*【&ruby(でんち){電池};メン】 [#h2ab2729] #contents **デッキの概要 [#jc12666c] 「[[電池メン]]」シリーズの[[モンスター]]を多く[[デッキ]]に採用し、[[《充電器》]]、[[《地獄の暴走召喚》]]を最大限に利用する[[デッキ]]。~ ほぼ[[光属性]]、[[雷族]]統一の[[デッキ]]になる。~ [[LIGHT OF DESTRUCTION]]にて[[《電池メン−業務用》]]、[[《充電池メン》]]、[[《電池メン−ボタン型》]]が登場し、大幅に強化された。~ **戦術 [#q4a8a78e] この[[デッキ]]の主な勝ち筋は以下の通り。~ -[[《電池メン−単三型》]]を[[《充電器》]]等で[[特殊召喚]]→[[《地獄の暴走召喚》]]で一気に並べて[[ライフポイント]]を削る[[1ターンキル]]型~ -[[《超電磁稼動ボルテック・ドラゴン》]]の[[生け贄召喚]]で正面から[[フィールド]]を制圧する型~ -[[《電池メン−業務用》]]を[[特殊召喚]]し、[[ボード・アドバンテージ]]を取りつつ攻める型~ [[電池メン]]シリーズは[[特殊召喚]]に長けた[[モンスター]]が数多く存在するため、基本は[[《地獄の暴走召喚》]]での[[特殊召喚]]がメインとなる。~ 構築次第では残りの2パターンも視野に入るが、詰め込みすぎると[[手札事故]]を招くので、[[《地獄の暴走召喚》]]を軸に裏の勝ち筋を残りから選択するのが無難。~ **[[デッキ]]構築に際して [#q4a8a78e] ***[[モンスター]]について [#b37b6999] -[[下級モンスター]]の選択 --[[電池メン]]~ まずは[[デッキ]]の核となる「[[電池メン]]」達だが、先に紹介した[[コンボ]]のために[[《電池メン−単三型》]]の3枚積みは必須。~ 単体ではイマイチ頼りないが、[[攻撃表示]]で2体並べれば[[攻撃力]]2000、3体揃えば3000と爆発力に関しては申し分ない。~ [[守備表示]]で揃えば最大[[守備力]]3000と[[《青眼の白龍》]]をも防ぐ[[壁]]にもなれる。~ [[《電池メン−ボタン型》]]も3枚積み確定だろう。~ [[セット]]して[[戦闘破壊]]されるだけで後続を[[リクルート]]&1枚[[ドロー]]と[[アドバンテージ]]確保と[[デッキ圧縮]]に大きく貢献する。~ [[リバース効果]]故に速効性が無いのが欠点だが、[[裏側守備表示]]のまま[[自分]]の[[ターン]]を迎えれば[[《地獄の暴走召喚》]]の[[発動]]トリガーにも利用できる。~ ただし[[《抹殺の使徒》]]には滅法弱いので注意(とはいえ[[デッキ圧縮]]の面ではメリットと考えられないこともない)。~ ~ その他の[[電池メン]]では[[壁]]として使える[[《電池メン−単一型》]]が比較的優秀。~ [[《サイバー・ドラゴン》]]こそ止められないが、[[《電池メン−ボタン型》]]から[[リクルート]]でき、大半の下級[[アタッカー]]の[[攻撃]]を防いでくれる。~ [[《電池メン−ボタン型》]][[《充電池メン》]]から[[リクルート]]でき、[[墓地]]に落ちた後は[[《電池メン−業務用》]]の[[除外]][[コスト]]に利用可能。~ 加えて[[《超電磁稼動ボルテック・ドラゴン》]]を採用する場合、[[生け贄]]に用いると[[対象をとる(指定する)効果]]への[[耐性]]を付与できる。~ [[《電池メン−単二型》]]は並べても[[機械族]]しか強化できず、この[[デッキ]]での優先順位はかなり低い。~ [[【機械族】]]の要素を織り交ぜるのでなければ、[[《超電磁稼動ボルテック・ドラゴン》]]の[[生け贄]]や[[《電池メン−業務用》]]の[[コスト]]に使える程度である。 --[[電池メン]]以外~ 他の[[雷族]]では下級[[雷族]]のエース[[アタッカー]]である[[《ライオウ》]]はぜひ採用しておきたい。