*【伝説の都 アトランティス】 [#e8f14bd7]

#contents

**デッキの概要 [#w8c80821]
 [[Mythological Age −蘇りし魂−]]で登場した、[[《海》]]として扱う[[《伝説の都 アトランティス》]]を軸にした[[【水属性】]]。~
 [[フィールド魔法]]を軸とした[[デッキ]]では最も長い歴史を持つ。


 《伝説の都 アトランティス/A Legendary Ocean》
 フィールド魔法
 このカードのカード名は「海」として扱う。
 このカードがフィールド上に存在する限り、
 フィールド上の水属性モンスターの攻撃力・守備力は200ポイントアップする。
 また、お互いの手札・フィールド上の水属性モンスターのレベルは1つ下がる。


**デッキ構築に際して [#pe0bfb83]
 [[《伝説の都 アトランティス》]]の利点を活かした[[デッキ]]構築を行うことになる。~
+[[《海》]]に関連した[[カード]]を採用できるようになる。~
+[[水属性]][[モンスター]]の[[レベル]]が下がる。~
+[[攻撃力]]と[[守備力]]のアップにより、戦闘面で強くなる。~

 [[全体強化]]以外は珍しい[[効果]]であるため、その独自性を生かした構成になる。~
ただ、[[レベル]]が下がる効果は、[[シンクロ召喚]]をする際には[[デメリット]]になりやすいため、代わりに[[《海》]]や[[《忘却の都 レミューリア》]]を投入することも考えられる。~


***[[《海》]]関連の代表的な[[モンスター]] [#bfe971e5]
 [[《海》]]に関連する[[モンスター]]のほとんどは第4期以前に登場したものであるため、現在の環境では合わない[[カード]]が多い。~
 これらの多くは終盤の[[フィニッシャー]]としては有効なものの、序盤や中盤で[[アドバンテージ]]を稼ぎにくい。~
 よってこれらを採用する場合、第6期に登場した[[《コダロス》]]をはじめとする[[カード]]のサポートが必要となる。~
//(量が多いので一覧は該当ページ参照)

-[[下級モンスター]]
--[[《コダロス》]]~
[[《海》]]と[[相手]][[フィールド上のカード]]2枚を交換する複数[[除去]][[効果]]を持つ。~
「[[墓地へ送る]][[効果]]」であり[[破壊]][[耐性]]に強く、[[リクルート]]・[[サルベージ]]が容易であり扱いやすい。~
[[除去]]能力の高さと、【伝説の都 アトランティス】においては[[除去]]が少ないことから、[[必須カード]]となる構築が多い。~

--[[《水陸両用バグロス Mk−3》]]~
[[カード]]単体でみると、破格の[[ダイレクトアタッカー]]となる[[モンスター]]。~
だが[[《伝説の都 アトランティス》]]の影響下でも[[攻撃力]]はあまり高くなく、下手な[[直接攻撃]]は[[シンクロ素材]]を残し反撃を許すことになる恐れがある。~
類似[[効果]]を持つ[[《サブマリンロイド》]]よりは使いやすいが、[[環境]]の変化で優秀な[[ロック]][[カード]]が脆くなったので相対的に弱くなっている。~
現在では採用するのであれば、[[コンボ]]による[[1ターンキル]]を狙うことになる。([[《水陸両用バグロス Mk−3》]]参照)~

--[[《マーメイド・ナイト》]]~
[[攻撃力]]1700の[[2回攻撃]][[アタッカー]]となる[[モンスター]]。~
[[フィールド魔法]]に依存する割に強化しても不足気味の[[攻撃力]]が難点で、[[相手]]の場にこの[[カード]]の[[攻撃力]]を上回る[[アタッカー]]がいると[[効果]]を生かせないため単体では活躍させにくい。~
現在では[[《ニードル・ギルマン》]]によるさらなる強化や[[《コダロス》]]で[[モンスター]]を[[除去]]するなど、[[2回攻撃]]の[[効果]]と相性の良い[[カード]]が増えたため多少使いやすくなったといえるだろう。~
この[[カード]]をメインに使うなら[[《強者の苦痛》]]など、[[汎用性]]の高い[[戦闘]]サポートも考慮したい。~

