アルカナフォース/Arcana Force †
LIGHT OF DESTRUCTIONで登場した「アルカナフォース」の名を持つモンスター群?。
属するモンスターは全て光属性・天使族で構成されており、全てのモンスターが共通して以下の効果を持っている。
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、コイントスを１回行い以下の効果を得る。
●表：（得られる効果）
●裏：（得られる効果）
この誘発効果はダメージステップでも発動する強制効果である。
ほとんどのモンスターが、コイントスが表の時にメリット効果、裏の時にデメリット効果を得る。
例外的に、裏の方が大きなメリットになるものや、表でも裏でも何らかのメリット効果を得るものが存在している。
なお、通常召喚できない「アルカナフォースＥＸ」の２体は「特殊召喚に成功した時」と書かれている。
- ｢アルカナ｣とは、ラテン語で｢秘密｣｢神秘｣などを意味する｢arcanum｣の複数形で、タロット占いのカードのことを指す。
「アルカナフォースＥＸ」の２体を除く全てのアルカナフォースのモンスターは、タロットにおける大アルカナがカード名の元ネタとなっている。
- タロットカードは正位置（上下の向きが正しい状態）・逆位置（上下逆さまの状態）で意味が変わってくるとされる。
正位置はカードの本来の意味を表し、逆位置は別の捉え方をしたものである。
原則として、正位置の意味はカードの善・陽の部分（例：戦車 前進）、逆位置の意味は悪・陰の部分（例：戦車 暴走）として解釈がなされる。
基本的にタロットカードの裏面は上下対称になっており、正位置・逆位置はそれらを上下もランダムにかき混ぜた上での結果として決定される。
ただし、例外的な作法として、「逆理」と呼ばれるものも存在する。
これは、カードが正位置で出ていても、占い手のわるい予感を優先して逆位置の意味を適用するものである。
- モデルとなった大アルカナについては以下のとおり。
ただしモデルになっただけであり、イラストも効果もほぼ原形を留めていない。
OCG化に伴い、4期にて斎王との再戦が行われたが、残念ながらアルカナフォース全種登場には至らなかった。
- 《アルカナ ナイトジョーカー》はこのカードカテゴリーとルール上は関係ない。
トランプとタロットカードは起源を同じくすると言われているものなので、元ネタに関しては無関係ではないといえる。
また、遊戯王でもカードの起源であるタロットカードに触れられたエピソードがあり、文庫版では登場人物に合わせたタロットカードが1巻に1枚封入されていた。
- 原作・アニメにおいて―
アニメGXにおいて第２期に登場した斎王琢磨の使用したカード群。
アニメではカードのビジョンが回転し、それに相手がストップの掛け声をかけることで回転を停止・効果を得る描写がなされた。
カードテキストにはちゃんと｢コイントス｣の文字があるのだが、アニメではコイントスが行われていない。
回転停止時に｢正位置(正しい向き)｣ならば表の効果を、｢逆位置(上下さかさま)｣ならば裏の効果を得ていた。
斎王には運命を見通す力があり、明らかに狙った側の効果を使用していた。
- またこのカテゴリーと直接関係は無いが、斎王が使ったカードとして《スート・オブ・ソードＸ》《ナイト・オブ・ペンタクルス》・《ペンタクル・オブ・エース》・《エース・オブ・ワンド》・《エース・オブ・ソード》・《カップ・オブ・エース》が登場。
アルカナフォースが大アルカナであるのに対し、「カップ」「ワンド（バトン）」「ソード」「ペンタクル（コイン）」は小アルカナがモデルである。
小アルカナについては、《アルカナ ナイトジョーカー》を参照。
- アニメで登場したアルカナフォースたちは数字と名前を繋ぐ記号が全て《Ｈ−ヒートハート》系と同じように＿(アンダーバー)だったのだが、OCGでは全て−(ハイフン)に変更されている。
- なお、アニメで登場したアルカナフォースのうち、ローマ数字を名に持つモンスターは攻撃力・守備力が｢自身の名の数字×100＋1000｣の値であった。
- コナミのゲーム作品において―
PSP「遊戯王デュエルモンスターズGX TAG FORCE 2」では、当時OCG化されていなかったアニメに登場したアルカナフォースのうち、６枚のアルカナフォースがゲームオリジナルカードとして収録されている。
なお、ゲームにおいては「召喚に成功した時」というテキストで、反転召喚・特殊召喚に対応していなかったため、OCG化に際して強化されたと言える。
他にも、アルカナフォースをサポートするゲームオリジナルカードが多数収録されている。
ゲームでもアニメ同様、コイントスの代わりにカードが回転する演出が行われるが、《セカンド・チャンス》は使用できる。
これらオリジナルカードとして登場したものはTAG FORCE3ではOCGと同じものとなり、未
OCG化の《アルカナフォースＸＩＩ−ＴＨＥＨＡＮＧＥＤ ＭＡＮ》・《アルカナフォースＶＩＩＩ−ＳＴＲＥＮＧＴＨ》は反転召喚・特殊召喚にも対応するようになった。
なお、ゲーム中にアルカナフォースを使う斎王は、高確率で自分が有利になる方の効果を出す。
確率1/2というコイントスの常識からは考えられない設定であるが、彼の持つ「運命力」をよく再現していると言える。
関連リンク †
―アルカナフォースの名を持つモンスター
―サポートカード
―その他のリンク
FAQ †
Ｑ：コイントスする効果の種別は何ですか？
Ａ：誘発効果です。(08/02/25)