~ [[攻撃力]]1900に加え、存在するだけで[[《増援》]]や[[《ゴブリンゾンビ》]]と言った汎用[[サーチ]][[カード]]を防ぎ、いざという時は自身を道連れに[[特殊召喚]]を[[無効]]にできる。~ しかし、こちらも[[デッキ]]からの[[サーチ]]が不可能になる点も留意しておく事。~ [[《サンダー・ドラゴン》]]の[[効果]]が[[発動]]できなくなるので、併用する場合はプレイングでカバーする必要がある。~ また、[[特殊召喚]]を[[無効]]にする[[効果]]も、[[チェーン]]に乗らない[[特殊召喚]]しか[[無効]]にできない(詳細は当該ページ参照)。~ [[《ザ・カリキュレーター》]]も爆発力はかなり高いので採用の余地は十分にある。~ 元々大量展開が得意な[[デッキ]]なので[[攻撃力]]2000以上は割と楽に狙える。~ [[《電池メン−業務用》]]と並ぶだけでも[[攻撃力]]3000に達するので、状況によっては[[フィニッシャー]]にもなり得る。~ 欠点をあげるならば単体では非常に頼りない事と、[[《リミット・リバース》]]での[[蘇生]]や[[《バッテリーリサイクル》]]による[[サルベージ]]に対応しない事だろうか。~ 基本的に[[サイドデッキ]]向けだが、[[《エレクトリック・ワーム》]]を仕込んでみても良い。~ [[対象]]となる[[種族]]が限られているので[[汎用性]]はイマイチだが、[[機械族]]・[[ドラゴン族]]は共に強力な[[モンスター]]が多いので奪取した際の見返りは大きい。~ [[コントロール奪取]]した[[モンスター]]を[[生け贄]]にして、[[上級モンスター]]を[[生け贄召喚]]できれば文句なしである。~ なお、上に上げた[[モンスター]]は全て[[雷族]]なので、[[墓地]]に落ちた後は[[《電池メン−業務用》]]の[[効果]]の[[コスト]]に利用できる。~ ~ [[雷族]]以外にも目を向けるならば[[ディフォーマー]]を絡めてみるのも良いだろう。~ [[《D・ラジオン》]]は[[電池メン]]と同じ[[光属性]]・[[雷族]]であり、[[攻撃力]]1800の安定した[[アタッカー]]として運用できる。~ それ以外の[[ディフォーマー]]には[[機械族]]が多いので[[《電池メン−単二型》]]との[[シナジー]]も見込めるし、[[《地獄の暴走召喚》]]も共有しやすい。~ [[墓地を肥やす]]事を重視するならば、[[《魔導雑貨商人》]]や[[ライトロード]]を投入するのもあり。~ 構築を工夫すれば[[【雑貨貪欲ターボ】]]のギミックを仕込む事もできる。~ ~ 上記の[[モンスター]]は全て[[光属性]]なので[[光属性]]のサポートも組み込むことができる。~ [[戦闘]]を補助する[[《オネスト》]]や[[除去]][[効果]]を持つ[[《放浪の勇者 フリード》]]辺りが使いやすい。~ [[シンクロ召喚]]のギミックを組み込む場合、[[チューナー]]としては[[《デブリ・ドラゴン》]]が相性がいい。~ 下級[[電池メン]]全てを[[蘇生]][[対象]]にでき、[[《電池メン−単三型》]]を[[蘇生]]すれば[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]を即座に[[シンクロ召喚]]可能。~ この際に[[《電池メン−単一型》]]や[[《電池メン−ボタン型》]]が既に[[フィールド]]に出ていれば、[[《スターダスト・ドラゴン》]]や[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]も狙える。~ また、[[《地獄の暴走召喚》]]の発動トリガーとしても利用できる点も評価できる。~ だが[[《デブリ・ドラゴン》]]の[[効果]]で[[蘇生]]した[[《電池メン−単三型》]]の攻撃力が0の点には注意。~ もっとも、他の[[《電池メン−単三型》]]の[[攻撃力]]は問題なく上昇するのであまり気にはならないだろうが。 -[[上級モンスター]]の選択 --[[電池メン]]関連~ [[《電池メン−業務用》]]は、[[特殊召喚]]が容易な割に[[攻撃力]]、[[効果]]共に強力。~ 往年の[[カオス]]を彷彿させるその[[召喚条件]]、[[除去]][[効果]]は名実共に[[電池メン]]の切り札にふさわしい。~ だが十分に[[墓地]]が肥えていない時に[[手札]]にくると[[事故>手札事故]]要因になってしまう。~ 3枚積みの場合は[[《トレード・イン》]]等の[[手札交換]][[カード]]も採用しておきたい。~ ~ [[通常召喚]]可能な[[電池メン]]に関わる[[上級モンスター]]には[[《充電池メン》]]、[[《超電磁稼動ボルテック・ドラゴン》]]が存在する。~ [[《地獄の暴走召喚》]]の[[効果]]を活かすのであれば前者を優先したいが、単体での戦闘能力は後者に分があるので、勝ち筋なども含めて好みで選ぼう。~ --その他~ [[電池メン]]は[[生け贄]]の確保が容易なので、「[[帝]]」を採用するのも良い。~ 特に[[雷族]]である[[《雷帝ザボルグ》]]は極めて好相性。~ [[汎用性]]の高い[[《邪帝ガイウス》]]や[[《風帝ライザー》]]も存分に活躍できるだろう。~ 他にも[[《創世神》]]や、[[種族]]こそ異なるものの[[アルカナフォース]]や[[《D−HERO Bloo−D》]]も面白い。~ 特に[[《創世神》]]はこのデッキにおいては生きる[[《充電器》]]とも呼べる存在であり、[[《創世者の化身》]]による速攻[[召喚]]も可能。~ [[《電池メン−業務用》]]と同じく[[《トレード・イン》]]の[[コスト]]になり、[[墓地]]に落ちれば自身が[[《電池メン−業務用》]]の[[コスト]]にもなるので、共存は容易。~ [[《地獄の暴走召喚》]]や[[《充電器》]]の存在から[[生け贄召喚]]も容易なため、[[手札]]に来て[[腐る]]心配も少ない。~ ~ 戦力には結びつかないものの、[[《サンダー・ドラゴン》]]を採用するのも良い。~ [[デッキ圧縮]]しつつ[[手札コスト]]を確保でき、[[墓地]]に落ちれば[[《電池メン−業務用》]]の[[効果]][[コスト]]になる。~ スペースに余裕があれば、[[《双頭の雷龍》]]の[[融合召喚]]を狙ってみるのも一興だろう。~ しかし[[手札]]に複数来ると[[効果]]が薄くなってしまうのが難点で、更に[[フィールド]]に[[《ライオウ》]]が存在する場合は[[効果]]を使えないので要注意である。~ ***[[魔法・罠カード]]について [#cf73a1a7] [[《地獄の暴走召喚》]]はこの[[デッキ]]の[[キーカード]]の1つなので、特に事情が無い限りは三枚積み推奨。~ [[《漏電》]]もこの[[デッキ]]では非常に強力な切り札として働く。~ しかし[[発動条件]]がある為、安易に三枚積むと[[手札事故]]を招く恐れがあるので注意。~ 専用[[蘇生]]カードである[[《充電器》]][[《携帯型バッテリー》]]は[[《地獄の暴走召喚》]]の発動トリガーや[[生け贄]]確保に利用できる。~ 即効性では前者に分があるが、後者は一度に2体[[特殊召喚]]できるので[[生け贄]]確保の面では勝る。~ どちらにもそれぞれの長所があるので、[[デッキ]]タイプに応じて取捨選択したいところ。~ [[《急速充電器》]]は1枚で2体の[[電池メン]]を回収できる優秀な[[サルベージ]][[魔法>魔法カード]]。~ この手の[[カード]]には珍しく[[速攻魔法]]なので、[[《魂の解放》]][[《D.D.クロウ》]]が飛んできても[[チェーン]][[発動]]する事で問題なく[[サルベージ]]できる。~ [[サルベージ]][[カード]]としては[[《バッテリーリサイクル》]]を使うのもあり。~ こちらは[[通常魔法]]だが、[[《D・ラジオン》]]や[[《エレクトリック・ワーム》]]も回収できる。