コスト/Cost(s)

 一部のカードには、その効果発動するための条件となる手順やコスト(手札捨てるライフポイントを払う、等)が定められているカードも存在します。
 効果を発動するためにモンスターリリースする行為や、戦闘によるモンスター破壊等は「カードの効果」には当てはまりません。

 (公式ルールブック 新マスタールール対応 Ver.1.0 P79より引用)


コスト

 (パーフェクトルールブック2017 P131より引用)


 カードの発動効果の発動を行う際、必要となる行為。
 遊戯王OCGは全てのカードにコストが設定されているわけではなく、コストが必要なカードテキストにその旨が明記されている。
 例えば以下の《ライトニング・ボルテックス》であれば、「手札を1枚捨て」の部分がコストとなる。

《ライトニング・ボルテックス/Lightning Vortex》
通常魔法
(1):手札を1枚捨てて発動できる。
相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する。

コストを払う処理

 コストはカードないし効果発動宣言時に支払う。
 例えば、手札またはセット状態の、コストが必要な魔法・罠カード発動する場合の手順は、以下のようになる。

  1. 手札からフィールドカードを出す」または「セット状態のカード表側表示にする」
  2. コストを払う
  3. カードの発動宣言する」
  4. 対象をとる効果の場合は、対象の選択を行う」
  5. 「次のチェーンの有無を確認する」

コストのテキスト上での表し方

 基本的に、以下のテキストの「〜」の部分が「コスト」として扱われる。

〜して発動できる。
〜する事で、・・・する。

コストの種類について

 以下のようなコストがある。

コストの支払が効果トリガーとなる場合

 コストを払う事が、別の効果発動条件を満たす(トリガーになる)場合の扱いについて。

コストと効果について

 コストはカードの効果発動するために払われるものであり、コスト自体はカードの効果として扱われない。
 よって、カードの効果を受けないカードをコストにする事も可能である。

 これら「コストと効果」の違いについては、コストと効果のページを参照。

維持コストについて

 ここまで原則としてカードの発動効果の発動に必要なコストについて解説してきたが、例外的に発動を伴わないコストとして「維持コスト」が存在する。
 これについては維持コストを参照。

その他

関連リンク

手順(てじゅん)

「手順」「条件」と「特殊召喚の手順」/通称「召喚コスト」について

 「種別が存在しない効果ルール効果)の特殊召喚」を行う際に生じる召喚宣言時のリリース墓地送り除外などは、効果適用するための「手順」あるいは「条件」として分類される。
 この分類はコストでも効果でもない。
 効果として扱わない点や、支払いが不可能な場合に「手順」を行えなくなるなど、基本的な面ではコストと同じである。
 ただし、処理が効果と分かれているコストと違い、効果無効になっている場合は、その効果に付随する支払い自体が行えない。

 また、特殊召喚モンスター召喚条件による召喚宣言時のリリース墓地送り除外トークン生成などは「特殊召喚の手順」と呼ばれる。
 性質については「手順」「条件」と同じと考えてよいが、公式にはこの2つは使い分けられている。

FAQ

Q:「特殊召喚のための手順」と「コスト」は異なる用語でしょうか?
  また、どのような違いがありますか?
A:基本的には、『手順』とは該当のモンスター特殊召喚する際の行動となり、『コスト』とはカード発動する際に払う行動の事を指すため、それぞれは別の意味となります。(13/02/04)