*【&ruby(ほうぎょくじゅう){宝玉獣};】 [#b517791f]
#contents
**[[デッキ]]の概要 [#ne9c87ca]
「[[宝玉獣]]」の名を冠する[[モンスター]]群を使用する[[デッキ]]。~
全ての[[宝玉獣]]は[[破壊された]]時に[[永続魔法]]扱いとして[[フィールド]]に残る、非常にトリッキーな動きをする[[デッキ]]である。~
《宝玉獣 サファイア・ペガサス/Crystal Beast Sapphire Pegasus》
効果モンスター
星４/風属性/獣族/攻1800/守1200
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
自分の手札・デッキ・墓地から「宝玉獣」と名のついたモンスター１体を
永続魔法カード扱いとして自分の魔法＆罠カードゾーンに表側表示で置く事ができる。
このカードがモンスターカードゾーン上で破壊された場合、
墓地へ送らずに永続魔法カード扱いとして
自分の魔法＆罠カードゾーンに表側表示で置く事ができる。
《宝玉の集結》
永続罠
このカードの(1)(2)の効果は同一チェーン上では発動できない。
(1)：１ターンに１度、自分フィールドの表側表示の
「宝玉獣」モンスターが戦闘・効果で破壊された場合にこの効果を発動できる。
デッキから「宝玉獣」モンスター１体を特殊召喚する。
(2)：魔法＆罠ゾーンの表側表示のこのカードを墓地へ送り、
自分フィールドの「宝玉獣」カード１枚とフィールドのカード１枚を対象としてこの効果を発動できる。
対象のカードを持ち主の手札に戻す。
**[[デッキ]]構築に際して [#aac0a207]
[[宝玉獣]]は７種類存在し、それらが[[魔法＆罠ゾーン]]に一定数存在する場合に[[サポートカード]]の[[発動]]が可能になる。~
その一例として挙げられる[[《虹の古代都市−レインボー・ルイン》]]や[[《宝玉の氾濫》]]などは、「種類」ではなく「枚数」を参照する。そのため、必ずしも７種類全ての[[宝玉獣]]を採用する必要はない。~
逆に[[《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》]]は種類数を参照するため、全種類を投入した構築となる。~
***[[モンスターカード]]について [#i305912d]
―[[宝玉獣]]~
[[必須カード]]となるのは[[アタッカー]]になる[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]や[[《宝玉獣 トパーズ・タイガー》]]、展開の軸となる[[《宝玉獣 ルビー・カーバンクル》]]あたりとなる。~
[[《宝玉獣 アンバー・マンモス》]]は準[[アタッカー]]、[[《宝玉獣 コバルト・イーグル》]]は[[《電光千鳥》]]などの素材にできたりするが、上記よりは採用率は低い。~
残りの２種は[[《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》]]を使わない場合は、採用しなくても良いだろう。~
-[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]~
[[アタッカー]]兼[[サーチ]]・[[サルベージ]]を有するので、[[宝玉獣]]の中でも特に重要。~
どのような構築でも３枚[[積み>積む]]必須である。~
-[[《宝玉獣 トパーズ・タイガー》]]~
自身の[[効果]]で[[攻撃力]]2000の[[下級]][[アタッカー]]として使える。~
-[[《宝玉獣 ルビー・カーバンクル》]]~
[[特殊召喚]]時に[[宝玉獣]]の大量展開を行う[[効果]]を持つ。~
[[デッキ]]からは[[《宝玉の導き》]]や[[《宝玉の集結》]]、[[魔法＆罠ゾーン]]からは[[《宝玉の契約》]]、[[手札]]に来た場合も[[ペンデュラム召喚]]で[[特殊召喚]]できる。~
ただ、フル投入すると序盤は[[手札]]で[[腐り>腐る]]やすく、２枚以下だと終盤では[[リクルート]]できない可能性が高いので、採用枚数はよく考えたい。~
-[[《宝玉獣 アンバー・マンモス》]]~
そこそこの[[攻撃力]]を持ち、他の[[宝玉獣]]を守る[[効果]]を有する。~
-[[《宝玉獣 コバルト・イーグル》]]~
[[ステータス]]や[[効果]]は頼りないが、[[種族]]・[[属性]]面が恵まれているため、[[エクシーズ素材]]として優秀。~