-[[最上級モンスター]]~
--[[《海竜−ダイダロス》]]~
自身以外の[[フィールド上のカード]]をリセットし、無防備の相手を一方的に攻撃できる[[フィニッシャー]]。~
[[最上級モンスター]]ゆえうまく回れば[[ダメージ]]は大きいが、現[[環境]]では[[《エフェクト・ヴェーラー》]]などで[[無効]]化されることも多く、その場合[[ディスアドバンテージ]]が生じる。~
[[《奈落の落とし穴》]]で[[モンスター効果の発動]]前に[[除去]]されるようになり、[[攻撃力]]も[[《冥府の使者ゴーズ》]]や[[シンクロモンスター]]に殴り負ける数値なのも辛い。~
総じて、類似の[[効果]]を持ちながらより使いやすい[[《コダロス》]]と比べて敬遠されがちである。

***[[シンクロ召喚]]について [#ve3d1829]
[[シンクロ召喚]]のギミックをうまく使うことで、これまでとは一線を画す戦術展開が可能になる。~
以前は展開力が非常に乏しいがために難しかった[[シンクロ召喚]]のギミックも、[[サポートカード]]の追加により取り入れられるようになった。~
ただし、[[《伝説の都 アトランティス》]]の影響下では全ての[[モンスター]]の[[レベル]]が下がってしまうので[[レベル]]調整が難しくなることに注意。~
そのため[[チューナー]]として運用するならば、なるべく[[《コダロス》]]と組み合わせたい。~
[[《コダロス》]]の[[除去]][[効果]]で[[シンクロ召喚]]を安全に行え、[[チューナー]]の[[効果]]を活用することで高[[レベル]]の[[シンクロモンスター]]を[[シンクロ召喚]]できる。~
[[《コダロス》]]の[[戦闘破壊]]されやすい欠点も補えるため両者は相性が良い。~
また、[[《サルベージ》]]の[[発動]]条件も容易に満たせるためこちらも投入したい。~

--[[《深海のディーヴァ》]]~
[[レベル]]3の[[海竜族]]の採用で最大[[レベル]]5まで[[シンクロ素材]]を調達できる[[チューナー]]で、自身の[[特殊召喚]]も可能なので[[レベル]]調整能力が高い。~
[[《伝説の都 アトランティス》]]の下では[[レベル]]が下がるが、元の合計[[レベル]]が高いためそこそこの[[チューナー]]としても運用できる。~
だがその場合、高[[レベル]]の[[シンクロモンスター]]を[[シンクロ召喚]]しづらいため、とても効率のよい運用とは言えない。~
むしろ、[[《伝説の都 アトランティス》]]の下では[[リクルート]]した[[モンスター]]の[[効果]]を活用するべきだろう。~
その他[[《伝説の都 アトランティス》]]等が不足している状況で、この[[カード]]を使いまわし戦線を維持する運用も可能。~
総じて状況に応じて様々な運用が可能で、投入することで[[デッキ]]の柔軟性や可能性を大きく広げることが可能。~

//--[[《フィッシュボーグ−ガンナー》]]~
//自身を[[蘇生]]する[[効果]]を持つ。~
//[[《伝説の都 アトランティス》]]があれば全ての[[下級モンスター]]が[[レベル]]3以下となり[[効果]]が使いやすく、[[シンクロ召喚]]に繋ぎやすい。~
//[[《伝説の都 アトランティス》]]を常に[[フィールド]]に維持するタイプの[[デッキ]]で真価を発揮する。~
//元の[[レベル]]が低いことが欠点で、ただ[[効果]]を使うだけでは高[[レベル]]の[[シンクロ召喚]]につながらない。~
//[[《コダロス》]]による[[除去]]は[[レベル]]調整にもなり相性が良いものの、[[《伝説の都 アトランティス》]]を維持することにこだわらないのならば[[《深海のディーヴァ》]]の方が有用。~

***[[水属性]][[モンスター]]について [#jbee18c8]
-[[レベル]]4以下の[[モンスター]]~
[[《伝説の都 アトランティス》]]の下では[[レベル]]4[[モンスター]]も[[《レベル制限B地区》]]や[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]等を[[ロック]]をすり抜けて攻撃が可能となる。~
また、[[《コダロス》]]の[[効果]]で[[《伝説の都 アトランティス》]]を能動的に[[除去]]しやすくなったため、[[シンクロ召喚]]をする際はこの[[レベル]]帯の重要性が高くなる。~

