*【不死武士】 [#a807aba7]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#badc03bc]
 [[自己再生]][[効果]]を持つ[[《不死武士》]]を軸にした[[デッキ]]。~
 [[自己再生]]を阻害しない[[《一族の結束》]]や[[《強制終了》]]等の[[永続カード]]を駆使して戦う。~
 他にも[[シンクロ召喚]]等の[[無限コスト]]として利用でき、不死身の[[アタッカー]]だけの活躍にとどまらない。~

 《不死武士/The Immortal Bushi》
 効果モンスター
 星3/闇属性/戦士族/攻1200/守 600
 このカードは戦士族モンスターの生け贄召喚以外の生け贄にはできない。
 自分のスタンバイフェイズ時にこのカードが墓地に存在し、
 自分フィールド上にモンスターカードが存在しない場合、
 このカードを自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
 この効果は自分の墓地に戦士族以外のモンスターが存在する場合には発動できない。

 《一族の結束》
 永続魔法
 自分の墓地に存在するモンスターの元々の種族が
 1種類のみの場合、自分フィールド上に表側表示で存在する
 その種族のモンスターの攻撃力は800ポイントアップする。

**[[デッキ]]構築に際して [#g4aa2265]
***[[モンスターカード]]について [#y2dd8103]
 [[《不死武士》]]は[[戦士族]]以外の[[モンスター]]が[[墓地]]に存在すると[[自己再生]]しないので、基本的には[[戦士族]]で完全に統一する。~
 [[戦士族]]には優秀な[[モンスター]]が多いため[[デッキ]]構築は難しくなく、また統一することで[[《一族の結束》]]での[[全体強化]]を無理なく行える利点もある。~
 ただし[[自己再生]]条件の特性上、[[デッキ]]の[[モンスター]]を少なめにしたい。
//ただし[[自己再生]]条件の特性上、[[デッキ]]の[[モンスター]]を少なめにしたい。
//かさばらない程度なら、むしろ武士が除外されたときも考えて並みの量のモンスターは確保しておいたほうがいい

-[[戦士族]]の[[下級モンスター]]~
下記以外に[[【戦士族】]]も参照のこと。~
[[《コアキメイル・ベルグザーク》]]等、[[《不死武士》]]の打点を補える[[モンスター]]は特に都合が良い。

--[[《不死武士》]]~
この[[デッキ]]の[[キーカード]]である。~
基本的には1枚[[墓地]]に落ちていれば機能するが、[[《奈落の落とし穴》]]等で[[除外]]される可能性がある。~
バランス的には2枚が理想だが、[[マッチ]]1戦目でも[[除外]]される危険性が高いことを考えると、3枚投入も考えられる。

--[[《終末の騎士》]]・[[《ダーク・グレファー》]]~
[[《不死武士》]]を[[墓地に送れる>墓地に送る]]。~
[[《一族の結束》]]で[[強化]]すれば、[[アタッカー]]にもなるだろう。~
[[《ダーク・グレファー》]]の場合は[[手札コスト]]が必要となるが、[[闇属性]]には[[墓地]]に置きたい[[カード]]が多いため、[[腐る]]ことは少ない。~
[[《不死武士》]]を[[墓地]]へ送った後でも活躍できるよう、[[《ネクロ・ガードナー》]]等の他の[[墓地に送る]]候補も用意してもよい。~
[[《クロス・ポーター》]]と[[《N・アクア・ドルフィン》]]で、[[手札]]増強を図るのも手。~

--[[《コアキメイル・ベルグザーク》]]・[[《ライトロード・パラディン ジェイン》]]等の[[アタッカー]]~
デッキの性質上、[[《不死武士》]]の打点を補える[[モンスター]]は特に都合が良い。~
前者はこのデッキでは[[コスト]]が非常に軽くなり優秀な[[アタッカー]]として使用でき、後者は[[墓地を肥やす]]効果で[[《不死武士》]]をサポートできる。~
[[《不死武士》]]が[[除外]]されたときの保険にもなる為、他にも[[《E・HERO エアーマン》]][[《E・HERO アナザー・ネオス》]]を筆頭とする[[HERO]]等、自分に合う[[アタッカー]]を投入しておくといい。

--[[《ジャンク・シンクロン》]]~
[[戦士族]][[チューナー]]であり、【不死武士シンクロ】のキーカード。~
[[《ジャンク・デストロイヤー》]]等に繋げる事ができるため、[[汎用性]]が高い。~
運用方法は【不死武士シンクロ】を参照のこと。

