遊戯王カードWiki - コンバットトリックのバックアップ(No.9)

コンバットトリック †

　戦闘で有利になるためのしかけ。
　攻撃力や守備力を変動させるカード、及びカードの効果。
　速攻魔法や罠カード等、スペルスピード２以上のもののみを指すのが適切。

　戦闘中に、モンスターの攻撃力や守備力を変動させることによって、相手の計算を崩すことを目的とする。

「戦闘(Combat)」時に使用する「しかけ、たくらみ(Trick)」が語源。
相手の意表を突いて(騙して)、戦術を崩壊させる手段という意味である。
省略されて「コンバット」と呼ぶときもある。

基本的には装備魔法やモンスター強化の通常魔法より強力とされる。
先述の通り、相手ターンに発動して相手の計算を崩せるのも優秀だが、それ以上に大きいのがダメージステップに発動できる点である。
装備魔法や通常魔法は、発動後に対象が除去される危険性があり、この場合ディスアドバンテージになってしまう。
一方、コンバットトリックの多くはダメージステップに発動できるが、除去カードのほとんどはダメージステップ中には発動できない。
よって発動後に除去カードを受ける可能性が低く、ディスアドバンテージになりにくいのだ。
- ただし、遊戯王OCGは除去カードが非常に豊富であり、コンバットトリックよりも除去カードを使ったほうが確実に相手モンスターを除去できる事が多い。
  このため、大会でのコンバットトリック採用率はあまり高くないのが現状である。
  例外的に、手札から発動するモンスター効果によるコンバットトリックは奇襲性が高いため重用されており、《オネスト》や《ＢＦ－月影のカルート》は強化数値の大きさも相まって制限カードを経験している。

コンバットトリックにあたるカードはダメージステップを参照。
ただし「相手の計算を崩す」点が重要なため、公開情報になっている攻守増減カードをコンバットトリックと呼ぶことは少ない。
例えば《サイコ・コマンダー》はダメージステップに相手の攻守を下げて戦闘を有利にする効果を持つが、この効果の存在は相手に知られた状態で戦闘が行われるためコンバットトリックには該当しない。

広義では、２回攻撃や連続攻撃、直接攻撃、貫通等の戦闘に関連した効果を付与するカードも含まれる。

関連リンク †