*【天変地異コントロール】 [#lc519523]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#xb966768]
 [[《天変地異》]]で[[お互い]]の[[デッキトップ]]を[[確認]]し、[[手札]]・[[デッキ]]の内容、後の展開を読む[[情報アドバンテージ]]重視の[[デッキ]]。~
 一方的に[[自分]]のみが有利になるのではなく、時にはその情報を[[相手]]に利用される事もある。~
 初心者には一朝一夕では扱えないほど難解な[[コントロール]][[デッキ]]である。

 《天変地異/Convulsion of Nature》
 永続魔法
 このカードがフィールド上に存在する限り、
 お互いのプレイヤーはデッキを裏返しにしてデュエルを進行する。

 《デーモンの宣告/Archfiend's Oath》 
 永続魔法
 1ターンに1度だけ、500ライフポイントを払い
 カード名を宣言する事ができる。
 その場合、自分のデッキの一番上のカードをめくり、
 宣言したカードだった場合手札に加える。
 違った場合はめくったカードを墓地へ送る。

**[[デッキ]]構築に際して [#x4922a24]
 [[《天変地異》]]との[[コンボ]]を目的とした[[カード]]、あるいは[[シナジー]]のある[[カード]]を採用する。~
 その中でも[[《デーモンの宣告》]]は[[ライフ]]と引き換えに強力な[[手札]]補充を可能にするため、この[[デッキ]]を構築する上での[[キーカード]]となる。~
 複数枚[[手札]]にくればさらに[[手札]]増強が加速するので、[[《天変地異》]]と共に3枚[[積み>積む]]でも問題ないだろう。
//相性の良いカードの中には天変地異ではなくデーモンの宣告との相性で列挙してあるカードもあるので、デーモンの宣告に関しては上部に記述してあったほうがいいと判断


***[[モンスターカード]]について [#t895e18e]
 [[《天変地異》]]と何らかの[[魔法・罠カード]]との[[コンボ]]が主体となるため、必ず採用したい[[モンスター]]は存在しない。~
 以下には[[《天変地異》]]と相性が良い[[モンスターカード]]を列挙する。
 以下にはこの[[デッキ]]と相性が良い[[モンスターカード]]を列挙する。

-[[《大王目玉》]]・[[《リチュア・チェイン》]]~
[[《天変地異》]]が[[手札]]に来ない場合の保険になる。~
対象の都合から[[ピーピング]]を利用する[[コンボ]]は狙えないため、[[《デーモンの宣告》]]と併用する形となる。~
[[《大王目玉》]]は[[リバース効果]]なので即効性に欠けるが、操作できる枚数が多い。~
[[《リチュア・チェイン》]]は準[[アタッカー]]級の[[攻撃力]]も持ち、[[発動条件]]も緩い。~

-[[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]~
[[デッキトップ]]を[[確認]]できるようになるため、[[効果]]を成功させやすくなる。~
擬似[[デッキ]][[シャッフル]]としても有用だが、恩恵を受けるならば[[効果]]を複数回使えるようサポートが欲しい。~
また[[デッキトップ]]を操作できる[[《ゾンビキャリア》]]等と絡める事で、[[手札]]の[[通常魔法]]を確実に[[発動]]できるようになる。~
[[《終わりの始まり》]]など[[発動条件]]の厳しい[[魔法カード]]を積み込み、[[《天変地異》]]で確実に使用する事も可能となる。→[[【ダイヤモンドガイ】]]~

-[[《龍脈に棲む者》]]~
[[永続魔法]]を多用するので、[[《サイバー・ドラゴン》]]以上の[[アタッカー]]となる事も多い。~

-[[《ワタポン》]]・[[《薔薇の妖精》]]・[[《BF−そよ風のブリーズ》]]~
[[《デーモンの宣告》]]で[[手札]]に[[加える]]事で、即座に[[特殊召喚]]できる。~

-[[《コアキメイル・アイス》]]~
2種類の[[永続魔法]]が維持[[コスト]]として、[[ドロー]]ブーストが[[除去]][[効果]]の[[コスト]]として使用できるので、二重に相性が良い。~

-[[《ゾンビキャリア》]]~
[[《デーモンの宣告》]]によって[[ノーコスト>コスト]]で[[自己再生]]可能で、直接[[デッキトップ]]から[[墓地に送る]]のも良い。~
[[手札コスト]]を存分に使える[[デッキ]]なので、[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]の[[シンクロ召喚]]を狙える。~
あるいは、同様な[[自己再生]]可能な[[《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン》]]と共に[[レベル]]8の[[シンクロモンスター]]の[[シンクロ召喚]]を狙う手もある。~
同様に[[自己再生]][[効果]]を持つ[[《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン》]]と共に[[レベル]]8の[[シンクロモンスター]]の[[シンクロ召喚]]を狙う手もある。~
[[シンクロ召喚]]先は[[ドロー]][[ターボ]]と相性の良い[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]や、[[《デーモンの宣告》]]の[[コスト]]を確保する[[《メンタルスフィア・デーモン》]]等がいいだろう。

