遊戯王カードWiki - サイクル・リバースのバックアップ(No.59)

サイクル・リバース †

　サイクル・リバースとは、以下のような起動効果を持つモンスター、もしくはその起動効果そのものを指す俗称である。（非公式用語）

このカードは１ターンに１度だけ裏側守備表示にする事ができる。

　元々ルールで１ターンに１度の表示形式を変更する権利を持っているので、それに加えてこの効果によるものを合わせ、実質的に合計２度の表示形式の変更の機会を持っていることになる。

　メインフェイズ１で反転召喚して攻撃し、メインフェイズ２でこの効果で裏側守備表示するというのは、これらのモンスター特有の動きである。
つまり、自分のターンでは攻撃に回り、相手のターンでは様々なカードの効果を受けにくいセット状態で凌ぐというヒット＆アウェイ戦術が可能である。
- 攻撃宣言を行っても自身の起動効果で裏側守備表示にすることは可能だが、その場合はそのターンは反転召喚できない。
  これは攻撃宣言を行ったことによって、１ターンに１度の表示形式の変更の権利が失われているためである。

攻撃表示・表側守備表示のどちらの状態からでも自身の効果で裏側守備表示にすることができる。
当然のことだが、自身をセット状態にする効果は起動効果なので、自分のメインフェイズでしか発動できない。
- 自身をセット状態にする起動効果を既に使っている場合、その後表側表示になっても、このターン内には自身をセット状態にできない。
  これは「基本的に起動効果は裏側守備表示にすると使用したことをリセットできる」事に対する例外であるので注意。

サイクル・リバースモンスターの多くは、反転召喚・リバース時に発動する効果や裏側守備表示に関係する効果を併せ持っている。
この場合フィールドに残り続ける限りは何度でも効果が使えるので、相手の対処が遅れれば大きなアドバンテージを得ることができる。

自身をセット状態にする効果は、《リビングデッドの呼び声》等との関係を切って完全蘇生状態にすることにも便利である。
またそのモンスターのステータスが低下してる場合や、面倒な装備魔法などを装備されている場合も、それらをリセットすることができる。

その守備的な効果の性格上、これらのモンスターの攻撃力は軒並み低く、守備力も比較的高いといった程度である。
また《聖なる輝き》や《ダーク・シムルグ》を出されると、自身をセットすることができないため、ほとんど機能しなくなってしまう。

属するモンスターの種族にかなり偏りがあり、アンデット族・岩石族がほとんどで、次いで昆虫族が多い。
また、《裏ガエル》以外の全てのモンスターが、闇属性または地属性のモンスターである。

これらのほとんどはPharaonic Guardian －王家の守護者－とTHE LOST MILLENNIUMに収録されているカードである。
種族や属性に偏りがあるのは、サイクル・リバース効果を持つモンスターが収録されているパックが少ないためであると思われる。

関連リンク †

―サイクル・リバースモンスター一覧

　（）内は、表側表示になった際の誘発効果の発動条件

―その他のリンク

用語集