ターンの終了を宣言します。
手札が7枚以上ある場合、6枚になるように捨てます。
(公式ルールブック マスタールール3対応 バージョン 1.0 より引用)
カードの効果テキストでは、その効果の適用が終了するタイミングや条件などを説明するために、「エンドフェイズ時」と「ターン終了時」という表現が使われていますが、これには違いがあります。
「エンドフェイズ時」は、エンドフェイズ中の任意のタイミングで効果の適用が終了する事を指しており、エンドフェイズにて行う手札枚数の調整を行うよりも前までに行われる事になります。
「ターン終了時」は、そのエンドフェイズの途中に効果の適用が終了するのではなく、そのターンが終了すると同時に効果の適用が終了する事を指しています。
(公式ルールブック マスタールール3対応 バージョン 1.1 75ページより引用)
「エンドフェイズ時に行わなければならない効果の処理」や、「エンドフェイズ時に発動できるモンスターの誘発効果」がある場合、それらの効果はターンプレイヤーが優先的に発動・処理を行っていく事ができます。
それらの効果は、エンドフェイズというフェイズ内で行われる処理であり、それぞれ1つずつ解決していく事になります。
この場合、そのエンドフェイズ時に処理しなければならない効果同士でチェーン処理になる事はありません。
相手プレイヤーも同様に、エンドフェイズ時に行わなければならない効果処理や、モンスターの誘発効果がある場合、それぞれの効果をチェーンにのせて処理を行うのではなく、それぞれ1つずつ処理していく事になります。
この時、お互いに効果処理をしなければならない場合でも、ターンプレイヤーに優先権がありますので、ターンプレイヤーの効果から処理を開始する事ができます。
ターンプレイヤーが、その時点で行わなければならない効果の処理を全て終えた場合には、相手プレイヤーが効果処理を行う事になります。
なお、ターンプレイヤーが効果処理を1つずつ行ない、1つの効果処理を終えた時点で一時的に優先権を放棄する様な場合には、相手プレイヤーが効果処理を行う事が可能です。
(公式ルールブック マスタールール3対応 バージョン 1.0 より引用)
エンドフェイズに生じる強制効果、任意効果の処理やコストの支払いなどは、優先権を持つプレイヤーから、好きな順番で処理できる。
これらの効果はチェーンを組まず、1つずつ別々に処理を行う。
ただし、《砂漠の光》で複数のリバース効果を同時に発動させた時のように同時に複数のカードが発動した場合は、チェーンを組んで処理をする。
また、発動した効果に対しスペルスピードが2もしくは3のカードをチェーンすることも通常通り可能である。
処理の順番はチェーンブロックを作るか作らないかは関係なく、好きな順に行うことができる。
例えば、妥協召喚した《ミストデーモン》のコントロールを《エネミーコントローラー》で奪った場合、《ミストデーモン》の自壊(チェーンブロックを作る誘発効果)と、「エンドフェイズ時にコントロールを戻す効果」(チェーンブロックを作らない)は、それぞれ任意の順番で処理を行う事ができる。(12/05/05)
エンドフェイズに行うべき処理が全て終わるまで、処理は続けられる。
全ての処理が終った後に、次のターンへ移る。
「強制効果だから先に処理しなければならない」といった決まりもなく、エンドフェイズに処理しなければならない効果がある場合でも優先権の放棄は可能。
また、エンドフェイズに生じる強制効果等の処理を後回しにして、先にクイックエフェクト等を発動する事もできる。
しかしお互いに続けて優先権を放棄した場合は、ターンプレイヤーから先に何らかの効果を処理しなければならない。(19/10/26)
Q:手札枚数の調整を行った後にクイックエフェクトを発動することはできますか?
A:いいえ、できません。(12/08/08)
Q:手札枚数の調整を行ったことにより発動した《暗黒界の書物》や《ダンディライオン》の効果に対してカードをチェーンすることはできますか?
A:はい、できます。(12/08/08)
Q:《暗黒界の書物》の効果によってモンスターが特殊召喚された時、《激流葬》や《強制脱出装置》を発動できますか?
A:そのモンスターが効果を発動した場合に限り、その効果にチェーンする形で発動できます。(14/06/01)
Q:《暗黒界の書物》の効果によってモンスターが特殊召喚され、そのモンスターが効果を発動しなかった場合、《激流葬》や《強制脱出装置》を発動できますか?
