*アルカナフォース/Arcana Force [#top] [[LIGHT OF DESTRUCTION]]で[[カテゴリ]]化した「アルカナフォース」と名のついた[[モンスター]]群。~ 属する[[モンスター]]は全て[[光属性]]・[[天使族]]で統一されており、その内[[通常召喚モンスター]]は共通して以下の[[効果]]を持っている。~ このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、 コイントスを1回行い、その裏表によって以下の効果を得る。 ●表:(得られる効果) ●裏:(得られる効果) [[誘発効果]]の[[強制効果]]であり、ほとんどの[[モンスター]]が[[コイントス]]が表の時に[[メリット]][[効果]]、裏の時に[[デメリット]][[効果]]を得る。~ 例外的に、裏の時の方が[[メリット]]であったり、表でも裏でも何らかの[[メリット]][[効果]]を得るものがいくつか存在している。~ なお、この[[カテゴリ]]に属する[[特殊召喚モンスター]]である[[《アルカナフォースEX−THE DARK RULER》]]と[[《アルカナフォースEX−THE LIGHT RULER》]]は[[特殊召喚に成功した]]時に上記の[[コイントス]][[効果]]が[[発動]]する。~ -「アルカナ(arcana)」とは、ラテン語で「秘密」「神秘」などを意味する「arcanum」の複数形で、タロット占いの[[カード]]のことを指す。~ 「アルカナフォースEX」の2体を除く全てのアルカナフォースの[[モンスター]]は、タロットにおける大アルカナが[[カード名]]の元ネタとなっている。 --タロットカードは正位置(上下の向きが正しい状態)・逆位置(上下逆さまの状態)で意味が変わってくるとされる。~ 正位置は[[カード]]の本来の意味を表し、逆位置は別の捉え方をしたものである。~ 原則として、正位置の意味は[[カード]]の善・陽の部分(例:戦車・前進)、逆位置の意味は悪・陰の部分(例:戦車・暴走)として解釈がなされる。~ 基本的にタロットカードの裏面は上下対称になっており、正位置・逆位置はそれらを上下もランダムに混ぜた上での結果として決定される。~ 但し、例外的な作法として「逆理」と呼ばれるものも存在する。~ これは、[[カード]]が正位置で出ていても、占い手の悪い予感を優先して逆位置の意味を適用するものである。~ --モデルとなった大アルカナについては以下のとおり。~ タロットカードの正位置・逆位置を想起させる[[効果]]や、番号と関連した[[カード名]]・[[ステータス]]を持っている。~ ただし、アニメ[[オリジナルカード]]や関連する[[魔法・罠カード]]を全て含めてもかなりの欠番が存在する。~ //4期にて斎王との再戦が行われたが、アルカナフォース全種登場には至らなかった。~ |CENTER:番号|CENTER:タロット名|CENTER:アルカナフォース名|CENTER:その他| |0|愚者|[[《アルカナフォース0−THE FOOL》]]|《愚者の種蒔き》| |1|魔術師|[[《アルカナフォースI−THE MAGICIAN》]]|《魔術師の天秤》| |2|女教皇(THE HIGH PRIESTESS)||| |3|女帝|[[《アルカナフォースIII−THE EMPRESS》]]|| |4|皇帝|[[《アルカナフォースIV−THE EMPEROR》]]|| |5|法王(THE HIEROPHANT)||《法皇の錫杖》| |6|恋人達|[[《アルカナフォースVI−THE LOVERS》]]|| |7|戦車|[[《アルカナフォースVII−THE CHARIOT》]]|| |8|力|《アルカナフォースVIII_STRENGTH》|| |9|隠者(THE HERMIT)||| |10|運命の輪(WHEEL OF FORTUNE)||[[《逆転する運命》]]| |11|正義(JUSTICE)||| |12|吊るされた男|《アルカナフォースXII_THE HANGED MAN》|| |13|死神(DEATH)||[[《死神の巡遊》]]| |14|節制|[[《アルカナフォースXIV−TEMPERANCE》]]|| |15|悪魔|《アルカナフォースXV_THE DEVIL》|| |16|塔(THE TOWER)||| |17|星(THE STAR)||| |18|月|[[《アルカナフォースXVIII−THE MOON》]]|| |19|太陽(THE SUN)||| |20|審判(JUDGEMENT)||| |21|世界|[[《アルカナフォースXXI−THE WORLD》]]|| //カードとして出ていないものは()として英語名を追記 //”魔導”でOCG化されてきているので、根拠がなくなってきたので非コメントとする。 //---全てOCG化に至っていない理由としては、12番目、13番目、15番目の単語が外国ではあまり好ましくないことも有り得るだろう。~ //15番目の「DEVIL」という単語は、宗教上の理由のためかOCGでそれに当たる単語が「FIEND」に置き換えられている。~ //13番目の「DEATH」も同様で、全て「DES」や別の単語に置き換えられている。~ //また、実際のタロットカードでも「DEATH」は非常に不吉なカードとされ、「DEATH」という単語が書かれていないこともある。~ ---[[《アルカナフォース0−THE FOOL》]]のみローマ数字ではなく算用数字(アラビア数字)の0を使用しているのは、ローマ数字に0に相当する数字が無いためである。~ --この[[カテゴリ]]以外で「アルカナ」と名のつく[[カード]]に[[《アルカナ ナイトジョーカー》]]が存在しているが、こちらはトランプをモチーフとしている。~ トランプとタロットカードは起源を同じくすると言われているので、元ネタは無関係というわけではないが、[[OCG]]上では当然無関係である。~ --後に登場した[[魔導]]は、同じくタロットの大アルカナをモチーフとする[[カテゴリ]]である。~ -全ての[[モンスター]]は[[攻撃力]]・[[守備力]]が同じ値に設定されているのも特徴。~ 特に、ローマ数字を名に持つ[[モンスター]]は[[攻撃力]]・[[守備力]]がともに「自身の名の数字×100+1000」の値で統一されている。~ -性質上、[[フィールド]]に存在する全てのアルカナフォースに対して「現在どの[[効果]]を得ているか」を明確にしておく必要がある。~ アニメのように、[[カード]]が上向きなら表の[[効果]]、下向きなら裏の[[効果]]とする方法もあるが、これでは[[守備表示]]の場合に使えない上、[[一定期間の除外>一定期間だけ除外]]から戻った場合など「表・裏どちらの[[効果]]も得ていない」状態を表現することができない。~ アルカナフォースを使うなら必須となるであろう[[コイン]]を複数余分に持っておき、表の[[効果]]を得ているなら表の、裏の[[効果]]なら裏の[[コイン]]を[[カード]]の上に置き、どちらの[[効果]]も得ていないなら置かないのが最も簡便な方法だろう。~ -奇怪なデザインの[[モンスター]]が多くを占めており、[[天使族]]としては異彩を放っている。~ 特に、人型の[[モンスター]]は眼球の露出した[[エイリアン>エーリアン]]のようなデザインとなっているものが大半である。~ アニメにおいて、斎王を操る「破滅の光の意思」の配下として登場した「光の宇宙人」も同様の造形をしていたことから、恐らくは意図的なものだろう。~ -原作・アニメにおいて―~ アニメGXで斎王琢磨の使用する[[カード]]群。~ アニメでは[[カード]]のビジョンが回転し、それに[[相手]]がストップの掛け声を掛けることで回転が停止し、それに応じた[[効果]]を得る描写がなされた。~ ただ、[[カード]]の[[テキスト]]には「[[コイントス]]」の文字が確認できる。~ 回転停止時に「正位置(正しい向き)」ならば表の[[効果]]を、反対に「逆位置(上下逆さ)」ならば裏の[[効果]]を得ていた。~ 斎王には運命を見通す力があり、彼の名台詞である「当然正位置だ!」が示す通り常に狙った側の[[効果]]を使用していた。~ 2年目の終盤に斎王は運命を見通す力が消失したため、再登場時は[[《アルカナフォース0−THE FOOL》]](アニメ版)の[[効果]]を用いて[[効果]]の正逆を操っている。~ --またこの[[カテゴリ]]と直接関係は無いが、斎王が使った[[カード]]として[[効果モンスター]]《ナイト・オブ・ペンタクルス》・[[通常魔法]]《スート・オブ・ソード&ruby(テン){X};》・《ペンタクル・オブ・エース》・《エース・オブ・ソード》・[[通常罠]]《エース・オブ・ワンド》・[[《カップ・オブ・エース》]]が登場。~ アルカナフォースが大アルカナであるのに対し、「[[カップ>《カップ・オブ・エース》]]」「ワンド(バトン)」「ソード」「ペンタクル(コイン)」は小アルカナがモデルである。~ 小アルカナについては、[[《アルカナ ナイトジョーカー》]]を参照。