-[[《宝玉獣 アメジスト・キャット》]]~
[[ダイレクトアタッカー]]なので、詰めの段階で役に立つ。~
-[[《宝玉獣 エメラルド・タートル》]]~
[[壁]]としての役割の他に、[[効果]]により反撃で発生する[[ダメージ]]を抑えることができる。~
―[[究極宝玉神]]・[[宝玉獣]]・[[宝玉]][[カード]]に関する[[効果]]を持つ[[モンスター]]~
-[[ペンデュラムモンスター]]~
[[《宝玉の先導者》]]と[[《宝玉の守護者》]]は、それぞれ[[宝玉獣]]・[[究極宝玉神]]を[[カードの効果]]から守る[[ペンデュラム効果]]を持つ。~
[[手札]]に来ることで[[事故]]要因となりやすかった[[《宝玉獣 ルビー・カーバンクル》]]を[[特殊召喚]]したり、[[《宝玉の導き》]]や[[《宝玉の契約》]]を[[《サイクロン》]]から守れるのも嬉しいところ。~
--[[《宝玉の先導者》]]~
[[通常召喚]]権を失うことになるが幅広い[[サーチ]][[効果]]を持ち、柔軟に対応が可能。~
[[ペンデュラムゾーン]]に[[ペンデュラムモンスター]]を揃えておけば、毎[[ターン]][[ペンデュラム召喚]]して[[効果]]を[[発動]]する事ができる。~
--[[《宝玉の守護者》]]~
こちらは[[ペンデュラムスケール]]が２なので、片方が[[《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》]]でも[[レベル]]３の[[モンスター]]を[[ペンデュラム召喚]]できる。~
[[ペンデュラム効果]]は、このデッキの天敵である[[全体除去]]から守ってくれるが、たまに[[《宝玉の集結》]]の[[発動]]を阻害してしまうことがあるため、[[《恐牙狼 ダイヤウルフ》]]を使うときなどは注意。~
-[[《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》]]~
７種類の[[宝玉獣]]を[[フィールド]]・[[墓地]]に揃えることで[[特殊召喚]]できる[[モンスター]]。~
一度条件を満たせばノー[[コスト]]で[[特殊召喚]]できるので、[[フィニッシャー]]としては充分。~
―相性の良い[[モンスター]]~
必須となる[[宝玉獣]]と数種類にも及ぶ[[サポートカード]]を採用しただけで[[デッキ]]スロットの大部分を圧迫してしまう。~
基本的には[[デッキ]]の核となる[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]を素早く[[フィールド]]に呼び込める[[カード]]を優先的に採用したい。~
-[[《召喚僧サモンプリースト》]]~
[[手札]]で[[腐った>腐る]][[宝玉獣]]の[[サポートカード]]を処理しつつ、[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]を[[特殊召喚]]できる。~
数少ない[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]の[[リクルーター]]だが[[制限カード]]かつ自身の[[サーチ]]手段にも乏しい点は注意。~
-[[《忍者マスター ＨＡＮＺＯ》]]~
自身が[[サーチ]]できる[[《忍法 変化の術》]]で[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]を[[リクルート]]できる。~
また、[[戦士族]]なので[[《増援》]]にも対応し、[[《宝玉の守護者》]]との兼ね合いがきく。~
[[魔法＆罠ゾーン]]の圧迫を避けるため、用済みとなった[[忍法]]は[[《機甲忍法ゴールド・コンバージョン》]]等で処理したい。~
-[[《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》]]~
[[ペンデュラム効果]]で[[《宝玉の先導者》]]や[[《宝玉の守護者》]]を[[サーチ]]できる。~
自身は[[ペンデュラムスケール]]の関係から、上記２種のみでの[[ペンデュラム召喚]]はできない。~
ただ、この[[カード]]のスケールは４なので、スケール２の[[《宝玉の守護者》]]とで[[《宝玉の先導者》]]等を[[ペンデュラム召喚]]することができる。~
-[[手札誘発]][[効果]]を持つ[[モンスター]]~
