《ヴォルカニック・ロケット》や《ヴォルカニック・バレット》、《E・HERO エアーマン》で手札を補充し、《鳳翼の爆風》や《スナイプストーカー》によってアドバンテージを得るフィールド制圧型コントロールデッキ。
各々のカードが様々なサーチ手段に対応しているので流れをつかみやすい反面、コンボデッキであるため運が悪ければコストカードばかり手札にきてしまうこともある。
勝てる時は大量のアドバンテージで相手を圧倒するが、負ける時はひどく手札が少なくなるのも特徴。
このデッキでは手札コストを確保しつつ、いかに戦線を維持するかが重要になるため、基本は【爆風ライザー】と共通する部分がある。
また《ヴォルカニック・バレット》が手札でだぶつくのを防ぐためデッキの枚数は40枚より少し多目にしておくとよい。
シンクロモンスターを採用する場合、手札コストがあまり苦にならないので《氷結界の龍 ブリューナク》が使いやすい。
チューナーは《霞の谷の戦士》や《ゾンビキャリア》が相性がよい。
《霞の谷の戦士》は《召喚僧サモンプリースト》から呼び出せ、バウンス能力をもつ。
ステータスも低くはないため、そのままアタッカーにできる。
後者は自己蘇生効果を持つため手札コストとして扱える。
その際にはデッキトップに手札を戻す必要があるが、2枚目以降の《ヴォルカニック・バレット》を利用すればよい。
特殊召喚後、墓地の《ヴォルカニック・バレット》の効果を使えばすぐに手札に加えられる。
同様のことが《ブレイズ・キャノン》と《ヴォルカニック・ロケット》でもできる。
《鳳翼の爆風》は3枚積み確定。
《ブレイズ・キャノン》と《融合》は1枚あれば十分である。
《増援》に加え《E−エマージェンシーコール》もあると安定する。
《鳳翼の爆風》の他に似たような罠カードが必要なら《サンダー・ブレイク》、《因果切断》といったカードを入れてもよいが通常のビートダウン相手ならば《鳳翼の爆風》だけで十分である。
場合によっては《ブレイズ・キャノン−トライデント》を投入してもよいが、手札事故を起こしやすくなるので、《E・HERO フォレストマン》と《融合》を外すといった工夫が必要。
また、コストの必要な《ライトニング・ボルテックス》や、デュエル序盤では条件が満たしにくい《貪欲な壺》等のカードも、このデッキでは手札コストになるため複数枚投入しても良いだろう。
《おろかな埋葬》は状況に応じて手札コストにしたり、《黄泉ガエル》や《ネクロ・ガードナー》、《ヴォルカニック・バレット》を墓地に送る?ことが出来るため相性が良い。
《強制脱出装置》もサクリファイス・エスケープが出来る上に、《ヴォルカニック・ロケット》や《E・HERO エアーマン》を手札に戻せば再利用が可能になり、《E・HERO オーシャン》の守りにも利用できる。
現在流行のシンクロモンスターに対しては強力な除去カードにもなるので、投入も十分考えられるだろう。
《月の書》も同様に《ヴォルカニック・ロケット》の再利用や攻守両方で活躍してくれる。
《未来融合−フューチャー・フュージョン》も《E・HERO アブソルートZero》の召喚に使える上に《黄泉ガエル》を一緒に墓地に送れるため採用してみてもいいだろう。
墓地利用が多いので、【次元帝】等の除外を中心とするデッキとは苦しい戦いを強いられる。
カウンター罠等でカードの発動を止められると2:1交換となり、結果的にディスアドバンテージを負ってしまう。
効果の対象にならないモンスターの前には、《鳳翼の爆風》が無力である点にも注意が必要である。
同様に《G・B・ハンター》がフィールド上に存在すると《鳳翼の爆風》や《風帝ライザー》が無力化してしまう。
《ライオウ》がフィールドにいる場合デッキからカードを手札に加えられなくなる上に特殊召喚を止められる恐れがあるのでデッキの回転力が大幅に落ちてしまう。