カードのコストや効果等の結果として、お互いのプレイヤーのコントロールするカードが同じ枚数分消費されることを指す。
「1:1の取引き」「相殺交換」「等価交換」とも呼ばれ、遊戯王OCGだけでなく数多くのTCGにおいて最も重要なカード消費に関する用語である。
ビートダウンデッキでは特に重視されるが、バーン・ロック・1ターンキル特化デッキ等では軽視されることが多い。
表記は「自分が消費するカード:相手が消費するカード」である。
対比の形式にこそなっているが、実際には比率ではなくカードの枚数が書き込まれる。
(例:自分2枚と相手4枚の場合、比率上は「1:2」であるが「2:4交換」と表記される)
なお、単純に「1:1交換」と言った場合、「自分と相手は同じ分だけカードを消費する(等価交換)」と、「自分と相手はそれぞれカードを1枚ずつ消費する(1枚と1枚の交換)」の2つの意味が混在しているので文脈で判断しなければならない。
また、手札交換カードに対して「手札が減る枚数:手札が増える枚数」として使われることもある。
実のところ、純粋な1:1交換というのは少ない。
例えば、《奈落の落とし穴》を相手の最上級モンスターのアドバンス召喚時に発動すれば、自分は1枚に対し相手は3枚失っているので1:3交換になる。
ライフコストまで払って1枚だけをハンデスする《押収》は、相手がそのとき一番必要とするカードを落とせる上、後々他のカードも腐らせる可能性がある。
このように、見た目は1:1交換でも場合によってはそれ以上の交換もあり得るため、どのカードを狙うと相手に損害を与えられるかをしっかりと考える必要がある。
特に指名ハンデス系のカードは、どれだけ相手にとって重要なカードを落とせるかによって、アドバンテージの質が変わってくる。