-[[《降雷皇ハモン》]]・[[《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン》]]~
[[永続魔法]]が主体となるため[[召喚]]もしやすく、その[[攻撃力]]から[[フィニッシャー]]になりうる。~
十分な[[情報アドバンテージ]]を稼いでいれば、その[[攻撃力]]や[[効果]]も存分に使えるだろう。~
[[永続魔法]]が主体となるため[[召喚]]もしやすく、その[[攻撃力]]や[[効果]]から[[フィニッシャー]]になりうる。~
反面、[[コンボ]][[デッキ]]の弱点である[[手札事故]]を誘発してしまう[[モンスター]]はあまり好ましくないので採用には一考を。~
[[ステータス]]は物足りないが、上記2枚よりも扱いやすい[[《オオアリクイクイアリ》]]という手もある。

***[[魔法・罠カード]]について [#x7a08b03]
 以下には[[《天変地異》]]と相性が良い[[魔法・罠カード]]を列挙する。
 以下にはこの[[デッキ]]と相性が良い[[魔法・罠カード]]を列挙する。

-[[《デーモンの宣告》]]~
[[ライフコスト]]が必要だが、[[手札]]補充を可能にする[[デッキ]]の[[キーカード]]の一つ。~
//-[[《デーモンの宣告》]]~
//[[ライフコスト]]が必要だが、[[手札]]補充を可能にする[[デッキ]]の[[キーカード]]の一つ。~

-[[《魔導書整理》]]~
上記の[[《大王目玉》]]や[[《リチュア・チェイン》]]と同様の働きができる。~
[[魔法・罠カード]]に拘るならこちらを、[[手札事故]]を避けたいならあちらを、とコンセプトに合わせて使い分けたい。~
この[[カード]]特有の利点としては[[速攻魔法]]であるため、[[ブラフ]]にもなる点が挙がる。~
しかしこの[[デッキ]]では、[[キーカード]]となる[[永続カード]]が優先して[[除去]]される場合が多いか。~

-[[《徴兵令》]]~
[[《天変地異》]]の影響下では、確実な[[コントロール奪取]]となる。~
[[《伝説の柔術家》]]や[[《鳳翼の爆風》]]といった[[ドローロック]]手段と組み合わせても良いが、この場合は自ら[[ドローロック]]を解除する事となる。~
また[[コントロール奪取]]できる[[モンスター]]が[[相手]]に依存するため、[[自分]]の[[デッキ]]には合わない[[モンスター]]が[[フィールド]]に来る事もある。~
これを[[発動]]したために[[相手]]の[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を助けた、では笑えない。~

-[[《異次元の指名者》]]・[[《マインドクラッシュ》]]~
[[相手]]の[[手札]]に眠る対抗手段を直接叩き落す。~
前者は[[通常魔法]]なので[[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]と[[シナジー]]し、後者は[[相手]][[ターン]]中にも使えるため即効性がある。~
[[情報アドバンテージ]]を重視するこの[[デッキ]]でも、[[相手]]の初手5枚は確認できないので、他の[[ピーピング]]手段と合わせ、それを狙っても良い。~
[[情報アドバンテージ]]を重視するこの[[デッキ]]でも、[[《天変地異》]]だけでは[[相手]]の初手5枚は[[確認]]をできないので、他の[[ピーピング]]手段と合わせ、それを狙っても良い。~

-[[《強烈なはたき落とし》]]・[[《禁止令》]]~
上の2枚同様、確認した[[デッキトップ]]からの情報を元に、[[相手]]の[[カード]]を封じる事ができる。~
前者は[[カウンター罠]]であるため、[[チェーン]]しづらいのが強み。~
後者は[[《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン》]]や[[《降雷皇ハモン》]]等の[[サポートカード]]にもなりうる。~
反面[[魔法&罠カードゾーン]]を圧迫する[[デメリット]]もあるので、[[《デーモンの宣告》]]にも有効な[[《霞の谷のファルコン》]]等で[[メリット]]に変えたい。~

-[[《堕落》]]~
[[《デーモンの宣告》]]が[[フィールド]]にあれば、[[禁止カード]]の[[《強奪》]]とほぼ同じ性能を発揮する。~
強力な[[カード]]だが、[[《デーモンの宣告》]]と併用した場合は[[ライフポイント]]がかなりの速度で減る。~
強力な[[カード]]だが、[[《デーモンの宣告》]]と併用した場合は[[ライフポイント]]の消費が激しいので、[[シンクロ召喚]]等を使い早めに処理しておきたい。

**[[デッキ]]の派生 [#n1bf81d2]

***【天変ストーカー】 [#p1da9c7e]
 [[【スナイプストーカー】]]との混合[[デッキ]]。~
 [[《デーモンの宣告》]]で得た[[手札]]を元に、[[《スナイプストーカー》]]で[[相手]]の[[フィールド]]を制圧していく。~