~ しかし[[サルベージ]]系は上述の[[蘇生]][[カード]]及び[[《電池メン−業務用》]]とは相性が悪い。~ [[デッキ]]の方向性や好みを踏まえ、投入枚数は慎重に吟味したい。~ [[《創世神》]]等による[[蘇生]]を多用するのであれば[[《生還の宝札》]]も投入を検討できる。~ [[蘇生]]カードが多い[[電池メン]]ならば、[[《生還の宝札》]]及び[[《創世神》]]による[[ターボ]]も容易。~ 擬似[[【創世ディスク】]]のような運用も十分に可能である。~ さらに[[下級]][[電池メン]]はすべて[[《リミット・リバース》]]に対応する[[攻撃力]]であることも覚えておきたい。~ [[《電池メン−業務用》]]の[[コスト]]として[[除外]]した[[電池メン]]や[[雷族]]を[[《異次元からの帰還》]]で一斉[[帰還]]させる戦術も強力。~ [[ライフコスト]]が大きい上に[[制限カード]]故にいつでも狙える物ではないが、[[除外]]対策にもなるので入れておいて損は無い。~ [[除外]]対策としては他にも[[《異次元からの埋葬》]]や[[《救援光》]]、[[《D・D・R》]]等があり、それぞれ役に立ってくれるだろう。~ 上記の[[蘇生]]戦術や[[《電池メン−業務用》]]による制圧を視野に入れる場合、[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]が重要になってくる。~ その為、[[《手札抹殺》]][[《手札断殺》]][[《トレード・イン》]]等による[[手札交換]]は非常に有効。~ [[デッキ]]を掘り下げる事で[[《地獄の暴走召喚》]]が[[手札]]に来る可能性も高まるので一石二鳥である。~ [[《ライトニング・ボルテックス》]][[《天罰》]]等の[[手札コスト]]が必要な[[カード]]も採用できる。~ また[[《地獄の暴走召喚》]]からの一斉攻撃時、[[相手]]の[[手札]]に[[《冥府の使者ゴーズ》]]や[[《クリボー》]]がいると厄介。~ これらへの対策として[[《マインドクラッシュ》]]などの[[ハンデス]]系の[[カード]]を入れておくのもありだろう。~ [[雷族]]が主役の[[デッキ]]なので、[[《魔霧雨》]][[《雷の裁き》]]を採用してもよい。~ しかし安定性では[[《ライトニング・ボルテックス》]]や[[《サンダー・ブレイク》]]に、爆発力では[[《漏電》]]に劣るので無理に入れる必要は無い。~ **このデッキの弱点 [#ec85cc52] いわずもがなではあるが[[特殊召喚]]封じ、[[除外]]などの[[墓地]]封じである。~ 特に[[【パキケガジェット】]]は天敵中の天敵。~ 同名[[モンスター]]が多く投入される[[デッキ]]であることから、[[《地獄の暴走召喚》]]で同色の[[ガジェット]]を並べられ、一気に制圧されることが多い。~ 特に、[[《フォッシル・ダイナ パキケファロ》]]を[[リバース]]、[[召喚]]されると、戦線がガタガタになる恐れがある。~ [[サイドデッキ]]から[[《システム・ダウン》]]を持ってくる、[[《ライオウ》]]を複数積むなどして対処しよう。~ [[《次元の裂け目》]]や[[《マクロコスモス》]]、[[《王宮の弾圧》]]には[[《サンダー・ブレイク》]]や[[《砂塵の大竜巻》]]を用意する事で対処したい。~ 前者は[[手札コスト]]がネックだが、[[《電池メン−ボタン型》]]の[[ドロー]][[効果]]や[[《サンダー・ドラゴン》]]を併用することである程度は賄える。~ 場合によっては、[[《レベル制限B地区》]]などの[[ロック]]パーツを採用し、[[ロック]]の影から[[殴る]]のもいい。~ 主力の[[《電池メン−単三型》]]が[[レベル]]3のため、戦闘力がガタ落ちすることは少ないだろう。~ **関連リンク [#v479c58f] -[[【光属性】]] -[[【雷族】]] -[[デッキ集]]