*【未来オーバー】 [#lb9d18d0]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#q43c67ea]
 [[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]と[[《オーバーロード・フュージョン》]]の[[コンボ]]を使用した、[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]による[[1ターンキル]][[デッキ]]。~

-[[12/09/01>禁止・制限カード/2012年9月1日]]にて[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]が[[禁止カード]]に指定され、現在は構築不能となっている。

 《未来融合−フューチャー・フュージョン/Future Fusion》
 永続魔法(禁止カード)
 自分のエクストラデッキの融合モンスター1体をお互いに確認し、
 決められた融合素材モンスターを自分のデッキから墓地へ送る。
 発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時に、確認した融合モンスター1体を
 融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
 このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
 そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。

 《オーバーロード・フュージョン/Overload Fusion》
 通常魔法
 自分フィールド上・墓地から、
 融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを
 ゲームから除外し、機械族・闇属性のその融合モンスター1体を
 融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。

 《キメラテック・オーバー・ドラゴン/Chimeratech Overdragon》
 融合・効果モンスター
 星9/闇属性/機械族/攻   ?/守   ?
 「サイバー・ドラゴン」+機械族モンスター1体以上
 このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
 このカードが融合召喚に成功した時、
 このカード以外の自分フィールド上のカードを全て墓地へ送る。
 このカードの元々の攻撃力・守備力は、
 このカードの融合素材としたモンスターの数×800ポイントになる。
 このカードは融合素材としたモンスターの数だけ
 相手モンスターを攻撃できる。

 《禁じられた聖槍/Forbidden Lance》
 速攻魔法
 (1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
 そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力が800ダウンし、
 このカード以外の魔法・罠カードの効果を受けない。

**[[デッキ]]構築に際して [#mde1acb1]
***[[モンスターカード]]について [#w994f4bb]
 基本的に[[《サイバー・ドラゴン》]]と各種[[魔法・罠カード]]さえあればどの[[機械族]][[モンスター]]でも[[デッキ]]は成立するため、他の[[カード]]はある程度好みで入れられる。~
 個々の性能もだが、それぞれの[[シナジー]]や[[モンスター]]同士での[[コンボ]]を考慮し選択したい。~
 各[[機械族]]に関しては[[【機械族】]]を参照。

 [[機械族]]以外で相性のよい[[モンスター]]では[[《シンクロ・フュージョニスト》]]が挙げられる。~
 [[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]と[[《オーバーロード・フュージョン》]]を迅速に[[サーチ]]することができる。~
 [[モンスター効果の発動]]のための[[シンクロ召喚]]先を[[機械族]][[シンクロモンスター]]にすることで、自身が[[機械族]]でないことをフォローしたい。~
 [[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]や[[《ミスト・ウォーム》]]等の[[除去]][[効果]]を持つ[[シンクロモンスター]]も[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]の[[攻撃]]を補佐できるので候補となりうる。

***[[魔法・罠カード]]について [#b8f39127]
 [[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]を素早く[[手札]]に[[加える]]ための[[カード]]が必要となる。~
 [[《封印の黄金櫃》]]・[[《タイムカプセル》]]はピンポイントで[[サーチ]]出来るので、是非とも検討したい。~
 だたし前者は[[《マインドクラッシュ》]]で狙い撃ち、後者は[[魔法・罠除去]]により[[サーチ]]を阻害される等の弱点がある。~
 その他[[《打ち出の小槌》]]・[[《リロード》]]・[[《強欲で謙虚な壺》]]等、[[ドローソース]]・[[手札交換]][[カード]]も採用したい。

 [[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]][[召喚]]後は即座に勝負を決めてしまいたいので、[[除去]][[カード]]は必須。~
 [[《大嵐》]]・[[《サイクロン》]]・[[《ナイト・ショット》]]等の[[伏せ除去]]はもちろん、[[モンスター効果]]や[[《オネスト》]]も警戒して[[モンスター除去]]も必要となる。~
 [[《エヴォリューション・バースト》]]は[[カード]]の種類を問わず[[破壊]]出来るので、採用する際は[[《サイバー・ドラゴン・ツヴァイ》]]や[[《プロト・サイバー・ドラゴン》]]も合わせて投入したい。