-[[戦士族]]の[[上級モンスター]]~
[[下級モンスター]]を軸とした[[デッキ]]なので、無理に採用する必要は無い。~
しかし、[[《不死武士》]]という恰好の[[リリース]]要員がいるため、投入も十分に考えられる。~
こちらも[[【戦士族】]]を参考に適宜選択していこう。~

-[[戦士族]]以外の[[モンスター]]~
安定性も考えると、[[《不死武士》]]の[[自己再生]]を阻害する[[戦士族]]以外の多用はお勧めしない。~
[[《群雄割拠》]]とも相性が悪く、[[相手]]が[[【メタビート】]]だった場合は自分の首を絞める事になりかねない。~
自身の[[効果]]で[[除外]]される[[《ゾンビキャリア》]]・[[《A・ジェネクス・バードマン》]]・[[《バトルフェーダー》]]等が候補に上がる程度である。~
[[《ゾンビキャリア》]]の場合、自分の[[効果]]で[[墓地]]から移動できる上、[[《終末の騎士》]]や[[《異次元からの埋葬》]]等この[[デッキ]]に採用される[[カード]]とは大方相性が良い。~
[[闇属性]]が多いので[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]の投入も考えられる。~
だが[[種族]]が合わない以上、[[墓地]]に行った後は[[《速攻の黒い忍者》]]等で[[除外]]できるようにしたい。~

***[[魔法・罠カード]]について [#jadbe985]
-[[《おろかな埋葬》]]・[[《手札断殺》]]~
[[《不死武士》]]を[[墓地に送る]][[カード]]はやはり投入しておきたい。~
[[《終末の騎士》]]を投入せず、[[《スキルドレイン》]]を使う場合には特に有用である。~
後者は[[速攻魔法]]なので、[[スタンバイフェイズ]]以前に[[発動]]すれば[[《不死武士》]]を[[自己再生]]できる。

-[[《闇の誘惑》]]~
[[闇属性]]専用の[[手札]]増強手段。

-[[《異次元からの埋葬》]]~
[[《不死武士》]]が[[除外]]の的になる事から、その対抗策となる。~
[[《ネクロ・ガードナー》]]や[[《ゾンビキャリア》]]等との相性も良い。~

-[[《強欲な瓶》]]・[[《砂塵の大竜巻》]]~
[[《光帝クライス》]]を採用する場合、採用したい[[フリーチェーン]][[カード]]。~
詳しくは、[[【クライスターボ】]]のページ参照。

***[[永続カード]]について [#of6c9eab]
 [[《不死武士》]]はその[[効果]]から[[永続カード]]、とりわけ[[永続罠]]と抜群の相性を誇る。~
 [[デッキ]]タイプによって相性のいい[[永続カード]]は様々なので、[[自分]]の[[デッキ]]にあったものを差し込んでいこう。~
 ただし、現[[環境]]では[[サイドデッキ]]に弱点である[[《王宮のお触れ》]]や[[《トラップ・スタン》]]の入ることが多いので気を付けよう。

-[[《一族の結束》]]~
[[《不死武士》]]でさえ[[攻撃力]]2000の[[アタッカー]]として活躍させられる。~
反面、[[《奈落の落とし穴》]]で[[除外]]されてしまう危険性は高まる。~
気になるならば、[[攻撃力]]の変動幅は多少抑えられるものの、[[《強者の苦痛》]]を代用しよう。

-[[《強制終了》]]~
[[《不死武士》]]を[[コスト]]に、実質[[ノーコスト>コスト]]で何度でも[[相手]]の[[攻撃]]を回避できる。~
弱点の1つである[[《次元幽閉》]]にも抵抗できるのもポイント。~
ただし、真っ先に[[除去]][[効果]]を持った[[効果モンスター]]や[[魔法・罠カード]]の的となるだろう。~

-[[《群雄割拠》]]~
[[戦士族]]で統一するため、こちらには一切影響がない。~
効力の度合いは[[相手]]に依存するが、[[デッキ]]次第では展開力を制限できる。~
[[《大寒波》]]の影響を受けないのもポイントで、[[【シンクロ召喚】]]や[[【インフェルニティ】]]等の強力な[[デッキ]]に甚大な被害を与えられる。~
[[《大寒波》]]の影響を受けないのもポイントで、[[【ドラグニティ】]]や[[【シンクロン】]]等の強力な[[デッキ]]の展開を封じることが可能。~
[[種族]]がバラバラ且つ、[[リリース]]要員が[[エンドフェイズ]]に[[帰還]]できなければならない[[【次元帝】]]にも[[刺さる]]。