[[宝玉獣]]は[[魔法＆罠カードゾーン]]を圧迫しがちなので、それらを介さずに[[発動]]できるこれらの[[カード]]は有効に働く。~
特に[[《エフェクト・ヴェーラー》]]は、単体で[[《励輝士 ヴェルズビュート》]]等の[[全体除去]]対策として機能するので心強い。~
―その他の[[モンスター]]~
前述の通りスロットの空きを考えると、相性が良くとも無闇に採用するのは躊躇われる。~
構築する[[デッキ]]の傾向を考え必要に応じて投入したい。~
-[[Ｓｉｎ]][[モンスター]]~
[[《虹の古代都市−レインボー・ルイン》]]自体が[[破壊]]され難い[[フィールド魔法]]なので相性が良い。~
この[[デッキ]]ならではの[[《Ｓｉｎ レインボー・ドラゴン》]]もいるが、特に理由がなければ[[《Ｓｉｎ サイバー・エンド・ドラゴン》]]の方が採用されやすいだろう。~
-[[《電光−雪花−》]]~
[[《宝玉の導き》]]や[[《宝玉の契約》]]、[[《宝玉の氾濫》]]から[[宝玉獣]]を展開するとき、便利な伏せ妨害[[カード]]として機能する。~
主にこの[[デッキ]]が苦手とする、[[《神の警告》]]・[[《サイクロン》]]・[[《奈落の落とし穴》]]等を軒並み防いでくれるのはありがたい。~
ただし、他の[[モンスター]]との[[召喚]]権の兼ね合いも考えたいところ。~
-[[《降雷皇ハモン》]]・[[《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン》]]~
[[永続魔法]]扱いとなる[[宝玉獣]]と相性が良く、そのまま[[特殊召喚]][[サポート>サポートカード]]として活用できる。~
ただし、[[《降雷皇ハモン》]]は[[特殊召喚]]時の、[[《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン》]]は[[自己再生]]時の[[コスト]]として[[宝玉獣]]を[[墓地へ送る]]必要がある。~
[[《降雷皇ハモン》]]に至っては３つもの[[宝玉獣]]を消費するため、[[宝玉獣]][[サポート>サポートカード]]の[[発動]]を阻害してしまいやすくなる点は注意。~
なお、[[《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン》]]は[[獣族]]の[[宝玉獣]]とで[[《ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》]]に[[融合召喚]]できる。~
-[[《ハーピィ・ダンサー》]]・[[《Ａ・ジェネクス・バードマン》]] ~
[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]を[[バウンス]]して[[効果]]を再利用できる。~
[[《霞の谷の神風》]]とも相性がよく、こちらを採用する場合新たな[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]を[[リクルート]]するトリガーになる。~
-[[上級モンスター]]~
[[宝玉獣]]は[[特殊召喚]]方法が豊富なので[[リリース]]の確保は比較的容易。~
[[《光帝クライス》]]は[[永続魔法]]扱いとなった[[宝玉獣]]の処分や、各種[[宝玉獣]]の[[宝玉]]化も可能。~
-[[獣族]][[モンスター]]~
[[宝玉獣]]には４種類の[[獣族]][[モンスター]]がいるため、[[サポートカード]]の共有は容易。~
[[《宝玉獣 アメジスト・キャット》]]を[[《素早いビッグハムスター》]]で[[リクルート]]できる他、[[《チェーンドッグ》]]も[[自己再生]]しやすい。~
なお、[[《森の番人グリーン・バブーン》]]は[[宝玉獣]]が[[効果]]で[[破壊]]されても[[永続魔法]]として置いた場合は[[特殊召喚]]できない点に注意。~
―相性のいい[[エクシーズモンスター]]~
[[宝玉獣]]はその全てが[[レベル]]３または４の[[モンスター]]であり、[[《宝玉獣 ルビー・カーバンクル》]]や[[《宝玉の氾濫》]]による大量展開の手段が豊富。~
素材３体を要する[[エクシーズ召喚]]すら容易となる一方で、[[エクシーズ素材]]として取り除いた[[宝玉獣]]は[[魔法＆罠ゾーン]]に置かれず[[墓地へ送られる>墓地へ送る]]ため注意。~
-[[《恐牙狼 ダイヤウルフ》]]~
[[レベル]]４[[モンスター]]２体で[[エクシーズ召喚]]できる。~