--[[《アトランティスの戦士》]]~
[[《伝説の都 アトランティス》]]を[[サーチ]]できる[[必須カード]]。~
[[アタッカー]]としても運用可能。~

--[[《グリズリーマザー》]]~
必要な[[モンスター]]の[[リクルート]]・[[リリース]]の確保など構築によって役割は異なるものの、どの構築でも非常に有用で[[必須カード]]と言える。~

--[[《ニードル・ギルマン》]]~
そこそこの[[攻撃力]]と[[全体強化]][[効果]]を持つ[[レベル]]3の[[海竜族]][[モンスター]]。~
[[《深海のディーヴァ》]]から[[リクルート]]した場合、[[全体強化]][[効果]]のおかげで高い[[ダメージ]]を叩きだせる。~
ほとんどの【伝説の都 アトランティス】と相性の良い[[モンスター]]を強化でき単体でも活用できるため、[[シンクロ素材]]目的ならばこのカードを優先的に投入すべきだろう。~

--[[《シー・アーチャー》]]~
[[自分]]の[[フィールド]]の[[モンスター]]を装備し、[[攻撃力]]と[[耐性]]を得る[[レベル]]3の[[海竜族]][[モンスター]]。~
[[《深海のディーヴァ》]]から[[リクルート]]した場合、装備対象の調達ができるため高性能の[[アタッカー]]として運用できる。~
これと[[《深海のディーヴァ》]]はどちらも[[《精神操作》]]と相性がよい。~
また、[[《伝説の都 アトランティス》]]の下では[[レベル]]4の[[水属性]][[モンスター]]も装備できる。~

--[[《アビス・ソルジャー》]]~
[[《サルベージ》]]の存在から[[効果]]を使用しやすい。~
現[[環境]]では[[バウンス]]が強力に働き、[[攻撃力]]の高さから使いやすい。~

--[[《ウミノタウルス》]]~
自分[[フィールド]]上の[[水族]]・[[魚族]]・[[海竜族]]に[[貫通]]効果を付与する。~
相手が守りに入った時でもダメージを与えられる。~

--[[《ペンギン・ナイトメア》]]~
[[バウンス]]と[[全体強化]]を併せ持つ。~

--[[《海皇の竜騎隊》]]~
[[《伝説の都 アトランティス》]]の下では自身も含めた[[レベル]]4の[[水属性]]・[[海竜族]]の[[ダイレクトアタック]]が可能になる。~
単体で[[《水陸両用バグロス Mk−3》]]を上回る[[攻撃力]]2000の[[ダイレクトアタッカー]]として運用できる。~

-[[レベル]]5[[モンスター]]~
[[《伝説の都 アトランティス》]]の下では高[[攻撃力]][[モンスター]]を[[リリース]]なしで[[通常召喚]]できるようになる。~
また、[[《ウォーターハザード》]]による[[特殊召喚]]も可能になり、[[魚族]]・[[海竜族]]・[[水族]]は[[《忘却の海底神殿》]]の[[効果]]を使用できるようになる。~

--[[《ギガ・ガガギゴ》]]~
[[メインデッキ]]に入る[[レベル]]5の[[水属性]]では最大の[[攻撃力]]を持ち、大抵の[[下級モンスター]]と[[上級モンスター]]を[[戦闘破壊]]できる。~
[[《BF−疾風のゲイル》]]単体であれば[[戦闘破壊]]されない。~

--[[《ジェノサイドキングサーモン》]]~
[[攻撃力]]は[[《ギガ・ガガギゴ》]]に劣るが、こちらには[[《忘却の海底神殿》]]の[[効果]]を使用できる。~

--[[《後に亀と呼ばれる神》]]~
[[攻撃力]]1800以下の[[モンスター]]の[[特殊召喚]]を封じることができ、[[エクシーズ召喚]]や[[シンクロ召喚]]を軸とした多くの[[デッキ]]の[[メタ]]となる。~

--[[《巨大戦艦 クリスタル・コア》]]~
[[戦闘破壊]]されない[[効果]]と[[表示形式]]を変える[[効果]]を持つ。~
[[相手]]の[[攻撃]]を防ぎ、返しの[[ターン]]で[[戦闘破壊]]を狙える。~

