遊戯王カードWiki - サイクル・リバースのバックアップ(No.84)

サイクル・リバース †

　以下のような起動効果を持つモンスター、もしくはその起動効果そのものを指す俗称。

このカードは１ターンに１度だけ裏側守備表示にする事ができる。

　ルールで１ターンに１度の表示形式を変更する権利とこの効果により、実質的に１ターンに２度の表示形式の変更の機会を持つ。
　ただし、召喚・特殊召喚直後はルールの表示形式の変更の権利はないので、起動効果によって表側表示から裏側守備表示にしかなれない。
　もちろん、攻撃表示・表側守備表示のどちらの状態からでも裏側守備表示になれる。

　サイクル・リバースモンスターの多くは、反転召喚・リバース時に発動する効果や裏側守備表示に関係する効果を併せ持っている。
　フィールドに残り続ける限り何度でも効果が使えるので、相手の対処が遅れると大きなアドバンテージが得られる。
　その半永久的な効果の代償か、これらのモンスターの攻撃力は低く、守備力も並～やや高いといった程度のものが大半である。

メインフェイズ１で反転召喚して攻撃し、メインフェイズ２でこの効果で裏側守備表示するというのが、これらのモンスターの特有かつ基本の動きであると言える。
自分のターンでは攻撃に回り、相手のターンでは様々なカードの効果を受けにくいセット状態で凌ぐというヒット＆アウェイ戦術で戦うことになる。
なお、攻撃宣言を行った後に、起動効果で裏側守備表示にしてすぐに反転召喚するということはできない。
これは攻撃宣言を行ったことによって、１ターンに１度の表示形式の変更の権利が失われているためである。
ただし、起動効果で裏側守備表示にすること自体は可能である。

この起動効果を使った後、《太陽の書》などで再び表側表示になってもそのターン中再度発動はできない。
１ターンに１度の制限は裏側表示になるとリセットされるのが原則だが、この効果は例外的にリセットされない。
もちろん、一度フィールド上を離れた場合は他の効果と同じで１ターンに１度の制限はリセットされる。

《聖なる輝き》や《ダーク・シムルグ》の効果が適用されている状況では、起動効果の発動自体ができなくなる。

この起動効果を使うと、《リビングデッドの呼び声》等との関係を切って完全蘇生にすることができる。
また、面倒なステータスの変化や装備魔法などもリセットすることができる。

《守護者スフィンクス》など守備力が高く戦闘破壊しにくいモンスターを相手にした場合でも、攻撃してリバースさせてしまえばサイクルは止まる。
再びサイクルに乗せるまでの時間稼ぎになる他、表側表示にすることで除去もしやすくなる。
ただし、反転召喚・リバース時の誘発効果は、攻撃されてリバースした次のターンでも発動できるので注意。
（起動効果でセット→１ターンに１度の権利で反転召喚）

属するモンスターの種族にかなり偏りがあり、アンデット族・岩石族がほとんどで次いで昆虫族が多い。
また、《裏ガエル》以外の全てのモンスターが闇属性か地属性のモンスターである。
種族や属性に偏りがあるのは、それらのモンスターが収録されているパックが少ないためであると思われる。
モンスターのほとんどはPharaonic Guardian －王家の守護者－・THE LOST MILLENNIUM・SHADOW SPECTERSに収録されている。

関連リンク †

―サイクル・リバースモンスター一覧

ゴーストリック

―その他のリンク

用語集

FAQ †

Ｑ：《ギアギアーマー》を自身の効果で裏側守備表示にし、反転召喚を行いました。
　　さらに《月の書》で裏側守備表示にした場合、リバースしたこの《ギアギアーマー》は裏側守備表示になる効果をもう１度使えますか？
　　（《月の書》によって１ターンに１度の制限はリセットされますか？）
Ａ：その場合でも、《ギアギアーマー》の裏側守備表示になる効果は同一ターン中に発動できません。(13/01/24)

Ｑ：《ダーク・シムルグ》が自分フィールド上に表側表示で存在する時に、相手の「サイクル・リバース」モンスターは効果を発動する事ができますか？
Ａ：いいえ、できません。(08/01/21)