~ --アニメでは[[OCG]]化されていない[[モンスター]]として《アルカナフォースVIII_STRENGTH》・《アルカナフォースXII_THE HANGED MAN》・《アルカナフォースXV_THE DEVIL》、専用[[サポートカード]]として[[通常魔法]]《魔術師の天秤》・《アルカナティック・デスサイス》・《運命の予見》、[[装備魔法]]《リバース・リボーン》、[[永続魔法]]《愚者の種蒔き》などが登場している。~ --アニメで登場したアルカナフォースは数字と名前を繋ぐ記号が全て[[《H−ヒートハート》]]系と同じように_(アンダーバー)だったのだが、[[OCG]]では全て−(ハイフン)に変更されている。~ ---例:《アルカナフォース0_THE FOOL》→[[《アルカナフォース0−THE FOOL》]]~ --アニメGX放送2年目のボスキャラが使用する[[カテゴリ]]でありながら、いまいち[[OCG]]化の機会に恵まれていない。~ [[《アルカナフォースEX−THE LIGHT RULER》]]が登場するまで全く[[OCG]]化されていなかった上に、ブースターパック収録もアニメGX放送中最後に発売された[[LIGHT OF DESTRUCTION]]のみである。~ 第9期からは過去作品の未[[OCG]]化[[カード]]やその[[カテゴリ]]を[[強化]]する[[カード]]を出す流れが見られるのだが、本[[カテゴリ]]に関連するのは[[《アルカナリーディング》]]1枚のみである。~ --原作では、カードの起源であるタロットカードに触れたエピソードがあり、文庫版では登場人物に合わせたタロットカードが1巻に1枚封入されていた。~ --アニメ5D'sにおいてZ-ONEが使用した[[通常罠]]《愚者の裁定》・《魔術師の至言》・《女教皇の錫杖》・《女帝の冠》、[[永続罠]][[《虚無械アイン》]]は上記の大アルカナがモデルとなっている。~ タロットは神秘思想のカバラによる様々な解釈を経て生命の樹(セフィロトの樹)と関連付けられた。~ Z-ONEは生命の樹をモデルとした[[時械神]]を使用しているため、元ネタとしては間違いないだろう。~ --アニメARC-Vの「遊矢vsミエル」戦にて使用された[[フィールド魔法]]《フォーチュンテラー》によって登場した柱にはタロットカードの図式が描かれていた。~ その繋がりからか、ミエルは[[《アルカナフォースVI−THE LOVERS》]]を占いに用いている。~ -コナミのゲーム作品において―~ [[TAG FORCE 2>ゲーム付属カード#TF2]]では、当時[[OCG]]化されていなかったアニメに登場したアルカナフォースのうち、6枚のアルカナフォースがゲーム[[オリジナルカード]]として収録されている。~ ゲームにおいては[[モンスター効果の発動]]が「[[召喚に成功した]]時」に限られており、[[OCG]]化に際して強化されたと言える。~ [[TAG FORCE 3>ゲーム付属カード#TF3]]以降では[[OCG]]と同じものとなり、ゲーム[[オリジナルカード]]の《アルカナフォースXII−THE HANGED MAN》・《アルカナフォースVIII−STRENGTH》も[[反転召喚]]・[[特殊召喚]]に対応するようになった。~ 他にもアルカナフォースを[[発動条件]]とする《ザ・マテリアル・ロード》・《ザ・スピリチアル・ロード》・《ザ・ヘブンズ・ロード》などのゲーム[[オリジナルカード]]が収録されている。~ --ゲームでもアニメ同様、[[コイントス]]の代わりに[[カード]]が回転する演出が行われるが、[[《セカンド・チャンス》]]は使用できる。~ なお、ゲーム中にアルカナフォースを使う斎王は、高確率で[[自分]]が有利になる方の[[効果]]を出す。~ 確率1/2という[[コイントス]]の常識からは考えられない設定であるが、彼の持つ運命を見通す力をよく再現していると言える。~ 逆に、デュエルリンクスのCPU斎王はその運命力は再現されておらず、プレイヤーが行う場合はスキルを用いる事で再現できる。~ --[[DUEL TERMINAL]]でも斎王が使用する。~ 上記の関連[[カード]]を含め、こちらでも[[コイントス]]は[[カード]]が回転することで行われ、自分に有利な[[効果]]を出すことが多い。~ また、この[[カテゴリ]]の[[モンスター]]は[[戦闘破壊]]されると、他の[[モンスター]]の様に倒れたりするのではなく、水色の光を放って消滅する。~ --「デュエルリンクス」でも斎王が使用し、斎王の専用スキルにはこの[[カテゴリ]]をサポートするものが多数存在する。~ 特に、スキル「当然 正位置!」