*【&ruby(でんち){電池};メン】 [#h2ab2729]

#contents

**デッキの概要 [#jc12666c]
 「[[電池メン]]」シリーズの[[モンスター]]、[[サポートカード]]を最大限に活用する[[デッキ]]。~
 ほぼ[[光属性]]、[[雷族]]統一の[[デッキ]]になる。~
 [[LIGHT OF DESTRUCTION]]にて[[《電池メン−業務用》]]・[[《漏電》]]をはじめとする強力な[[サポートカード]]が大量に登場し、大幅に強化された。~
 その6年後の[[THE DUELIST ADVENT]]にて優秀な[[サーチ]][[カード]]の[[《電池メン−角型》]]が登場し[[1ターンキル]]力が大幅に上がった。~

 《電池メン−角型》
 効果モンスター
 星4/光属性/雷族/攻1000/守1000
 「電池メン−角型」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 (1):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
 デッキから「電池メン」モンスター1体を手札に加え、
 このカードの攻撃力・守備力を元々の倍にする。
 (2):自分エンドフェイズに発動する。
 このカードを破壊する。

 《電池メン−単三型/Batteryman AA》
 効果モンスター
 星3/光属性/雷族/攻   0/守   0
 自分フィールド上の「電池メン−単三型」が全て攻撃表示だった場合、
 「電池メン−単三型」1体につきこのカードの攻撃力は1000ポイントアップする。
 自分フィールド上の「電池メン−単三型」が全て守備表示だった場合、
 「電池メン−単三型」1体につきこのカードの守備力は1000ポイントアップする。

 《漏電/Short Circuit》
 通常魔法
 自分フィールド上に「電池メン」と名のついたモンスターが3体以上
 表側表示で存在する場合に発動する事ができる。
 相手フィールド上に存在するカードを全て破壊する。

**[[デッキ]]構築に際して [#q4a8a78e]
***[[モンスター]]について [#b37b6999]

―[[電池メン]]
-[[《電池メン−角型》]]~
[[電池メン]]の[[サーチャー]]であり[[召喚]]・[[特殊召喚]]の両方に対応する上、その際には使い捨てだが[[下級]][[アタッカー]]としても運用できる。~
[[《電池メン−ボタン型》]]や[[《充電池メン》]]の[[リクルート]]、[[《充電器》]]や[[《携帯型バッテリー》]]の[[蘇生]]の[[対象]]にするだけで[[アドバンテージ]]に繋がる。~
[[同名カード]]も[[サーチ]]可能だが、[[通常召喚]]権をこの[[カード]]に使ってしまうと[[フィールド]]ががら空きになりがちになるため、状況に応じて他の[[電池メン]]と共に使い分けたい。~

-[[《電池メン−ボタン型》]]~
[[セット]]して[[戦闘破壊]]されるだけで後続を[[リクルート]]&1枚[[ドロー]]と[[アドバンテージ]]を稼ぎやすいため、是非とも3枚投入したい。~
[[リクルート]]の筆頭候補は[[《電池メン−角型》]]であり、[[相手]][[ターン]]で[[リバース]]した場合、1[[ドロー]]と[[サーチ]]で2枚分の[[手札]]を稼げる。~
[[リバース効果]]故に速効性が無いのが欠点だが、[[戦闘]]以外で[[リバース]]できれば[[《地獄の暴走召喚》]]の[[発動]][[トリガー]]にも利用できる。~

-[[《電池メン−単三型》]]~
[[《地獄の暴走召喚》]]との[[コンボ]]をする場合は3枚[[積み>積む]]が必須。~
単体では頼りないが、[[攻撃表示]]で2体並べれば[[攻撃力]]2000、3体揃えば3000と爆発力に関しては申し分ない。~
様々な[[特殊召喚]][[サポート>サポートカード]]に恵まれており、この[[カード]]を主軸にする場合、それらを活かして3体並べるのが目標である。~
3体並んだ後に[[《漏電》]]を使えば[[1ターンキル]]が容易に狙える。~

-[[《電池メン−単四型》]]~
自身の[[効果]]で即座に[[同名カード]]を並べられるため、[[《漏電》]]の[[発動]]や[[《燃料電池メン》]]の[[特殊召喚]]に貢献する。~
また、[[ランク]]4[[エクシーズモンスター]]を素早く[[エクシーズ召喚]]できるのも魅力である。~
[[効果]]を活かしやすくするため、採用する場合は[[3枚積み>積む]]が好ましいだろう。~

