遊戯王カードWiki - アドバンスセットのバックアップ(No.21)

アドバンスセット /Tribute Set †

　フィールド上のモンスターをリリースして、上級モンスターを裏側守備表示で通常召喚する行為の俗称。（非公式用語）
　つまり、「アドバンス召喚のセット」のことである。
　公式用語ではこの行為も単に「セット」と呼ぶ。

　この行為はアドバンス召喚の一種であり、セットの一種でもあるが、召喚ではない。

あくまで｢通常召喚の一種｣であるため、特殊召喚モンスターはこれを行うことができない。
アドバンス召喚の一種なので、《アンデットワールド》適用中はアンデット族以外のアドバンスセットも不可能になる。
セットの一種なので、《聖なる輝き》適用中はアドバンスセットも不可能になる。
召喚ではないので、アドバンスセットに対して《激流葬》等を発動することはできない。

ダブルコストモンスターを使った最上級モンスターのアドバンスセットを行う場合には宣言が必要。
（ダブルコストモンスターFAQ参照）

コストを要求しながらも、攻撃・効果が直接利用できない＝カード・アドバンテージにつながらない行為であるため、実際のデュエルで行われる事はそう多くない。
用途として比較的多いのは《守護者スフィンクス》のようなセットが前提のものや、《タン・ツイスター》・《Ｄ－ＨＥＲＯディアボリックガイ》といった墓地へ送る事を前提としたものを利用する場合など。
あるいは、《終焉の焔》など召喚へかかる制約を回避するといった用途も見られる。
いずれにせよ有効な選択肢はそう多くないため、通常のセット以上に正体を見破られやすいのは間違いない。

かつての環境では、裏側守備表示で生け贄召喚（アドバンスセット）されたモンスターを見た場合真っ先に《守護者スフィンクス》の存在が疑われていた。
放置すると自分のフィールドをがら空きにされてしまうので、このようなモンスターにはとりあえず攻撃しておくべきとされていた。
反射ダメージは受けるものの、攻撃によりリバースさせておけば、高くない攻撃力を晒して効果を使用するか、セット状態に戻すだけにするかの２択を迫れたためである。
現在は《守護者スフィンクス》の採用率は大幅に低下しており、上記のプレイングは過去のものとなっている。
後の第９期前半では、対【シャドール】において、《影依融合》によるデッキ融合を防ぐ目的としてエクストラデッキから特殊召喚したモンスターをリリースして何かしらのモンスターをアドバンスセットする戦術があった。

第９期では事実上アドバンスセットを強要する《天照大神》が登場している。

原作・アニメにおいて―
アニメARC-V第22話の「遊矢vsミエル」戦にてミエルが《占術姫クリスタルウンディーネ》をアドバンスセットしている。
長い歴史を持つアニメ遊戯王シリーズだが、アドバンスセットが行われたのは放送15年目にしてこれが初めてである。

関連リンク †

モンスターの召喚
- セット
- アドバンス召喚

召喚権

用語集