遊戯王カードWiki - エクソシスターのバックアップ(No.17)

エクソシスター †

　デッキビルドパックグランド・クリエイターズでカテゴリ化された「エクソシスター」と名のついたカード群。
　属するモンスターは全てレベル（ランク）４・光属性で統一されている。

下級モンスターはレベル４・光属性・魔法使い族・守備力800で統一され、以下の共通テキストを持つ。

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：（固有効果）。
その後、自分フィールドに（特定の「エクソシスター」モンスター）が存在する場合、自分は８００ＬＰ回復する。
(2)：自分・相手の墓地のカードが相手によって墓地から離れた場合に発動できる。
「エクソシスター」Ｘモンスター１体を、自分フィールドのこのカードの上に重ねてＸ召喚扱いとしてＥＸデッキから特殊召喚する。

カード名	攻撃力	固有効果	参照するエクソシスター
《エクソシスター・エリス》	500	エクソシスターが存在する場合に手札から特殊召喚	《エクソシスター・ステラ》
《エクソシスター・ステラ》	300	手札のエクソシスターを特殊召喚	《エクソシスター・エリス》
《エクソシスター・イレーヌ》	400	エクソシスターカードをデッキボトムに戻してドロー	《エクソシスター・ソフィア》
《エクソシスター・ソフィア》	100	他のエクソシスターモンスターが存在する場合にドロー	《エクソシスター・イレーヌ》

「墓地から離れた」というテキストはこのカテゴリが初。
蘇生・自己再生といったフィールドへの特殊召喚は勿論、除外・サルベージ・デッキに戻す等も該当する。

《浅すぎた墓穴》・《俊足なカババリキテリウム》のような相手に蘇生行為を促すカードでの特殊召喚は、自分が発動した場合でも(2)のトリガーになる。(21/08/27)

複数種類のエクソシスターが並んでいる場合、１度のトリガーでそれら全てのエクソシスターの(2)を発動できる。
その場合、チェーンの順番はプレイヤーが任意で組む。

(2)は、下級エクソシスターが予めフィールドに存在する状態で、自分・相手の墓地のカードが相手によって墓地から離れた場合に発動できる。
よって、たとえば《ダークファミリア》等の効果によって相手の墓地のモンスターと同時に蘇生された自分の下級エクソシスターの(2)は発動できない。

エクシーズモンスターはランク４・光属性・戦士族で統一され、以下の共通テキストを持つ。
同一人物の下級モンスターと攻撃力・守備力の下三桁が一致し、守備力の下三桁はいずれも800である。

このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードが「エクソシスター」モンスターを素材としてＸ召喚に成功した（場合or自分・相手ターン）に（、～を対象として）発動できる。
（固有効果１）
(2)：このカードは墓地から特殊召喚されたモンスター（が発動した効果orとの戦闘）では破壊されない。
(3)：このカードのＸ素材を１つ取り除（いてorき、～を対象として）発動できる。
（固有効果２）

カード名	固有効果１	固有効果２
《エクソシスター・ミカエリス》	相手フィールド・墓地のカードを除外	エクソシスター魔法・罠カードのサーチ
《エクソシスター・カスピテル》	このターンのお互いの蘇生行為を禁止	エクソシスターモンスターのサーチ
《エクソシスター・ジブリーヌ》	相手フィールドのモンスター効果の無効化	自分のエクシーズモンスターを800全体強化
《エクソシスター・アソフィール》	このターンのお互いの墓地での効果の発動を禁止	相手フィールドのモンスターを手札にバウンス

