《未来融合−フューチャー・フュージョン》と《オーバーロード・フュージョン》のコンボを使用した、《キメラテック・オーバー・ドラゴン》による1ターンキルデッキ。
《未来融合−フューチャー・フュージョン/Future Fusion》 永続魔法(禁止カード) 自分のエクストラデッキの融合モンスター1体をお互いに確認し、 決められた融合素材モンスターを自分のデッキから墓地へ送る。 発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時に、確認した融合モンスター1体を 融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。 このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。 そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。
《オーバーロード・フュージョン/Overload Fusion》 通常魔法 自分フィールド上・墓地から、 融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを ゲームから除外し、機械族・闇属性のその融合モンスター1体を 融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
《キメラテック・オーバー・ドラゴン/Chimeratech Overdragon》 融合・効果モンスター 星9/闇属性/機械族/攻 ?/守 ? 「サイバー・ドラゴン」+機械族モンスター1体以上 このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。 このカードが融合召喚に成功した時、 このカード以外の自分フィールド上のカードを全て墓地へ送る。 このカードの元々の攻撃力・守備力は、 このカードの融合素材としたモンスターの数×800ポイントになる。 このカードは融合素材としたモンスターの数だけ 相手モンスターを攻撃できる。
《禁じられた聖槍/Forbidden Lance》 速攻魔法 フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。 エンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力は800ポイントダウンし、 このカード以外の魔法・罠カードの効果を受けない。
基本的に《サイバー・ドラゴン》と各種魔法・罠カードさえあればどの機械族モンスターでもデッキは成立するため、他のカードはある程度好みで入れられる。
個々の性能もだが、それぞれのシナジーやモンスター同士でのコンボを考慮し選択したい。
各機械族に関しては【機械族】を参照。
機械族以外で相性のよいモンスターでは《シンクロ・フュージョニスト》が挙げられる。
《未来融合−フューチャー・フュージョン》と《オーバーロード・フュージョン》を迅速にサーチすることができる。
このカード自体は機械族ではないため、特殊召喚を有するチューナーや、機械族チューナー・機械族シンクロモンスターを活用したい。
《ブラック・ローズ・ドラゴン》や《ミスト・ウォーム》等の除去効果を持つシンクロモンスターも《キメラテック・オーバー・ドラゴン》の攻撃を補佐できるので候補となりうる。
《未来融合−フューチャー・フュージョン》が制限カードであるので、素早く手札に加えるためのカードが必要となる。
《封印の黄金櫃》・《タイムカプセル》はピンポイントでサーチ出来るので、是非とも検討したい。
だたし前者は《マインドクラッシュ》で狙い撃ち、後者は魔法・罠除去によりサーチを阻害される等の弱点がある。
その他《打ち出の小槌》・《リロード》・《強欲で謙虚な壺》等、ドローソース・手札交換カードも採用したい。
《キメラテック・オーバー・ドラゴン》召喚後は即座に勝負を決めてしまいたいので、除去カードは必須。
《大嵐》・《サイクロン》・《トラップ・スタン》等の伏せ除去はもちろん、モンスター効果や《オネスト》も警戒してモンスター除去も必要となる。
《エヴォリューション・バースト》はカードの種類を問わず破壊出来るので、採用する際は《サイバー・ドラゴン・ツヴァイ》や《プロト・サイバー・ドラゴン》も合わせて投入したい。
あとは《キメラテック・オーバー・ドラゴン》が除去された時の保険を考えておきたい。
《異次元からの帰還》は《オーバーロード・フュージョン》で除外したモンスターを特殊召喚できる。
制限カードであるため1枚しか入れられないが、《未来融合−フューチャー・フュージョン》によってデッキのカードは大幅に減っているのでドローしやすい。
モンスターのレベルを揃える・チューナーを採用する等すれば、エクシーズ召喚やシンクロ召喚で充分リカバリーが可能。
《キメラテック・オーバー・ドラゴン》を速攻で出して殴るだけである。
なお、攻撃力が8000に到達するための融合素材はわずかに10枚と、普通にデッキを構築する範疇で狙うことができる。