--[[《シャーク・ザ・クルー》]]~
[[相手]]の[[カード]][[効果]]によって[[破壊]]された時、[[デッキ]]から2体の[[水属性]][[モンスター]]を[[リクルート]]できる。~
[[全体除去]]への抑制として役立つだろう。~

//--[[《カタパルト・タートル》]]~
//[[射出]][[効果]]により引導火力としても期待できる。~
//[[リクルート]]・[[サルベージ]]が容易である点も[[メリット]]となっている。~

--[[《深海の怒り》]]~
[[墓地]]の[[水族]]・[[魚族]]・[[海竜族]]の数だけ攻撃力がアップする。~
安定こそしないものの、[[元々の攻撃力]]は0であるため、[[リクルート]]・[[サルベージ]]が容易である。~


-[[レベル]]7[[モンスター]]~
こちらは[[《伝説の都 アトランティス》]]の下で[[リリース]]を1体減らすことができる。~

--[[《超古深海王シーラカンス》]]~
[[攻撃力]]が3000になり、[[魚族]]を[[特殊召喚]]できる。~
[[効果]]を生かすには[[デッキ]]に大量の[[魚族]]が必要となるので、必然的に[[【魚族】]]寄りの構築となる。~

--[[《氷結界の虎将 ガンターラ》]]~
[[氷結界]][[モンスター]]を1[[ターン]]に1度[[蘇生]]できる。~
[[シンクロモンスター]]の[[蘇生]]も可能なため、[[シンクロ召喚]]のギミックを含んだタイプの[[デッキ]]では大いに役立つ。~


***[[魔法・罠カード]]について [#te23e035]
-[[魔法カード]]~
--[[《海》]]・[[《忘却の都 レミューリア》]]~
[[《伝説の都 アトランティス》]]と違い、[[レベル]]が下がらない。~
前者は[[強化]]の対象が若干異なることから、[[シンクロ召喚]]を考慮しなくともこちらの方が相性の良い構築もある。~
後者は[[水属性]][[モンスター]]の[[レベル]]を上げる事ができ、高[[ランク]]の[[エクシーズ召喚]]も狙える。~
ただし[[《アトランティスの戦士》]]で[[サーチ]]できない点には注意が必要である。~


--[[《テラ・フォーミング》]]~
[[《伝説の都 アトランティス》]]だけでなく、[[《海》]]・[[《忘却の都 レミューリア》]]・[[《擬似空間》]]も[[サーチ]]できる[[魔法カード]]。~
[[《アトランティスの戦士》]]の存在はあるが、[[フィールド魔法]]を主軸とする[[デッキ]]であるため、多少[[手札]]でかさばるくらい[[サーチ]]手段があるほうがちょうどいい。~
また、[[《アトランティスの戦士》]]は[[アタッカー]]としても運用できるうえ、[[《コダロス》]]の登場で投入する優先度は上がった。~
[[《次元の裂け目》]]等が存在しても[[発動]]できるのが利点で、できるだけ採用するのが望ましい。~

--[[《サルベージ》]]~
[[《コダロス》]]はもちろん[[《深海のディーヴァ》]]や[[《グリズリーマザー》]]を2枚回収できる。~
以前よりも大幅に回収先が増え[[事故]]要因になりにくくなったため、フル投入しても問題ないだろう。~
[[《強欲なウツボ》]]の[[発動]]補助にもなる。~

--[[《擬似空間》]]~
[[墓地]]に存在する[[《海》]]や[[《伝説の都 アトランティス》]]のコピーが可能。~
[[デッキ]]・[[手札]]の[[《伝説の都 アトランティス》]]を温存できる。~
[[フィールド]]に維持するメリットは薄いが、[[《コダロス》]]や[[《海竜−ダイダロス》]]の[[コスト]]としては最適。~
[[墓地]]に上記[[フィールド魔法]]があるのならば[[《テラ・フォーミング》]]で優先的に[[サーチ]]してもよい。~

--[[《ウォーターハザード》]]~
[[水属性]]の[[下級モンスター]]を展開できる[[カード]]。~
この[[デッキ]]では、[[レベル]]5以下の[[水属性]][[モンスター]]を[[特殊召喚]]できる。~
複数の[[モンスター]]を展開するのに便利であり、[[アドバンス召喚]]や[[シンクロ召喚]]などの[[サポートカード]]としても使用できる。~

