
 ただこれらは専用の[[デッキ]]を組む必要があるため、【天使族】だからといって無理に採用する必要も無い。~
 結果の所、現時点では[[天使族]]の専用サポートには有力な万能[[カード]]が無い、と言わざるを得ない。~
 [[《天空の聖域》]]については下記を参照。

**【天使族】の分類 [#g2d54bbd]
 【天使族】には多数のサポートが存在し、採用するカードによって多数の[[デッキ]]に分岐する。~
 以下のような[[デッキ]]の混合も十分に考えられる。~

***【最上級モンスター基軸型】 [#g679a7c0]
 [[《神の居城−ヴァルハラ》]]の[[効果]]で[[天使族]]の[[最上級モンスター]]を[[生け贄]]なしで[[特殊召喚]]していく[[デッキ]]。~
 最大の強みは[[サーチ]][[カード]]である[[《ヘカテリス》]]があるため、すばやく[[《神の居城−ヴァルハラ》]]を[[手札]]に加えられる。~
 [[キーカード]]以外では「[[壁]]兼[[ダブルコストモンスター]]」であり[[最上級]]を[[腐らせ>腐る]]にくい[[《ジェルエンデュオ》]]を採用したい。~
 [[最上級モンスター]]については枚数兼採用[[モンスター]]は各自お好みで決めてもらいたい。~
 弱点として[[《神の居城−ヴァルハラ》]]は場に[[モンスター]]がいると[[効果の発動]]ができないため、「状況の挽回」は得意とするところであっても、「攻め手の強化」は不得手なのだ。~
 ラッシュをかける能力には少々欠ける為、一気に決着をつけにくく[[相手]]による[[モンスター除去]]を許しやすい。~
 出した高[[レベル]]の[[モンスター]]を片っ端から[[除去]]されると、いくら[[特殊召喚]]可能であっても[[手札]]が尽きジリ貧になりやすい。~


-[[カウンター罠]]多用型~
[[召喚]]した[[最上級モンスター]]等を[[除去]]されては意味がない。~
[[最上級モンスター]]を[[除去]]から守るために[[カウンター罠]]、もしくはそれに準じた[[《強制脱出装置》]]、[[《亜空間物質転送装置》]]の採用が一般的だろう。~
[[《裁きを下す者−ボルテニス》]]を[[フィニッシャー]]に採用するのも[[天使族]]である事に意義を持たせられる。~
ただし[[パーミッション]]のように[[ドロー]]補充することは難しいので[[手札]]切れになる恐れも。~
[[ドロー]][[カード]]としては、[[レベル]]8[[モンスター]]が多い場合[[《トレード・イン》]]、[[《手札抹殺》]]、[[《手札断殺》]]の採用も見込める。~
~
-[[デッキ]][[通常召喚]]型~
[[《神の居城−ヴァルハラ》]]が場にある状態で、[[《名推理》]]、[[《モンスターゲート》]]を使えば、
[[デッキ]]より[[最上級モンスター]]等を[[通常召喚]]できるうえ、[[デッキ圧縮]]ができる。~
ただし、[[《神の居城−ヴァルハラ》]]が[[墓地]]に行くこともあるので、[[《聖なる魔術師》]]や、[[《魔法石の採掘》]]も入れるのもよい。~
[[《ヘカテリス》]]や、[[最上級モンスター]]を回収するなら、[[《光の召集》]]も検討に値する。~


***【光属性・天使族】 [#g679a7c0]
 [[天使族]]には[[光属性]]の[[モンスター]]が多く、[[【光属性】]]の要素を組み込みやすい。~
 専用[[リクルーター]]の[[《コーリング・ノヴァ》]]が存在し、自身も[[天使族]]の[[《シャインエンジェル》]]・[[《神聖なる魂》]]を活躍させやすい。~

 [[天使族]]統一[[ビートダウン]]を狙う場合は、[[攻撃力]]をサポートしてくれる[[《勝利の導き手フレイヤ》]]、[[《The splendid VENUS》]]を併用しよう。~
 [[《ムドラ》]]が[[地属性]]である事は残念だが、【天使族】である以上投入するのに問題はないだろう。~
 2種類の[[リクルーター]]が存在する[[メリット]]を最大限に生かしたタイプは、[[【リクルーター天使】>【リクルーター】#m4247eb0]]参照。~
 また、[[《ジェルエンデュオ》]]で[[最上級]][[天使族]]を[[生け贄召喚]]したりもする。~
 なお、このタイプと[[シナジー]]の良い[[罠カード]]は少ないので、[[罠カード]]は[[グッドスタッフ]]系を揃えるか、あるいは[[《王宮のお触れ》]]を採用する事をお奨めする。

