*カードプロテクター/Card Sleeves [#ife108ec] 折れやキズなどから[[カード]]を守ります。~ 使用する場合は裏面などから[[カード]]が判別できないよう、1つのデッキに使用するプロテクターはすべて同じものを使用しましょう。 (公式ルールブック マスタールール2対応 バージョン 1.2 より引用)~ ---- [[カード]]を傷や汚れから保護するために使われる、[[カード]]をぴったり包み込む軟質プラスチック製のカバーのこと。~ 一般的には「[[スリーブ]]」と呼ばれる。~ -カードプロテクター関連のルールについて― --日本語版と外国語版の[[カード]]を同時に使用する場合、裏面でカードを識別できないように不透明のカードプロテクターの装着が必須となる。~ 無論、言語混成デッキを使わない場合でも[[カード]]裏面の状態によっては[[カード]]が判別できてしまうため、大会で透明または色の薄いプロテクターを使ってはならない。 --[[サイドデッキ]]も[[メインデッキ]]と同じプロテクターを使用しなければならない。~ [[エクストラデッキ]]についても、以前は[[メインデッキ]]と同じプロテクターを使用しなければならなかったが、2013年9月21日以降[[適用]]の[[ショップデュエル]]大会規定では「同一でなくとも構わず、また使用せずとも構わない」としている。~ --[[《エクスチェンジ》]]や[[《強制転移》]]で奪った[[相手]]の[[カード]]は、[[お互い]]が違うカードプロテクターを使用していた場合でもそのまま[[デュエル]]を行う。~ ただし、[[手札]]の[[カード]]を[[ランダム]]に選択する[[効果]]を使う場合には、手で覆い隠すなどして上から何番目か選んでもらったりする必要がある。~ また、[[《寄生虫パラサイド》]]など[[デッキ]]に入る[[カード]]の場合には、目をつぶって[[シャッフル]]するなどの工夫が必要である。~ 逆に同じプロテクターを使用していた場合は、[[お互い]]の[[カード]]が混ざる危険性があるので十分注意したい。 --トラブル防止のため、3重ないし4重以上の多重プロテクターを用いた[[デッキ]]そのものの公認大会使用禁止ルールを設けているTCGも存在するが、遊戯王OCGでは現在[[カード]]のプロテクター着用の制限や規制は設けていない。~ ただし、[[ショップデュエル]][[公認大会規定]]では多重[[スリーブ]]によって「[[カード]]が見えにくくなったり、[[カード]][[テキスト]]が隠れて」しまわないよう義務付けられている。~ -カードプロテクターについて― --カードプロテクターには様々なサイズの物があるが、遊戯王OCGの[[カード]](縦86mm×横59mm)には「スモールサイズ」がぴったり合う。~ 遊戯王OCG発売当初はこの「スモールサイズ」が日本国内でほとんど流通していなかったため、スリーブ無しで遊ぶプレイヤーが大半だった。~ --基本的にカードプロテクターは、1商品につき50枚ないし100枚単位で封入されている。~ [[エクストラデッキ]]や[[サイドデッキ]]を用意すると追加で必要となる場合もあるので、予算には余裕を持っておきたい。~ --[[KONAMI]]からも遊戯王OCG公式のカードプロテクターが発売されている。~ 2008年3月と2011年3月に遊戯王OCGの商品名が変わり、それに伴いロゴも変更になった([[カード]]のロゴは変更されていないが、プロテクターのロゴは変更されている)。~ もちろん同じ色のプロテクターでもロゴが違うと違うものとみなされるので、変更前のものと混ぜて使う事は出来ない。~ また、遊戯王OCGの裏側と同じデザイン(ロゴなし)のプロテクターも発売されている。~ ---なお、公式プロテクターは「遊戯王ゼアルOCG」になってからサイズが1mmほど大きくなっているため、注意したい。 ---最近では上述のような50枚単位だけでなく、「[[デッキ]]40枚+[[サイドデッキ]]15枚+[[エクストラデッキ]]15枚」を想定して70枚単位で発売している商品も見受けられるようになった。 --パッケージイラストを飾る[[モンスター]]等や、アニメで登場したキャラクターが描かれた「キャラ[[スリーブ]]」も発売されている。~ [[KONAMI]]のものに限らず、これらキャラ[[スリーブ]]は大抵が期間限定発売である上に人気も高いので、興味を持ったならば早めに入手しておくことを勧める。~ また、これらキャラ[[スリーブ]]は製造工程の都合上、使い込むとどうしても表面が剥がれてくるなどの弊害が起きやすく、寿命が短いという難点も持つ。~ 特にKONAMI以外の非公式もしくは他社製の互換[[スリーブ]]だとよく起きやすい。