*【&ruby(ろくぶしゅう){六武衆};】 [#e36b19c6]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#p282ccca]
 [[六武衆]]と、それらに対し[[シナジー]]を持つ[[紫炎]]を主軸とする[[【戦士族】]]の一種。~
 [[六武衆]]を多数並べ、[[ビートダウン]]により勝利する[[デッキ]]である。~
 現在は関連[[カード]]が[[制限強化]]され、全盛期の圧倒的な勢いこそないものの、[[トーナメント]]上位を狙えるだけの力は健在である。~

 《真六武衆−シエン/Legendary Six Samurai - Shi En》
 シンクロ・効果モンスター
 星5/闇属性/戦士族/攻2500/守1400
 戦士族チューナー+チューナー以外の「六武衆」と名のついたモンスター1体以上
 1ターンに1度、相手が魔法・罠カードを発動した時に発動する事ができる。
 その発動を無効にし、破壊する。
 また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、
 代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
 「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊する事ができる。

 《六武の門/Gateway of the Six》
 永続魔法(制限カード)
 永続魔法(準制限カード)
 「六武衆」と名のついたモンスターが召喚・特殊召喚される度に、
 このカードに武士道カウンターを2つ置く。
 自分フィールド上の武士道カウンターを任意の個数取り除く事で、以下の効果を適用する。
 ●2つ:フィールド上に表側表示で存在する「六武衆」または「紫炎」と名のついた
 効果モンスター1体の攻撃力は、このターンのエンドフェイズ時まで500ポイントアップする。 
 ●4つ:自分のデッキ・墓地から「六武衆」と名のついたモンスター1体を手札に加える。 
 ●6つ:自分の墓地に存在する「紫炎」と名のついた効果モンスター1体を特殊召喚する。


**[[デッキ]]構築に際して [#oc08447e]
***[[モンスターカード]]について [#zd2949b9]
-[[六武衆]][[モンスター]]~
--[[《真六武衆−キザン》]]~
この[[デッキ]]のメイン[[アタッカー]]。~
[[手札]]から[[特殊召喚]]でき、[[シンクロ>シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]にも役立つ。~

--[[《真六武衆−カゲキ》]]~
[[下級]][[六武衆]]を[[手札]]から[[特殊召喚]]できるため、即座に[[シンクロ>シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]できる。~

--[[《真六武衆−エニシ》]]~
条件を満たせば[[下級]][[六武衆]]中最高[[攻撃力]]を出せる。~
[[バウンス]][[効果]]も持つが[[墓地コスト]]が必要。~

--[[《六武衆の露払い》]]・[[《真六武衆−ミズホ》]]~
[[六武衆]]を[[リリース]]して[[除去]]を行う。~
前者は制約は少ないが[[モンスター]]しか[[除去]]できない。~
後者は制約は多いが[[魔法・罠カード]]も[[除去]]でき、[[《真六武衆−シナイ》]]と相性が良い。

--[[《六武衆−ザンジ》]]・[[《六武衆−イロウ》]]~
[[攻撃]]して[[モンスター除去]]を行う。~
前者は[[表示形式]]を選ばず、後者は[[裏側守備表示]]に特化している。~

--[[《六武衆−ヤイチ》]]・[[《六武衆−カモン》]]~
前者は[[伏せ除去]]、後者は[[永続カード]]の[[除去]]が可能。~
[[フィールド]]に留まれば毎[[ターン]][[効果]]を[[発動]]できるが、どちらも[[ステータス]]に不安があるので、自身の持つ身代わり[[効果]]等で上手く維持したい。

--[[《六武衆−ニサシ》]]~
[[2回攻撃]]が可能で、各種[[強化]]や[[《六武衆の理》]]等で高い爆発力が得られる。~

--[[《六武衆のご隠居》]]~
[[手札]]から[[特殊召喚]]でき、[[シンクロ>シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]に役立つ。~

--[[《六武衆の影武者》]]~
[[チューナー]]であり、[[《真六武衆−カゲキ》]]や[[《六武衆のご隠居》]]とで容易に[[《真六武衆−シエン》]]を[[シンクロ召喚]]可能。~

--[[《六武衆の御霊代》]]~
[[ユニオン]][[モンスター]]であり、[[ドロー]][[効果]]の他に[[《諸刃の活人剣術》]]でこの[[カード]]を[[蘇生]]すれば[[自壊]][[デメリット]]を回避可能。~

