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*【&ruby(まりょく){魔力};カウンター】 [#top]
#contents
**[[デッキ]]の概要 [#abstract]
[[魔力カウンター]]を[[置く]]事ができる[[カード]]をフルに活用した[[デッキ]]。~
関連[[モンスター]]は[[魔法使い族]]が大半を占めるため、[[種族]]サポートを取り入れやすい[[メリット]]がある。~
第3期の[[黒魔導の覇者]]で関連[[カード]]が初めて登場し、時代の流れ、ルールの変更と共に形を変えて断続的に[[サポート>サポートカード]]が登場してきた。~
この歴史の長さゆえに、一口に[[魔力カウンター]]と言ってもどの[[カード]]を軸にするかでその戦術は大きく異なる。~
**[[デッキ]]構築に際して [#introduction]
[[魔力カウンター]]を[[置く]][[効果]]を持つ[[カード]]は多数存在するが、それらの[[効果]]の中で一際類似[[テキスト]]の多いものに以下のような[[効果]]が存在する。~
(X):このカードが(特定の場所)に存在する限り、
自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを(特定の数)置く。
(Y):(特定のカード)の魔力カウンターを(指定された数)取り除いて発動できる。
(固有効果)。
多数の[[魔法カード]]を使用してこれらの[[カード]]に高速で[[魔力カウンター]]を貯め込み、それを消費して[[デュエル]]を進行していくのが【魔力カウンター】の共通戦術となる。~
結果的に[[デッキ]]の比率は[[魔法カード]]が多くなり、特に扱いやすい[[ドローソース]]が何よりも重視されるだろう。~
**[[デッキ]]の種類 [#decktype]
***[[《神聖魔導王 エンディミオン》]]型 [#decktype1]
《神聖魔導王 エンディミオン/Endymion, The Master Magician》
効果モンスター
星7/闇属性/魔法使い族/攻2700/守1700
(1):このカードは自分フィールドの「魔法都市エンディミオン」に置かれている魔力カウンターを6つ取り除き、
手札・墓地から特殊召喚できる。
(2):このカードの(1)の方法で特殊召喚に成功した場合、
自分の墓地の魔法カード1枚を対象として発動する。
そのカードを手札に加える。
(3):1ターンに1度、手札から魔法カード1枚を捨て、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
《魔法都市エンディミオン/Magical Citadel of Endymion》
フィールド魔法
(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
(2):魔力カウンターが置かれているカードが破壊された場合に
そのカードに置かれていた魔力カウンターの数だけ、このカードに魔力カウンターを置く。
(3):1ターンに1度、自分がカードの効果を発動するために自分フィールドの魔力カウンターを取り除く場合、
代わりにこのカードから取り除く事ができる。
(4):このカードが破壊される場合、代わりにこのカードの魔力カウンターを1つ取り除く事ができる。
[[《神聖魔導王 エンディミオン》]]を主軸に据えた[[デッキ]]。~
[[フィールド]]の[[永続カード]]に[[魔力カウンター]]を貯め込んで[[特殊召喚]]、[[墓地]]の強力な[[魔法カード]]を使い回して[[アドバンテージ]]を獲得していく。~
***[[シンクロ召喚]]型 [#decktype2]
《アーカナイト・マジシャン/Arcanite Magician》
シンクロ・効果モンスター
星7/光属性/魔法使い族/攻 400/守1800
チューナー+チューナー以外の魔法使い族モンスター1体以上
(1):このカードがS召喚に成功した場合に発動する。
このカードに魔力カウンターを2つ置く。
(2):このカードの攻撃力は、
このカードの魔力カウンターの数×1000アップする。
(3):自分フィールドの魔力カウンターを1つ取り除き、
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
その相手のカードを破壊する。
《マジックテンペスター/Tempest Magician》
シンクロ・効果モンスター
星6/闇属性/魔法使い族/攻2200/守1400
チューナー+チューナー以外の魔法使い族モンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、
このカードに魔力カウンターを1つ置く。
1ターンに1度、自分の手札を任意の枚数墓地へ送る事で、
その枚数分だけ魔力カウンターを
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターに置く。
また、フィールド上に存在する魔力カウンターを全て取り除く事で、
その個数×500ポイントダメージを相手ライフに与える。
《覇魔導士アーカナイト・マジシャン/Supreme Arcanite Magician》
融合・効果モンスター
星10/光属性/魔法使い族/攻1400/守2800
魔法使い族Sモンスター+魔法使い族モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