~ そのため、[[スリーブ]]用プロテクター(要するに[[スリーブ]]用の[[スリーブ]])という物も発売されているので、[[スリーブ]]を長持ちさせたいならば必ず使用しよう。~ 重ねがけをするときは、一番下の物から少しずつサイズを大きくしておくようにすること。 ---OCGの[[カードプロテクター]]からも、「ラージクリア」という上記の[[スリーブ]]用プロテクターに該当する商品を販売しているが、中央にロゴがあるため[[スリーブ]]の[[イラスト]]が見えにくくなる弊害が起こってしまっている。 ---当然のことではあるが、余りに[[スリーブ]]を重ね過ぎると[[シャッフル]]はやりにくくなり、カードの確認もしづらくなるなど、プレイに支障が出るようになる。~ 大会などでは最悪の場合、相手に妨害行為だとしてジャッジを呼ばれる恐れもある。~ [[カード]]は大事にしなければならないが、だからと言って楽しく遊べなくなってしまうのは本末転倒である。~ --[[レアリティ]]によっては放置しておくと[[カード]]が自然と反ってしまうため、これを防ぐためにもコレクションしたカードを保存・陳列しておく場合は、ペラペラの[[スリーブ]]ではなく、薄いプラ板で作られた「カードローダー」を使用した方が良い。 -海外大会では[[デッキ]]の枚数分の[[スリーブ]]が配布されることがあるのだが、欲張って[[当時>遊戯王OCGの歴史]]枚数制限のなかった[[融合デッキ]]に[[モンスター]]を大量投入した日本人が[[《記憶破壊者》]]の餌食になったという逸話がある。~ -[[Collectible Tin 2009>Tin#i32179e8]]では、パッケージカラーと同色の「[[スリーブ]]」が40枚ずつ封入された。~ -カリスマデュエリスト最強決定戦では、流星とキング・ジャアクが[[デッキ]]と[[エクストラデッキ]]で別々のカードプロテクターを装着していた。~ 当時は[[エクストラデッキ]]のカードプロテクターも[[メインデッキ]]と統一するよう定められていたが、対戦相手や解説から何も言われることなく[[デュエル]]は進行した。 -原作・アニメにおいて―~ 原作ではカードプロテクターを使用している[[プレイヤー]]は皆無である。~ 海馬や万丈目兄弟などがレアカードをジュラルミンケースに入れて保管しているが、やはりプロテクターはせずケースにギッチリ入れている。~ もっとも、原作やアニメのカードは投げると人体に刺さる程の耐久性や、水に浸かっても問題ない程度の耐水性が備わっている為、現実の紙製[[カード]]よりもプロテクターの重要度は低い。 **関連リンク [#x273122c] -[[スリーブ]] -[[公式用語集]] -[[公式ルールブック:http://www.yugioh-card.com/japan/howto/rule_book.php]] **FAQ [#s4797e22] Q:大会ではカードが傷つかないように[[スリーブ]]に入れて使っているのですが、カードスリーブは複数重ねて使っても良いですか?(1枚のカードを3重スリーブに入れるなど)~ また何枚までという規定がありますか?~ A:カードスリーブを重ねて着用する事ができます。~ また、カードスリーブを重ねて使用する際の規定はありません。~ その場合、[[エクストラデッキ]]や[[サイドデッキ]]も含めて、すべてのカードのスリーブを同様に重ねなければなりません。~ しかしながら、公認大会等でご使用頂く場合、対戦相手の方や店舗の方とご相談頂き、場合によってはご使用を控えて頂く可能性もございます。(09/03/10)~ Q:9月21日以降の[[ショップデュエル]]では、[[サイドデッキ]]のカードプロテクターはどのように扱いますか?~ A:[[メインデッキ]]に使用する[[サイドデッキ]]のプロテクターは、[[メインデッキ]]と同一のものを使用して頂きます。~ [[エクストラデッキ]]に使用する[[サイドデッキ]]のプロテクターについては、[[エクストラデッキ]]と同一のものでなくても構わず、使用しない事もできます。(13/09/09)~ Q:一重目に5Dsのロゴがついてる透明スリーブとZEXALロゴのついてる透明スリーブをつけ(二つとも同じ大きさ)、二重目は全て統一したデッキで大会に出られますか?~ また、そのスリーブをイラスト側になるようにつけてもいいですか?~ A:遊戯王OCG公認大会において使用するスリーブやプロテクターの詳細な内容につきましては、特に制限等は設けておりません。~ しかしながら、表面が隠れるように装着したスリーブやプロテクターを公認大会等でご使用頂く場合、円滑な大会運営に支障をきたし使用できないと判断される場合もある為、大会開始前までに、当日の審判にご確認頂けます様お願い申し上げます。(12/01/12)