*【伝説の都 アトランティス】 [#c5bb3b92] #contents **デッキの概要 [#w8c80821] [[Mythological Age −蘇りし魂−]]で登場した[[《伝説の都 アトランティス》]]を軸にした[[【水属性】]]、[[《海》]][[デッキ]]。~ 《伝説の都 アトランティス/A Legendary Ocean》 フィールド魔法 このカードのカード名は「海」として扱う。 手札とフィールド上の水属性モンスターはレベルが1つ少なくなる。 フィールド上の水属性モンスターは攻撃力と守備力が200ポイントアップする。 **デッキ構築に際して [#pe0bfb83] [[《伝説の都 アトランティス》]]を採用した場合は以下のような利点があり、これらの事を考慮したデッキ構築が望まれる。~ +[[《海》]]に関連したカードを採用できるようになる。~ +[[水属性]][[モンスター]]の[[レベル]]が下がる。~ +[[攻撃力]]と[[守備力]]のアップにより、戦闘面で強くなる。~ [[全体強化]]以外は珍しい[[効果]]であるため、その独自性を生かした構成になる。~ ***[[《海》]]関連の代表的なモンスター [#bfe971e5] [[《海》]]関連モンスターのほとんどが第4期以前に登場しているので、現在の環境では合わないカードが多い。~ 第4期後半からは関連[[モンスター]]が増えなかったが、第6期には[[《コダロス》]]が登場している。~ //(量が多いので一覧は該当ページ参照) -[[下級モンスター]] --[[《コダロス》]]~ [[《海》]]と[[相手]][[フィールド上のカード]]2枚を交換する複数[[除去]][[効果]]を持つ。~ 攻撃力は低いが、[[サーチ]]・[[リクルート]]・[[サルベージ]]のし易さが魅力。~ [[汎用性]]の高さから、どの戦術であっても使って行ける。~ --[[《水陸両用バグロス Mk−3》]]~ [[カード]]単体でみると、破格の[[ダイレクトアタッカー]]となる[[モンスター]]。~ だが下手に[[直接攻撃]]すると[[相手]]の[[シンクロ素材]]を残すことになるため、優先度は非常に低い。~ --[[《マーメイド・ナイト》]]~ [[攻撃力]]1700の[[2回攻撃]][[アタッカー]]となる[[モンスター]]。~ [[フィールド魔法]]に依存する割に強化しても不足気味の[[攻撃力]]が難点で、手軽に高ダメージを叩きだせる[[シンクロモンスター]]の登場後は採用が厳しくなった。~ -[[最上級モンスター]]~ --[[《海竜−ダイダロス》]]~ [[フィールド上のカード]]を[[リセット]]し、無防備の相手を一方的に[[攻撃]]できるかつての切り札。~ [[《冥府の使者ゴーズ》]]や多くの[[シンクロモンスター]]に殴り負けるため、返しのターンは注意が必要。~ 現在では、類似の[[効果]]を持ち、より使いやすい[[《コダロス》]]に役割を渡している。 ***[[水属性]]・[[レベル]]4のモンスターについて [#jbee18c8] [[《レベル制限B地区》]]や[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]等を採用する場合に重要となる[[レベル]]域。~ [[《伝説の都 アトランティス》]]を[[サーチ]]する[[《アトランティスの戦士》]]の他に[[必須カード]]はないが、[[《海》]]関連の[[下級モンスター]]を[[リクルート]]や[[リリース]]要員となる[[《グリズリーマザー》]]はどの構築でも非常に有用で、実質[[必須カード]]となっている。~ その他は[[【水属性】]]で採用される[[下級モンスター]]を投入して構わない。~ ***[[水属性]]・[[レベル]]5のモンスターについて [#ra1e2e39] [[レベル]]5の[[水属性]]で強力な[[攻撃力]]を持つ[[モンスター]]、例えば[[《ギガ・ガガギゴ》]]などを[[リリース]]なしで[[通常召喚]]できるようになる。~ また、[[《ウォーターハザード》]]による[[特殊召喚]]も可能になり、[[通常モンスター]]の[[《ギガ・ガガギゴ》]]・[[《ジェノサイドキングサーモン》]]なら[[《悪魔への貢物》]]にも対応できる。~ [[魚族]]・[[海竜族]]・[[水族]]は[[《忘却の海底神殿》]]への対応が可能になる点も見逃せない。