このコンボに伏せ除去や、《禁じられた聖槍》で耐性を付加すれば、ほぼ完全な1ターンキルとなる。
時間は掛かるが《禁じられた聖槍》は《オーバーロード・フュージョン》の代用とすることも可能。
《未来融合−フューチャー・フュージョン》で《キメラテック・オーバー・ドラゴン》が融合召喚に成功した時に墓地へ送る誘発効果にチェーンして《禁じられた聖槍》を発動することで破壊を回避できる。
《メテオ・ストライク》等で貫通を付ければ守備表示モンスターがいてもまったく関係ない。
また、この手の1ターンキルの定番である《巨大化》・《リミッター解除》等は、《キメラテック・オーバー・ドラゴン》自体が攻撃力8000を超えられるため、なくても成立できる。
コンボ自体に使うカードが少ない分、より確実に1ターンキルを狙えるよう伏せ除去カードも揃える工夫はしたい。
キーカードが同じなので構築しやすい。
《エヴォリューション・バースト》は《キメラテック・オーバー・ドラゴン》召喚前の掃除に最適である。
あちらほど融合を重視する必要はないが、《パワー・ボンド》は手札・フィールドだけの融合でも高攻撃力を得られるので投入するのも良いだろう。
光属性・機械族で固める事で《サイバー・エルタニン》も採用出来る。
ビートダウンとデッキ圧縮を兼ねているため、このデッキとの相性も良い。
詳細は該当ページ参照。
【未来リターナー】とも呼ばれる、《人造人間−サイコ・ショッカー》と《人造人間−サイコ・リターナー》をフル投入したデッキ。
《未来融合−フューチャー・フュージョン》で《人造人間−サイコ・ショッカー》と《人造人間−サイコ・リターナー》を3枚ずつ同時に墓地へ送り、《人造人間−サイコ・ショッカー》を3体並べて大ダメージを狙う。
状況によってはこれだけでも勝ててしまうだろう。
1ターンキルデッキの宿命として初期手札に影響されやすいという面がある。
これには、ある程度の低速化を覚悟して《魔導雑貨商人》や《魔装機関車 デコイチ》などのデッキ圧縮モンスターを入れたり、《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》などのロックパーツで対処可能。
ロックは《キメラテック・オーバー・ドラゴン》で自ら破壊できるが、表示形式変更は噛み合わないので《レベル制限B地区》の採用には注意が必要。
また、機械族で固めないと《キメラテック・オーバー・ドラゴン》の攻撃力は期待できなくなる。
墓地リソースを利用したフィニッシャーの特殊召喚が基本となるので、墓地封じ・特殊召喚封じは大きな弱点となる。
これらのメタカードを多数搭載した【メタビート】が相手だと厳しい戦いとなる。
ただし除外による墓地封じであれば《異次元からの帰還》である程度の対処は可能。
貫通を付与する場合、もし裏側守備表示モンスターが《アマゾネスの剣士》だった場合自分が即死する。
【アマゾネス】や一部の【戦士族】以外での採用はまずないが、そういう地雷カードが存在する事は覚えておこう。
また、《N・グラン・モール》や《フュージョニストキラー》、《スフィア・ボム 球体時限爆弾》にも無力となる。
対策としては、《メテオ・ストライク》の代わりに《流星の弓−シール》を投入する手がある。
《魔法の筒》などを使われたら目も当てられない。
【デッキ破壊】が相手であるなら《シールドクラッシュ》・《抹殺の使徒》を決められるかどうかが勝負となる。
この二枚はデッキの爆発力を落としてしまうが、実際のところこの程度の対策しかない。
こちらも墓地を肥やすとはいえ、【ライトロード】等と異なり魔法カードが落ちると苦しくなるため、こうした相手は都合が悪い。
特にこのデッキは、《未来融合−フューチャー・フュージョン》を発動させることを前提として構成されている。
《封印の黄金櫃》でこのカードを手札に加えた際に《マインドクラッシュ》で落とされたりすると、その後はかなり苦しい戦いを強いられることになる。
そのため、相手の伏せカードが存在する時はうかつに発動しないほうが無難だろう。
だからといって警戒して発動しないままでは、勝機を逃す事にも繋がる。ある程度の思い切りは必要。
《未来融合−フューチャー・フュージョン》・《オーバーロード・フュージョン》・《次元融合》が相次いで制限カードとなり、大幅に弱体化した。
《次元融合》が禁止カード、《異次元からの帰還》が制限カードとなったため、《オーバーロード・フュージョン》で除外したモンスターの活用が難しくなった。
また、《サイバー・ドラゴン》が制限カードとなり、デッキ内に《サイバー・ドラゴン》がいなくなることで《未来融合−フューチャー・フュージョン》が腐る危険性が上がった。
《サイバー・ドラゴン》の制限緩和が進み、無制限カードとなった。
これにより、《未来融合−フューチャー・フュージョン》が腐る可能性は少なくなった。
《オーバーロード・フュージョン》の制限緩和が進み、無制限カードとなった。
《未来融合−フューチャー・フュージョン》は未だ制限カードであるが、多少は力を取り戻したと言える。
《未来融合−フューチャー・フュージョン》が禁止カードの指定を受け、構築不可になったことで消滅。