(1):このカードが融合召喚に成功した場合に発動する。
このカードに魔力カウンターを2つ置く。
(2):このカードの攻撃力は、このカードの魔力カウンターの数×1000アップする。
(3):1ターンに1度、自分フィールドの魔力カウンターを1つ取り除き、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
●自分はデッキから1枚ドローする。
[[魔力カウンター]]に関連した[[効果]]を持つ[[シンクロモンスター]]である[[《アーカナイト・マジシャン》]]、[[《マジックテンペスター》]]及びそれらから派生した[[モンスター]]を軸に据えた[[デッキ]]。~
展開力に優れる[[魔法使い族]]に[[シンクロ召喚]]のギミックを取り込み、主力となる[[モンスター]]を[[シンクロ召喚]]する。~
[[魔法使い族]]が主軸となる[[【シンクロ召喚】]]である[[【フォーチュンレディ】]]などは[[デッキ]]の土台として適する。~
***[[ペンデュラム召喚]]型 [#decktype3]
《マジカル・アブダクター/Magical Abductor》
ペンデュラム・効果モンスター
星4/地属性/魔法使い族/攻1700/守1400
【Pスケール:青3/赤3】
(1):このカードがPゾーンに存在する限り、
自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
(2):1ターンに1度、このカードの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。
デッキからPモンスター1体を手札に加える。
【モンスター効果】
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
(2):このカードの攻撃力は、このカードの魔力カウンターの数×100アップする。
(3):1ターンに1度、このカードの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。
デッキから魔法使い族・レベル1モンスター1体を手札に加える。
[[ペンデュラムゾーン]]に[[ペンデュラムモンスター]]を[[発動]]しても[[魔法カード]]を[[発動]]したことになることを生かした[[デッキ]]。~
[[モンスター]]を展開する布陣を整えながら[[魔力カウンター]]を貯める必要がある【魔力カウンター】と[[ペンデュラムモンスター]]の相性は抜群に良く、より攻め気のある[[デッキ]]に仕上がるだろう。~
一部[[ペンデュラムモンスター]]は[[魔力カウンター]]に関する[[効果]]を持つほか、[[ペンデュラムゾーン]]に存在する状態で[[魔力カウンター]]を貯められる[[ペンデュラム効果]]を持つものも存在する。~
現在の【魔力カウンター】の主流と言えるため、このタイプの[[デッキ]]を構築する場合は是非押さえておきたい。~
派生デッキにあたる[[【魔導獣】]]及び[[【エンディミオン】]]には関連カードが多い。~
**[[デッキ]]の[[カード]]について [#cards]
ここでは特に[[カテゴリ]]に属さない、もしくは属しているが汎用的な[[効果]]を持つ[[カード]]について述べる。~
[[モンスター]]は基本的に[[魔力カウンター]]に関する[[効果]]を持つもの及び[[魔法使い族]][[モンスター]]の[[サポートカード]]から[[汎用性]]が高いものを優先的に採用する。~
[[モンスター]]以外は基本的に[[魔法カード]]で埋め、特別な理由がある場合に少数の[[罠カード]]を採用する形になるだろう。~
-[[モンスターカード]]
--[[《マジカル・コンダクター》]]、[[《マジカル・アブダクター》]]、[[《王立魔法図書館》]]など/[[魔法カード]]の[[発動]]に連動した[[魔力カウンター]]の供給およびそれらの利用
--[[《見習い魔術師》]]、[[《クルセイダー・オブ・エンディミオン》]]、[[《黒魔力の精製者》]]など/他のカードへの[[魔力カウンター]]の供給
--[[《魔導戦士 ブレイカー》]]、[[《魔導獣 キングジャッカル》]]、[[《神聖魔導王 エンディミオン》]]など/[[魔力カウンター]]を利用したアドバンテージの獲得
--[[《魔導戦士 ブレイカー》]]、[[《魔導獣 キングジャッカル》]]、[[《神聖魔導王 エンディミオン》]]など/[[魔力カウンター]]を利用した[[アドバンテージ]]の獲得
-[[魔法カード]]
--[[《魔法都市エンディミオン》]]、[[《魔法都市の実験施設》]]、[[《混沌の場》]]/[[魔力カウンター]]の供給場所の確保
--[[《魔導加速》]]、[[《魔力掌握》]]、[[《魔力統轄》]]/自発的な[[魔力カウンター]]の供給
--[[《成金ゴブリン》]]、[[《強欲で貪欲な壺》]]、[[《チキンレース》]]、[[《闇の誘惑》]]など/扱いやすい[[ドローソース]]
--[[《テラ・フォーミング》]]、[[《盆回し》]]、[[《トゥーンのもくじ》]]+[[《トゥーン・ワールド》]]など/扱いやすい[[デッキ圧縮]][[カード]]
--[[《ワンダー・ワンド》]]、[[魔導書]]など/[[魔法使い族]]の[[サポートカード]]
-[[罠カード]]
--[[《漆黒のパワーストーン》]]、[[《魔導変換》]]、[[《臨時収入》]]など/[[魔力カウンター]]に関する[[効果]]を持つ[[罠カード]]