~ -[[レベル]]5域のモンスター --[[《ギガ・ガガギゴ》]]~ [[レベル]]5の[[水属性]]では最大の[[攻撃力]]を持ち、大抵の[[下級]]と[[上級]]を戦闘で[[破壊]]できる。~ [[《BF−疾風のゲイル》]]単体であれば[[戦闘破壊]]されない。~ --[[《ジェノサイドキングサーモン》]]~ [[《ギガ・ガガギゴ》]]に劣るが、こちらには[[《忘却の海底神殿》]]との[[シナジー]]がある。~ --[[《巨大戦艦 クリスタル・コア》]]~ [[戦闘破壊]]されない[[効果]]と[[表示形式]]を変える[[効果]]を持つ。~ [[相手]]の[[攻撃]]を防ぎ、返しの[[ターン]]で[[戦闘破壊]]を狙える。~ --[[《シャーク・ザ・クルー》]]~ [[相手]]の[[カード]][[効果]]によって[[破壊]]された時、[[デッキ]]から2体の[[水属性]][[モンスター]]を[[リクルート]]できる。~ [[全体除去]]への抑制として役立つだろう。~ --[[《カタパルト・タートル》]]~ [[攻撃]]後の追撃、及び相手の[[ライフ]]が少ない時は[[フィニッシャー]]として使うことができる。~ [[攻撃力]]が低いため[[アタッカー]]としては使えず、[[ダメージ]]効率もあまりよくないが、[[リクルーター]]に対応している点は[[効果]]に合っているともいえる。~ ***[[水属性]]・[[レベル]]7のモンスターについて [#s13f5203] こちらは[[リリース]]を1体減らすことができる。~ --[[《超古深海王シーラカンス》]]~ [[攻撃力]]が3000になり、[[魚族]]を[[特殊召喚]]できる。~ 効果を生かすには[[デッキ]]に大量の[[魚族]]が必要となるので、必然的に[[【魚族】]]寄りの構築となる。~ --[[《氷結界の虎将 ガンターラ》]]~ [[氷結界]][[モンスター]]を1[[ターン]]に1度[[蘇生]]できる。~ [[《氷結界の龍 グングニール》]]・[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]・[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]等の[[蘇生]]も可能なため、[[シンクロ召喚]]のギミックを含んだタイプの[[デッキ]]では大いに役立つ。~ その他の[[水属性]][[モンスター]]も、[[《伝説の都 アトランティス》]]で[[攻撃力]]が上がる事や、豊富な[[水属性]][[サポートカード]]を共有できる事から、採用する意味は十分にある。~ ***その他の[[モンスター]] [#z99be0dc] -[[《マインフィールド》]]~ [[フィールド魔法]]の維持及び所持が重要なこの[[デッキ]]では[[サルベージ]][[効果]]は利点。~ [[《コダロス》]]等を採用している場合は、投入を検討できる。~ ***[[魔法・罠カード]]について [#te23e035] -[[魔法カード]]~ --[[《テラ・フォーミング》]]~ [[《伝説の都 アトランティス》]]を[[サーチ]]できる[[魔法カード]]。~ [[《アトランティスの戦士》]]の存在はあるが、[[《伝説の都 アトランティス》]]がなければ始まらない[[デッキ]]であるため、多少[[手札]]でかさばるくらい[[サーチ]]手段があるほうがちょうどいい。~ また、[[《アトランティスの戦士》]]は[[アタッカー]]としても運用できるうえ、[[《コダロス》]]の登場で投入する優先度は上がった。~ [[《次元の裂け目》]]等が存在しても発動できるのが利点で、両者3枚積みが望ましい。~ --[[《ハイドロプレッシャーカノン》]]~ [[戦闘破壊]]の[[ビートダウン]]に[[手札破壊]]のギミックを加えられる[[カード]]。~ この[[デッキ]]では、[[レベル]]4以下の[[水属性]][[モンスター]]に装備できるようになる。~ しかし筆頭装備候補となる[[《マーメイド・ナイト》]]の場合強化しても[[攻撃力]]が低いため[[戦闘破壊]]が難しく、他の装備対象についてもほぼ使い捨ての運用になり[[ディスアドバンテージ]]になりやすい。~ とくにこだわりがなければ、[[戦闘破壊]]に成功すれば[[戦闘ダメージ]]も発生しやすく、[[直接攻撃]][[効果]]が活きる[[《追い剥ぎゴブリン》]]を採用した方がよい。