A:いいえ、できません。(14/06/08)
Q:《暗黒界の書物》の効果によってモンスターが特殊召喚された時、そのモンスターが効果を発動したので、チェーンして《強制脱出装置》を発動しそのモンスターを手札に戻しました。
2回目の手札調整を行う前に《サイクロン》等を発動することはできますか?
A:いいえ、できません。(14/06/02)
Q:相手は《暗黒界の書物》の効果で《レッド・ガジェット》を特殊召喚し、《イエロー・ガジェット》を手札に加えました。
自分は《強烈なはたき落とし》を発動できますか。
A:いいえ、できません。(14/06/04)
Q:エンドフェイズの手札調整で《闇・道化師のペーテン》を墓地へ捨てた場合、効果を発動することはできますか?
A:はい、できます。(13/03/27)
Q:エンドフェイズの手札調整で《暗黒のマンティコア》を墓地へ捨てた場合、そのエンドフェイズに効果を発動することはできますか?
A:いいえ、できません。(13/03/30)
Q:エンドフェイズの手札調整で《ヒステリック・サイン》を墓地へ捨てた場合、そのエンドフェイズに効果を発動することはできますか?
A:発動しません。(16/07/08)
Q:エンドフェイズの手札調整で《魔轟神獣キャシー》を墓地へ捨て、《魔轟神獣キャシー》の効果で表側表示で存在する《ヒステリック・サイン》を破壊した場合、そのエンドフェイズに効果を発動することはできますか?
A:行えません。(17/03/05)
Q:エンドフェイズの手札調整で《魔轟神獣キャシー》を墓地へ捨て、《魔轟神獣キャシー》の効果で《TG ストライカー》を破壊した場合、そのエンドフェイズに効果を発動することはできますか?
A:いいえ、できません。(15/01/17)
Q:エンドフェイズの手札調整で《魔轟神獣キャシー》を墓地へ捨て、《魔轟神獣キャシー》の効果で《闇・道化師のペーテン》を破壊した場合、そのエンドフェイズに効果を発動することはできますか?
A:はい、できます。(13/06/08)
Q:自分ターンに、《禁じられた聖杯》で自壊効果を無効化された《彼岸の悪鬼 ファーファレル》と、彼岸ではないモンスターがフィールドにいます。
《マクロコスモス》が適用されている場合、ターンを終え自壊した《彼岸の悪鬼 ファーファレル》は除外されますか?
A:はい、除外されます。(17/10/26)
Q:自分ターンに、《禁じられた聖杯》で自壊効果を無効化された《彼岸の悪鬼 ファーファレル》と、彼岸ではないモンスターがフィールドにいます。
《死霊の誘い》(チェーンブロックを作らずにダメージを与える)が適用されている場合、ターンを終え自壊した《彼岸の悪鬼 ファーファレル》により効果ダメージは発生しますか?
A:はい、効果ダメージが生じます。(17/10/26)
Q:上記の場合、効果ダメージをそのターン内に発動した《ピケルの魔法陣》や《デス・ウォンバット》で対処できますか?
A:《ピケルの魔法陣》で防ぐことはできませんが、《デス・ウォンバット》ならば効果ダメージを受けずに済みます。(17/10/26)
Q:《真炎の爆発》を発動したターンのエンドフェイズ時、《王宮の鉄壁》が存在しています。
自分は、このエンドフェイズ中に《非常食》で《王宮の鉄壁》を墓地に送ろうと考えています。
《王宮の鉄壁》が存在している時に《真炎の爆発》の処理を行いモンスターをフィールドに残す事は可能ですか?
それとも《王宮の鉄壁》が存在している間は《真炎の爆発》の処理ができず、《王宮の鉄壁》がなくなった後でのみ《真炎の爆発》の処理が可能という形になりモンスターをフィールドに残す事ができませんか?
A:この場合、《王宮の鉄壁》が存在している時に《真炎の爆発》の処理を行いモンスターをフィールドに残す事は可能です。
なお、逆に《非常食》で《王宮の鉄壁》を墓地に送った後で《真炎の爆発》の処理を行いモンスターを除外することも可能です。(13/03/24)