-一時は[[制限カード]]にまで指定された[[《スナイプストーカー》]]も、[[準制限カード]]にまで[[制限緩和]]されたため、組みやすくなった。

***【天変宝玉獣】 [#p1da9c7e]
 [[【宝玉獣】]]との混合[[デッキ]]。~
 [[破壊]]されると[[永続魔法]]扱いになる[[宝玉獣]]は、[[《降雷皇ハモン》]]や[[《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン》]]との相性が良い。~
 [[《デーモンの宣告》]]に加え、[[《レア・ヴァリュー》]]も使用できるのも[[メリット]]である。~
 [[魔法&罠カードゾーン]]の[[永続魔法]]が0枚の状態から[[《降雷皇ハモン》]]の[[特殊召喚]]を狙える[[《カウンター・ジェム》]]も強力。~
 [[《宝玉獣 コバルト・イーグル》]]と[[シナジー]]も期待できる。~

 ただし[[宝玉獣]]の[[効果]]の都合上、通常の【天変地異コントロール】以上に[[フィールド]]の圧迫が激しい。

***[[【ダイヤモンドガイ】]] [#p1da9c7e]
 [[《天変地異》]]によって得た[[情報アドバンテージ]]を、[[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]で最大限に活かす[[デッキ]]。~
 [[《終わりの始まり》]]等の[[発動条件]]が厳しい[[カード]]も、[[発動]]しやすくなる。~
 詳しくは当該ページを参照。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#q4a8a78e]
 常に[[ライフコスト]]の付きまとう[[《デーモンの宣告》]]の乱発は避けたい。~
 これを克服するため、何らかの[[ライフ回復]]ギミックを採用しても良い。~
 [[フィールド]]の圧迫が激しくなるが、[[《神の恵み》]]や[[《魔法吸収》]]があれば安心して[[ドロー]]ブーストができる。~
 前者は、[[《デーモンの宣告》]]が「[[手札]]に[[加える]]」なので[[回復]][[効果の発動]]はしないが、安定して継続的[[回復]]できる。~
 [[《カードトレーダー》]]との[[シナジー]]も期待できるが、[[フィールド]]の圧迫はさらに増すことになる。~
 後者は[[魔法カード]]の枚数が多い為採用しやすく、[[《降雷皇ハモン》]]の[[コスト]]にもなる。~
 特に[[シナジー]]はないものの、[[魔法&罠カードゾーン]]を圧迫しない[[《黄金の天道虫》]]もある。

 また[[《サイクロン》]]や[[《氷帝メビウス》]]、[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]等による[[魔法・罠除去]]にも注意。~
 [[コンボ]]が前提であるため、[[キーカード]]である[[《天変地異》]]や[[《デーモンの宣告》]]を1枚[[破壊]]されるだけで主導権を奪われかねない。~
 一旦[[コンボ]]が完成すれば[[手札]]がたまりやすいとはいえ、やはり最低限の対応はできるようにしておく事。~
 一旦[[コンボ]]が完成すれば[[手札]]に[[キーカード]]が溜まりやすいものの、やはり最低限の対応はできるようにしておきたい。~
 [[《デーモンの宣告》]]と相性の悪い[[《神の宣告》]]は使いづらいので、[[《マインドクラッシュ》]]や[[《強烈なはたき落とし》]]で確実に守りたい。~
 [[《魔法効果の矢》]]への対策に、[[《封魔の呪印》]]も考えておきたい。~
 ただし一旦[[《デーモンの宣告》]]の[[コンボ]]が成功すれば、[[永続魔法]]は[[手札]]で余りやすくなる。~
 [[《魔法効果の矢》]]への対策の[[《封魔の呪印》]]や、[[永続魔法]]を数枚並べるので[[《スターライト・ロード》]]も扱いやすいだろう。~
// ただし一旦[[《デーモンの宣告》]]の[[コンボ]]が成功すれば、[[永続魔法]]は[[手札]]で余りやすくなる。~

**備考 [#n1bf81d2]
-コナミのゲーム作品において―~
詳しくは[[宣言]]参照。~
かつてのゲーム作品では、[[カード名]]を[[宣言]]する必要のある[[カード]]が、軒並み収録されていなかった。~
大量の[[カード]]の中から、カーソルを移動して特定の1枚を探すのは果てしなく面倒なためであろうか。~
その後、[[TAG FORCE>ゲーム付属カード#w02aab36]]にて、一挙に収録。~
ようやく、この[[デッキ]]をゲーム内で構築することが可能になった。~
しかし、膨大な[[カードリスト]]の中から目的の[[カード]]を選択する煩わしさは、作を重ねるごとに収録[[カード]]数が増す都合上、常に悩みの種である。~
リストの五十音順整理、ページ飛ばし読み機能など、作業量の軽減が模索されているが、収録[[カード]]数の増加や多数の難読[[カード]]の存在に簡便に対応できる機能改善が、今後求められていく。~

--[[World Championship 2008>ゲーム付属カード#qe1d54fb]]では、動作が不安定なため構築はお勧めできない。~
このため、世界大会専用[[禁止・制限カード]]では[[《デーモンの宣告》]]が[[禁止カード]]に。~
一応収録はされているので組むことは出来るが、対人戦での使用は控えたい。

**代表的なカード [#e689dec1]
-[[《天変地異》]]
-[[《デーモンの宣告》]]

-[[《降雷皇ハモン》]]

**関連リンク [#x07cea47]
-[[デッキ集]]