-[[《充電池メン》]]~
[[召喚に成功した]]時に[[《充電池メン》]]以外の[[電池メン]]を[[特殊召喚]]できる。~
[[アドバンス召喚]]しても[[アドバンテージ]]を失わない点で[[上級モンスター]]としての質は[[帝]]にも匹敵する。~
[[《地獄の暴走召喚》]]の[[トリガー]]にもでき、[[雷族]]を多数並べることで自身も圧倒的な[[攻撃力]]を得ることができる。~

-[[《燃料電池メン》]]~
[[ノーコスト>コスト]]で容易に[[特殊召喚]]でき、効果は[[電池メン]]を[[コスト]]とした[[バウンス]]と強力。~
[[特殊召喚]]に成功すれば[[《漏電》]]の[[発動条件]]を満たせる点も大きい。~
[[上級モンスター]]だが、[[《充電池メン》]]で[[デッキ]]から[[特殊召喚]]することもできる。~

-[[《電池メン−業務用》]]~
[[特殊召喚]]にも[[効果]]の[[発動]]にも[[墓地]]の[[モンスター]]を[[除外]]する必要があるので、[[蘇生]]・[[サルベージ]][[カード]]との相性が悪い。~
特に[[《電池メン−単三型》]]や[[《電池メン−単四型》]]を[[除外]]してしまうとそれぞれの[[コンボ]]が狙えなくなってしまう点は注意。~
逆にそれらを採用しないのであれば、[[攻撃力]]・[[効果]]共に優秀なこの[[カード]]は[[フィニッシャー]]として活用できるだろう。~

―その他相性の良い[[モンスター]]~
-[[《ライオウ》]]~
[[下級]][[雷族]]のエース[[アタッカー]]。~
[[攻撃力]]1900に加え、[[サーチ]][[カード]]の[[メタ]]となり、いざという時は自身を道連れに[[特殊召喚]]を[[無効]]にできる。~
ただし、こちらの[[《電池メン−角型》]]や[[《サンダー・シーホース》]]による[[サーチ]]も阻害してしまう点は注意したい。~

-[[《オネスト》]]~
この[[デッキ]]の[[モンスター]]は多くが[[光属性]]で、[[下級]]はもちろん[[ステータス]]が低めな[[上級]][[電池メン]]を[[戦闘]]から守るのにも役立つ。~
ただし、[[《漏電》]]や[[《燃料電池メン》]]、[[エクシーズモンスター]]による[[除去]]を多用することもあり、[[腐る]]か大した活躍ができないことも多い。~
それでも[[属性]][[サポート>サポートカード]]として優秀であることには違いない。~

-[[《デブリ・ドラゴン》]]~
[[《電池メン−角型》]]以外の[[下級]][[電池メン]]全てを[[蘇生]][[対象]]にでき、[[レベル]]5〜7の[[ドラゴン族]]・[[シンクロモンスター]]を即座に[[シンクロ召喚]]可能。~
特に[[レベル]]7には[[汎用性]]の高い[[シンクロモンスター]]が多く、素材に縛りがあるものでも[[《ライトロード・アーク ミカエル》]]を選択できる[[メリット]]がある。~
[[《地獄の暴走召喚》]]の[[発動]][[トリガー]]として利用できる点も評価でき、その場合は[[ランク]]3の[[エクシーズ召喚]]も視野に入る。~
また、[[《電池メン−単一型》]]や[[《電池メン−ボタン型》]]も[[シンクロ素材]]に混ぜることで、[[《スターダスト・ドラゴン》]]や[[《スクラップ・ドラゴン》]]も狙える。~
また、[[《電池メン−単四型》]]を[[蘇生]]すれば、[[レベル]]4の[[モンスター]]が2体揃うので容易に[[エクシーズ召喚]]できる。~

-[[《カメンレオン》]]~
[[《デブリ・ドラゴン》]]同様[[レベル]]4の[[チューナー]]で、[[《電池メン−単三型》]]・[[《電池メン−単四型》]]・[[《燃料電池メン》]]の[[蘇生]]が可能。~
[[《デブリ・ドラゴン》]]のような[[シンクロ召喚]]先の縛りがなく、様々な種類の[[シンクロモンスター]]に繋げられる。~
ただし、[[エクストラデッキ]]以外からの[[特殊召喚]]ができなくなるため、[[《地獄の暴走召喚》]]に繋げることはできない。~