***[[【天空の聖域】]][#z342a516]
 [[《天空の聖域》]]によって真価を発揮する[[モンスター]]群を活用する[[デッキ]]。~
 主な構成は、一撃必殺を狙うタイプか、他の[[デッキ]]タイプの補助に分かれる。~
 前者は[[《裁きの代行者 サターン》]]、 [[《力の代行者 マーズ》]] 、[[《天空勇士ネオパーシアス》]]の[[ライフゲイン]]軸を狙うタイプである。~
 しかし実戦で普通に[[回復]]として使えるのは[[《守護天使 ジャンヌ》]]、[[《ゾルガ》]]と天使用[[装備魔法]][[《ダグラの剣》]]ぐらい。~
 [[《女神の加護》]]、[[《ドレインシールド》]]、[[《魔法の筒》]]などで[[ライフ・アドバンテージ]]を得るのもいいだろう。~
 後者は[[【リクルーター天使】>【リクルーター】#m4247eb0]]を利用したタイプがある。~
 いずれも[[《天空の使者 ゼラディアス》]]を使い[[《天空の聖域》]]を[[サーチ]]しよう。

***[[【エンジェル・パーミッション】]] [#t484f412]
 [[《豊穣のアルテミス》]]や[[《裁きを下す者−ボルテニス》]]などの[[カウンター罠]]との[[シナジー]]を生かす[[パーミッション]][[デッキ]]。~
 [[《智天使ハーヴェスト》]]や[[《人造天使》]]が活躍するとしたら、この[[デッキ]]になる。~
 [[《天空の聖域》]]との組み合わせは[[デッキ]]枚数の関係で採用は控えたほうがいい。~
 もっとも、[[《天空聖者メルティウス》]]を主軸とする場合は否応なく[[《天空の聖域》]]を使用することとなるが。

***[[【宣告者パーミッション】]] [#z91d9417]
 [[《緑光の宣告者》]][[《紫光の宣告者》]]を採用した、[[パーミッション]][[デッキ]]。~
 [[《天罰》]]を加えれば、[[チェーン]]に乗る[[効果]]はほぼ[[無効]]にできるようになる。~
 しかし、いずれも[[ディスアドバンテージ]]カードなので[[手札]]を補充しないと厳しいことになる。~

***大量展開型 [#k585272b]
 スピードを速めるために[[《光神化》]]と[[《地獄の暴走召喚》]]の[[コンボ]]は有効。~
 [[攻撃力]]が半分になった[[モンスター]]を[[生け贄召喚]]に使ってしまえるとなおよい。~
 夢は[[最上級モンスター]]をこの[[効果]]で出して3体並べることだろうが、3体の[[最上級モンスター]]を入れてバランスを取るのは難儀だろう。~
 実用性はともかく、[[《スーパースター》]]を[[《地獄の暴走召喚》]]するのも面白い。~
 [[《創造の代行者 ヴィーナス》]]と[[《神聖なる球体》]]の[[コンボ]]を使う手も考えられる。~
 [[《アギド》]]の[[蘇生]][[効果]]も多少は活躍するかもしれない。~
 [[レベル]]8[[モンスター]]を多く採用するなら、[[ドロー]][[カード]][[《トレード・イン》]]を使おう。~

***[[除外]]軸 [#zc8d0e18]
-[[【エンジェル・パーミッション】]]~
従来の[[【エンジェル・パーミッション】]]に加えて、[[《救済のレイヤード》]]を採用したタイプ。~
[[《死霊の巣》]]、[[《魂を喰らう者 バズー》]]、[[《次元の裂け目》]]、[[《マクロコスモス》]]等で[[天使族]]を[[除外]]していく。

-[[ビートダウン]]~
[[《ゼータ・レティキュラント》]]と[[《閃光の追放者》]][[《光の追放者》]]などは相性が非常によい。~
[[除外]]を軸に据えた[[デッキ]]で活躍が見込めるであろう。~
[[天使族]]に偏ると[[闇属性]]に難儀するのだが、[[《ゼータ・レティキュラント》]]は珍しい[[闇属性]]の[[天使族]]である。~

-[[【次元召喚】]]~
[[《次元融合》]]や[[《異次元からの帰還》]]だけでなく[[《奇跡の光臨》]]を採用した[[デッキ]]。~

***[[【雲魔物】]] [#ve72a0f1]
 [[水属性]]の[[天使族]]が多くを占めている[[雲魔物]]を主力にする[[デッキ]]。~
 [[雲魔物]]自体の[[サポートカード]]は豊富であり、[[戦闘破壊]][[耐性]]を持つ[[天使族]]モンスターも複数いるため[[《天空の聖域》]]との[[シナジー]]が高い。~