-[[《王宮の弾圧》]]・[[《カイザーコロシアム》]]~
[[《不死武士》]]の[[自己再生]]以外に[[特殊召喚]]方法を[[《リビングデッドの呼び声》]]くらいしか採用しないなら投入できる。~
[[《不死武士》]]の[[自己再生]]は[[スタンバイフェイズ]]中に半永久的に続くため、止めるだけ無駄なのである。~
現[[環境]]は[[特殊召喚]]を多用する[[デッキ]]がメインのため、特に[[【剣闘獣】]]、[[【シンクロ召喚】]]に対して効果抜群。~
すでに[[発動]]している場合は対処できないが、弱点とする全体[[除外]][[カード]]の一つ、[[《マクロコスモス》]]を[[破壊]]できるのも大きい。~
後者は拘束力こそ劣るものの自身が[[シンクロ召喚]]を利用する場合に有用となる。

-[[《スキルドレイン》]]・[[《閃光を吸い込むマジック・ミラー》]]~
[[《不死武士》]]の[[自己再生]][[効果]]は[[墓地]]で[[発動]]するため、問題なく運用可能。~
こちらも[[モンスター効果]]が制限されてしまうので[[《ならず者傭兵部隊》]]等の相性のいい[[モンスター]]を採用しよう。~
現[[環境]]では[[【ライトロード】]]等の[[モンスター効果]]による[[除去]]が主流なので、幅広い[[デッキ]]に効果的である。~

-[[《レベル制限B地区》]]・[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]~
[[《不死武士》]]が[[レベル]]3なので、[[ロック]][[カード]]を採用するのもありだろう。~
[[《不意打ち又佐》]]や[[《ミスティック・ソードマン LV2》]]を併用すれば、一方的に[[攻撃]]していく事も可能。

-[[《王家の眠る谷−ネクロバレー》]]・[[《王宮の鉄壁》]]~
[[《不死武士》]]はこの[[カード]]の影響を一切受けない。~
[[墓地]]再利用や[[墓地]]の[[カード]]を[[除外]]することの多い現環境なら役に立つことも多いだろう。~
特に前者は[[相手]]の[[墓守]]を強化してしまう可能性はあるものの、[[魔法&罠カードゾーン]]を圧迫しないのが魅力。

**[[デッキ]]の種類 [#a8e929df]
 下記の構築を複合した[[デッキ]]や、他の[[デッキ]]ギミックを搭載したものもあり、構築には大きな幅がある。~

***【不死武士メタビート】 [#l7b046e5]
 上記の[[永続罠]]を大量に投入し、[[《不死武士》]]で戦線維持しながら[[相手]]の戦術を徹底的に妨害する。~
 採用できる[[永続罠]]が非常に多く、その場しのぎ的な性質を持つ[[カウンター罠]]にどうしても頼りがちな普通の[[【メタビート】]]とは一線を画す。~
 [[上級モンスター]]をあまり採用しない構築上、[[下級モンスター]]で少しずつ攻めていく流れとなる。~

 戦術自体は[[【除去ガジェット】]]の戦い方に似ている。~
 ただし、[[《不死武士》]]の存在から、[[デッキ]]構築の幅は狭い。~
 一方で場持ちが良く[[召喚]]権も行使しないので、後続が尽きると手が止まるあちらよりも長期戦に強い利点がある。~
 さらに[[《一族の結束》]]のおかげで打点も安定している。~

 主に採用する[[モンスターカード]]は、[[1:1交換]]を重視し、[[【次元斬】]]等の[[除去]][[効果]]や[[戦闘]]に関する[[効果]]を持った[[戦士族]]が採用候補。~
 [[魔法・罠カード]]もやはり[[《地割れ》]]や[[《次元幽閉》]]等の[[除去]][[効果]]を持った[[カード]]や、[[カウンター罠]]を採用することになる。~
 総じて[[モンスター除去]]を多めに入れることになる。