-[[罠カード]]~
--[[《忘却の海底神殿》]]~
[[カード名]]が[[《海》]]となるため、[[《海》]]関連[[モンスター]]の[[効果]][[発動]]の[[サポート>サポートカード]]になる。~
[[モンスター]]を守る[[効果]]は使い勝手自体はあまり良くないが、その[[効果]]によって[[モンスター]]を守る事ができ、[[レベル]]も下げることがないため、[[シンクロ召喚]]との相性は良い。~

--[[《海竜神の加護》]]~
[[レベル]]3以下の[[水属性]]に[[破壊]][[耐性]]を付ける[[カード]]。~
[[《伝説の都 アトランティス》]][[適用]]中は、[[レベル]]4以下に[[耐性]]を付けることができる。~
[[レベル]]4以下[[モンスター]]軸の[[ビートダウン]]で活用できる。~


**[[デッキ]]タイプの分類 [#ae7ef75c]

***[[《コダロス》]]による[[コントロール]]型 [#e2cb5eaa]
 [[《コダロス》]]による複数[[除去]]を行うタイプ。~
 [[【水属性】]]で採用される[[レベル]]4以下の[[モンスター]]を主力にできることから構築の自由度が高い。~
 通常より[[《海》]]として扱える[[カード]]が[[フィールド]]から離れやすいが、数を多く投入するため、他の[[《海》]]関連の[[カード]]の[[効果]]も十分に生かせる。~
 しかし、[[《伝説の都 アトランティス》]]の維持にはこだわらないため[[レベル]]を下げる[[効果]]は生かしづらい。~
 これは[[シンクロ召喚]]を狙う上では好都合で、[[《深海のディーヴァ》]]との相性は抜群。~
 その他、[[《コダロス》]]であらかじめ[[伏せカード]]を[[除去]]する、[[《ウォーターハザード》]]で展開をサポートするなど、[[シンクロ召喚]]への布石が豊富。~
 構築に成功すれば、現在の[[環境]]でもある程度戦える実力を持つ。~

***[[レベル]]5[[モンスター]]軸の[[ビートダウン]]型 [#ie334ed6]
 [[《ギガ・ガガギゴ》]]・[[《ジェノサイドキングサーモン》]]・[[《巨大戦艦 クリスタル・コア》]]等で[[ビートダウン]]するタイプ。~
 [[《伝説の都 アトランティス》]]が来ない場合の保険として[[《黄泉ガエル》]]等の投入もある。~
 [[全体強化]]の[[効果]]も相まって[[下級モンスター]]には簡単に殴り負けない[[ステータス]]となる一方[[除去]]手段に乏しく、[[攻撃力]]が高いだけで戦術が物足りないと感じることが多いだろう。~
 より強力な[[上級モンスター]]を[[召喚]]できる[[【死皇帝の陵墓】]]の登場もあって、このタイプは衰退している。~

***【亀神アトランティス】 [#s1993c22]
 [[《かつて神と呼ばれた亀》]]と[[《後に亀と呼ばれる神》]]の二体による[[特殊召喚]]封殺型[[デッキ]]。~
 [[相手]]の[[特殊召喚]]を封じつつこちらは[[《二重召喚》]]などで[[モンスター]]を並べて[[フィールド]]を制圧していく。~
 [[特殊召喚]]が当たり前のように行われる[[デッキ]]にはかなりの拘束力を見せる一方、キーカードとなる二体をいかに素早く[[フィールド]]に並べて守りぬくかが課題となる。~

***[[レベル]]4以下[[モンスター]]軸の[[ビートダウン]]型 [#ae5e2fed]
 [[《水陸両用バグロス Mk−3》]]や[[《マーメイド・ナイト》]]を採用したタイプの[[ビートダウン]]。~
 基本的に[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]・[[《レベル制限B地区》]]等を採用し、[[自分]]のみが[[攻撃]]できるようにする。~
 しかし、[[11/09/01>禁止・制限カード/2011年9月1日]]の環境において[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]が[[無制限カード]]に緩和されたとはいえ、全体的に[[アタッカー]]に対抗できる[[カード]]が少ないためこのタイプは主流ではなくなっている。~
 また[[エクシーズモンスター]]の登場により、[[ロック]]の突破が容易になったことも悩ましい。~

