遊戯王カードWiki - インヴェルズのバックアップ(No.83)

インヴェルズ/Steelswarm †

　DUEL TERMINAL －インヴェルズの侵略！！－でカテゴリ化した「インヴェルズ」と名のついたモンスター群。
　属するモンスターは全て悪魔族で統一されており、《インヴェルズ・オリジン》以外闇属性である。
　また、《インヴェルズの門番》、リンクモンスターの《インヴェルズ・オリジン》を除き全て守備力が０となっている。

　全ての上級・最上級モンスターが、「インヴェルズ」をリリースしてアドバンス召喚に成功した時に効果が発動・適用されるのが特徴。
　また下級モンスターには、それらのアドバンス召喚を補助する効果や、特殊召喚系統の上級モンスターへのメタとなる効果が備わっている。

アドバンス召喚に特化しているのが最大の特徴だが、インヴェルズ以外をリリースしてアドバンス召喚しても効果を発動できない。
また下級モンスターにも、インヴェルズのアドバンス召喚以外のリリース及びシンクロ素材には使えない制約を持つものが見られる。

インヴェルズの上級・最上級モンスターは現在６体が存在するが、それらはレベル５から10までの全て異なるレベル設定になっている。
また上級以上のインヴェルズは、レベルが１つ上がる度にその１つ前のモンスターより攻撃力が200高くなっているという規則性がある。

姿形は様々な昆虫がモチーフになっており、上級以上のモンスターはカード名も実在の昆虫の名前をもじったものになっている。
一方下級モンスターのカード名は「役職」といった感じで、インヴェルズ本体ではなく、その取り巻きの様な位置づけになっている。

全身が甲虫を思わせる鎧のような黒い体になっており、それに赤・橙・緑・青などからいずれか一色を加えた計二色がメインカラーとなっている。
また全てのモンスターの体の一部に、コーカサスオオカブトの頭部を模したと思われる共通のシンボルマークが刻まれているのも特徴である。
- 英語名の「Steel(鋼鉄）」＋「swarm（大群）」は上記のような外見が由来だろう。

全ての「インヴェルズ」と名のついたモンスターは、インヴェルズに属していると同時にヴェルズに属するモンスターでもある。
よってヴェルズに関する効果を持つカードの恩恵を存分に受けることができ、ヴェルズを指定するエクシーズ素材などの条件も満たせる。

DTマスターガイドによれば、インヴェルズとはヴェルズ化に適合し邪念をその身に宿した生物であり、地の文では「ヴェルズのキャリア(保有者)」と呼ばれる。
最初にヴェルズ化に適合し、高い知性と強大な力を合わせ持った《インヴェルズ・グレズ》を始めとする上級インヴェルズと、上級インヴェルズに捕食された者たちの骸に邪念が宿った下級インヴェルズに分けられる。
個体としての名前を持つ「名前付き」であることが上級の証であるようで、《インヴェルズの斥候》などの下級インヴェルズは個体としての名前を持たない。
何らかの生物がヴェルズ化に適合して誕生した種族だが、その元の生物がかつてDT世界の惑星に生息していた種族なのか、惑星の外から現れた生物なのかは不明とされる。

DTマスターガイドでは「同族の下級を喰らい力を増していく」、最強カードバトル！でのデッキ解説では「アドバンス召喚によって仲間さえも捕食することで、強大な力を持つインヴェルズに成長していく」とされている。
設定上はアドバンス召喚によるリリースと、上級インヴェルズのアドバンス召喚に成功した時の効果を、インヴェルズ同士での捕食に見立てているようだ。

「インヴェルズ」という名前は、「侵略」を意味する英単語の「インヴェイジョン（invasion）」から名付けられたと思われる。
このカテゴリが初登場したDT10のタイトルや、魔法・罠カードによるサポートカードにも「侵略」という言葉が用いられている。
また、ヴェルズのキャリアであることから、「ヴェルズを内包(in)する」という意味も掛かっていると思われる。

DUEL TERMINALにエクシーズ召喚がはじめて導入された第12弾では、第９弾以降登場の６テーマのうちこのカテゴリのみ未収録となっている。
ヴァイロンとその連合軍によって撃退されたという設定のためだと思われるが、第13弾からはその邪念であるヴェルズとして登場している。
後に《インヴェルズ・グレズ》が《イビリチュア・ジールギガス》として復活し、これを設定上で「インヴェルズが復活した」としているが、この時も新規インヴェルズは収録されなかった。

原作・アニメにおいて―
アニメVRAINSの第27話に登場した島直樹/ロンリーブレイヴとデュエルしたハノイの騎士が《インヴェルズ・マディス》と《インヴェルズ・グレズ》を使用。
前者は３枚積まれていたため、【インヴェルズ】を使用していたと思われる。
このデュエルは結果的に《サイバース・ウィザード》１枚でロンリーブレイヴが勝利しているため、《サイバース・ウィザード》の効果が強く刺さる低い守備力のモンスターを多く擁するカテゴリ群の中で悪役のイメージが強いこのカテゴリに白羽の矢が立ったのだろうか。

ちなみに上記のハノイの騎士に限らず、名前の明かされないハノイの騎士（いわゆるモブキャラクターのハノイの騎士）は共通して守備力０の闇属性モンスターを使用している。

コナミのゲーム作品において―
DUEL TERMINALのアクションデュエルではこのカテゴリのモンスターを３枚スキャンすると、「インヴェルズ闇波動」のコンボを発動できる。
スピードデュエルでは、このカテゴリのモンスターのみを３枚スキャンすると、隠しデッキ「蘇りし絶対捕食者(キーストーン・プレデター)」が使用できる。
また、デッキ選択画面にて、インヴェルズに関する設定を見る事ができる。

古の時代、この世界の支配権を巡るヴァイロンとの戦いに敗れ、深淵なる地へ封印されたインヴェルズであったが、とある地上世界の混乱により、その封印から解放される。
復讐の刻を待ち続けていた彼らは、頂点捕食者としてヴァイロンを喰らう力を蓄えるため、手始めにミストバレー湿地帯へ牙を向けるのだった―

デッキ名の「キーストーン」については《ネメシス・キーストーン》を参照。

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FAQ †

Ｑ：裏側表示のインヴェルズをリリースして《インヴェルズ・モース》等をアドバンス召喚した場合でも効果は発動できますか？
Ａ：はい、発動できます。(10/08/05)

Ｑ：自身の効果によって、カード名がインヴェルズと名のついたモンスターに変更されている《ファントム・オブ・カオス》が存在します。
　　これをリリースして《インヴェルズ・モース》等のアドバンス召喚に成功した場合、効果を発動する事はできますか？
Ａ：はい、発動できます。（10/08/27）

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