~ --[[《ウォーターハザード》]]~ [[水属性]]の[[下級モンスター]]を展開できるカード。~ この[[デッキ]]では、[[レベル]]5以下の[[水属性]][[モンスター]]を[[特殊召喚]]できる。~ 複数の[[モンスター]]を展開するのに便利であり、[[アドバンス召喚]]・[[シンクロ召喚]]のサポートにもなる。~ -[[罠カード]]~ --[[《海竜神の加護》]]~ [[レベル]]3以下の[[水属性]]に[[破壊]][[耐性]]を付けるカード。~ このデッキでは、[[レベル]]4以下に[[耐性]]を付けることができる。~ [[レベル]]4以下[[モンスター]]軸の[[ビートダウン]]で活用できる。~ //--[[《竜巻海流壁》]]~ //[[水属性]][[デッキ]]は[[ビートダウン]]型が多く、結果[[フィールド]]ががら空きになることは少ないため、この[[効果]]をあまり必要としない。~ //[[【雲魔物】]]や[[【ドローゴー】]]では、[[ダメージ]]軽減のために採用されることがあるかもしれない。~ --[[《忘却の海底神殿》]]~ [[水属性]]サポートではなく[[魚族]]・[[海竜族]]・[[水族]]のサポートである。~ [[カード名]]が[[《海》]]となるため、[[《海》]]関連のサポートにもなる。~ ただし、[[《ギガ・ガガギゴ》]]や[[《水陸両用バグロス Mk−3》]]等は恩恵を受けない。~ **デッキタイプの分類 [#ae7ef75c] 上記のカードを全て採用するわけにはいかないため、デッキタイプ別に採用されやすいカードを挙げると共にコンセプトもまとめる。~ ただし、単一のコンセプトで統一するには候補が不足気味であるため他のデッキタイプのギミックを[[タッチ]]する事も考慮したい。~ ***[[《コダロス》]]による[[コントロール]]型 [#e2cb5eaa] [[《コダロス》]]による複数[[除去]]を行うタイプ。~ [[《伝説の都 アトランティス》]]が[[フィールド]]上になくなりやすい事が下記のタイプと異なる。~ [[レベル]]5以上の[[モンスター]]は最小限にとどめて、[[レベル]]4以下の[[モンスター]]を軸にした戦い方をする。~ 他の[[《海》]]関連のカードの効果を生かし難いため、[[【水属性】]]で採用される[[レベル]]4以下の[[モンスター]]が主力となり、構築の自由度が高い。~ さらに[[《コダロス》]]の[[効果]]で[[レベル]]の調整や[[伏せカード]]の[[除去]]など、他のタイプより[[シンクロ召喚]]を狙いやすいため、現在の[[環境]]でもある程度戦える実力を持つ。~ ***[[レベル]]5[[モンスター]]軸の[[ビートダウン]]型 [#ie334ed6] [[《ギガ・ガガギゴ》]]・[[《ジェノサイドキングサーモン》]]・[[《巨大戦艦 クリスタル・コア》]]等で[[ビートダウン]]するタイプ。~ [[《伝説の都 アトランティス》]]が来ない場合の保険として[[《黄泉ガエル》]]等の投入もある。~ [[全体強化]]の効果も相まって[[下級モンスター]]には簡単に殴り負けない数値となる一方、[[効果]]がとにかく弱いのが難点で[[上級モンスター]]としては物足りないと感じることが多いだろう。~ 結果的により強力な[[上級モンスター]]を[[召喚]]できる[[【死皇帝の陵墓】]]の登場後はこのタイプは衰退してしまった。~ ***[[レベル]]4以下[[モンスター]]軸の[[ビートダウン]]型 [#ae5e2fed] [[《水陸両用バグロス Mk−3》]]や[[《マーメイド・ナイト》]]を採用したタイプの[[ビートダウン]]。~ また、[[《フィッシュボーグ−ガンナー》]]の[[自己再生]]が容易となる[[メリット]]もあり、[[シンクロ召喚]]に繋げる事もできる。~ もしくは[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]・[[《レベル制限B地区》]]を採用したタイプ。~ なお、[[10/09/01>禁止・制限カード/2010年9月1日]]の環境において[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]と[[《レベル制限B地区》]]は共に[[制限カード]]であり、全体的に[[アタッカー]]に対抗できる[[カード]]が少ないためこのタイプは主流ではなくなっている。