*コストを払う/Pay a Cost [#oafbf023]
 [[モンスターの召喚]]や[[効果]]の[[発動]]をするために、[[手札]]や[[ライフポイント]]などを払う行為です。~
 コストは[[カードの発動]]を[[宣言]]する前に払います。~
 たとえ[[カードの発動]]を[[無効]]にされても、払ったコストが戻ることはありません。

 (公式ルールブック Version 2.1 より引用)

-上記の通り、[[カードの発動]]の時点でコストは支払われる。~
例えば[[《宝玉の氾濫》]]を[[発動]]した場合、コストとして4枚は[[墓地]]に送られるので、その4枚のいずれかに対し[[チェーン]][[《サイクロン》]]はできない。~
(この時点で、4枚は[[墓地]]に送られている=[[フィールド]]に存在しない=[[《サイクロン》]]の対象に選べない)

-初心者がたまに間違えるのだが、[[《ヘル・ドラゴン》]]はテキストに書かれていないが[[相手]]の場の[[モンスター]]を[[生け贄]]にすることはできない。~
テキストには確かに書かれていないが、これは「当たり前の事だから」である。~
[[《デーモンの斧》]]等と同様、コストに使えるのは[[自分]]の[[モンスター]]だけとなっている。~
[[相手]][[モンスター]]をコストにできるのは、[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]][[《クロス・ソウル》]][[《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》]]等の極々例外的ケースのみである。

-コストが払えないのならば、あらゆる[[効果]]は[[発動]]できない。~
特に[[ライフポイント]]が少ないときにコストに満たない[[ライフポイント]]を払って自爆することが出来ないことに注意。~
ちょうどなら支払って自爆することになる。→[[デーモン]]~

-コストの種類としては「[[生け贄に捧げる]]」・「[[手札コスト]]」・「[[ライフコスト]]」・「[[墓地コスト]]」などがある。~
--[[生け贄]]は[[《黄泉ガエル》]][[《ダンディライオン》]][[《クリッター》]][[《ゴブリンゾンビ》]][[《冥界の使者》]][[《暗黒プテラ》]]などで損失を軽減できる。~
ほか、[[ガジェット]]や[[トークン]]などでもフォローできる。~
--[[手札コスト]]は[[《ダンディライオン》]][[《深淵の暗殺者》]][[《おジャマジック》]]などで軽減できる。~
また、[[ガジェット]]や[[《サンダー・ドラゴン》]][[《闇の量産工場》]][[《サルベージ》]]などでフォローできる。~
--[[ライフコスト]]は、[[魔法カード]]の[[発動]]コストなら[[《魔力倹約術》]]で軽減できる。~
また、[[《神の恵み》]]や[[《魔法吸収》]]など[[ライフ回復]]カードでフォローできる。~
--[[墓地コスト]]は積極的に[[墓地を肥やす]]ことで払い易くなる。~
--[[除外]]するタイプの[[生け贄]]・[[手札コスト]]・[[墓地コスト]]は[[《異次元の偵察機》]]で軽減できる。~
[[フィールド]]からならば[[《異次元の生還者》]]もフォローできる。~

-また、[[コスト]]はその性質から「維持コスト」「発動コスト」「起動コスト」「行動コスト」に分類される。~
これらは異なるものであるため、混同しないよう注意されたし。
--「維持[[コスト]]」~
カードを場に維持するのに要する[[コスト]]で、払えないときにはそのカードは[[破壊]]される。~
なお、「任意」と「強制」が存在する。~
--「発動[[コスト]]」~
[[カードの発動]]の際に払う[[コスト]]。~
場に残るカードの場合でも、以降は[[コスト]]不要。~
[[魔法カード]]の[[カードの発動]]については[[《魔力倹約術》]]の対象。
「[[魔法カード]]の[[カードの発動]]」については[[《魔力倹約術》]]の対象。
--「起動[[コスト]]」~
既に[[表側表示]]となっているカードの[[効果の発動]]で支払う[[コスト]]。~
カードが[[表側表示]]ならば、何度も使えるのがミソである。~
[[《魔力倹約術》]]の対象外であることに注意。~
--「行動[[コスト]]」~
カードをプレイしたり、[[攻撃]]を行い際に支払う[[コスト]]。~
[[《ダーク・エルフ》]][[《漆黒の豹戦士パンサーウォリアー》]]の攻撃宣言を行う際の[[コスト]]の他、[[《魔力の枷》]][[《通行税》]]など行動に対しコストを要求する[[永続効果]]がある。
カードを[[プレイ]]したり、[[攻撃]]を行う際に支払う[[コスト]]。~
[[《ダーク・エルフ》]][[《漆黒の豹戦士パンサーウォリアー》]]の[[攻撃宣言]]を行う際の[[コスト]]の他、[[《魔力の枷》]][[《通行税》]]など行動に対しコストを要求する[[永続効果]]がある。

-カードの中には「相手のカードを[[コスト]]にしてしまう」ものも存在する。~
([[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]、[[《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》]]等)~
たとえ[[カウンター罠]]等で発動を無効化しても支払われたコストは戻ってくることはないため、[[除去]]としては最高レベルと言える。

-基本的に、各カードのデメリット([[手札]]を[[捨てる]]、[[生け贄に捧げる]]等)は[[コスト]]より[[効果]]である方が望ましい。~
無効にされた時、[[コスト]]のカードは戻ってこないからである。~
だが、状況に応じて一概にはいえない時もある。~
--例・[[《D−HERO ダッシュガイ》]]を[[コスト]]に[[《デステニー・ドロー》]]を発動するが、[[《神の宣告》]]に無効にされる。~
2枚[[ドロー]]する事は出来ず、[[コスト]]も戻ってこないが、[[墓地]]で[[効果]]が発動される[[《D−HERO ダッシュガイ》]]を[[墓地に送る]]事は成功している。

**関連リンク [#mf8bf89d]
-[[手札コスト]]
-[[生け贄]]
-[[ライフコスト]]
-[[除外]]
-[[墓地コスト]]

-[[公式用語集]]
-[[公式ルールブック:http://www.yugioh-card.com/japan/play/play01.html]]