各モンスターの守備力の数値や効果の節々に800という数字が見られ、エクシーズモンスターでは、共通して「８」を象った意匠が武器に確認できる。

名前の由来は「エクソシスト」+「シスター(修道女)」からか。
エクシーズ召喚主体のカテゴリなので、「エクシーズ」とも掛けていると思われる。
「エクソシスト/英語：exorcist」とは「キリスト教、特にカトリックにおいて、悪魔払いを執り行う祈祷師」を指し、「悪霊払い」「祓魔師(ふつまし)」とも訳される。
創作などで悪魔と戦うイメージが強いが、実際のエクソシストは、直接悪魔と戦うのではなく「悪魔憑き」と認定された被験者から悪霊を追い出すこと、要するに除霊を行うのが役割。
「修道女/英語：nun」と「シスター/英語：sister」はともに従順、貞潔、清貧の誓願を立てた女性なのでしばしば同一視されるが、カトリックの観想修道会に所属し伝統的な修道生活を送る女性を「修道女」、その他を「シスター」と区別する場合もある。
前者は一つの修道院に生涯にわたって定住し、主に祈りと観想、そして労働からなる、敷地内で完結する自給自足の修道生活を送るのに対し、後者は修道院で暮らすが、病院や学校、ケア施設といった公共の場に赴いて使徒職(布教・奉仕活動)を行う点が異なる。
教会の外で悪魔祓いを行なう彼女らは、狭義でも「シスター」であると言える。
なお、どちらを指す場合の呼称にも「シスター・○○(名前)」(場合により「マザー・○○」)が用いられる。
- 下級モンスターとエクシーズモンスターには容姿や名前に類似が見られる。
  また、《エクソシスター・アーメント》のイラストでは、《エクソシスター・エリス》が《エクソシスター・ミカエリス》と同じ金の長髪に変わっている。
  単体でエクシーズ召喚できる事も踏まえると、普段はシスターとして祈りを捧げ、悪霊が現れるとエクソシストとして戦いを繰り広げる、といったコンセプトなのだろう。
  変身と言う意味ではドラゴンメイドにも近いが、あちらと違いゲーム的な対応はなく、どのエクシーズモンスターも自由に重ねる事が可能。
  - 公式Twitterでイレーヌとジブリーヌの設定画が公開されており、イレーヌのエクソシストとしての姿がジブリーヌと確定した。

下級モンスターはエリスとステラ、イレーヌとソフィアの２人がそれぞれ対応する関係である。
固有効果も、前半の２人が手札からの特殊召喚、後半の２人がドローに関係する効果と共通している。
《エクソシスター・バディス》の存在や、魔法・罠カードのイラストを踏まえると、２人１組の行動を基本としているようである。

カテゴリ単位で２体以上のモンスターを揃えずにエクシーズ素材付きのエクシーズモンスターを出せるという点は、かつての十二獣を彷彿とさせる。
ただし、あちらが効果外テキストによるエクシーズ召喚であったのに対し、こちらは相手からの受動的な行動から効果の発動を経て疑似エクシーズ召喚をするという十二獣に比べて相手から妨害されやすい形になっている。

シスターがモチーフであるがゆえに、女性の姿のモンスターしか存在していない。
海外展開を踏まえてか、《慈悲深き修道女》に比べると特定のモチーフに結びつきにくいイラストである。

墓地に関する行動を咎める効果は、蘇生するモンスターを悪霊とみなしてそれを咎め祓う、というイメージだろう。
一方で、シスターにとっては信仰の対象であろう神や天使とは特にシナジーを持たない。
悪魔に対しても特に関係性はないが、悪霊に関しては墓地を活用する事が多いため、相性が良いといえるか。

世界観は不明だが、背景には荒廃し自然と一体化した高層建造物が見受けられる。
また、モンスターの軍服然とした服装やコンテナ、銃やコンポジットボウを模した武器といった近代的な装備や下記の紹介フレーズから、科学的に発展したが何らかの理由で終末を迎え荒廃した世界観が下敷きにあることが窺える。

「YU-GI-OH.jp」にて《エクソシスター・ミカエリス》のイラストが公開された際、「魂を救うエクシーズモンスター」と紹介された。
上述したエクソシスターの名前の由来や、墓地に関係した共通効果を踏まえると、蘇生したモンスターを倒してその魂を救うということなのだろう。

デッキビルドパックグランド・クリエイターズの公式サイトでは、『終末に集え、救乙女(エクソシスター)！加護の奇跡で魔を祓え!!』というフレーズと共にこのカテゴリを紹介している。

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FAQ †

Ｑ：自分が《俊足なカババリキテリウム》の(2)の効果を発動し、相手は自身の墓地のモンスターを特殊召喚しました。
　　その場合、自分は《エクソシスター・エリス》の(2)の「自分・相手の墓地のカードが相手によって墓地から離れた場合に発動できる」効果を発動できますか？
Ａ：発動できます。(21/08/27)

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