オーバーキル †
英単語の「Overkill(やりすぎ・過剰)」の意味。
一般的なTCGでは、主に「やりすぎ」なプレイのこと指す。
遊戯王OCGでは、勝ちが決まっているのにモンスターを追加で召喚したり、相手のライフが極小なのにコンボで10000を越えるダメージを与えたりすること等、自分の優位性を誇示するフィニッシュプレイングをさす。
又、自分が有利な時にしか有効に働かないカードの効果を指して使用されることもある。
「オーバーキルとして優秀なカード」は、自分が優位な状況を固定するのに便利なカードと言う意味になる。
逆説的に言えば、不利な時や、状況が均衡している時には役に立たないカードとも言える。
一例では、1:1交換のドローロックである《刻の封印》や《はたき落とし》等。
- 原作・アニメにおいて―
海馬vs双六における《青眼の白龍》の連続召喚が印象深い。
相手のターンに堂々とそれを行う姿は別の意味でも印象深いが。
海馬はこれが大好きな様で、《青眼の白龍》で勝てるのに《青眼の究極竜》を召喚、逆転負けを許す事が非常に多い。
「バトルシティ編」の「城之内vs闇マリク」戦で、闇マリクが《ラーの翼神竜》で行った事もある意味でオーバーキル。
カードの効果上は別にオーバーキルではないが、闇のゲームの力によって城之内を意識不明に追い込んだ行為は、モクバの言うように「やりすぎ」である。
それ以前でも「孔雀舞vs闇マリク」戦で舞のサレンダーを封じたりと、闇マリクのプレイングには何かしらオーバーキルが目立つ。
また、同じ「バトルシティ編」の「遊戯vs海馬」にて、遊戯も《青眼の白龍》を1体倒せば事足りる所で、敢えて《拡散する波動》で3体諸共全滅させている。
遊戯王Rの「海馬vs夜行」でも海馬がこれを決行。
《青眼の究極竜》を融合召喚するも、その融合召喚を利用され…。
また、「月行vsテッド」でも、月行が《武装転生》で特殊召喚したモンスター5体で攻撃したが、3体目の攻撃で勝っていた。
ドーマ編での「遊戯vs羽蛾」で、激昂した遊戯が既にライフポイントが0になった羽蛾を攻撃し続けたことがあるが、これもある意味では一種のオーバーキルともいえる。
これは通常のオーバーキルと異なり、勝ちが完全に決まり、デュエルも終わっていたといえるので、仮に実際の大会でこれに似た事を行った場合、マナー違反でもある。
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