*ウイルス/Virus [#ya5af004]
 通称ウイルスカード。~
 [[全体除去]]・[[ハンデス]]・[[ピーピング]][[効果]]を併せ持つ3種の[[デッキ破壊]]ウイルスの総称で、どれもが[[通常罠]]。~
 [[《死のデッキ破壊ウイルス》]]・[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]・[[《闇のデッキ破壊ウイルス》]]を指す。

 それぞれ一定の[[攻撃力]]を持つ[[闇属性]][[モンスター]]を[[リリース]]し、該当する[[フィールド]]・[[手札]]のカードを[[破壊]]。~
 更に[[発動]]後、[[相手]][[ターン]]で数えて3[[ターン]]の間に[[相手]]が[[ドロー]]したカードを全て[[確認]]し該当[[カード]]を[[破壊]]する。

 特に[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]は強力で、それゆえ[[09/09/01>禁止・制限カード/2009年9月1日]]の[[制限改訂]]では遂に[[禁止カード]]に指定されてしまう。~
 [[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]は、[[05/03/01>禁止・制限カード/2005年3月1日]]の[[制限改訂]]で[[制限カード]]に指定されたが、[[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]に[[準制限カード]]に[[制限緩和]]、そして[[07/09/01>禁止・制限カード/2007年9月1日]]の[[制限改訂]]により[[制限解除]]されている。~
 [[《闇のデッキ破壊ウイルス》]]も[[効果]]は強力だが、[[コスト]]が重いせいもあってか、今の所[[制限カード]]入りの経験はない。~

-[[ターン]]は、[[相手]][[ターン]]のみを数える。~
[[自分]][[ターン]]に[[発動]]した場合、次の[[相手]][[ターン]]が1[[ターン]]目になる。~
[[相手]][[ターン]]に[[発動]]した場合、その[[ターン]]が1[[ターン]]目になる。~
つまり、[[発動]]後3回目の[[相手]][[エンドフェイズ]]まで適用される。

-これらの[[カード]]は[[発動]]後に[[フィールド]]へ残らないので、[[発動]]に成功した後から[[効果]]を[[無効]]にすることはできない。~
→[[残存効果]]~
[[発動]]の時点で[[無効]]にできなかった場合、後から妨害するには[[《運命の火時計》]]で[[ターン]]カウントを進めるしかない。

-厳密に言うと、「[[デッキ破壊]]」していないのはご愛嬌([[ドロー]]した[[カード]]の[[破壊]]は「[[手札]]」から[[破壊]]する扱い)。~

-[[発動]]後に[[《手札抹殺》]]や[[《メタモルポット》]]を使えば、[[手札交換]]を行いつつ[[相手]]の[[手札]]のみをズタズタにすることも可能。~
//[[事故>手札事故]]率を考えると[[デッキ]]に投入するかは微妙だが。

-3種のウイルスカードは「ウ''ィ''ルス」ではなく「ウ''イ''ルス」である。~
OCGでは、「ウ''ィ''ルス」の[[カード]]([[《同族感染ウィルス》]]等)と「ウ''イ''ルス」の[[カード]]([[《惑星汚染ウイルス》]]等)が混在しているため、間違えないよう注意したい。~
→[[間違えやすいカード名]]

-絶版となった[[ストラクチャーデッキ−暗闇の呪縛−]]には3種のウイルスカードが全て収録されていた。~
[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]以外の2種類は[[ストラクチャーデッキ−デビルズ・ゲート−]]に収録されているため、[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]が[[禁止カード]]である現在はこちらを買い求めるのがよいだろう。

-[[コスト]]として[[リリースする]][[モンスター]]を、俗に「媒体」という。~
これは実際に病気などの感染元となる動物や虫のことを指し、遊戯王の原作でも使われている言葉である。~

-原作・アニメにおいて―~
海馬瀬人が[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]を使用している。~
原作の[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]は文字通り[[デッキ破壊]]を行う[[効果]]だったため、「デッキ破壊ウイルス」という名称となった。~
原作では、[[魔法カード]]・[[罠カード]]と並ぶ「ウイルスカード」という独自の分類であった。~
--他にも、[[《魔法除去細菌兵器》]](アニメ版では《魔法除去ウイルスキャノン》)・《完全破壊−ジェノサイド・ウィルス》・《α波の放散》などの「ウイルスカード」を海馬が使用している。~

