遊戯王カードWiki - サイレント・ソードマンのバックアップ(No.81)

サイレント・ソードマン †

　デュエリストパック－王の記憶編－でカテゴリ化された「サイレント・ソードマン」と名のついたモンスター群。
　属するモンスターは全て光属性・戦士族で統一されている。

　ＬＶモンスターでは、「ＬＶ３・ＬＶ５・ＬＶ７」が存在し、いずれも魔法カードに対する耐性効果を持つ。
　また以下の条件を満たした時、低レベルのものを墓地へ送る事で「レベルアップ」し、より高いレベルのものを手札・デッキから特殊召喚できる。

レベルアップ前	レベルアップ後	条件
ＬＶ３	ＬＶ５	自分スタンバイフェイズに自分フィールド上に表側表示で存在
ＬＶ５	ＬＶ７	相手プレイヤーへの直接攻撃に成功し、次の自分ターンのスタンバイフェイズ時に表側表示で存在

　この内、ＬＶ５は通常通りのアドバンス召喚も可能である。

属するモンスター自体はRISE OF DESTINYで《サイレント・ソードマンＬＶ３》が登場していた。
しかし正式なカテゴリになるのは《沈黙の剣士－サイレント・ソードマン》等が登場した上記シリーズからである。

ＬＶ３、ＬＶ５へと魔法カードに対する無効化が強化され、ＬＶ７になるとフィールド全体にまで無効化が及ぶ。

同じＬＶモンスターであり、魔法カードを無効化するホルスの黒炎竜とは比較されやすい。
あちらは戦闘破壊をトリガーとする、ビートダウン寄りのモンスターである。
こちらはＬＶ５までは戦闘を経ず進化でき、相手モンスターを無視しやすい。
このためコントロールデッキ、つまり罠カード主体のデッキでこそ真価を発揮するだろう。

ＬＶ７の無効化は強力であり、《ホルスの黒炎竜ＬＶ８》と比較されがちであるが、実際にはかなり運用に差が出る。
詳しくは、ＬＶ７や《王宮の勅命》を参照。

原作・アニメにおいて―
「記憶編」の「遊戯vs闇獏良」戦以降、遊戯が使用するカード。
アテムの力を借りず、自らの力で組み上げた遊戯自身のデッキの主力モンスターである。
「遊戯vs闇獏良」(原作)では、《破壊竜ガンドラ》の魔法攻撃として扱う破壊効果を、魔法攻撃を跳ね返す速攻魔法《魔封壁》とのコンボで守りつつ直接攻撃し勝負を決めた。
アニメでは、闇獏良の永続魔法《呪いの双子人形(ネクロツインズ)》と《死札相殺》によるデッキ破壊の枚数をできるだけ減らすため、魔法カード《彼方からの詠唱》で除外されていた闇獏良の魔法カード《死霊の封印剣》を発動し、フィールド上から除外された。
《破壊竜ガンドラ》の破壊効果が発動した際、《死霊の封印剣》の効果が切れたことでフィールド上に戻され、直接攻撃で勝負を決めた。
「遊戯vsアテム」においては《罅割れゆく斧》を組み合わせ、《オベリスクの巨神兵》と相打ちになった。
アニメではこのカードの攻撃時にアテムが《聖なるバリア－ミラーフォース－》を発動したため破壊はされたものの、三幻神攻略のコンボが完成する足がかりとなった。
攻撃名は｢沈黙の剣ＬＶ～｣。

原作では《サイレント・ソードマンＬＶ０》という名の１体の星４モンスターであり、「自分ターンのスタンバイフェイズ時に攻撃力を500ポイントアップする効果」を持っていた。
また、レベルが上昇するごとに「ＬＶ」の数字が変わっていた。

遊戯は瞬時に３ターンを経過させる速攻魔法《時の飛躍－ターン・ジャンプ－》とのコンボにより、速攻でこのモンスターを進化させる戦術を多用した。
原作ではＬＶ７の攻撃力4500まで成長している。

OCG版では《沈黙の剣士－サイレント・ソードマン》が上記「ＬＶ０」と同じステータスを持っている。
また、攻撃力の上昇はお互いのスタンバイフェイズに発動するように強化されている。

ＬＶモンスターでは、ＬＶ３がレベルが違うものの上記「ＬＶ０」にあたると思われる。
原作では攻撃力は500ずつアップしたが、ＬＶ５は攻撃力2300、ＬＶ７は攻撃力2800と上昇値は再現されていない。

原作では魔法カードに関する効果は持っていなかった。
「vs闇獏良」戦での《魔封壁》とのコンボで魔法効果を防いだことから、現在の効果でOCG化されている。

遊戯王Ｒの「vsデプレ・スコット」戦でも速攻魔法《時の飛躍－ターン・ジャンプ－》とのコンボにより召喚された。
相手モンスターを迎撃するも《亜空間物質転送装置》で阻まれ、フィールド魔法《コズミック・スペース》の効果によりターン経過の効果を逆手に取られ、召喚したターンに消されてしまった。

アニメ版においてはサイレント・マジシャン同様、カラーリングが変更されている。
OCGでは青基調の服・青白い肌に・赤い眼・金髪に対し、アニメでは白基調の服・肌色・琥珀色の瞳・青緑色の髪である。

アニメではカード名は「沈黙の剣士(サイレント・ソードマン)」と記されており、地属性であった。

原作においての、「ＬＶモンスターの開祖」である。
しかし、OCGではホルスの黒炎竜・アームド・ドラゴンが先にカード化された。

アニメGXでは「万丈目vsエド」戦にて万丈目が使用した魔法カード《レベル・コピー》のイラストに描かれている。

コナミのゲーム作品において―
WORLD CHAMPIONSHIP 2009ではジル・ド・ランスボウが使用してくる。
OCG化されていない「マスクド・ナイト」の代わりとみて間違いないだろう。

DUEL TERMINALでは３種のサイレント・ソードマン全てをスキャンする事で隠しデッキ「沈黙の剣(サイレントソード)」が使用できる。
《死霊騎士デスカリバー・ナイト》や《王宮のお触れ》、《光の護封剣》が投入されており、相手の行動の封殺に特化したデッキである。

関連リンク †

―「サイレント・ソードマン」と名のついたモンスター
　※は「サイレント・ソードマン」に関する効果を持つモンスター

《サイレント・ソードマンＬＶ５》

《サイレント・ソードマンＬＶ７》

―「サイレント・ソードマン」に関する効果を持つカード

《沈黙の剣》

―その他のリンク

【サイレント・ソードマン】

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