*【天変地異コントロール】 [#lc519523] [[《天変地異》]]の[[効果]]で常にお互いの[[デッキトップ]]を確認し、そこから互いの[[手札]]、[[デッキ]]の内容、1ターン後の展開を読むという~ 非常に特殊な[[情報アドバンテージ]]重視の[[デッキ]]である。 その正体は、一朝一夕には扱えないほど難解な[[コントロール]][[デッキ]]である。~ 一方的に自分が得をするわけではなく、相手にも自分の戦術の判断材料を与える点が他の[[デッキ]]とは一線を画す。~ 特に[[手札]]はお互いに筒抜け同然になるので、通常のプレイングは最早無意味になると言っていい。~ 多種多様な[[コンボ]]カードを備え、[[《降雷皇ハモン》]]さえ[[フィニッシャー]]として活躍させてしまうという、非常にインパクトが強い[[デッキ]]でもある。~ この[[デッキ]]にとっての永遠のテーマは「情報戦」なのかもしれない。~ **[[デッキ]]の性質 [#q4a8a78e] とにかく[[《天変地異》]]と各種[[コンボ]]カードの[[シナジー]]が強力。[[《天変地異》]]で得た「情報」を、そっくりそのまま[[アドバンテージ]]に変換する。~ ありとあらゆる角度から「情報」を用いて徹底的に攻め立てる、極めて攻撃的な[[コントロール]][[デッキ]]である。~ **[[デッキ]]構築に際して [#q4a8a78e] 三枚積みの[[《天変地異》]]と、[[コンボ]]カードの組み合わせが[[デッキ]]の柱となる。 -以下は、[[《天変地異》]][[デッキ]]と特に相性が良いカードのリストである。~ --[[《デーモンの宣告》]]―[[手札]]補充エンジン。[[ライフコスト]]が必要な点に注意。~ --[[《徴兵令》]]―[[コントロール奪取]]。相手の戦力を直接奪い取る。~ --[[《異次元の指名者》]]―[[ハンデス]]。相手の対抗手段を直接叩き落す。~ --[[《マインドクラッシュ》]]―[[ハンデス]]。[[《異次元の指名者》]]と異なり、相手ターン中にも使える。~ --[[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]―[[デッキ]]の上を確認できるようになるため[[効果]]を成功させやすくなる。~ --[[《堕落》]]―[[《デーモンの宣告》]]が[[フィールド]]にあれば[[《強奪》]]とほぼ同じ性能を誇る。投入[[モンスター]]の調節次第で3枚入れが可能。~ --[[《ショット・ガン・シャッフル》]]―いやなカードを飛ばすことでゲーム展開への干渉を強める。2回までなら[[《サンダー・ドラゴン》]]で代用することが可能だ。 --[[《マジック・ガードナー》]]―[[《天変地異》]]と[[《デーモンの宣告》]]は死守する必要がある。[[《天罰》]]や[[《マジック・ジャマー》]][[《キックバック》]]も防御に有用。 [[コンボ]]カードの内、三枚積みが必須なのは安定性の都合で[[《デーモンの宣告》]]のみとなる。その他は好みの物を適量採用すれば良い。~ [[《天変地異》]]の[[コンボ]]補助と[[《降雷皇ハモン》]][[召喚]]に使える[[永続魔法]]、[[《カードトレーダー》]]を採用しても良い。 [[コンボ]]カードのリストを見れば分かる通り、この[[デッキ]]には必要[[モンスター]]というものがあまり無い。~ よって[[モンスター]]は比較的自由に採用可能。~ 唯一採用を推奨するのが、冒頭でも紹介した[[《降雷皇ハモン》]]である。~ 《降雷皇ハモン/Hamon, Lord of Striking Thunder》 効果モンスター 星10/光属性/雷族/攻4000/守4000 このカードは通常召喚できない。 自分フィールド上に表側表示で存在する永続魔法カード3枚を 墓地に送った場合のみ特殊召喚する事ができる。 このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、 相手ライフに1000ポイントダメージを与える。 