 あとは[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]が[[除去]]された時の保険を考えておきたい。~
 [[《異次元からの帰還》]]は[[《オーバーロード・フュージョン》]]で[[除外]]した[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できる。~
 [[制限カード]]であるため1枚しか入れられないが、[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]によって[[デッキ]]の[[カード]]は大幅に減っているので[[ドロー]]しやすい。~
 [[モンスター]]の[[レベル]]を揃える・[[チューナー]]を採用する等すれば、[[エクシーズ召喚]]や[[シンクロ召喚]]で充分リカバリーが可能。

**戦術 [#be495eff]
+[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]で[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]を選択。~
[[《サイバー・ドラゴン》]]を含む[[機械族]][[モンスター]]を可能な限り[[墓地へ送る]]。
+[[《オーバーロード・フュージョン》]]で[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]を選択。~
[[墓地]]の[[機械族]][[モンスター]]を可能な限り[[除外]]して[[融合召喚]]。~

 上記の手順で[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]を[[融合召喚]]し、[[攻撃]]するだけである。~
 なお、[[攻撃力]]が8000に到達するための[[融合素材]]はわずかに10枚と、無理のある[[デッキ]]構築をせずとも狙うことができる。~
 この[[コンボ]]に[[伏せ除去]]や、[[《禁じられた聖槍》]]で[[耐性]]を付加すれば、ほぼ完全な[[1ターンキル]]となる。~

 時間は掛かるが[[《禁じられた聖槍》]]は[[《オーバーロード・フュージョン》]]の代用とすることも可能。~
 [[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]で[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]が[[融合召喚に成功した]]時に[[墓地へ送る]][[誘発効果]]に[[チェーン]]して[[《禁じられた聖槍》]]を[[発動]]することで[[破壊]]を回避できる。~

 [[《メテオ・ストライク》]]等で[[貫通]]を付ければ[[守備表示]][[モンスター]]がいてもまったく関係ない。~
 また、[[《巨大化》]]・[[《リミッター解除》]]等の[[強化]]は[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]自体が[[攻撃力]]8000を超えられるため、なくても成立できる。~
 [[コンボ]]自体に使う[[カード]]が少ない分、より確実に[[1ターンキル]]を狙えるよう[[伏せ除去]][[カード]]も揃える工夫はしたい。~

**[[デッキ]]の派生 [#y546f71f]
***[[【サイバー・ドラゴン】]]軸 [#cyberdoragon]
 [[キーカード]]が同じなので構築しやすい。~
 [[《エヴォリューション・バースト》]]の[[デメリット]]も、[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]を[[融合召喚]]してしまえば関係なくなる。~
 あちらほど[[融合]]を重視する必要はないが、[[《パワー・ボンド》]]は[[手札]]・[[フィールド]]だけの[[融合]]でも高[[攻撃力]]を得られるので投入するのも良いだろう。~
 [[光属性]]・[[機械族]]で固める事で[[《サイバー・エルタニン》]]も採用出来る。

***[[【ガジェット】]]軸 [#gadget]
 [[ビートダウン]]と[[デッキ圧縮]]を兼ねているため、この[[デッキ]]との相性も良い。~
 詳細は該当ページ参照。

***【未来ショッカー】 [#jinzo]
 【未来リターナー】とも呼ばれる、[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]と[[《人造人間−サイコ・リターナー》]]をフル投入した[[デッキ]]。~
 [[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]で[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]と[[《人造人間−サイコ・リターナー》]]を3枚ずつ同時に[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]を3体並べて大[[ダメージ]]を狙う。~
 状況によってはこれだけでも勝ててしまうだろう。

***[[《次元融合》]]採用型 [#dimensionfusion]
 [[《オーバーロード・フュージョン》]]で[[除外]]した[[モンスター]]を戻してさらに攻撃性能を高めたタイプ。~
 先行1ターン目に[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]+[[《マジック・キャンセラー》]]を展開して[[ロック]]するギミックも取り入れており、[[1ターンキル]]に失敗しても反撃を許さない。~
 [[先攻]]1ターン目に[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]+[[《マジック・キャンセラー》]]を展開して[[ロック]]するギミックも取り入れており、[[1ターンキル]]に失敗しても反撃を許さない。~
 [[キーカード]]となる3枚の[[魔法カード]]が[[融合]]・[[フュージョン]]と名の付くカードのため【スリーエフ】とも呼ばれた。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#weekpoint]
 [[1ターンキル]][[デッキ]]の宿命として、初期[[手札]]に影響されやすいという面がある。~
 [[ドローソース]]や[[デッキ圧縮]]を活用して、素早く[[キーカード]]を[[手札]]に集められるようにしたい。~
 ある程度の低速化を覚悟して、[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]などの[[ロック]][[カード]]を採用するのもいいだろう。~
 [[ロック]]は[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]の[[効果]]で崩すことができるので相性は悪くないが、[[《レベル制限B地区》]]のような[[表示形式]]変更を伴う[[カード]]は[[効果]]を受けてしまう。~
 ただし、[[キーカード]]を揃えることばかりを気にすると、[[デッキ]]内の[[機械族]][[モンスター]]の比率が下がり、[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]の爆発力も落ちてしまう。

