*アドバンテージ [#ocf64363]
 「Advantage(優位、有利、利益)」の意。~

 TCGにおいて「アドバンテージを持つ」「アドバンテージがある」とは「総合的な数値的優位に立つこと」を言う。~
 「アドバンテージを稼ぐ、得る」とは取引において数値的優位に立つことを言う。~
 また、「アドバンテージを失う、損なう」「[[ディスアドバンテージ]]を負う」とは取引において数値的劣位に立つことを言う。~
 「○○アド(アド、ディスアド等)」、「○枚分のアドバンテージを稼ぐ」の意味で「アド+○」、と略されることもある。~

 元々はTCGの祖である『マジック・ザ・ギャザリング』発祥の用語だが、遊戯王OCGでもカードプールが拡大し、高度なプレイング技術が求められるようになってきたことで使われるようになった。

-遊戯王OCGにおいては、主に以下のようなものが存在する。
--[[カード・アドバンテージ]]
---[[ハンド・アドバンテージ]]
---[[ボード・アドバンテージ]]
--[[ライフ・アドバンテージ]]
--[[コントロール]]外のアドバンテージ
---[[デッキアドバンテージ]]
---[[墓地アドバンテージ]]
---[[除外アドバンテージ]]
---[[情報アドバンテージ]]

-ただ「アドバンテージ」とだけ言う場合は[[カード・アドバンテージ]]を指すことが多い。~
各アドバンテージは独立しているものではなく、一方で負う代わりに他方で得る[[カード]]も多い。~
例えば、多くの[[バーン]][[カード]]は[[カード・アドバンテージ]]を犠牲に[[ライフ・アドバンテージ]]を得る。~
また、[[《いたずら好きな双子悪魔》]]や[[《デビル・フランケン》]]は[[ライフ・アドバンテージ]]を犠牲に[[カード・アドバンテージ]]を得ている。

-他には「テンポ・アドバンテージ」と呼ばれる、端的に言えば「展開に要する時間差」や「1[[ターン]]で行使できる権利の保持差」を表す物も存在する。~
相手の[[攻撃]]権を失わせる[[《威嚇する咆哮》]]や、[[通常召喚]]権を増やす[[《二重召喚》]]等が該当する。~
また、[[《カオス・ソーサラー》]]や[[《オオアリクイクイアリ》]]の[[除去]][[効果]]等、[[攻撃]]権を放棄する代わりに行えるアクションもこれに該当する。~
[[罠カード]]は[[魔法カード]]と違い1[[ターン]]待たなければ使えないが、これも一種のテンポ・アドバンテージと言える。~
大量展開による[[1ターンキル]]を狙えるデッキ同士の[[ミラーマッチ]]では、いかにこの[[アドバンテージ]]を得られるかが重要な要素となる。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメでは、遊戯がこの言葉を使用している。~
その時の対戦相手・ビッグ1(大下)はアドバンテージを重視する相手であった。

--アニメGXの「十代vs[[墓守の長>《墓守の長》]]」戦では、十代が[[《E・HERO バブルマン》]]の[[効果]]で[[ドロー]]した時、[[墓守の長>《墓守の長》]]が「[[バブルマン>《E・HERO バブルマン》]]の[[効果]]は絶大な[[アドバンテージ>ハンド・アドバンテージ]]をお前に与えた」と表現している。~

--アニメ5D'sでは「アキvsアンドレ」戦で、ジャンがアンドレのスピードカンウターがMAXの12個であることに対し「全てのスピードスペルが使えるアンドレにアドバンテージがある」と解説している。~
また、「遊星vsクラーク」戦においてクラークがこの言葉を使用した。~
彼が行う「神経衰弱デュエル」において、そのルールに不慣れな遊星に対し先攻を取らせることで「アドバンテージを与えてあげよう」と言っていた。~

**関連リンク [#zc1a6eae]
-[[カード・アドバンテージ]]
-[[ライフ・アドバンテージ]]

-[[ハンド・アドバンテージ]]
-[[ボード・アドバンテージ]]

-[[デッキアドバンテージ]]
-[[墓地アドバンテージ]]
-[[除外アドバンテージ]]
-[[情報アドバンテージ]]

-[[ディスアドバンテージ]]
-[[1:1交換]]
-[[用語集]]