このカードが自分フィールド上に守備表示で存在する場合、 相手は他のモンスターを攻撃対象に選択できない。 通常の[[デッキ]]では重過ぎて使い物にならないが、毎ターン2〜3枚[[手札]]増加が当たり前のこの[[デッキ]]では話が違う。~ [[墓地に送る]]カードも上記の構築ならば[[《天変地異》]]と[[《デーモンの宣告》]]で最低でも計6枚あり、困ることは無い。~ [[デメリット]]が消えれば、残るのは破格の[[攻撃力]]4000のみということになり、至高の[[フィニッシャー]]として活躍してくれるだろう。~ **プレイングの注意点 [#q4a8a78e] [[《デーモンの宣告》]]で調子に乗って引きすぎないように注意。~ 一枚500の[[ライフコスト]]は馬鹿にならず、気が付いたらライフが無い、では笑えない。~ [[フィールド]]の圧迫が激しくなるが、[[《神の恵み》]]があれば安心して[[ドロー]]ブースト出来る。~ [[《デーモンの宣告》]]は「[[手札]]に加える」なので[[《神の恵み》]]の回復[[効果]]は起動しないが、安定して継続的回復ができるだけでもだいぶ違う。 また[[《サイクロン》]]や[[《大嵐》]]、[[《氷帝メビウス》]]などでの[[除去]]にも注意。~ [[《デーモンの宣告》]]の関係上[[《神の宣告》]]が入れづらいので他の対策を練る必要がある。~ [[チェーン]]発動できないものは[[《マインドクラッシュ》]]で最小交換が出来る。[[《大嵐》]]、[[モンスター]]の[[効果]]はこちらで。~ [[チェーン]]ブロックを作るもの、特に[[《魔法効果の矢》]]が積まれたときは[[《封魔の呪印》]]も考えておきたい。~ **[[デッキ]]の派生 [#n1bf81d2] ***[[宝玉獣]]採用型 [#p1da9c7e] 展開力のある[[宝玉獣]]を採用したタイプの[[【天変地異コントロール】]]。~ [[宝玉獣]]が[[モンスターカードゾーン]]で[[破壊]]された場合、[[永続魔法]]扱いとなって魔法・罠カードゾーンに行くことを利用して、[[フィニッシャー]]である[[《降雷皇ハモン》]]の[[特殊召喚]]を行いやすくしたタイプの[[デッキ]]である。~ ただし、通常の[[【天変地異コントロール】]]以上に[[フィールド]]の圧迫が激しいため、注意が必要である。~ **備考 [#n1bf81d2] -コナミのゲーム作品において―~ [[《デーモンの宣告》]]参照。 GBAソフト「[[遊戯王デュエルモンスターズエキスパート2006>http://www.konami.jp/gs/game/yugioh_ex2006/index.html]]」ではこの[[デッキ]]を作りたくても作ることはできない。~ なんといってもカード名を[[宣言]]する必要のあるカードが軒並み削除されているからだ。~ 2000枚以上もの中からカーソルを移動して特定の1枚を探すのは果てしなく面倒なためだろうか?~ ~ 上記以外でも長い間どのゲームにおいてもカード名を[[宣言]]する必要のあるカードは収録されていなかったが、PSPソフト「[[遊戯王デュエルモンスターズGX TAG FORCE:http://www.konami.jp/gs/game/yugioh_tf/index.html]]」にて、ついにカード名を[[宣言]]する必要のあるカードが一挙に全て収録され、ゲームでもこの[[デッキ]]を使うことが可能になった。~ また、懸念されていた膨大なカードリストの中から目的のカードを選択する煩わしさは、五十音順に整理されたリストとページ飛ばし読みと行間飛ばし読み機能により、随分と解消されている。 **代表的なカード [#e689dec1] -[[《天変地異》]] -[[《デーモンの宣告》]] -[[《徴兵令》]] -[[《マインドクラッシュ》]] -[[《降雷皇ハモン》]] -[[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]] **関連リンク [#x07cea47] -[[デッキ集]]