[[破壊]]が[[メリット]]となるこの[[デッキ]]において、[[自爆特攻]]を介さずに[[宝玉]]化をすることができるのはありがたい。~
[[宝玉獣]]の[[破壊]]時に[[《宝玉の集結》]]が[[発動]]していれば、さらに[[モンスター]]を展開することも可能。~
ただし、[[《宝玉の守護者》]]との兼ね合いもあるため、[[発動]]タイミングなどは考慮しておくこと。~
-[[《電光千鳥》]]~
[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]または[[《宝玉獣 コバルト・イーグル》]]で[[エクシーズ召喚]]できる。~
バウンスの枚数は劣るが、エクシーズ素材に縛りのない[[《鳥銃士カステル》]]も十分採用圏内。~
-[[《セイクリッド・ヒアデス》]]~
[[《宝玉獣 ルビー・カーバンクル》]]２体で[[エクシーズ召喚]]できる。~
[[ランク]]３には[[《Ｎｏ.１７ リバイス・ドラゴン》]]等の[[汎用性]]の高い[[エクシーズモンスター]]がいるが、こちらは[[《セイクリッド・トレミスＭ７》]]を併用可能。~
また、その[[《セイクリッド・トレミスＭ７》]]の上に、さらに[[《迅雷の騎士ガイアドラグーン》]]を重ねるという選択肢もある。~
[[《迅雷の騎士ガイアドラグーン》]]の[[貫通]][[効果]]は[[《セイクリッド・ヒアデス》]]の[[守備表示]]変更[[効果]]と相性が良いため、是非とも試したいギミックである。~
-[[《虚空海竜リヴァイエール》]]~
[[レベル]]３[[モンスター]]２体で[[エクシーズ召喚]]できる。~
[[《奈落の落とし穴》]]等で[[除外]]された[[宝玉獣]]を[[帰還]]させられる。~
***[[魔法・罠カード]]について [#x1b85a20]
―[[宝玉獣]]専用の[[サポートカード]]
-[[宝玉]][[カード]]~
これらは[[《宝玉の先導者》]]による[[サーチ]]が可能であり、採用枚数を調整しやすい。~
--[[《宝玉の導き》]]~
[[デッキ]]から任意の[[宝玉獣]]を[[特殊召喚]]できる優秀な[[カード]]。~
大抵の場合[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]が優先されるが、[[《宝玉獣 ルビー・カーバンクル》]]などを状況に応じて出すこともできる。~
[[永続魔法]]の[[宝玉獣]]２枚が必要で序盤などで[[腐る]]可能性もあるものの、扱いやすさからこの[[デッキ]]では[[必須カード]]と言っていい。~
--[[《宝玉の契約》]]~
[[《宝玉の導き》]]と似ているが、こちらは[[魔法＆罠ゾーン]]からであるため自由度はやや低くなり、[[カード・アドバンテージ]]の面でも一歩劣る。~
その代わり[[《宝玉の導き》]]より[[発動条件]]は緩く、[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]を出すだけで条件は整う。~
[[腐る]]ことはまずなく、単純に軽量版[[《宝玉の導き》]]として扱える。~
--[[《宝玉の恵み》]]~
[[魔法＆罠ゾーン]]の[[宝玉獣]]を２枚補充できるが、直接的な[[カード・アドバンテージ]]はこの[[カード]]の分マイナスになる。~
しかし、[[シンクロ召喚]]や[[エクシーズ召喚]]を多用する場合、[[永続魔法]]の[[宝玉獣]]が貯まりにくく、それを補う役目を果たしてくれる。~
[[《大嵐》]]などに対するリカバリーの意味合いも大きい。~
--[[《宝玉の解放》]]~
[[戦闘]]補助と、[[魔法＆罠ゾーン]]の[[宝玉獣]]蓄積が１枚でこなせる。~
装備した[[宝玉獣]]を[[自爆特攻]]すれば、即座に[[宝玉獣]]を[[永続魔法]]化することも可能だが、[[任意効果]]のため[[タイミングを逃す]]場合がある。~
[[《宝玉の樹》]]ほどではないが、中盤以降やや持てあましがちになるのは難点。~
--[[《宝玉の氾濫》]]~
[[相手]]の[[カード]]を全て[[除去]]した上で、こちらは[[除去]]した枚数分の[[宝玉獣]]を[[墓地]]から展開できる非常に強力な[[通常魔法]]。~
その分[[発動条件]]も厳しく、[[コスト]]として[[魔法＆罠ゾーン]]の[[宝玉獣]]を４枚消費することになり、[[《神の警告》]]などで[[無効]]にされるとリカバリーが難しい。~