-[[エクシーズモンスター]]~
[[《地獄の暴走召喚》]]による同[[レベル]][[モンスター]]の大量展開が可能であるため、[[エクシーズ召喚]]が行い易い。~
また、[[《電池メン−単四型》]]は[[同名カード]]の[[効果]]や上記の[[《デブリ・ドラゴン》]]・[[《カメンレオン》]]で[[特殊召喚]]が可能であり、[[ランク]]4[[エクシーズモンスター]]を容易に[[エクシーズ召喚]]できる。~
一方[[《電池メン−単三型》]]は基本的に[[1ターンキル]]特化であり、無理に[[エクシーズ召喚]]を狙う必要がない場面が多い。

***[[魔法・罠カード]]について [#cf73a1a7]
 豊富な[[サポートカード]]を誇り、相性の良い[[カード]]も多数存在する。~
 特に[[墓地]]関連の[[カード]]は非常に多いが、それらを全て入れていては当然[[手札事故]]の元となる。~
 [[《電池メン−業務用》]]との兼ね合いや[[デッキ]]タイプも考慮して枚数を考えたいところ。~

―[[電池メン]]の[[サポートカード]]~
-[[《漏電》]]~
[[電池メン]]を3体並べることで[[相手]][[フィールド]]を一掃できる[[全体除去]][[カード]]。~
この[[デッキ]]の強みの1つである一方で、いかに[[電池メン]]が展開を得意とするテーマであっても3枚投入するのは過剰な[[除去]]と[[事故]]要因になりかねない。~

-[[《急速充電器》]]~
一度に2体を回収できる優秀な[[サルベージ]][[魔法>魔法カード]]。~
[[《バッテリーリサイクル》]]と違い[[速攻魔法]]なので、[[《サイクロン》]]・[[《D.D.クロウ》]]等に[[チェーン]][[発動]]する事も可能。~
特に[[《電池メン−単四型》]]や[[《電池メン−ボタン型》]]は[[召喚]]や[[リバース]]で[[効果]]を発揮するため、[[サルベージ]]する意味が大きい。~
そのため[[《電池メン−単三型》]]軸とは相性が悪いが、[[《電池メン−単四型》]]軸では適度に採用しておきたい。~

-[[《充電器》]]~
[[電池メン]]専用の[[蘇生]][[カード]]。~
[[魔法カード]]なので即効性があり、[[《地獄の暴走召喚》]]の[[トリガー]]としても優良である。~

-[[《携帯型バッテリー》]]~
こちらも[[電池メン]]専用の[[蘇生]][[カード]]。~
1度に2体[[特殊召喚]]できるのが強みであり、[[エクシーズ召喚]]や[[《燃料電池メン》]]の[[特殊召喚]]、[[《漏電》]]の[[発動]]も[[サポート>サポートカード]]できるようになる。~
ただし1体のみ[[特殊召喚]]することはできず、[[《地獄の暴走召喚》]]の[[トリガー]]になれない点は注意。~

―それ以外の相性の良い[[カード]]~
-[[《地獄の暴走召喚》]]~
容易に[[《電池メン−単三型》]]を並べることができる。~
[[《充電池メン》]]や[[《充電器》]]など豊富な[[トリガー]]を有するため、[[腐る]]ことは少ない。~
[[《電池メン−単三型》]]軸の型ならば是非とも[[3枚積み>積む]]したいところ。~

-[[《帝王の烈旋》]]~
2種の[[上級モンスター]]を擁し、いずれも[[《電池メン−角型》]]の[[サーチ]]に対応しているこの[[デッキ]]では[[発動]]機会は多いと言える。~
また、[[《充電池メン》]]・[[《燃料電池メン》]]共に自身の持つ[[特殊召喚]][[効果]]とこちらの[[デメリット]]が阻害し合わない点でも相性が良い。~

-[[《リビングデッドの呼び声》]]~
[[罠カード]]なので一旦[[セット]]する手間がある点で[[《充電器》]]に、[[蘇生]]枚数では[[《携帯型バッテリー》]]に劣る。~
こちらは[[電池メン]]以外の[[モンスター]]にも対応しているため、他の[[モンスター]]と併用する際には優先できる。~