 [[墓地リソース]]を利用した[[フィニッシャー]]の[[特殊召喚]]が基本となるので、[[墓地]]封じ・[[特殊召喚]]封じは大きな弱点となる。~
 これらの[[メタカード]]を多数搭載した[[【メタビート】]]が[[相手]]だと厳しい戦いとなる。~
 ただし[[除外]]による[[墓地]]封じであれば[[《異次元からの帰還》]]である程度の対処は可能。~

 [[モンスター]]1体の[[攻撃]]で[[1ターンキル]]を狙う性質から、[[《魔法の筒》]]などは天敵である。~
 [[自分]]が[[1ターンキル]]級の[[ダメージ]]を受けてしまうことになりかねない。~
 また、[[裏側守備表示]][[モンスター]]を[[攻撃]]する場合、[[戦闘破壊]][[耐性]]持ちである可能性や、[[《アマゾネスの剣士》]]・[[《フュージョニストキラー》]]・[[《スフィア・ボム 球体時限爆弾》]]といった[[地雷]][[カード]]の存在も考慮したい。~
 これらには、[[貫通]]または[[直接攻撃]][[効果]]を付与することで対処できる。~

 [[魔法カード]]が[[キーカード]]であるため、[[墓地]]に落ちたり[[除外]]されてしまうと再利用は困難。~

**[[デッキ]]の歴史 [#history]
***[[06/09/01>禁止・制限カード/2006年9月1日]]・[[07/03/01>禁止・制限カード/2007年3月1日]] [#d6234aaa]
 [[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]・[[《オーバーロード・フュージョン》]]・[[《次元融合》]]が相次いで[[制限カード]]となり、大幅に弱体化した。

***[[08/09/01>禁止・制限カード/2008年9月1日]] [#w57b5b76]
 [[《次元融合》]]が[[禁止カード]]、[[《異次元からの帰還》]]が[[制限カード]]となったため、[[《オーバーロード・フュージョン》]]で[[除外]]した[[モンスター]]の活用が難しくなった。~
 また、[[《サイバー・ドラゴン》]]が[[制限カード]]となり、[[デッキ]]内に[[《サイバー・ドラゴン》]]がいなくなることで[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]が[[腐る]]危険性が上がった。

***[[10/03/01>禁止・制限カード/2010年3月1日]]・[[10/09/01>禁止・制限カード/2010年9月1日]] [#se03e341]
 [[《サイバー・ドラゴン》]]の[[制限緩和]]が進み、[[無制限カード]]となった。~
 これにより、[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]が[[腐る]]可能性は少なくなった。

***[[11/09/01>禁止・制限カード/2011年9月1日]][#kabf7ddb]
 [[《オーバーロード・フュージョン》]]の[[制限緩和]]が進み、[[無制限カード]]となった。~
 [[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]は未だ[[制限カード]]であるが、多少は力を取り戻したと言える。

***[[12/09/01>禁止・制限カード/2012年9月1日]] [#ra6e9d7a]
 [[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]が[[禁止カード]]の指定を受け、構築不可に。

**サンプルレシピ [#p639be7d]
-【キメラフラガジェ】~
2006年度日本代表最終選考会5位~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=88

-【次元キメラ】~
2006年度日本代表最終選考会7位~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=86

-【次元キメラ】~
2006年度日本代表最終選考会8位~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=85

**代表的なカード [#ecd886c6]
-[[《サイバー・ドラゴン》]]

-[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]

-[[《オーバーロード・フュージョン》]]
-[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]

**関連リンク [#link]
-[[【未来融合】]]

-[[【機械族】]]
-[[【サイバー・ドラゴン】]]

-[[デッキ集]]