遊戯王カードWiki - クリフォートのバックアップ(No.20)

クリフォート †

　NEXT CHALLENGERSで登場した「クリフォート」と名のついたカード群。
　属するモンスターは全て上級以上の地属性・機械族で統一されており、《アポクリフォート・キラー》を除きペンデュラムモンスターである。

　ペンデュラムモンスターのクリフォートは、以下の共通するペンデュラム効果を持つ。　

(1)：自分は「クリフォート」モンスターしか特殊召喚できない。
この効果は無効化されない。

　属するモンスターのペンデュラムスケールは１か９で、本来なら幅広いペンデュラム召喚が可能だが、この効果により大きく制限されてしまう。
　この効果は無効にできないため、クリフォート以外のペンデュラム召喚や、それらを素材としたエクシーズ召喚などは基本的に不可能である。
　また上記のデメリット効果とは別に、もう１つ何らかのペンデュラム効果（主に自分または相手のステータスの増減に関わる効果）も持っている。

(1)：このカードはリリースなしで召喚できる。
(2)：特殊召喚またはリリースなしで召喚した
このカードのレベルは４になり、元々の攻撃力は１８００になる。
(3)：通常召喚したこのカードは、このカードのレベルよりも
元々のレベルまたはランクが低いモンスターが発動した効果を受けない。

　妥協召喚できるが、そうするとレベルが４になり、攻撃力も下級モンスターのアタッカー程度に下がってしまうというものである。
　また特殊召喚によってフィールドに出すと、妥協召喚の時と同様にレベルとステータスが下がるだけでなく、耐性効果も適用されない。
　完全な状態で出すには、アドバンス召喚を伴う通常召喚が必須であり、この点は特殊召喚であるペンデュラム召喚との相性は良くない。

　全ての効果モンスターのクリフォートが、上記の共通のモンスター効果に加え、モンスター毎に異なる(4)の固有の効果を持っている。
　上級モンスターは自身がリリースされた場合に、最上級モンスターはクリフォートをリリースしてアドバンス召喚した場合に効果を発揮する。
　上記の様な性質を持つため、上級クリフォートをリリースして最上級クリフォートをアドバンス召喚することで、１度に多くの効果を発揮できる。

前述の通り、自身のペンデュラム効果及びモンスター効果のデメリットにより、ペンデュラム召喚との直接の相性は非常に悪い。
その一方で、クリフォートをアドバンス召喚するためのリリースを毎ターン供給できるという点では、ペンデュラム召喚は最適である。

《クリフォート・ツール》の効果により、「クリフォート」と名のついた魔法・罠カードもカテゴリに含まれている。
それらは全てクリフォートに関する効果を持ち、「機殻」と書いて「クリフォート」と読むようにルビが振られている。

《クリフォート・ツール》のテキストや《機殻の要塞》のカード名等から、カテゴリ名は「クリフォト(Qliphoth)」＋「フォートレス（要塞）」の合成語か。
「クリフォト」とは、ユダヤの神秘主義カバラにおける悪の勢力もしくは不均衡な諸力を表す概念であり、セフィロトの裏の存在とも言われる。