**戦術 [#q4a8a78e]
 [[《電池メン−角型》]]で任意の[[電池メン]]を[[サーチ]]して展開、[[ビートダウン]]に繋げていくのが基本の動きとなる。~
 [[通常召喚]]でも対応するが[[自壊]]してしまう[[デメリット]]を考慮すると、[[《電池メン−ボタン型》]]を経由させ[[相手]][[ターン]]に[[サーチ]]するのも良い。~

 [[反転召喚]]で[[リクルート]]に繋げた場合は[[フィールド]]に2体の[[電池メン]]が残る事になり、[[サーチ]]した[[《燃料電池メン》]]をそのまま[[特殊召喚]]できる。~
 または[[《充電池メン》]]を[[サーチ]]・[[アドバンス召喚]]して、そこから[[《燃料電池メン》]]を[[リクルート]]、総[[攻撃力]]の量増しを狙っていくのも良い。~
 [[墓地]][[コスト]]を要するが[[《電池メン−業務用》]]は[[フィールド]]の状況に左右されずに展開できるため、終盤の詰めの一手として活躍できる。~

 [[エクシーズモンスター]]には[[ランク]]4以外にも[[ランク]]5・6も選択でき、[[《セイクリッド・プレアデス》]]も採用圏内である。~
 また、上述の通り[[上級]][[電池メン]]は[[《帝王の烈旋》]]とも相性が良い。~
 豊富な[[蘇生]]手段や[[《燃料電池メン》]]による[[除去]][[効果]]もあるため、[[エクシーズ召喚]]に繋げず物量で押し通すのも戦略の1つである。~

***[[《電池メン−単三型》]]軸 [#j023688d]
 [[特殊召喚]]した[[《電池メン−単三型》]]を[[《地獄の暴走召喚》]]で展開、[[《漏電》]]を絡めて[[ライフポイント]]を削る[[1ターンキル]]型。~
 [[《電池メン−単三型》]]はあらゆる場所から[[特殊召喚]]できるため、[[《地獄の暴走召喚》]]の[[トリガー]]に困ることはほとんど無い。~

 [[LIGHT OF DESTRUCTION]]の発売以前の環境では【電池メン】はこれがほぼ固定の構築であったが、現在では[[電池メン]]の増加により他の構築を取ることも可能になっている。~
 基本戦術と同様、[[《充電池メン》]]・[[《燃料電池メン》]]などで[[電池メン]]を並べ、[[《漏電》]]を決める形でも大きく[[ライフポイント]]を削ることができる。~
 そのため、[[《地獄の暴走召喚》]]が引けなくてもある程度の展開をサポートできるようになっているのも強みである。~

**このデッキの弱点 [#ec85cc52]
 [[特殊召喚]]に特化した[[デッキ]]であるので[[特殊召喚]]封じ、[[除外]]などの[[墓地]]封じが苦手。~
 [[《次元の裂け目》]]・[[《マクロコスモス》]]・[[《大天使クリスティア》]]等の対策として、[[《サイクロン》]]や[[《サンダー・ブレイク》]]は用意しておきたい。~
 また、[[《漏電》]]・[[《電池メン−業務用》]]はいずれも[[《スターライト・ロード》]]で阻害されてしまう。~
 [[キーカード]]である[[《電池メン−角型》]]や[[《電池メン−ボタン型》]]が[[《連鎖除外》]]を受けると[[デッキ]]の動きが止まりかねないので確実に阻止したい。~
 このように[[コンボ]]や[[キーカード]]はどこで妨害されるか分からないため、[[伏せ除去]]は怠らないようにしたい。~

 それ以外にも[[《電池メン−単三型》]]軸では[[《エネミーコントローラー》]]等の[[表示形式]]を変更する[[カード]]に注意したい。~
 [[《電池メン−単三型》]]は1体でも[[表示形式]]を変えられると[[攻撃力]]・[[守備力]]が0になってしまうためである。~

**代表的なカード [#r8394219]
-[[《電池メン−角型》]]
-[[《漏電》]]
-[[《電池メン−単三型》]]

**関連リンク [#v479c58f]
-[[電池メン]]

-[[【光属性】]]
-[[【雷族】]]

-[[デッキ集]]