ゾンビ、骸骨、ミイラ、霊、吸血鬼、妖怪といった、主に1度死んだ存在のモンスターが属している種族。
COLLECTION PACK−革命の決闘者編−までで206種類が登場している。
属性別では闇属性138体、光属性4体、地属性32体、水属性5体、炎属性24体、風属性3体と非常に属性が偏っている。
ほとんどが闇属性であることも死のイメージを表しているのだろう。
特殊召喚に関連したサポートカードが豊富で、《ミイラの呼び声》・《ピラミッド・タートル》・《生者の書−禁断の呪術−》の効果でどこからでも何度でも出現する。
《馬頭鬼》をはじめとする蘇生カードが多いことも「不死」のイメージを体現している。
非常に強い展開力で、《激流葬》などの全体除去を喰らっても《馬頭鬼》や《生者の書−禁断の呪術−》から《ゾンビ・マスター》を経由するなどして立て直しは容易。
破壊され墓地へ送られても何度もフィールドに戻ってくるしつこさがアンデット族の特徴と言える。
《アンデットワールド》の登場により、自分の墓地だけでなく、相手の墓地すら利用してしまうその展開力は脅威である。
しかし、典型的な墓地依存種族なので、《マクロコスモス》などの除外関係にはすこぶる弱いという欠点がある。
同様に特殊召喚封じにも弱く、意外と弱点は多い。
また、吸血鬼系のモンスターにはデッキデス効果がついている事や、ハンデス等を含む破壊に対する間接的な耐性を持つものも多い。
《再生ミイラ》・《ヴァンパイア・ロード》・《闇よりの恐怖》・《闇より出でし絶望》などが挙げられる。
長く規制を受けた《馬頭鬼》は、蘇生効果と実質的な手札・デッキ破壊耐性の両方を持つアンデット族の代表と言っていいだろう。
今でこそ一流の種族だが、第1期終了時点では全くといって良いほどいい所がなかった。
しかし、第2期の終盤で《ピラミッド・タートル》や《生者の書−禁断の呪術−》などが登場したことにより、それは大きく変わっていく事になった。
その後も《ゴブリンゾンビ》や《馬頭鬼》といった強力なモンスターが登場し、着実にアンデット族はその地位を固めていった。
変動が大きかったのは第6期で、《ゾンビキャリア》の登場により【シンクロアンデット】が大流行し、一時は環境のトップを独占した。
大量のシンクロモンスターを容易に展開できることから、アンデット族のキーカードは軒並み制限強化されていった。
種族という枠組みで猛威を振るったイメージが強すぎたのか、テーマデッキ中心の時代に入ってもアンデット族を中核とするカテゴリ化は第8期のヴァンパイア程度で、実績も芳しくはなかった。
その後はシンクロモンスターの制限強化や、エクシーズモンスターの流行などを受けて相対的に弱体化したためか、第8期の終盤以降は制限緩和が相次いでいる。
第9期のブレイカーズ・オブ・シャドウでは6年半ぶりとなる新たなシンクロモンスターが現れ、前後する時期に新規チューナーも続々と登場。
長らく2体のチューナーに留まっていたアンデット族に、第9期だけで6体の新規チューナーが輩出された。
その中でも汎用性の高い手札誘発能力を有する《浮幽さくら》・《灰流うらら》はデッキの種類を越えて高い注目度を得て、アンデット族の新たな顔になりつつある。
第10期でも戦力拡張は引き続けられ、新カテゴリの魔妖や《真紅眼の不屍竜》を皮切りに、アンデット族で初となるシンクロ素材縛りの無いシンクロモンスターも複数現れている。
―アンデット族に関連する効果を持つカード
―素材にアンデット族を指定するモンスター
―アンデット族トークン
―アンデット族罠モンスター
―アンデット族のチューナー
―アンデット族のペンデュラムモンスター
―アンデット族の融合モンスター
―アンデット族の儀式モンスター
―アンデット族のシンクロモンスター
―アンデット族のエクシーズモンスター
―アンデット族のリンクモンスター
―アンデット族のシリーズモンスター
―アンデット族メタ
―その他のリンク