--[[《神の宣告》]]、[[《スターライト・ロード》]]など/[[魔力カウンター]]の乗った[[カード]]に対する[[除去]]への対抗策
**[[デッキ]]の派生 [#variation]
***[[【魔導獣】]] ・[[【エンディミオン】]][#pendulumcounter]
両者共に「[[魔力カウンター]]に関する[[効果]]を持つ[[ペンデュラムモンスター]]」を軸とする[[デッキ]]。~
[[ペンデュラムモンスター]]の[[魔法カード]]としての[[発動]]を[[トリガー]]に[[魔力カウンター]]を貯める独特の動きが特徴。~
詳細は該当項目参照。~
***[[【魔導書】]][#spellbook]
手札を増やしやすく、展開から攻め、守りまでの多くの要素を[[魔法カード]]に頼る[[デッキ]]のため、【魔力カウンター】の要素を多く取り入れやすい。~
特に[[《魔導書廊エトワール》]]は、通常の[[魔力カウンター]]関連[[カード]]とは異なるアプローチで[[魔力カウンター]]を貯められる[[カード]]となる。~
詳細は該当項目参照。~
***[[【カオス・ソルジャー】]][#blackluster]
[[カオス・ソルジャー]][[儀式モンスター]]を主軸とする[[デッキ]]だが、一部[[サポートカード]]に[[魔力カウンター]]が関連するものが見られる。~
[[《混沌の場》]]は通常の[[魔力カウンター]]関連[[カード]]と異なる条件下で非常に簡単に[[魔力カウンター]]を貯めていけるため、[[儀式魔法]]の[[発動]]と合わせて共通の戦術を取りやすい。~
***[[【図書館エクゾ】>【エクゾディア】#LIBRARY]] [#library]
[[《封印されしエクゾディア》]]の[[特殊勝利]]にのみ勝ち筋を絞った[[デッキ]]タイプ。~
[[《王立魔法図書館》]]と[[発動]]する[[魔法カード]]を[[手札交換]]等の[[ドローソース]]に絞り、[[エクゾディアパーツ>封印されし]]を素早く揃えていく。~
詳しくは該当ページを参照。~
**この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint]
[[魔力カウンター]]そのものが[[カードの効果]]によって生み出されて維持されるもののため、[[魔力カウンター]]が乗った[[カード]]に対する[[除去]]及び[[効果]]の[[無効]]化を行ってくる[[カード]]は天敵。~
[[魔力カウンター]]が乗っていた[[カード]]を[[除去]]されたり、その[[効果]]を[[無効]]化されたりしてしまった場合、乗っていた[[魔力カウンター]]はすべて失われてしまい、致命的な[[アドバンテージ]]の喪失に直結する。~
[[モンスター]]の展開も[[魔力カウンター]]に基づくものの場合、[[特殊召喚]]が基本となるため[[特殊召喚]]封じも苦手とする。~
その他、[[デッキ]]の比率が[[魔法カード]]に偏るため[[魔法カード]]への[[メタ]]も危険。~
[[《ナチュル・ビースト》]]や[[《ナチュル・エクストリオ》]]等との相性は最悪であり、構築次第では[[魔法カード]]以外での対処手段が捻出できず、なすすべも無く負けてしまう可能性もある。~
**この[[デッキ]]の歴史 [#history]
***第3期〜 [#history3]
[[魔力カウンター]]を[[置く]][[効果]]を持つ[[カード]]が初めて登場した。~
この時点では【魔力カウンター】としてのまとまりは希薄であり、[[《魔導戦士 ブレイカー》]]や[[《魔導獣 ケルベロス》]]などの一部[[カード]]が汎用的に使用される程度であった。~
***第5期〜 [#history5]
この時期から[[魔力カウンター]]に関係する[[サポートカード]]が多く登場している。~
***第6期〜 [#history6]
[[ストラクチャーデッキ−ロード・オブ・マジシャン−]]の発売に伴い、[[魔力カウンター]]を複数種類の[[カード]]にまたがって運用する[[カード]]が登場。~
「[[魔法カード]]を使用して[[魔力カウンター]]を貯め込み、それを使って[[アドバンテージ]]を獲得する」という現行の【魔力カウンター】の原型が誕生する。~
***第9期〜 [#history9]
[[ペンデュラムモンスター]]が登場。~
[[魔法カード]]として[[発動]]できる性質は【魔力カウンター】と抜群の相性を誇り、それを意識した[[カード]]も複数登場した。~
***第10期〜 [#history10]
[[魔導獣]]・[[エンディミオン]]と、[[カテゴリ]]単位で[[魔力カウンター]]を運用する[[カード]]群が登場。~
時折[[環境]]にも顔を見せるレベルにまで成長を遂げている。~
**代表的な[[カード]] [#keycard]
-[[《神聖魔導王 エンディミオン》]]
-[[《魔法都市エンディミオン》]]
-[[《アーカナイト・マジシャン》]]
-[[《マジックテンペスター》]]
-[[《マジカル・アブダクター》]]
**関連リンク [#link]
-[[【魔法使い族】]]
-[[【シンクロ召喚】]]
-[[【ペンデュラム召喚】]]
-[[【魔導獣】]]
-[[【エンディミオン】]]
-[[デッキ集]]
//編集者記:7月時点のテストページでの記述を元に大幅改編を行いました、問題があればすぐに編集者にお伝えください