--[[《六武衆の師範》]]~
[[手札]]から[[特殊召喚]]でき、[[シンクロ召喚]]にも役立つ。~
[[相手]]の[[カードの効果]]で[[破壊]]された場合[[六武衆]]を[[サルベージ]]でき、この[[デッキ]]の[[全体除去]]に弱い点も補える。~

--[[《真六武衆−シエン》]]~
[[シンクロモンスター]]であり、[[《真六武衆−カゲキ》]]等を使えば楽に[[シンクロ召喚]]が可能。~
1[[ターン]]に1度[[魔法・罠カード]]を[[無効]]化でき、身代わり[[効果]]も持つ。

--[[《六武衆の影−紫炎》]]~
[[六武衆]]と[[紫炎]]の両方の名を持つ[[エクシーズモンスター]]であり、[[《真六武衆−キザン》]]等を使えば楽に[[エクシーズ召喚]]が可能。~
[[効果]]を[[《真六武衆−カゲキ》]]に使えば[[攻撃力]]3500となる。~

-[[紫炎]]と名の付く[[モンスター]]~
これらの[[モンスター]]は[[六武衆]]の[[サポートカード]]を使えない事に注意。~
--[[《大将軍 紫炎》]]~
[[最上級モンスター]]だが[[召喚条件]]はさほど厳しくなく、1[[ターン]]に何度も[[魔法・罠カード]]を[[発動]]する[[デッキ]]に強い。~

--[[《紫炎の老中 エニシ》]]~
[[モンスター除去]][[効果]]を持つ[[特殊召喚モンスター]]。~
[[特殊召喚]]の[[コスト]]が[[蘇生]][[カード]]や[[《一族の結束》]]等を阻害する事がある点に注意。~

--[[《紫炎の寄子》]]~
[[レベル]]1の[[チューナー]]で[[《紫炎の道場》]]での[[リクルート]]が容易。~

-その他の[[モンスター]]~
--[[《異次元の女戦士》]]~
[[六武衆]]に無い受動的な[[モンスター除去]]が可能な[[戦士族]]。

--[[《ナチュル・ビースト》]]・[[《ナチュル・パルキオン》]]~
前者は[[魔法カード]]、後者は[[罠カード]]を1[[ターン]]に複数回[[無効]]化できる。~

--[[《H−C エクスカリバー》]]~
[[攻撃力]]が高く、[[エクシーズ素材]]を一気に2つ消費するので[[《諸刃の活人剣術》]]に繋げやすい。~

--[[《M.X−セイバー インヴォーカー》]]~
[[六武衆]]では[[《真六武衆−キザン》]]を[[リクルート]]できる。~
[[リクルート]]した[[モンスター]]は[[エンドフェイズ]]時に[[破壊]]されるので、確実に[[シンクロ>シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]に繋げたい。~


***[[魔法・罠カード]]について [#p4a63cd2]
-専用[[サポートカード]]~
--[[《六武の門》]]~
2つ目の[[効果]]で[[六武衆]]を[[サーチ]]・[[サルベージ]]できる他、1つ目の[[効果]]も[[攻撃力]]が高くない[[六武衆]]にとっては意外と有用。~
[[相手]]が[[六武衆]]を[[召喚]]・[[特殊召喚]]した場合も[[カウンター]]が乗るため[[ミラーマッチ]]ではより重要。~

--[[《六武衆の結束》]]~
緩い条件で[[ドロー]]ができる他、[[《六武の門》]]のサポートにも使える。~

--[[《紫炎の狼煙》]]~
[[六武衆]]を[[サーチ]]できるので、[[上位互換]]の[[《増援》]]と共に投入したい。~

--[[《六武衆の荒行》]]~
[[フィールド]]上の[[六武衆]]と同じ[[攻撃力]]の[[六武衆]]を[[リクルート]]できる。~
[[《六武衆の影武者》]]と[[《六武衆のご隠居》]]を組み合わせれば[[《真六武衆−シエン》]]等を[[シンクロ召喚]]可能。~
[[《六武衆−ザンジ》]]と[[《真六武衆−キザン》]]または[[《六武衆−イロウ》]]と[[《真六武衆−エニシ》]]では、[[《六武衆の影−紫炎》]]や[[《H−C エクスカリバー》]]等を[[エクシーズ召喚]]可能。~