また、[[ペンデュラムゾーン]]の[[カード]]も巻き込んでしまうため、[[ペンデュラム召喚]]を駆使するタイプでは採用が難しい。~
[[手札事故]]も考慮すると採用は１枚か２枚程度が望ましいだろう。~
--[[《宝玉の集結》]]~
[[宝玉獣]]の[[破壊]]を[[トリガー]]に、[[宝玉獣]]を[[リクルート]]する[[永続罠]]。~
[[発動]]していれば[[相手]]は[[宝玉獣]]を[[破壊]]する事を躊躇うので、[[《激流葬》]]や[[《恐牙狼 ダイヤウルフ》]]などの積極的に[[破壊]]する手段も用意しておきたい。~
[[魔法＆罠ゾーン]]に[[宝玉獣]]が貯まってきたら(2)の[[効果]]で[[相手]]の[[カード]]と[[自分]]の[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]を[[バウンス]]して再利用するのが望ましい。~
-[[《虹の古代都市−レインボー・ルイン》]]~
多彩な[[効果]]を持つ、[[宝玉獣]]専用の[[フィールド魔法]]。~
全体的に維持してこその[[効果]]が多く、ある程度の長期戦略を取るのであれば[[必須カード]]に近い立場だが、短期決着を狙うのであれば採用されない場合が多い。~
[[《虹の古代都市−レインボー・ルイン》]]が存在する状態で[[永続魔法]]化した[[宝玉獣]]を４枚以上揃えれば、こちらはかなり有利になる。~
-[[《レア・ヴァリュー》]]~
[[魔法＆罠ゾーン]]の[[宝玉獣]]１体を２[[ドロー]]に変える。~
魅力的な[[効果]]に見えるが、[[魔法＆罠ゾーン]]の[[宝玉獣]]消費は２枚目以降のこの[[カード]]含め[[サポートカード]]の発動阻害の原因にもなる。~
特に複数[[積む]]と腐りやすい[[カード]]なので、採用する場合は少数に抑えられることが多い。~
-[[《カウンター・ジェム》]]~
[[魔法＆罠ゾーン]]をリセットした上で、元々[[墓地]]か[[魔法＆罠ゾーン]]にあった[[宝玉獣]]を[[魔法＆罠ゾーン]]に結集させる。~
中盤以降に[[発動]]できれば一気に[[《宝玉の氾濫》]]に繋がる可能性も大きいが、序盤ではまず役に立たず大きな[[デメリット]]も存在するのでリスクも大きい。~
投入する場合は、[[《レア・ヴァリュー》]]や[[《宝玉の祈り》]]による[[宝玉獣]]の消費や、[[《アドバンスド・ダーク》]]による[[墓地]]肥やしの併用も考えたい。~
―[[究極宝玉神]]の[[特殊召喚]][[サポート>サポートカード]]~
-[[《アドバンスド・ダーク》]]~
こちらも[[宝玉獣]]専用の[[フィールド魔法]]であり、主に[[宝玉獣]]を[[デッキ]]から[[墓地へ送る]]目的で採用される。~
[[《宝玉の集結》]]と併用することで高速で[[墓地]]と[[フィールド]]に[[宝玉獣]]を溜められるので、[[究極宝玉神]]の[[召喚条件]]も満たしやすくなる。~
他にも[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]の[[墓地]][[蘇生]]に繋げやすくなる一方で、[[《電光千鳥》]]等を採用しづらくなる点は注意。~
-[[《虹の引力》]]~
[[《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》]]と同じ[[特殊召喚]]条件で[[デッキ]]から[[究極宝玉神]]を[[リクルート]]できる。~
[[蘇生制限]]さえ満たせば[[墓地]]からの[[特殊召喚]]も可能であり、[[《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》]]が[[手札]]に来ても専用[[デッキ]]ならば腐りにくい。~
―それ以外の[[魔法・罠カード]]
-[[《強欲で謙虚な壺》]]~
数少ない[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]の[[サーチ]]手段として役立つ。~
同一[[ターン]]での[[自分]]の[[特殊召喚]]が封じられるため、なるべく序盤での[[発動]]を狙いたい。~
-[[《ブラック・ホール》]]・[[《激流葬》]]~
[[相手]]の[[モンスター]]を巻き込みつつ、能動的に[[宝玉獣]]を[[魔法＆罠ゾーン]]に置くことが可能。~