//***[[《暗黒大要塞鯱》]]による[[除去]]型 [#d1866bc8]
// [[《暗黒大要塞鯱》]]や[[《砲弾ヤリ貝》]]・[[《魚雷魚》]]を軸としたタイプ。~
// [[《砲弾ヤリ貝》]]・[[《魚雷魚》]]は通常の[[ビートダウン]]には不向きな[[カード]]であり、[[コントロール]][[デッキ]]の要素が強い。~
// 単体では役に立たないことから、[[《砲弾ヤリ貝》]]と[[《魚雷魚》]]は複数[[積む]]必要は余りない。~
// 複数[[積む]]よりもこれらを[[リクルート]]できる[[《グリズリーマザー》]]を採用した方が[[事故]]を回避しやすい。~
// 理論上[[《伝説の都 アトランティス》]]がなくとも機能するが、その場合別途[[リリース]]要員の確保が必要になり現実的ではない。~
// 現環境ではかなり強引に狙わないとまともに機能しないことも多く、構築が難しくなっている。~
// しかしそれ以上に[[《コダロス》]]でより簡単に[[除去]]が実現できるようになったことが存在意義を大き脅かしている。~


**このデッキの弱点 [#zaf646b1]
 [[《海》]]として扱う[[《伝説の都 アトランティス》]]に依存した[[デッキ]]構成となるために、[[《伝説の都 アトランティス》]]を[[破壊]]されると戦術が崩壊することになる。~
 [[上級モンスター]]を中心にすると[[手札]]に溜まって[[手札事故]]を起こしたり、[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]・[[《レベル制限B地区》]]で[[自分]]の[[モンスター]]が[[攻撃]]できない状態に陥る。~
 [[シンクロ召喚]]を中心とした構成であれば、上記のような[[手札事故]]にはなりにくいものの、そもそも[[《海》]]の存在を前提とした[[効果]]の[[モンスター]]が中心となるため、結局[[《海》]]関連の[[カード]]ないと[[カード]]パワーの問題で押し切られやすい。~
 また、[[モンスター]][[効果]]が重要なため[[《スキルドレイン》]]や、[[除外]]に弱い[[カード]]が多いため[[《マクロコスモス》]]等も弱点となるだろう。~
 [[フィールド魔法]]に比重を置くため、[[除去]][[罠カード]]の採用枚数は少なくなる傾向にある。~
 そのため、速攻型の[[デッキ]]も苦手としている。~


**デッキの変遷 [#c91213b9]
 [[《伝説の都 アトランティス》]]登場当時は、その[[効果]]を有効に使用できる[[カード]]が少なく、[[レベル]]5は[[《伝説のフィッシャーマン》]]、[[レベル]]7は[[《水魔神−スーガ》]]程度であり、[[《ウォーターワールド》]]と[[下級モンスター]]を主軸にした方が安定していた。~
 その後、第3期の[[暗黒の侵略者]]で[[《ギガ・ガガギゴ》]]や[[《海竜−ダイダロス》]]等が登場し[[強化]]された。~
 [[ファラオの遺産]]で[[《レベル制限B地区》]]が登場し、[[【フィフティ・フィフティ】]]の戦術が確立された。~
 第4期には、この[[デッキ]]をテーマとした[[ストラクチャーデッキ−海竜神の怒り−]]が登場している。~
 その後は長らく強化はなく、[[《レベル制限B地区》]]等の[[制限強化]]で間接的に弱体化している。~
 第6期の[[シンクロ召喚]]の登場では、[[《伝説の都 アトランティス》]]の[[レベル]]を下げる[[効果]]が[[デメリット]]となることもあった。~
 その後、[[ANCIENT PROPHECY]]・[[ABSOLUTE POWERFORCE]]で[[《コダロス》]]等が登場し、[[シンクロ召喚]]の戦術も取り入れやすくなり大幅に強化された。~
 その後は[[《レベル制限B地区》]]等の[[ロック]][[カード]]の制限解除があったものの、[[エクシーズ召喚]]の登場もあり相対的に弱体化している。~


**代表的なカード [#qf2d7651]
-[[《伝説の都 アトランティス》]]
-[[《海》]]

-[[《アトランティスの戦士》]]
-[[《コダロス》]]
-[[《忘却の海底神殿》]]~

**関連リンク [#oc50aec2]
-[[ストラクチャーデッキ−海竜神の怒り−]]

-[[ストラクチャーデッキ−海皇の咆哮−]]

-[[【水属性】]]
-[[デッキ集]]