--[[《紫炎の道場》]]~
[[武士道カウンター]]の数に応じた[[レベル]]の[[六武衆]]・[[紫炎]]を[[リクルート]]できる。~
[[武士道カウンター]]1つで[[《紫炎の寄子》]]、[[武士道カウンター]]2つで[[《六武衆の影武者》]]から[[シンクロ召喚]]に繋げる事ができる。~
[[《六武衆の結束》]]と共に[[《六武の門》]]のサポートとしても有効。

--[[《六尺瓊勾玉》]]~
この[[デッキ]]は[[フィールド]]上に[[カード]]を大量に展開するため[[全体除去]]に弱いが、[[破壊]][[効果]]を防げるこの[[カード]]を伏せておけば安心して展開できる。~
[[カウンター罠]]のため、相手の[[カウンター罠]]にも使えるのも利点。

--[[《諸刃の活人剣術》]]・[[《究極・背水の陣》]]~
専用の[[蘇生]][[カード]]。~
前者は[[エンドフェイズ]]の[[自壊]][[デメリット]]を[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]等につなげることで回避できる。~
後者は[[効果]]は強力だが多大な[[ライフコスト]]が必要なので、なるべく[[ライフポイント]]が少ない時に[[発動]]しそのままゲームエンドに持ち込みたい。~

--[[《六武衆の理》]]~
[[単体除去]]等から[[六武衆]]を守る事ができ、[[《六武衆−ヤイチ》]]・[[《六武衆−カモン》]]の[[効果]]を1[[ターン]]に2度[[発動]]する事も可能。~
専用[[蘇生]][[カード]]の[[自壊]][[デメリット]]回避や[[バトルフェイズ]]での追撃もでき、多くの使い道が検討できる。~

-その他の[[魔法・罠カード]]~
--[[《増援》]]~
[[《紫炎の狼煙》]]と共に[[六武衆]]を[[サーチ]]出来る。

--[[《月の書》]]~
[[《六武衆−イロウ》]]と相性が良い他、[[《六武衆−カモン》]]の[[効果]]に[[チェーン]]して[[発動]]すれば[[《スキルドレイン》]]も[[破壊]]可能。~

--[[《一族の結束》]]~
[[戦士族]]に統一する事で全体の[[攻撃力]]を底上げ出来るが、[[《六武衆の荒行》]]とは併用し難いので注意。~

--[[《トゥルース・リインフォース》]]~
[[《六武衆の影武者》]]や[[《紫炎の寄子》]]を[[リクルート]]でき、[[シンクロ素材]]の他に緊急時の[[壁]]にもできる。~


**[[デッキ]]の派生 [#n9f5f127]
***[[【アロマ・コントロール】]]型 [#n1e4448b]
 [[《魔封じの芳香》]]と[[《真六武衆−シエン》]]・[[《大将軍 紫炎》]]で[[相手]]の行動を大幅に制限する[[デッキ]]。~
 [[魔法・罠カード]]は[[《六武衆−ヤイチ》]]・[[《六武衆−カモン》]]で[[破壊]]すれば一方的に[[デュエル]]を進められる。~
 [[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]等の[[効果モンスター]]は[[《六尺瓊勾玉》]]等で対処していこう。~

***[[【TG】]]型 [#e325112c]
 [[《六武衆のご隠居》]]や[[《TG ストライカー》]]を[[トリガー]]とし、[[《TG ワーウルフ》]]を[[特殊召喚]]、[[レベル]]5[[シンクロ召喚]]や[[ランク]]3[[エクシーズ召喚]]を狙う。~


**この[[デッキ]]の弱点 [#r0b5a3d7]
-[[《スキルドレイン》]]~
[[六武衆]]は全体的に[[攻撃力]]がやや低めなので早めに[[除去]]したい。~

-[[《御前試合》]]~
[[六武衆]]は[[属性]]がバラバラなのでこれも早めに[[除去]]したい。~
[[六武衆]]・[[紫炎]]は[[地属性]]が比較的多く、構築次第で[[《御前試合》]]の影響を抑える事も可能。~

-[[除外]]~
[[《諸刃の活人剣術》]]等の[[蘇生]][[カード]]や[[《六武衆の師範》]]の[[サルベージ]][[効果]]を多用する場合は注意が必要である。~

-[[全体除去]]~
[[フィールド]]に複数の[[カード]]を展開する性質上、[[全体除去]]の被害は大きくなりやすく、残り[[手札]]の少なさから戦況を立て直すのが難しい。~
[[モンスター除去]]に対しては[[《六武衆の師範》]]である程度対抗できるが、それでも被害を大きいので、[[《六尺瓊勾玉》]]等で対処する必要がある。~
あまり見かけないが、[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]や[[《カオスポッド》]]も戦況を崩される要因となる。~