この時[[《宝玉の集結》]]を[[発動]]していた場合、[[《宝玉獣 ルビー・カーバンクル》]]を[[リクルート]]することで、大量展開からの[[直接攻撃]]も狙いやすい。~
-[[《おろかな埋葬》]]~
[[《アドバンスド・ダーク》]]と比較すると使い切りだが即効性がある。~
[[《宝玉の恵み》]]や[[《エアーズロック・サンライズ》]]の[[サポート>サポートカード]]に使えるので[[汎用性]]が高い。~
[[《ＢＦ−精鋭のゼピュロス》]]を[[墓地]]に送り、[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]を再利用するのも良い。~
-[[《エアーズロック・サンライズ》]]~
[[《リビングデッドの呼び声》]]や[[《強化蘇生》]]といった[[永続罠]]の採用が厳しいこの[[デッキ]]では、貴重な[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]の[[蘇生]]手段となる。~
[[《宝玉の恵み》]]とは違い、この[[カード]]は[[魔法＆罠ゾーン]]に[[宝玉獣]]が４枚ある時でも発動できる。~
-[[《霞の谷の神風》]]~
[[風属性]][[モンスター]]が[[手札]]に戻った時に[[デッキ]]から[[風属性]]の[[下級モンスター]]を[[リクルート]]できる[[フィールド魔法]]。~
この[[デッキ]]では[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]と[[《宝玉獣 コバルト・イーグル》]]が対応する。~
主に専用[[サポート>サポートカード]]の[[《宝玉の集結》]]の他、[[《ハーピィ・ダンサー》]]・[[《Ａ・ジェネクス・バードマン》]]でも[[効果]]を[[発動]]できる。~
-[[《禁じられた聖槍》]]・[[《トラップ・スタン》]]・[[《我が身を盾に》]]~
[[《大嵐》]]が利用しづらい都合上、この[[カード]]で[[相手]]の[[伏せカード]]による妨害を凌ぎたい。~
特に[[《トラップ・スタン》]]は[[《宝玉の氾濫》]]を[[《神の警告》]]などで[[無効]]にされるのを回避しつつ[[除去]]と展開を行える。~
-[[《ブレイクスルー・スキル》]]~
相手の[[ターン]]では[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]、自分の[[ターン]]では[[《エルシャドール・ミドラーシュ》]]などの厄介な[[モンスター効果]]を[[無効]]にできる。~
また [[墓地]]からも[[発動]]できるため、[[魔法＆罠ゾーン]]を圧迫しないのも利点。~
-[[《ジェネレーション・チェンジ》]]~
自身の[[宝玉獣]]を[[破壊]]しつつ、同名の[[宝玉獣]]を[[サーチ]]できる。~
狙い目は[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]であり、[[宝玉獣]]は[[破壊]]されても[[魔法＆罠ゾーン]]に置かれるため[[ディスアドバンテージ]]になりにくい。~
また、[[《宝玉の集結》]]の[[リクルート]][[効果]]の[[トリガー]]を能動的に満たすことができ、より[[デッキ圧縮]]を進められる。~
-[[《神の忠告》]]~
この[[デッキ]]では[[発動条件]]を阻害されにくいため、採用を検討できる。~
**戦術 [#ff653f7b]
[[魔法＆罠ゾーン]]に[[宝玉獣]]を溜め[[《宝玉獣 ルビー・カーバンクル》]]の[[効果]]で[[宝玉獣]]を大量展開、[[エクシーズ召喚]]等で[[ビートダウン]]に繋いでいくことが一連の動きとなる。~
任意の[[宝玉獣]]を[[魔法＆罠ゾーン]]に置くことができる[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]とそれを[[サーチ]]できる[[《宝玉の先導者》]]が非常に重要となる。~
このため、[[《強欲で謙虚な壺》]]や[[《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》]]を駆使して序盤の内から[[手札]]に引き込む必要がある。~
大量展開の手段は豊富であり、[[サポートカード]]の運用次第では序盤の数[[ターン]]で準備を整えやすい。~
[[《宝玉の集結》]]はこちらの[[宝玉獣]]を[[破壊]]されても後続の[[宝玉獣]]を呼び出せるので、早いうちに[[発動]]に繋げておくと良い。~
