遊戯王カードWiki - コクーンのバックアップ(No.72)

Ｃ(コクーン)/Chrysalis †

　POWER OF THE DUELISTでカテゴリ化した「Ｃ(コクーン)」と名のついたモンスター群。
　６体の基本ネオスペーシアンにそれぞれ１対１で対応した６体のモンスターであり、以下のようなフィールドで発動する起動効果を共通して持つ。

フィールド上に「ネオスペース」が存在する時、
このカードを生け贄に捧げることで手札またはデッキから
「※そのコクーンに対応するネオスペーシアン」１体を特殊召喚する。

　コクーンのステータスは、そのコクーンに対応するネオスペーシアンと属性が同じでレベルが１低く、攻撃力・守備力も200ずつ低い数値となっている。
　種族も《Ｃ・ドルフィーナ》を除き、対応するネオスペーシアンと同じである。

持っている効果は上記の対応したネオスペーシアンを特殊召喚する共通効果のみで、特殊召喚先のネオスペーシアンの効果と類似した効果は持っていない。
ＬＶモンスターなどのような上位種・下位種の関係ではなく、完全にネオスペーシアンへの繋ぎとして使われるモンスター群である。
- ネオスペーシアンのサポートだけでなく、《コクーン・パーティ》による大量展開で召喚補助に使うこともできる。
  また、こちらは《デビルズ・サンクチュアリ》とは異なり、墓地肥やしやエクシーズ素材にも使える。
  しかしそのためにはある程度のコクーンやサポートカードを投入する必要があり、使い勝手にはやや難がある。

当初は《Ｎ・アクア・ドルフィン》に対応する《Ｃ・ドルフィーナ》しか存在しなかった（後述の通り、アニメで長らく登場しなかったことによる）。
約１年後、TACTICAL EVOLUTIONで残る５種が登場したことで全て揃った。

現在はモンスターを指定するカードしか存在しないため、魔法・罠カードの「コクーン」と名のついた３枚は《マジカルシルクハット》でモンスター扱いにしないと含まれない。
- コクーンの名を持つ魔法・罠カードの英語名には｢クリサリス（Chrysalis）｣の名が使われておらず、範囲が日本語名と英語名とで異なる。
  ただし、《マジカルシルクハット》でモンスター化したとしても対応するネオスペーシアンが存在しないため、ルール上問題は起こっていない。

DUELIST EDITION Volume 1およびDUELIST EDITION Volume 2では、このカテゴリのモンスターとサポートカードは全て再録されず、絶版となってしまった。
アニメでの出番よりも、OCGでの性能を重視するDUELIST EDITIONの収録基準が大きく影響したと言えよう。
- 2018年にSAVAGE STRIKEおよび2022年のPOWER OF THE ELEMENTSにはＮ（ネオスペーシアン）とネオスの新規カードが多数収録されたが、このカテゴリの新規カードは収録されなかった。

ネオスペーシアンの幼生とおぼしき扱いであり、進化先のネオスペーシアンをより幼く動物的にしたような可愛いモンスターたちが共通した繭のような物に包まれている。
- ｢コクーン（Cocoon）｣とは｢繭(まゆ)」の意味であり、英語名の｢クリサリス（Chrysalis）｣は｢蛹(さなぎ)｣を意味する。
  「コクーン」には「覆い」、「クリサリス」には「未発達」「準備段階」という意味もある。

原作・アニメにおいて―
アニメGXにおいて、十代が使用したモンスター群。
詳細は各ページ参照。
- ２期で最初のＮである《Ｎ・アクア・ドルフィン》と同時に《Ｃ・ドルフィーナ》が登場したが、その後Ｎが６種類順番に登場していく一方、コクーンは忘れ去られたかのように出番がなかった。
  約１年が経過した３期の「vsヨハン」戦になってようやくそれ以外のコクーンも登場している。

コクーン共通の特殊召喚効果は一度も使われたことがない。
また、《コンタクト》か《コクーン・ヴェール》によるネオスペーシアンのサポート目的以外に使われたことはない。

Ｑ：特殊召喚する効果処理時にフィールドに《ネオスペース》が存在しなくなった場合、ネオスペーシアンは特殊召喚されますか？
Ａ：いいえ、特殊召喚されません。(15/01/08)