***【不死武士シンクロ】 [#uac31254]
 [[戦士族]]の打点の低さを補うため、[[シンクロモンスター]]を採用したタイプ。~
 最大の売りは[[《ギガンテック・ファイター》]]・[[《ジャンク・デストロイヤー》]]を最大限に生かせる[[デッキ]]構成である。~
 前者は[[戦闘破壊]]に無類の強さを誇り、後者は[[伏せカード]]を[[破壊]]できる。~
 [[《不死武士》]]の特性や[[《ジャンク・シンクロン》]]の使い回しが楽なので、簡単に何度でも[[シンクロ召喚]]が可能。~

 採用する[[チューナー]]は[[召喚]]成功時に[[墓地]]の[[モンスター]]を[[蘇生]]でき、[[戦士族]]である[[《ジャンク・シンクロン》]]が筆頭。~
 [[蘇生]]対象は[[《ミスティック・ソードマン LV2》]]や[[《マッシブ・ウォリアー》]]、[[《悪シノビ》]]などが挙がる。~
 [[《ジャンク・デストロイヤー》]]の[[シンクロ召喚]]に繋げられるのも大きい。~
 [[《戦士の生還》]]・[[《スピリット・フォース》]]・[[《ダーク・バースト》]]で使いまわしたいところ。~

 [[シンクロモンスター]]は前述のものの他に[[制限カード]]の[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]が筆頭候補となる。~
 それ以外にも[[《ジャンク・アーチャー》]]・[[《ライトニング・ウォリアー》]]・[[《X−セイバー ウェイン》]]・[[《ジャンク・ウォリアー》]]等、[[シンクロモンスター]]の選択には困らない。~
 [[レベル]]6で使いやすいものは[[制限カード]]の[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]程度であるため、[[《大地の騎士ガイアナイト》]]の投入も考えられる。~
 余裕があれば[[魔法・罠カード]]除去に長けた[[《XX−セイバー ヒュンレイ》]]および該当[[シンクロ素材]]を投入するのも良いだろう。

 [[《不死武士》]]や[[《一族の結束》]]の使用にあたり、他の[[種族]]の[[シンクロモンスター]]は投入を避けた方がいい。~
 ただ、[[シンクロモンスター]]は[[召喚]]さえしなければ墓地には落ちないので、もしもの時のために用意するのもよい。

 [[戦闘破壊]]を重視するので[[モンスター除去]]はほとんど投入しなくてよい。~
 その分、[[《トゥルース・リインフォース》]]等の[[シンクロ召喚]]の補助や、[[《言語道断侍》]]等の[[伏せカード]]対策を入れるとよい。~

***【不死武士ターボ】 [#t948c258]
 かつての【不死武士】において、最もメジャーであった型。~
 [[《生還の宝札》]]が[[禁止カード]]となったため、かつてのような[[ターボ]]はできなくなった。~

 しかし、[[ターボ]]する方法が皆無な訳ではない。~
 しかし、現在の【不死武士】に[[ターボ]]を搭載する方法が皆無な訳ではない。~
 [[フリーチェーン]]の[[罠カード]]等で[[チェーン]]数を稼ぎ[[《積み上げる幸福》]]を[[発動]]したり、[[《強制終了》]]と[[コンボ]]できる[[【やりくりターボ】]]の採用が考えられる。~
 また、[[《クロス・ポーター》]]で[[《N・アクア・ドルフィン》]]を[[サーチ]]する事での[[デッキ圧縮]]も可能。~
 [[【クライスターボ】]]と併用し、堅実に[[アドバンテージ]]を稼いでいく型もあり。

***【不死武士ワンフー】 [#uac21254]
 [[《不死武士》]]と[[《王虎ワンフー》]]による[[無限ループ]]により[[《生還の宝札》]]を絡めた無限[[ドロー]]を決めるギミックを搭載した[[【不死武士ターボ】>#t948c258]]。~
 [[《王虎ワンフー》]]を[[《死のマジック・ボックス》]]等で[[相手]][[フィールド]]上に[[コントロール転移]]するか、[[《ギブ&テイク》]]で、[[墓地]]に落ちた[[《王虎ワンフー》]]を[[特殊召喚]]するといい。~
 ただ、[[《王虎ワンフー》]]が[[墓地]]に落ちると[[《不死武士》]]が[[蘇生]]できなくなる点に要注意。