その際、こちらの[[《激流葬》]]に巻き込みつつ[[《宝玉獣 ルビー・カーバンクル》]]を[[リクルート]]し、[[魔法＆罠ゾーン]]の[[宝玉獣]]を展開する動きも考慮しておく。~
また、[[《宝玉の先導者》]]及び[[《宝玉の守護者》]]を[[ペンデュラム効果]]で[[相手]]の[[罠カード]]等による妨害もある程度対応できるが過信は禁物である。~
[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]から[[魔法＆罠ゾーン]]に置く[[宝玉獣]]は状況によって使い分けていく。~
[[《宝玉の導き》]]や[[《レア・ヴァリュー》]]の[[発動条件]]からも、なるべく[[魔法＆罠ゾーン]]の[[宝玉獣]]を常に「２つ」以上は維持すること。~
しかし、２枚目の[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]を置いて[[《宝玉の契約》]]から[[特殊召喚]]するのも[[デッキ圧縮]]の観点から序盤の有効な戦術である。~
いずれにせよ、[[魔法＆罠ゾーン]]の[[宝玉獣]]が尽きた場合を考え[[《宝玉の恵み》]]等による手早い補充手段も用意しておきたい。~
[[《宝玉の氾濫》]]は[[相手]]が確実に警戒してくる１枚であり、投入する場合は[[発動]]タイミングを見極める必要がある。~
上述の通り[[無効]]化されると[[永続魔法]]の[[宝玉獣]]を失ってしまうため、[[《虹の古代都市−レインボー・ルイン》]]などの[[効果]]も[[使用]]できなくなる。~
巻き返しが困難になるため、事前の露払いや[[《電光−雪花−》]]・[[《トラップ・スタン》]]等による対策は必須と言える。~
以前ほどではないが、[[宝玉獣]]の専用[[サポートカード]]は[[魔法カード]]に偏っており、それらを封じる[[モンスター]]にも早めの対応が必要である。~
特に[[《ナチュル・ビースト》]]や[[《Ｎｏ.１６ 色の支配者ショック・ルーラー》]]などは天敵にあたる。~
[[《激流葬》]]や[[《宝玉の集結》]]などの[[罠カード]]、[[《宝玉の守護者》]]の[[モンスター効果]]による[[コンバットトリック]]で的確に対処すること。~
**[[デッキ]]の種類 [#na08e70c]
***[[《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》]]軸 [#uf63f974]
７種類の[[宝玉獣]]を採用し、[[《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》]]の[[特殊召喚]]を狙う。~
同じ[[攻撃力]]の[[《降雷皇ハモン》]]と比較すると、[[宝玉獣]]の[[サポートカード]]を利用しての[[特殊召喚]]がしやすい。~
ただ、７種の[[宝玉獣]]が必要となるため、汎用[[カード]]のスロットを削られ、[[デッキ]]の[[回転]]が悪くなる場合もあるので、これを解消できる[[《宝玉の解放》]]はぜひとも入れたい。~
また[[《奈落の落とし穴》]]等の[[除外]][[カード]]が怖いので、[[サイドデッキ]]に[[《異次元からの埋葬》]]を入れておきたい。~
//***[[シンクロ召喚]]軸 [#w605dda5]
// [[特殊召喚]]しやすい[[宝玉獣]]を[[シンクロ素材]]に[[シンクロ召喚]]を狙う。~
// [[《召喚僧サモンプリースト》]]は[[レベル]]４[[チューナー]]を[[リクルート]]でき、[[宝玉獣]]との共有が容易。~
// [[《スクラップ・ドラゴン》]]とは相性がよく、[[耐性]]を得た[[《虹の古代都市−レインボー・ルイン》]]を選択すれば[[ノーコスト>コスト]]で毎[[ターン]][[除去]]が可能になる。~
// また、[[《獣神ヴァルカン》]]は[[魔法＆罠ゾーン]]の[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]を[[バウンス]]でき、次[[ターン]]以降の[[効果]]の[[使用]]に繋げられる。~
// [[チューナー]]には[[《宝玉獣 ルビー・カーバンクル》]]を[[コスト]]にできる[[《朱光の宣告者》]]が投入しやすい。~
// [[《デブリ・ドラゴン》]]は[[《宝玉獣 ルビー・カーバンクル》]]を[[蘇生]]でき、[[《ライトロード・アーク ミカエル》]]も[[シンクロ召喚]]できる。~