--アニメGXでは《酸のラスト・マシン・ウイルス》・《闇のコンピューターウイルス》が登場しており、ウイルスカードと同じように該当する[[モンスター]]を[[リリース]]することで[[効果]]を[[発動]]する。
--アニメGXでは《酸のラスト・マシン・ウイルス》・《闇のコンピューターウイルス》が登場しており、ウイルスカードと同じように該当する[[モンスター]]を[[生け贄]]にすることで[[効果]]を[[発動]]する。

-コナミのゲーム作品において―~
プレイステーション2専用ソフト「遊戯王 真デュエルモンスターズII 継承されし記憶」には、「ウィルス地形」という地形が登場している。~
「旧神族ではない[[攻撃力]]1500以上の[[モンスター]]は進入すると[[破壊]]される」という凶悪な地形効果があり、マスの模様も含めて[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]がモチーフと推測される。~
またPSPソフト「タッグフォース」シリーズでは2から《酸のラスト・マシン・ウイルス》が[[オリジナルカード]]として収録されている。

**関連リンク [#k445a559]
-[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]
-[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]
-[[《闇のデッキ破壊ウイルス》]]
//シリーズカードとしてのウイルスはあくまで死魔闇の3種のみを指すのでその他のカードは入れない方向で。

―その他のリンク
-[[《闇の閃光》]]
-[[《闇霊術−「欲」》]]

-[[シリーズカード]]

**FAQ [#q25606fc]
Q:[[リリース]]は[[自分]]の場に[[裏側守備表示]]で[[セット]]された[[モンスター]]でも大丈夫ですか?~
A:はい、できます。
//《死のデッキ破壊ウイルス》FAQより移動

Q:[[《ダークゾーン》]]の[[発動]]中、[[裏側守備表示]]で[[セット]]された[[攻撃力]]501〜1000の[[闇属性]][[モンスター]]を[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]の[[コスト]]として[[リリース]]することは可能ですか?~
A:[[裏側守備表示]]で[[セット]]された状態ならどんな[[攻撃力]]増減カードが場に在っても影響を受けずに[[コスト]]として[[リリース]]することができます。
//《死のデッキ破壊ウイルス》FAQより移動

Q:[[発動]]時に[[《DNA移植手術》]]を[[チェーン]]して[[リリース]]する[[モンスター]]の[[属性]]を変更した場合、この[[カードの発動]]を阻止できますか?~
A:いいえ、「[[闇属性]][[モンスター]]を[[リリース]]する」のは[[コスト]]です。~
  ウイルス[[カード]]の[[発動]]時にその[[モンスター]]は場を離れるため、後から[[《DNA移植手術》]]を[[発動]]しても妨害することはできません。
//《魔のデッキ破壊ウイルス》FAQより移動

Q:[[《クロス・ソウル》]]で[[相手]]の[[闇属性]][[モンスター]]を[[コスト]]にできますか?~
A:[[表側表示]]ならば可能です。[[裏側表示]]では「[[攻撃力]]判定不可能」であるため、できません。~
//《死のデッキ破壊ウイルス》FAQより移動

Q:[[発動]]時に[[セット]]されたカードも[[確認]]し該当するなら[[破壊]]しますが、これは「[[表側表示]]になってから[[破壊]]」という扱いですか?~
A:あくまで[[確認]]するだけです。扱いとしては、「[[裏側表示]]のまま[[破壊]]」扱いです。
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Q:[[ドロー]]カード[[破壊]][[効果]]適用中に[[《闇の誘惑》]]を[[発動]]した場合、どう処理しますか?~
A:まず、[[《闇の誘惑》]]の処理([[ドロー]]→[[除外]])の処理を終えてから、[[ドロー]]されたカードが[[ウイルス]]の対象であるならば[[破壊]]します。~
//《死のデッキ破壊ウイルス》FAQより移動

Q:このカードを[[発動]]した次の[[ターン]]に、[[相手]]が[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]を[[蘇生]]しました。[[ドロー]]カードの[[破壊]]は[[無効]]になりますか?~
A:正しく[[発動]]されたならば、後から[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]が[[召喚]]されたとしても、[[ドロー]]カード[[破壊]]は有効です。~
  [[《終焉のカウントダウン》]]と同様です。~
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