*エンドサイク [#k0f3b495]
 「[[エンドフェイズ]]に[[《サイクロン》]]」の略称。~
 つまり、「[[相手]][[ターン]]の[[エンドフェイズ]]に[[《サイクロン》]]を[[発動]]すること」である。~

 「[[速攻魔法]]・[[罠カード]]を[[相手]][[ターン]]に[[発動]]するためには[[セット]]して1ターン経過する必要がある」というルールを利用したテクニック。~
 [[相手]]が[[魔法・罠カード]]を[[セット]]した[[ターン]]の[[エンドフェイズ]]に、[[自分]]が伏せていた[[《サイクロン》]]を[[発動]]し、1[[ターン]]経過する前に[[速攻魔法]]・[[罠>罠カード]]を[[破壊]]する。~
 本来は[[チェーン]]発動が可能である[[速攻魔法]]・[[罠カード]]を、ルール故に[[発動]]させずに[[破壊]]できるのが最大の利点。~
 その[[ターン]]に伏せた[[カード]]を[[破壊]]すれば、[[対象]]が[[《呪われた棺》]]等でもない限り確実に[[1:1交換]]できるため、安心して[[発動]]できる点も大きな魅力。

// 現在[[《サイクロン》]]が[[制限カード]]に指定されているため、このテクニック・言葉を使う機会は少なくなっている。

-[[《和睦の使者》]]や[[《収縮》]]等「[[ターン]]終了時まで」の[[効果]]を[[自分]]の[[ターン]]に使わせない意味も持つ。~
[[チェーン]][[発動]]されたとしても、[[ターン]]が終了して[[効果]]はすぐに切れてしまう。

-確実に[[1:1交換]]を狙えることが強みではあるが、裏を返せば[[1:1交換]]しか狙えないという事にもなる。~
[[ブラフ]]として[[セット]]された[[カード]]を狙っても[[相手]]の痛手にはなりにくく、前述のように[[《呪われた棺》]]等を[[破壊]]しては[[1:1交換]]にすらならなくなる。

-[[《砂塵の大竜巻》]]ならほぼ同様の利用ができる。~
一方で[[《ツイスター》]]ではこのテクニックの利用ができず、[[《一陣の風》]]・[[《トルネード》]]では発動条件が厳しい。~
[[《サイクロン》]]の[[下位互換]]の中でも実用的に「エンドサイク」を可能とする物は意外と少ない。

-同様のテクニックに[[《砂塵の大竜巻》]]を使う「エンド砂塵」や[[《サンダー・ブレイク》]]を使う「エンドブレイク」(エンドサンブレ)がある。~
ただし[[《サンダー・ブレイク》]]の場合は2:1交換となり[[ディスアドバンテージ]]を負ってしまうので注意が必要である。~
もちろん複数[[破壊]]する[[《ゴッドバードアタック》]]や[[《毒蛇の供物》]]でも同じことができる。~
変わり所では、[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]を[[対象]]にした[[《鎖付き爆弾》]]でも同様の事が可能。~

-その他、やや趣が異なるが、[[相手]][[エンドフェイズ]]に[[《王宮のお触れ》]]を発動する「エンドお触れ」がある。~
これは、[[自分]]の[[ターン]]での[[発動]]をした場合、先の[[相手]]の[[ターン]]に伏せられたカードの中に[[カウンター罠]]がある可能性があり、[[《王宮のお触れ》]]の発動に[[カウンター]]される可能性が上がっているからである。~
この理由から、[[《スキルドレイン》]]などの[[永続罠]]も[[エンドフェイズ]]に発動した方が良い場合もある。~
なおこの場合、[[相手]]はこの[[エンドフェイズ]]内に[[手札]]から[[《サイクロン》]]・[[《ツイスター》]]を使うことで[[破壊]]できることは重要である。

- VJバトルサバイバーBATTLE3のシロノスvs千丈目(3回目)において千丈目がアイカワの指示により[[《落とし穴》]]を[[破壊]]した。

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXの「明日香vs万丈目」(2戦目)で万丈目がこの戦術を[[使用]]。~
[[《ホーリーライフバリアー》]]を発動させる間もなく[[破壊]]した。

//-コナミのゲーム作品において―~
//多くの作品のCPUは、基本的に[[《サイクロン》]]によるエンドサイクは行わない。~
//ただし、[[《砂塵の大竜巻》]]でのエンド砂塵は必ず行うようである。~

**関連リンク [#dea55598]
-[[エンドフェイズ]]

-[[《サイクロン》]]
-[[《砂塵の大竜巻》]]

-[[用語集]]