 [[09/09/01>禁止・制限カード/2009年9月1日]]をもって[[《生還の宝札》]]が[[禁止カード]]となったため構築不可能となった。~
 ただし、[[《DNA改造手術》]]と[[《サイバー・サモン・ブラスター》]]で似たようなことはできる。

**この[[デッキ]]の弱点 [#t87bde4f]
 [[墓地]]への依存度が高い[[デッキ]]の宿命として、[[除外]]は天敵中の天敵。~
 一応[[【不死武士メタビート】>#l7b046e5]]には[[《群雄割拠》]]や、[[《マクロコスモス》]]を[[無効]]にできる[[《王宮の弾圧》]]があるので、ある程度の[[耐性]]はある。~

 [[《不死武士》]]の[[自己再生]]を軸とするため、[[特殊召喚]]を封じられるのも厳しい。~
 [[《フォッシル・ダイナ パキケファロ》]]や[[《虚無魔人》]]、[[《エンド・オブ・アヌビス》]]などを出された場合は何が何でも[[破壊]]しなければならない。~
 [[《アンデットワールド》]]も[[《不死武士》]]が[[蘇生]]できなくなる上に[[アドバンス召喚]]まで封じられて非常に苦しい展開になる。~
 なお、[[《王宮の弾圧》]]は[[《不死武士》]]自身への影響はほとんど無いものの、[[シンクロ召喚]]を取り入れている場合は早めに[[破壊]]しておきたい。~

 現在は[[《D.D.クロウ》]]を複数採用している[[デッキ]]が多いため、[[蘇生]]を妨害されることが多い。~
 そのため、[[《不死武士》]]にすべてを依存するのではなく、他の勝ち筋を用意しておくといいだろう。

**[[デッキ]]の歴史 [#f0804bd4]
 [[《生還の宝札》]]が禁止となるまでは、【不死武士】といえば【不死武士ターボ】を指していた。~
 以前の[[環境]]からの愛用者の間では、いまだに【不死武士ターボ】と呼ばれる事も多い。~

 下記を見て分かる通り、[[環境]]と共にその戦術はガラリと変わる歴史を繰り返している。~
 それだけ[[《不死武士》]]は、多種多様な戦術を組み込める可能性を持った[[モンスター]]なのである。

***2007/09/01〜2008/03/01 [#s73f7ba1]
 [[PHANTOM DARKNESS]]発売とともに、[[《不死武士》]]や[[《終末の騎士》]]が登場。~
 [[《終末の騎士》]]で[[《不死武士》]]を墓地に送り、[[《生還の宝札》]]で継続的に[[ドロー]]していく戦術が誕生し、【不死武士】の原型となる。~
 当時はそれに加え[[《D−HERO ディスクガイ》]][[《早すぎた埋葬》]]が存在していたため、それらをフル回転させてドロー加速を行った上で、大量の除去を行って[[ビートダウン]]する形のデッキが主流であった。~
 このギミックこそが【不死武士ターボ】の名を広めた大本であったと言える。~
 しかし、モンスターの打点が低くなりがちで、短期決戦型の相手に寄り切られることは珍しくなかった。~
//当時すでに重要パーツである[[《D−HERO ディスクガイ》]]と[[《生還の宝札》]]は存在していたものの、肝心の勝ち筋がなかった。~
//総合的な打点は高くはなかったが、勝ち筋は十分あった。手札枚数の差から除去を打ちまくることで勝てた
 【不死武士メタビート】は、組むことこそ可能だったものの環境とやや合致せず、当時は殆ど脚光を浴びることはなかった。~

 少し後に[[《光帝クライス》]]が登場し、[[【クライスターボ】]]をミックスした形での【不死武士ターボ】が登場した。~
 元から積まれていた[[《アームズ・ホール》]]と[[《早すぎた埋葬》]]の[[コンボ]]と抜群の相性を誇り、また[[《生還の宝札》]]の下で能動的に[[《不死武士》]]を[[墓地に送る]]手段にもなり得た。~
 とはいえ、その特性上[[フィニッシャー]]には向かない[[カード]]であり、やはりある程度の下準備があってこそ生きるデッキタイプは相変わらずであった。
//しかし、[[フィニッシャー]]不在の弱点は変わらず、[[【ドグマブレード】]]の方が扱いやすかった。
//ドグマはまるで土俵が違うだろ。バーンワンキルのあちらと堅実なビートダウンのこちらを一概に比べられるはずねーよ