// もしくは[[《緊急テレポート》]]と[[サイキック族]][[チューナー]]を採用するのも良い。~
// ただ、今は[[チューナー]]の必要ない[[エクシーズ召喚]]を組み込む構築が主流になっていると言っても過言ではない。~
//-かつては[[《レスキューキャット》]]を軸とする事もあった。~
***[[【レインボー・ネオス】]]軸 [#zd53b33f]
厳密には[[宝玉獣]]は採用せず、[[究極宝玉神]]のみを採用した[[融合]]軸の[[デッキ]]。~
詳細は当該ページを参照。~
//**[[デッキ]]の派生
**この[[デッキ]]の弱点 [#a50cf51e]
-[[魔法・罠カード]]の大量[[除去]]~
[[宝玉獣]]は多彩な[[サポートカード]]を持つが[[手札]]消費が激しく、リソースである[[永続魔法]]化した[[宝玉獣]]を根こそぎ[[除去]]されると立て直しが困難になる。~
[[永続魔法]]化した[[宝玉獣]]を条件とした[[サポートカード]]も多く、[[相手]]の[[《大嵐》]]等で動きが大きく後退してしまう。~
[[《宝玉の先導者》]]と[[《宝玉の守護者》]]で耐性をつける事ができ、[[魔法・罠カード]]による[[除去]]は[[《虹の古代都市−レインボー・ルイン》]]の３つ目の[[効果]]で[[無効]]にできるが、どちらも[[１ターンに１度]]なので過信は禁物。~
[[《裁きの龍》]]などの複数回[[発動]]できる[[全体除去]]だと、[[耐性]]をつけても再[[発動]]で[[除去]]されてしまう。~
特に、[[《励輝士 ヴェルズビュート》]]は多くの[[デッキ]]で出しやすい上、[[モンスター]]が[[破壊]]されても[[永続魔法]]として残る関係で条件を満たしやすいため、天敵と言って良い。~
また、[[魔法＆罠ゾーン]]を圧迫してしまうため、対策として[[《スターライト・ロード》]]や[[《大革命返し》]]等を積みにくいのも痛い所。~
現環境では[[魔法・罠除去]]は[[効果モンスター]]に頼る事が多いので、[[《エフェクト・ヴェーラー》]]によって対策したい。
-全体[[除外]]~
[[《閃光の追放者》]]や[[《マクロコスモス》]]があると、[[モンスター]]の状態で[[破壊]]された場合に[[魔法＆罠カードゾーン]]に移る[[効果]]は阻害されないが、[[墓地へ送る]]事ができなくなるので様々な制限が生まれる。~
特に[[《レア・ヴァリュー》]]・[[《宝玉の氾濫》]]・[[《虹の古代都市−レインボー・ルイン》]]の３つ目の[[効果]]（これは[[《次元の裂け目》]]でも不可になる）等が[[発動]]不可になるのは痛い。~
また、[[《宝玉獣 ルビー・カーバンクル》]]による大量展開を[[《奈落の落とし穴》]]で狙われ、根こそぎ[[除外]]された場合も非常に厳しくなる。~
[[《虚空海竜リヴァイエール》]]の存在も踏まえて、[[宝玉獣]]を大量展開するときには、[[レベル]]３の[[宝玉獣]]を２体出しておく、または[[《宝玉の守護者》]]を発動しておくといったプレイングも意識しておきたい。~
-[[特殊召喚]]封じ~
[[特殊召喚]]を多用するので、[[《大天使クリスティア》]]や[[《虚無空間》]]等には行動を封じられる。~
直接的に[[特殊召喚]]を封じるわけではないが、[[《Ｄ−ＨＥＲＯ Ｂｌｏｏ−Ｄ》]]や[[《冥界の魔王 ハ・デス》]]、[[《スキルドレイン》]]も怖い。~
特に[[《スキルドレイン》]]等の[[永続罠]]は、こちらが常に[[魔法＆罠カードゾーン]]を利用する[[デッキ]]なので、[[全体除去]]を使用しづらいために対処が難しい。~
**サンプルレシピ [#idfc0b1f]
-【宝玉獣】~
第44回フロンティアカップ優勝~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=328~
**代表的なカード [#db3e24b9]
-[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]
-[[《宝玉獣 ルビー・カーバンクル》]]
-[[《宝玉の先導者》]]
-[[《宝玉の守護者》]]
-[[《虹の古代都市−レインボー・ルイン》]]
-[[《宝玉の氾濫》]]
-[[《宝玉の導き》]]
-[[《宝玉の集結》]]
**関連リンク [#l5b7f80f]
-[[宝玉獣]]
-[[デッキ集]]