E・HERO/Elemental Hero †
「E・HERO」と名のついたモンスター群。
このカテゴリーに属しているモンスターの大半が戦士族で構成されており、Vジャンプ(2010年4月号) 付属カードまでで57種類の「E・HERO」が存在する。
これは名を冠するモンスター群の中で堂々のナンバーワンであり、海竜族、恐竜族、魚族、サイキック族、幻神獣族の種族総数さえ上回っている。
E・HERO専用のサポートカードは非常に多く、E・HEROであることがひとつのメリットとなっていると言える。
さらに大多数は戦士族のサポートカードも併用できるため、総じて扱いやすい。
融合素材、融合モンスターを基本とするのが特徴。
各モンスターは多種多様な融合モンスターの融合素材になることができ、状況に応じて融合モンスターを使い分けられるのが大きな強みである。
手札に応じた切り替えにより融合素材が腐ることも少なく、《沼地の魔神王》等を用いることで同じ手札でも切り替えが可能となる。
後に融合素材が「E・HERO+特定の属性」という縛りの緩いものも登場しており、より選択の幅が広がった。
そして、専用サポートカードに《ミラクル・フュージョン》・《平行世界融合》があり、あらゆる場所の融合素材を利用できる。
《E・HERO ネオス》は基本的に他のE・HEROとは融合せず、ネオスペーシアンとコンタクト融合してそれぞれの特徴をもった融合モンスターになる。
また、《ユベル》と共に墓地に送る?事で《ネオス・ワイズマン》となる。
コンタクト融合体を除き、全ての融合モンスターは融合召喚でしか特殊召喚できないという召喚ルール効果を持つ。
この効果は一見デメリットとも取られがちだが、《自律行動ユニット》や《ゴヨウ・ガーディアン》等で相手に利用されないというメリットでもある。
- 漫画・アニメ問わず、登場すればほとんどがOCG化されており、この傾向もこのカード群がこれだけの大規模な所以である。
未OCG化のE・HEROには《E・HERO クレイ・ガードマン》が存在するのみである。
- 余談だが、漫画版GX作者の【E・HERO】は周囲の関係者から「エセメンタル」「EセHERO」と言われている。
作者としての思い入れもあり、漫画十代のイメージ優先のファンデッキ的な構築のため(レシピは単行本に掲載)で、他の関係者には流行のデッキが多いらしい。
- 原作・アニメにおいて―
アニメ・漫画GXにおける主人公・遊城十代の使用するカード。
《ハネクリボー》と(アニメでは)ネオスペーシアンと共に様々なライバルと戦いながら、物語の中核を担っている。
アニメ2期から登場したエド・フェニックスも初期はE・HEROとD−HEROの複合デッキを使用していた。
序盤から融合召喚を主軸にし、終盤では派生した《ダーク・フュージョン》や《超融合》等がシナリオ・演出上の極めて重要な役目を果たしている。
漫画ではプロデュエリスト響紅葉もE・HERO使い。
当初、漫画オリジナルで構成されたデッキを紅葉が、アニメ由来のカードを用いたデッキを十代がそれぞれ使用していた。
この二人の漫画・アニメのE・HERO対決の後、紅葉のデッキは十代に託され、以降アニメ由来のE・HEROはあまり使われなくなった。
後に十代が自分だけのデッキで紅葉のデッキを越えたいと、このデッキに代わって1体の素材から変身・進化するM・HEROへと、役割は受け継がれていった。
- アニメのE・HERO融合モンスターは召喚条件を満たせば墓地からの特殊召喚が可能になっている。
第2話で十代が行おうとしていた戦術が初出だが、下記の第1話での三沢の発言でOCG的な矛盾が起きている。
- 漫画版GXオリジナルの融合E・HEROの効果はどれも必ず攻守のアップダウン効果がある。
また、下記の影響か序盤に登場したものには戦士族以外のものも見られたが、徐々に見られなくなっていった。
- 余談だが劇中の三沢の発言がそのままOCG版HEROに採用されていることがある。
関連リンク †
―「E・HERO」と名のついたモンスター
―「E・HERO」に関する効果を持つカード
―特定のE・HEROに関する効果を持つカード
―その他のリンク