はアルカナフォース[[モンスター]]の[[コイントス]]は必ず表になり、それ以外の使用条件や回数制限もないなど破格の性能である。(ただし、裏の[[効果]]が[[メリット]]となる《アルカナフォースXII−THE HANGED MAN》は相性が悪い)~ また、《アルカナフォースXII−THE HANGED MAN》・《ザ・マテリアル・ロード》・《ザ・スピリチアル・ロード》・《ザ・ヘブンズ・ロード》がTAG FORCEシリーズと同様の[[効果]]で収録されている。~ **関連リンク [#link] ―「アルカナフォース」と名のついた[[モンスター]]~ ※は「アルカナフォース」に関する[[効果]]を持つ[[モンスター]] -[[効果モンスター]] --[[《アルカナフォース0−THE FOOL》]] --[[《アルカナフォースI−THE MAGICIAN》]] --※[[《アルカナフォースIII−THE EMPRESS》]] --※[[《アルカナフォースIV−THE EMPEROR》]] --※[[《アルカナフォースVI−THE LOVERS》]] --[[《アルカナフォースVII−THE CHARIOT》]] --[[《アルカナフォースXIV−TEMPERANCE》]] --[[《アルカナフォースXVIII−THE MOON》]] --[[《アルカナフォースXXI−THE WORLD》]] -[[効果モンスター]]([[特殊召喚モンスター]]) --[[《アルカナフォースEX−THE DARK RULER》]] --[[《アルカナフォースEX−THE LIGHT RULER》]] //議論により、例外的に五十音順ではなく、番号順に並べています //http://yowiki.yugioh-portal.net/bbs/read.cgi?no=1005 //アルカナフォースでカード名にローマ数字を持つカードは、「ローマ数字」自体が機種依存文字のためローマ数字を全角アルファベット大文字に置き換えてください ―「アルカナフォース」に関する[[効果]]を持つ[[カード]] -[[《アルカナリーディング》]] -[[《光の結界》]] -[[《アルカナコール》]] -[[《逆転する運命》]] ―その他のリンク -[[《カップ・オブ・エース》]] -[[《死神の巡遊》]] -[[【アルカナフォース】]] -[[コイントス]] -[[カテゴリ]] **FAQ [#faq] Q:[[コイントス]]する[[効果]]の種別は何ですか?~ A:[[誘発効果]]です。(08/02/25) Q:[[《アルカナフォースEX−THE LIGHT RULER》]]の[[コイントス]]を行う[[誘発効果]]の[[効果処理時]]に、自身が[[フィールド]]に[[表側表示]]で存在しない場合、[[効果]]処理は行われますか?~ A:この[[カード]]が[[効果処理時]]に[[フィールド]]上に[[表側表示]]で存在しない場合、この[[効果]]は[[適用]]されず[[コイントス]]も行いません。(08/01/07)~ //http://yugioh.faq.konami.jp/EokpControl?&tid=40941&event=FE0006 Q:アルカナフォースが[[コイントス]]の裏表の[[効果]]を得ている時に、その[[モンスター]]の[[効果]]が[[《禁じられた聖杯》]]の[[効果]]で[[無効]]になり[[コイントス]]で得ていた[[効果]]を失い、その後[[《禁じられた聖杯》]]の[[効果]]が[[適用]]されなくなった場合、[[コイントス]]で得ていた[[効果]]を再び得る事ができますか?~ A:はい、その場合[[コイントス]]で得ていた[[効果]]が再び[[適用]]されます。(16/09/22) //http://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=6889&keyword=&tag=-1 //A:いいえ、その場合[[コイントス]]で得ていた[[効果]]を再び得る事はできません。(12/08/23) //質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。 //記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。 //未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。 //ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。