《未来融合−フューチャー・フュージョン》と《オーバーロード・フュージョン》をコンボを使用する【機械族】および【サイドラ1キル】?。
キーカード3枚の頭文字をとって【KOF】【キメラ1キル】と呼ばれることもある。
異常な強さを誇り、大会での入賞率も非常に高い。
《未来融合−フューチャー・フュージョン/Future Fusion》 永続魔法 自分のデッキから融合モンスターカードによって決められたモンスターを 墓地へ送り、融合デッキから融合モンスター1体を選択する。 発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時に選択した融合モンスターを 自分フィールド上に特殊召喚する(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)。 このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。 そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。
《オーバーロード・フュージョン/Overload Fusion》 通常魔法 自分のフィールド上または墓地から、 融合モンスターカードによって決められたモンスターをゲームから除外し、 闇属性・機械族の融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。 (この特殊召喚は融合召喚扱いとする)
《キメラテック・オーバー・ドラゴン/Chimeratech Overdragon》 融合・効果モンスター 星9/闇属性/機械族/攻 ?/守 ? 「サイバー・ドラゴン」+機械族モンスター1体以上 このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。 このカードの融合召喚に成功したとき、 このカード以外の自分フィールド上のカードをすべて墓地へ送る。 このカードの元々の攻撃力、守備力は融合素材にしたモンスターの数×800ポイントの数値になる。 このカードは融合素材に使用したモンスターの数だけ相手モンスターを攻撃する事ができる。
手順は、物凄く単純である。
このコンボに《ハリケーン》や《大嵐》などの伏せ除去を併せれば完全な1ターンキルとなる。
応用テクニックとして《次元融合》を入れて爆発力を強化する戦術もある。
上記の伏せ除去がないときはそのまま《キメラテック・オーバー・ドラゴン》を召喚し《人造人間−サイコ・ショッカー》などを帰還させる。
【次元ビートダウン】などの除外系デッキ対策にも有効。
【未来オーバー】のメタである《閃光の追放者》のメタになり、2006年の選考会ではこのタイプのデッキが上位に入っていることを考えると非常に有効な戦術であるといえるだろう。
このデッキで最も重要なのは融合素材の機械族の選択。
ここではその一例を挙げてみる。
このようにさまざまなカードがそろっている。
このあたりから自分の好みで選ぶといいだろう。
1ターンキルデッキの宿命として初期手札に影響されやすいという面がある。
これにはある程度の低速化をし《魔導雑貨商人》や《魔装機関車 デコイチ》などのデッキ加速モンスターを入れたり、《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》などのロックパーツで対処可能。
また墓地に依存するデッキであるため《霊滅術師 カイクウ》や《マクロコスモス》にも弱い。
これには前述したとおり《次元融合》で逆に利用するという選択が有効になる。
最後に貫通を付与して殴る場合だが、もし裏側守備表示モンスターが《アマゾネスの剣士》だった場合自分が即死する。
そんなカードを使うデッキは【アマゾネス】以外まずないが、そういう地雷カードが存在する事は覚えておこう。
基本的に初期手札が命であり、コンボカードを引けない場合かなり苦しい戦いになるのは覚悟する事。
また、根本的なところで《異星の最終戦士》に対する対策が存在しない。
このカードを破壊できるカードを用意しておこう。
とにかく《キメラテック・オーバー・ドラゴン》を速攻で出して殴るだけである。
【次元帝】が相手の場合はあらかじめ除外系カードを破壊するか《次元融合》で利用しよう。
【デッキデス】?が相手であるなら《シールドクラッシュ》《抹殺の使徒》を決められるかどうかが勝負となる。
この二枚はこのデッキの爆発力を落とすが、実際のところこれくらいしか対策はないのだ。
もしも失敗したら…諦めるしかない。
なお、06/09/01の制限改訂で《未来融合−フューチャー・フュージョン》が制限カードになってしまった。
《封印の黄金櫃》などで対応していきたい所だが、ドロー系カードなどでデッキ圧縮を計るのも悪くはない。