遊戯王カードWiki - ○○から特殊召喚されたのバックアップ(No.44)

○○から特殊召喚(とくしゅしょうかん)された/be Special Summoned from ○○ †

　テキストでは「○○から特殊召喚された」または「○○から特殊召喚した」と記される用語。
　どこからフィールドに特殊召喚したかを問うのであり、特殊召喚された方法や経緯、どちらのプレイヤーの手によるものか等は問わない。

フィールドに存在するモンスターの状態を示すものである。
墓地へ移動するなどフィールドを離れたモンスターは、その時点で「○○から特殊召喚された（した）」という情報がリセットされる。
（例：《召喚獣エリュシオン》の融合素材となった墓地のモンスターは「エクストラデッキから特殊召喚された」という情報を失っているので《融合解除》では蘇生できない。）

ただし、一定期間だけ除外されて戻ってきたモンスターに関しては引き続き「○○から特殊召喚された（した）」という条件を満たし続ける。
なお、「一時的に除外された後に特殊召喚されたモンスター」については上記のフィールドを離れたモンスターに該当するため情報はリセットされる。
（《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》は前者、《シューティング・スター・ドラゴン》は後者の例となる）

コントロール奪取で相手のモンスターゾーンに移動した場合は、フィールドを離れたに該当しないため引き続き情報は保持される。
ただし、《サクリファイス》等の装備カードになった場合は装備魔法の扱いになるため、その時点で「○○から特殊召喚された（した）モンスター」という扱いでなくなる。
《機皇帝グランエル∞》などで装備したモンスターを特殊召喚した場合、そのモンスターの「○○から特殊召喚された（した）」という情報はリセットされている。（下記FAQ参照）

裏側表示になったモンスターは、その時点で「○○から特殊召喚された（した）」という情報がリセットされる。
ややこしいが、「○○召喚された」という情報は裏側表示になっても残り続けるので混同しない様に注意。
（例：融合召喚された後に《月の書》を受けた《幻奏の華歌聖ブルーム・プリマ》は、《セフィラ・メタトロン》のリンク素材にはならないが、自身の(3)の効果は発動できる。）

始めから裏側表示で特殊召喚されたモンスターは「○○から特殊召喚された（した）」という情報を持ち続けている。
（例：手札から裏側表示で特殊召喚された《占術姫クリスタルウンディーネ》を《イカサマ御法度》でバウンスする事は可能。）
その後反転召喚を含めた何らかの手段でリバースした場合でも、その情報は保持され続ける。（下記FAQ参照）

「○○から特殊召喚された（した）」という事が関わる効果がチェーンブロックを作る場合、効果にチェーンして裏側表示にされた場合の処理はカード毎に異なる。
第９期以降はテキストから判別できるが、それ以前のテキストはわかりにくいものも含まれているので使用の際には裁定を確認しておくとよい。
（《ブリューナクの影霊衣》と《時空の落とし穴》のテキストの違いが分かりやすく、前者は効果発動時の状態のみが条件であり、後者は効果処理時の状態も条件となる。）

14/04/19に《影依融合》が登場すると１か月近くの間は「裏側表示になってもエクストラデッキから特殊召喚された扱いである」という裁定であった。
その後、「裏側表示でいる間は条件を満たすがリバースした場合は条件を満たさない」という変則的な裁定に変化し、更に約半月後の14/06/05に現在の裁定に変化した経緯がある。
第９期に至るまで裏側表示になった場合に「○○から特殊召喚された（した）」という情報がリセットされるか否かは公式でも処理が固まっていなかったという事になる。

第９期以降は「エクストラデッキから特殊召喚された」に関する効果を持つカードが急増している。
特に相手フィールドの上記条件を満たしたモンスターに影響するカードや、上記モンスターが存在する場合に何かしらのメリット効果が得られるカードが多い。
同時に、エクストラデッキを重視しないデッキは相手側に上記の条件を満たさせにくいという事にもなり、ある種のメリットを得ているとも言える。

第６～８期はシンクロ召喚やエクシーズ召喚が普及した時期だが、当時エクストラデッキを活用しない事で得られるメリットは薄かった。
一方、展開速度が遅い・打点不足・手札事故の可能性もあるなど活用しない事によるデメリットは多数存在していた。
この時期の環境で活躍したデッキの殆どがエクストラデッキを積極的に活用したデッキである事もそれを物語っている。
第９期以降に上記の様なカードが増えた事は、エクストラデッキを活用しないデッキに対する救済処置にしてパワーバランスの調整と見る事もできる。
事実、第９期初期に【シャドール】が活躍すると、【征竜】などのエクストラデッキを活用しない（活用しなくても良い）デッキの活躍頻度が増えた事例もある。
また、属するモンスター複数に上記の効果を持たせ、あからさまにエクストラデッキメタを意識した儀式召喚主体の【影霊衣】の様な例も存在する。

関連カード †

※以下のリストは、既にフィールドにいるモンスターの「○○から特殊召喚された（した）」という状態を参照するカードのリストである。
　特定箇所からの特殊召喚に成功した時あるいは場合に発動・適用するカードは除く事とする。

「手札から特殊召喚された（した）」が関係するカード †

―自身が特殊召喚している

《混沌の創世神》

―特殊召喚したモンスターに関係する

「デッキから特殊召喚された（した）」が関係するカード †

―特殊召喚したモンスターに関係する

《苦痛の回廊》

《マジカルシルクハット》

「エクストラデッキから特殊召喚された（した）」が関係するカード †

―自身が特殊召喚している

《時械神祖ヴルガータ》

―特殊召喚したモンスターに関係する

「墓地から特殊召喚された（した）」が関係するカード †

―自身が特殊召喚している

―特殊召喚したモンスターに関係する

《溟界神－オグドアビス》

《太陽の祭壇》

《オーバー・デッド・ライン》

関連リンク †

特殊召喚

公式用語集

FAQ †

Ｑ：《機皇帝グランエル∞》で相手フィールドのエクストラデッキから特殊召喚された《スターダスト・ドラゴン》を装備カードにした後に自分フィールドに特殊召喚しました。
　　その特殊召喚された《スターダスト・ドラゴン》はフィールドを離れてはいませんが、その場合《セフィラ・メタトロン》のリンク素材に使用できますか？
Ａ：その《スターダスト・ドラゴン》は《セフィラ・メタトロン》のリンク素材には使用できません。(18/02/05)

Ｑ：手札から裏側表示で特殊召喚された後にリバースした《占術姫クリスタルウンディーネ》が自分フィールドに存在しています。
　　その後、自分が手札からモンスターを特殊召喚したタイミングで《イカサマ御法度》を相手に発動された場合、《占術姫クリスタルウンディーネ》は手札に戻りますか？
Ａ：リバースの方法を問わず、いずれも手札から特殊召喚されたモンスターと扱いますので《イカサマ御法度》の効果で手札に戻されます。(18/02/05)