-[[ハンデス]]~
[[手札]]から[[モンスター]]を大量に[[特殊召喚]]することが多く、[[手札]]を減らされるとその分だけ戦力がダウンする。~

-[[サーチ]]の封印~
[[サーチ]]を多用するため、[[《手違い》]]・[[《マインドクラッシュ》]]・[[《ライオウ》]]等には注意が必要である。~

-[[戦士族]][[メタ]][[カード]]~
[[《サイファー・スカウター》]]や[[《パペット・プラント》]]等の[[戦士族]][[メタ]][[カード]]への対処手段に乏しい。~


**この[[デッキ]]の歴史 [#lf414335]
***[[STRIKE OF NEOS]] [#y5eb067c]
 [[六武衆]]と[[紫炎]]が登場し、デッキ構築が可能となった。~
 ただし、初登場時点では優秀な[[モンスター]]や[[サポートカード]]は少なく、扱いにくい[[デッキ]]だった。~
 その後、[[《六武衆の御霊代》]]等の関連[[カード]]が少しずつ追加されていった。~

***[[10/09/01>禁止・制限カード/2010年9月1日]]〜 [#he03d81f]
 [[EXTRA PACK Volume 3]]の[[《六武の門》]]と、[[STORM OF RAGNAROK]]の[[真六武衆>六武衆]]及び[[サポートカード]]が大量収録されたことで大幅に強化された。~
 これにより、従来の[[《大将軍 紫炎》]]を[[フィニッシャー]]とする型から[[《真六武衆−シエン》]]を[[フィニッシャー]]とする型が主流になった。~

***[[11/03/01>禁止・制限カード/2011年3月1日]]〜 [#b3d88fb1]
 [[《六武の門》]]が[[制限カード]]となり、大幅に弱体化した。~
 [[《六武衆の荒行》]]の[[使用]]や展開後に[[エクシーズ召喚]]に繋げる等[[デッキ]]の多様化が進んだ。~

***[[11/09/01>禁止・制限カード/2011年9月1日]]〜 [#o00cfd13]
 [[《真六武衆−シエン》]]と[[《紫炎の狼煙》]]が[[制限カード]]となり、構築の大幅な見直しが求められた。~
 直前の[[選考会]]で結果を残したため、公式サイトの「かーどビング通信」で取り上げられ、「新制限にいかに対応するか」という旨の記事が紹介されている。~
 また、「キミはどっち派?」のコーナーでは、[[【TG】]]と同等の票を獲得していた。~

***[[12/03/01>禁止・制限カード/2012年3月1日]]〜 [#t3c7bece]
 [[《紫炎の狼煙》]]が[[準制限カード]]となった。~

***[[12/09/01>禁止・制限カード/2012年9月1日]]〜 [#u22fa2a5]
 [[EXTRA PACK 2012]]で[[《六武衆の影−紫炎》]]が登場した。~

***[[13/03/01>禁止・制限カード/2013年3月1日]]〜 [#y9f5d054]
 [[《紫炎の狼煙》]]が[[無制限カード]]となった。~

***[[14/07/01>リミットレギュレーション/2014年7月1日]]〜 [#qc86bdc0]
 [[《真六武衆−シエン》]]が[[準制限カード]]となった。~

***[[15/04/01>リミットレギュレーション/2015年4月1日]]〜 [#u5201331]
 [[《真六武衆−シエン》]]が[[無制限カード]]となった。~

***[[15/10/01>リミットレギュレーション/2015年10月1日]]〜 [#g4c92913]
 [[《六武の門》]]が[[準制限カード]]となった。~

**代表的なカード [#t6f12d5d]
-[[《真六武衆−シエン》]]
-[[《六武の門》]]

**サンプルレシピ [#x397f4f0]
-【六武衆】~
11.01.09 第5回長野チャンピオンシップ 1位~
http://duel-entrance-deck.seesaa.net/article/180349356.html~

-【六武衆】~
11.07.16 2011年度日本代表選考会 代表~
http://duel-entrance-deck.seesaa.net/article/215159540.html~

**関連リンク [#r2c50c01]
-[[紫炎]]
-[[六武衆]]

-[[【戦士族】]]

-[[デッキ集]]