~ ***[[《暗黒大要塞鯱》]]による[[除去]]型 [#d1866bc8] [[《暗黒大要塞鯱》]]や[[《砲弾ヤリ貝》]]、[[《魚雷魚》]]を軸としたタイプ。~ [[《砲弾ヤリ貝》]]、[[《魚雷魚》]]は通常の[[ビートダウン]]には不向きなカードであり、[[コントロール]][[デッキ]]の要素が強い。~ 単体では役に立たないことから、[[《砲弾ヤリ貝》]]と[[《魚雷魚》]]は複数[[積む]]必要は余りない。~ 複数[[積む]]よりもこれらを[[リクルート]]できる[[《グリズリーマザー》]]を採用した方が事故を回避しやすい。~ 理論上[[《伝説の都 アトランティス》]]がなくとも機能するが、その場合別途[[リリース]]要員の確保が必要になり現実的ではない。~ 現環境ではかなり強引に狙わないとまともに機能しないことも多く、構築が難しくなっている。~ しかしそれ以上に[[《コダロス》]]でより簡単に[[除去]]が実現できるようになったことが構築難度を大幅に跳ね上げている。~ **このデッキの弱点 [#zaf646b1] [[《伝説の都 アトランティス》]]に依存したデッキ構成となるために、[[《伝説の都 アトランティス》]]を破壊されると戦術が崩壊してしまうことになる。~ [[上級モンスター]]が[[手札]]に溜まって[[手札事故]]を起こしたり、[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]・[[《レベル制限B地区》]]で[[自分]]の[[モンスター]]が[[攻撃]]できない状態に陥る。~ [[《伝説の都 アトランティス》]]等の存在を前提とした[[効果]]や[[レベル]]の[[モンスター]]がほとんどなため、これがないとカードパワーの問題で押し切られやすい。~ **デッキの変遷 [#c91213b9] [[《伝説の都 アトランティス》]]は登場当時は、カードプールが乏しかった。~ [[レベル]]5は[[《伝説のフィッシャーマン》]]、[[レベル]]7は[[《水魔神−スーガ》]]が最強[[モンスター]]であった。~ [[《海》]]関連も[[《伝説のフィッシャーマン》]]と[[《深海の戦士》]]の2枚のみであり、[[魔法カード]]の[[効果を受けない]][[モンスター]]である。~ 当時としては「[[モンスター除去]][[魔法カード]]に[[耐性]]がある[[デッキ]]」は珍しかったが、打撃に欠けていた。~ [[《ウォーターワールド》]]と[[下級モンスター]]を主体にした方が[[手札事故]]も少なく、打点も高かった。~ この[[デッキ]]が大きく強化されたのは[[《海》]]関連が多数登場した、第3期の[[暗黒の侵略者]]である。~ エース[[アタッカー]]の[[《ギガ・ガガギゴ》]]や[[フィニッシャー]]の[[《海竜−ダイダロス》]]等が登場し、大きな変革が起きた。~ その後、[[ファラオの遺産]]で[[《レベル制限B地区》]]が登場したことで[[【フィフティ・フィフティ】]]の戦術も確立されていく。~ さらに第4期にこの[[デッキ]]をテーマとした[[ストラクチャーデッキ−海竜神の怒り−]]が登場。~ [[選考会]]での結果こそないが、この時期はある程度の地位を確立していた。~ しかし、その後は長らく強化は無く頭打ちを迎え、[[《レベル制限B地区》]]や[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]の制限強化などによって[[デッキ]]は衰退の一途をたどることになる。~ さらに第6期に[[シンクロ召喚]]の登場で、[[《伝説の都 アトランティス》]]の[[レベル]]を下げてしまう[[効果]]は[[デメリット]]が目立つようになった。~ だが、[[ANCIENT PROPHECY]]・[[ABSOLUTE POWERFORCE]]にて[[シナジー]]のある[[カード]]が大量に追加され、大幅に強化されている。~ **代表的なカード [#qf2d7651] -[[《伝説の都 アトランティス》]] -[[《アトランティスの戦士》]] -[[《コダロス》]] -[[《海竜神の加護》]]~ **関連リンク [#oc50aec2] -[[ストラクチャーデッキ−海竜神の怒り−]] -[[【水属性】]] -[[デッキ集]]