***[[天魔神]][#z342a516]
 [[光属性]]・[[天使族]]と[[闇属性]]・[[悪魔族]]によって[[効果]]を得る[[モンスター]]の総称。~
 [[《天魔神 ノーレラス》]]、[[《天魔神 エンライズ》]]が該当する。~
 [[《天魔神 インヴィシル》]]は[[《王宮の勅命》]][[効果]]が効率よく、[[【エンジェル・パーミッション】]]で活躍する。~
 一時代を築いた[[カオス]]系の代役として登場したが、[[召喚]]条件が厳しい。~
 [[デッキ]]は儀式系になるため、[[《高等儀式術》]]、[[《マンジュ・ゴッド》]]、[[《センジュ・ゴッド》]]、は必須である。~
 詳しくは[[【儀式天魔神】]]を参照してほしい。~

***[[最上級モンスター]]基軸 [#g679ac0]
 [[《神の居城−ヴァルハラ》]]の[[効果]]で[[天使族]]の[[最上級モンスター]]を[[生け贄]]なしで[[特殊召喚]]していく[[デッキ]]。~
 最大の強みは[[サーチ]][[カード]]である[[《ヘカテリス》]]があるため、すばやく[[《神の居城−ヴァルハラ》]]を[[手札]]に加えられる。~
 [[キーカード]]以外では「[[壁]]兼[[ダブルコストモンスター]]」であり[[最上級]]を[[腐らせ>腐る]]にくい[[《ジェルエンデュオ》]]を採用したい。~
 [[最上級モンスター]]については枚数兼採用[[モンスター]]は各自お好みで決めてもらいたい。~
 弱点として[[《神の居城−ヴァルハラ》]]は場に[[モンスター]]がいると[[効果の発動]]ができないため、「状況の挽回」は得意とするところであっても、「攻め手の強化」は不得手なのだ。~
 ラッシュをかける能力には少々欠ける為、一気に決着をつけにくく[[相手]]による[[モンスター除去]]を許しやすい。~
 出した高[[レベル]]の[[モンスター]]を片っ端から[[除去]]されると、いくら[[特殊召喚]]可能であっても[[手札]]が尽きジリ貧になりやすい。~


-[[カウンター罠]]多用型~
[[召喚]]した[[最上級モンスター]]等を[[除去]]されては意味がない。~
[[最上級モンスター]]を[[除去]]から守るために[[カウンター罠]]、もしくはそれに準じた[[《強制脱出装置》]]、[[《亜空間物質転送装置》]]の採用が一般的だろう。~
[[《裁きを下す者−ボルテニス》]]を[[フィニッシャー]]に採用するのも[[天使族]]である事に意義を持たせられる。~
ただし[[パーミッション]]のように[[ドロー]]補充することは難しいので[[手札]]切れになる恐れも。~
[[ドロー]][[カード]]としては、[[レベル]]8[[モンスター]]が多い場合[[《トレード・イン》]]、[[《手札抹殺》]]、[[《手札断殺》]]の採用も見込める。~
~
-[[デッキ]][[通常召喚]]型~
[[《神の居城−ヴァルハラ》]]が場にある状態で、[[《名推理》]]、[[《モンスターゲート》]]を使えば、
[[デッキ]]より[[最上級モンスター]]等を[[通常召喚]]できるうえ、[[デッキ圧縮]]ができる。~
ただし、[[《神の居城−ヴァルハラ》]]が[[墓地]]に行くこともあるので、[[《聖なる魔術師》]]や、[[《魔法石の採掘》]]も入れるのもよい。~
[[《ヘカテリス》]]や、[[最上級モンスター]]を回収するなら、[[《光の召集》]]も検討に値する。~



**代表的なカード [#yb9b0ab9]

―防御系カード
-[[《コーリング・ノヴァ》]]
-[[《シャインエンジェル》]]
-[[《マシュマロン》]]
-[[《ジェルエンデュオ》]]

―パーミッション系カード
-[[《裁きを下す者−ボルテニス》]]
-[[《豊穣のアルテミス》]]
-[[《智天使ハーヴェスト》]]
-[[《天空聖者メルティウス》]]

-[[《緑光の宣告者》]]
-[[《紫光の宣告者》]]

―除外系カード
-[[《救済のレイヤード》]]
-[[《閃光の追放者》]]
-[[《光の追放者》]]
-[[《ゼータ・レティキュラント》]]
-[[《奇跡の光臨》]]

―光神機系カード
-[[《光神化》]]
-[[《地獄の暴走召喚》]]
-[[《光神機−桜火》]]
-[[《光神機−轟龍》]]

―漫画版遊戯王GXマックの使用カード
-[[《ヘカテリス》]]
-[[《光神テテュス》]]
-[[《アテナ》]]
-[[《The splendid VENUS》]]
-[[《神の居城−ヴァルハラ》]]

**関連リンク [#gf8ca2f5]
-[[【エンジェル・パーミッション】]]
-[[【宣告者パーミッション】]] 
-[[【天空の聖域】]]
-[[【門前払い光神機】]]
-[[【もけもけ】]]
-[[【儀式天魔神】]]

-[[天使族]]

-[[デッキ集]]