***2008/03/01〜2008/09/01 [#bed6e03c]
 [[シンクロモンスター]]の登場により、[[《不死武士》]]を足がかりに強力な[[フィニッシャー]]を登場させることが可能になり、結果大幅に強化された。~
 [[ドローエンジン]]で[[手札]]を揃え、[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]や[[《ギガンテック・ファイター》]]という2大エースを並べる[[【シンクロ召喚】]]型の【不死武士ターボ】が登場している。~

 当時はまったく注目されなかった[[永続罠]][[《群雄割拠》]]が、[[【レスキューシンクロ】]]などの[[シンクロ召喚]]に見事に刺さり大活躍。~
 攻守両面で過去の[[デッキ]]とは一線を画す戦術を見せたこの時期が、[[ターボ]][[デッキ]]としての最盛期であろう。~

***2008/09/01〜2009/03/01 [#q95b463e]
 [[《D−HERO ディスクガイ》]]と[[《早すぎた埋葬》]]が[[禁止カード]]、[[《生還の宝札》]]が[[準制限カード]]となり、[[ターボ]]ギミックが半壊した。~
 このため、[[《王宮の弾圧》]]や[[《群雄割拠》]]、[[《スキルドレイン》]]で[[相手]]の戦術を封じる[[【メタビート】]]戦術が主となる。~
 ただし[[メタ]]を張るためにこちらも[[シンクロ召喚]]が使えず、[[フィニッシャー]]不足に泣くことになる。~

***2009/03/01〜2009/09/01 [#t56c4ac2]
 [[《生還の宝札》]]が[[制限カード]]となり、[[ターボ]][[デッキ]]としての側面はほぼ形を潜める。~
 代わりに、[[《一族の結束》]]や[[《コアキメイル・ベルグザーク》]]が登場し、[[ビートダウン]][[デッキ]]として活躍できるようになった。~
 さらにその後[[《デュアルスパーク》]]も登場し、[[【E・HEROビート】]]を組み込んだ[[デッキ]]も見られるようになる。~

***2009/09/01〜2010/03/01 [#xf3b8bbd]
 [[《生還の宝札》]]が[[禁止カード]]指定を受け、完全に従来の[[ターボ]]ギミックが消滅した。~
 しかし前[[デッキ]]で[[ビートダウン]][[デッキ]]としての枠組みはほぼ完成されており、[[《強制終了》]]が登場した事もあり、むしろ[[デッキ]]としての完成度を上げている。~

 また、[[《E・HERO The シャイニング》]]が登場し、[[【E・HERO】]]の戦術を組み込むデッキも見られた。~

***2010/03/01〜2010/09/01 [#oa005c2b]
 [[《王宮の弾圧》]]や[[《スキルドレイン》]]が[[準制限カード]]に指定される。~
 ただ、[[《群雄割拠》]]が健在なことや、それ以前から上記のカードは3積みしないこともよくあったので、影響は最小限と言える。~

 また、[[《ジャンク・デストロイヤー》]]が登場。~
 [[除去]]能力を持つ[[戦士族]][[シンクロモンスター]]がいない【不死武士シンクロ】の弱点を克服した。~

 この頃から【不死武士】は、[[ビートダウン]]軸と[[シンクロ召喚]]軸の2つを指すようになる。

***2010/09/01〜 [#g64232da]
 [[《王宮の弾圧》]]が[[制限カード]]となり、今までの強力な[[メタ]]能力は低下した。~
 しかし、[[《群雄割拠》]]が健在であり、[[《大嵐》]]が[[禁止カード]]となったので、弱体化したわけではない。~
 [[メタ]]能力の低下を受け、他の[[デッキ]]ギミック([[【次元斬】]]や[[E・HERO]]など)を併用した[[デッキ]]が多く見られるようになった。~

 【不死武士シンクロ】のほうは特に制限改訂の影響は受けていない。~

**代表的なカード [#g64230da]
-[[《不死武士》]]
//-[[《生還の宝札》]]
-[[《一族の結束》]]

**サンプルレシピ [#bb0e2dbc]
-【不死武士】~
10.09.20 ショップNo.1決定戦!!(vs横須賀CS) 2位~
http://ocg.bitc.jp/deck/deck.fcgi?ListNo=1722~

**関連リンク [#h89c5973]
-[[【戦士族】]]
-[[【クライスターボ】]]

-[[デッキ集]]