ゲームから除外する(取り除く)/Banish †
使用済みのカードは基本的に全て墓地へ送られますが、カードの効果によってゲームから除外されてしまうとデュエルフィールドの外へ隔離され、除外されたカードに適用される効果を使用しない限り、このデュエル中では使用できなくなってしまいます。
除外されたカードは次のデュエルからデッキに戻して使用します。
(公式ルールブック マスタールール3対応 バージョン 1.0 より引用)
「除外」「除外する」と略される。
カードをデッキ・墓地・手札・フィールド・エクストラデッキのどれとも違う別の場所へ送ること。
- 除外されたカードを置く場所について。
除外は元々「そのデュエルで使えなくする」事を表していたため、デュエルフィールド上に除外したカードを置く場所はなく、公式に定められた場所も名称も存在しない。
便宜上、wikiなどでは「除外ゾーン」と呼ぶことがある。(非公式用語)
- 一般には除外カードをプレイヤーごとに分け、墓地の右隣か墓地の一番下に横向きに置かれる事が多い。
2015年度の世界大会予選の大会規定では、除外カードを墓地に重ねて置く行為が「対戦相手に誤解を与える」違反行為として例示されている。
墓地のカードと混ざらないようはっきり分けて置くのが無難だろう。
- 遊戯王5D's公式サイトのワンポイントレッスンTurn39では「除外されていると確認できる場所であれば、どこでも好きな所に置いていい」と解説されている。
- 一時期は帰還カードが生み出す大幅なアドバンテージが重要視され、墓地に匹敵するほどに重要な資源として扱われていた。
特に《次元融合》が現役の時代は、《混沌の黒魔術師》との併用であまりに容易にモンスターが帰還できてしまっていたため、「第二の墓地」と言っても過言ではない状況だった。
遊戯王5D's公式サイトのワンポイントレッスンTurn39でジャックが「除外とは、ズバリ第二の墓地だ!!」と明言している事にもうなずける。
- 過去の記述は「ゲームから取り除く」だった。
「除外」という言葉を初めて用いたのは、《ファイヤーソーサラー》である。
勘違いされがちだが、第3期への移行を境に変更されたわけではない。
- 英語版では「Remove from play」と表現していたが、2011年7月から「Banish」という表現に変わった。
同じく「Remove」という言葉で表現されていたフィールドから離れる/Leaves the fieldとの混同を避けるためだろう。
- これに関連して、以前の表現の影響で「除外する」ことを「リムーブ?」と表現したりもする。
- 原作・アニメにおいて―
原作においての登場は《破壊竜ガンドラ》が使われた2回のみである。
そのほかは「ゲームから取り除く」という言い回しをしている。
いずれも除外されたカードを再利用していないため、本当の意味で「ゲームから除外」されている。
アニメではデュエルディスクに除外ゾーンが存在しないため、服やズボンのポケットにしまっている。
アニメオリジナルの「KCグランプリ編」の「海馬vsジーク」戦は珍しくデュエルリングを使用して行われているため、海馬は除外されたカードを卓上に置いているが、この例外を除けばもれなくポケット行きとなる。
一方で、「取り除く」と発言していながら、実際には墓地へ送っているようなシーンも時々見られた。
- アニメGXにおいては「除外」という言葉が頻繁に使われている。
除外効果を有するカードが多くなったからだろう。
加えて、除外されたカードをポケットに入れる描写も見られる。
実際にポケットに入れると、カードが折れたり確認を求められた時などに面倒が起きる場合があるので注意したい。
- アニメ5D'sにおいては、カードが除外される際、そのカードが黒い渦の中に消えていく描写がなされる。
墓地から消えてなくなるという事を表わしているのだろう。
ただあくまでイメージ映像であり、実際にそれらのカードをどこに保管しているかは不明である。
しかし、「遊星vs瓜生」戦、「アキvsミスティ」(1戦目)では除外したカードをズボンやスカートの後ろポケットにしまい込んだ描写があった。
- コナミのゲーム作品において―
ゲームのフィールドでは、墓地の上や右に「除外ゾーン」とでも言うべき箇所が存在している。
実際DM6ではここを「除外ゾーン」と呼んでいた。
関連カード †
(帰還)及び(セット)表記のないカードは「除外から戻す効果」
墓地から自身を取り除いて発動する効果を持つカード †
※召喚ルール効果はチェーンブロックを発生させないため全てコストとなる。
《見習い魔術師》など、「破壊された結果、除外されても効果が発動する」及びそれに類するカードは除く。
また、「フィールドを離れた結果効果発動する」カードも除く。
規定数以上の除外されたカードを必要とするカード †
その他の除外に関する効果を持つカード †
別のページに控えたカード †
関連リンク †
FAQ †
Q:コントロールを奪った相手のモンスターを《亜空間物質転送装置》で除外しました。自分は《D・D・R》で除外したモンスターを特殊召喚できますか?
A:元々の持ち主が自分のモンスターではないので、コントロールを奪った後に除外した相手モンスターを《D・D・R》で特殊召喚できません。(12/01/12)
Q:自分ターン中に、自分のモンスターのコントロールを相手が奪いそのモンスターを《亜空間物質転送装置》で除外されました。除外されたモンスターを自分の《D・D・R》で特殊召喚できますか?
A:除外されているのは元々の持ち主が自分のモンスターなので、特殊召喚できます。(12/01/12)