*ガチデッキ [#ocf64363]
 大会の勝ち抜き、上位入賞など、勝利することを目的とした[[デッキ]]。~
 「真剣勝負」を意味する「ガチンコ」から名づけられている。~
// 基本的には「[[相手]]に反撃の隙を与えず短期決戦を狙うもの」と「[[相手]]の展開を妨害しつつ確実に[[アドバンテージ]]を稼ぐもの」で締められる。~
 必然的に[[パワーカード]]のみで構成される事が多く、また「勝つためのパターン」も研究段階で絞られてくるため、異なるプレイヤーの[[デッキ]]であってもその構成は大体似通ってくる(→[[主流デッキ]])。~

 ガチデッキを指して「誰でも勝てる」等と称するプレイヤーもいるが、決してそのようなことはない。~
 一見構築が似通っていてもそこには様々な[[メタ]]戦略が存在し、時にはガチデッキ側の[[メタ]]にかからない[[地雷]][[デッキ]]と当たり、思わぬ敗北を喫することもある。~
 周囲の[[環境]]に[[デッキ]]を合わせ、デッキにあったプレイングを身につけて初めて真の力を発揮できるのであって、単に構築を真似するだけではその力を引き出すことはできない。~
 むしろガチの[[デッキ]]だからこそ、高次元の強さを実現するためには構築・プレイング両面で高い技術が求められる事に留意したい。~
 ガチデッキが強いのは「[[デッキ]]が強い」こともあるが、何よりもデッキを使いこなすために常に構築力・プレイングを磨いてきた「プレイヤー自身が強い」ことを忘れず、勝者へのリスペクトを忘れないようにしたい。~
// とはいえ、基本的に生半可な[[ファンデッキ]]では手も足も出ず、プレイヤーのオリジナリティもあまり反映されない「身も蓋もない強さ」であることは確かである。~
// 大会で使うには何ら問題無いにしろ、プレイヤー同士の交流を深めることが目的のフリープレイでは、いきなり強[[デッキ]]を持ち出すと相手に不快感を与えてしまう恐れがあることには注意したい。

-強力な[[サポートカード]]や[[メタカード]]が台頭するなど、[[環境]]の変化により[[ファンデッキ]]がガチデッキになることもある。~
[[《剣闘獣ガイザレス》]]・[[《剣闘獣の戦車》]]の登場により[[環境]]の一大勢力となった[[【剣闘獣】]]や、[[《炎熱伝導場》]]の登場によって突如[[環境]]上位へとのしあがった[[【ラヴァル】]]等が例として挙げられる。~

-実戦で脅威となる強力な[[パワーカード]]を「ガチ[[カード]]」と呼ぶ事がある。~
こうした[[カード]]は、[[制限改訂]]によってその影響力を大幅に低下させられる傾向にある。~
一方で影響力の変化は[[制限改訂]]によるものだけでなく、かつて凶悪な[[除去]][[カード]]として名を馳せ、一時は[[禁止カード]]にまで指定された[[《魔導戦士 ブレイカー》]]が、[[環境]]の著しい変化から[[制限解除]]されてしまった例なども存在する。

-冒頭には「大会の勝ち抜き、上位入賞など、勝利することを目的とした[[デッキ]]」とあるが、実際には「ガチデッキ」という用語に対する認識は人によって異なる。~
単に「強力な[[サポートカード]]を持つ[[カテゴリ]]で組んだ[[デッキ]]」をそう呼ぶ人もいるし、「[[対策される>メタを張る]]ことを考えず単純に[[デッキ]]パワーのみを高めた[[デッキ]]」をそう呼ぶ人もいる。~

//-多くの人間、特に[[ファンデッキ]]の使い手に嫌われやすい。~
//↑ソースを。
-カードゲームは楽しむと同時に勝ち負けを競い合うものでもあるため、過程を楽しむという点と勝率を高めるという点が矛盾に近い関係にあるからこそ、お互いに批判をし合う事がある。~
しかしどちらかが一方的に否定されるべきものではなく、その点はVジャンプの「遊☆戯☆王☆国」等、公式の場でもしばしば言及される事がある。~
//一方ガチデッキの使用者も、[[ファンデッキ]]を嫌う発言・行動をする事があるが、当然これもまた容認されるものではない。~
本来、[[ファンデッキ]]とガチデッキの間には明瞭な境界線は存在しない。~
上記に既にあるように、カードプールの変遷などの要因から[[ファンデッキ]]からガチデッキに変化したものもある。~
自分が真剣に組んだ[[デッキ]]であれば、例え[[ファンデッキ]]を元にしていようとも、ガチデッキという側面を持ち合わせている事にもなる。~
これらを踏まえ、互いにルールとモラルを守ったプレイを心がけたい。

**関連リンク [#zc1a6eae]
-[[メタデッキ]]
-[[ファンデッキ]]
-[[主流デッキ]]

-[[用語集]]