*シャッフル/Shuffle [#ne1a6ade] [[カード]]を切り混ぜることです。~ シャッフルの方法に規定はありませんが、途中で[[カード]]の中身を見たり、[[カード]]を選り分けてからシャッフルするなどの作為的な行為は、一切してはいけません。 （公式ルールブック バージョン 1.0 より引用） ---- -[[効果]]で[[デッキ]]内を見たり[[カード]]を戻したりした場合、｢一番上に[[置く]]｣｢一番下に[[戻す]]｣などの例外を除き、必ずシャッフルしなければならない。~ ただし、同様の記述のある[[《不幸を告げる黒猫》]]などは直接[[デッキ]]の中を見ているため、シャッフルしなければならない。~ この場合、[[効果]]で選択した[[カード]]を[[デッキ]]から一旦はずし、残った[[デッキ]]をシャッフルし、その後選択した[[カード]]を[[効果]]によって指定された[[デッキ]]の位置に戻すことになる。 -シャッフルは''ルール上の行為''とされ、[[テキスト]]に「[[デッキ]]をシャッフルする」と書かれていても、[[タイミングを逃す]]要因にはならない。~ しかし、「[[効果]]によるシャッフル」の場合は例外的に[[タイミングを逃す]]要因になる。 --[[リクルーター]]・[[サーチャー]]などの[[テキスト]]の「[[デッキ]]をシャッフルする。」は[[タイミングを逃す]]要因にはならない。~ --「[[効果]]によるシャッフル」を行う[[カード]]は、現在のところ[[《ショット・ガン・シャッフル》]]・[[《悪魔の知恵》]]が存在する。~ [[《連鎖破壊》]]・[[《連鎖除外》]]は効果処理に含まれない。（10/07/10）~ （[[《おろかな埋葬》]]は[[裁定変更]]により[[効果]]処理ではなくなった。）~ --[[CYBERNETIC REVOLUTION]]までは「[[デッキ]]をシャッフルする」と書かれていたが、[[ELEMENTAL ENERGY]]以降は書かれなくなり、再録される際には削除されるようになった。~ 但し、[[《貪欲な壺》]]や[[《打ち出の小槌》]]のように、途中でシャッフルの処理が入る[[カード]]に関しては削除されない傾向にある。 -シャッフルのやり方について。~ --[[デッキ]]を見ながら[[カード]]の順番を操作する行為は禁止。~ たとえその後にシャッフルするのであろうと[[カット]]するのであろうと、駄目である。~ --複数の[[カード]]を[[デッキ]]に[[加える]]場合、「[[墓地]]の[[カード]]はまとめて[[デッキ]]と重ねなければならない」というルールはない。~ 例えば[[《貪欲な壺》]]で[[デッキ]]に[[カード]]を[[戻す]]ときは、よく混ぜるために裏向きにしてそのまま適当に間に差し込み、その後でシャッフルしてもよい。~ ただし、裁定上はシャッフルの方法は指定はしていない(11/01/28)ので、あらかじめジャッジの了解をとっておくことが推奨される。 --イカサマ防止目的などで[[相手]]の[[デッキ]]をシャッフルするときは、[[カード]]を傷つけないよう細心の注意を払うように。~ [[カット]]も参照。 -[[手札事故]]を防ぐ意味でも、[[デュエル]]が終わった後は次の[[デュエル]]をする前にシャッフルをきちんとしておくとよい。~ --[[デュエル]]を開始する前にディールシャッフルを５枚（１０枚か８枚も推奨）になるようにしてヒンズーシャッフルをしておくとよい。~ そのあと[[カット]]してもらうことでイカサマはかなり難しくなる（イカサマをしていないアピール）だろう。~ --[[マッチ]]戦などで次の[[デュエル]]がある場合も、ディールシャッフルからヒンズーシャッフルをすると[[デュエル]]直後で片寄った[[カード]]をバラバラにするのに適している。 -シャッフルにも、いくつか種類がある。~ --ヒンズーシャッフル（Hindu Shuffle）~ →いわゆる一般的なシャッフル。~ 片手に[[デッキ]]を持って、何枚か抜き出して上か下に重ねる動作を繰り返していく。~ ２〜３枚の固まりが残りやすいので注意。 --ディールシャッフル（Deal Shuffle）~ →[[カード]]をいくつかの山を作るように分け、その後で山を[[ランダム]]に重ねるシャッフル。~ 確実に元の並びをばらけさせられる点では優秀だが、結構時間がかかる。~ ---山をいくつにするかは任意であるが、40枚デッキを基準とすれば10や８に分けることが、枚数が確認しやすいこと等の理由から一般的である。~ また、ディールシャッフルを２回連続でやることによって簡単にイカサマができる（最初の順番に戻せる）ので、２回連続でやらない、あるいはやろうとしている人に注意しよう。 --リフルシャッフル（Riffle Shuffle）~ →主にディーラーやマジシャンが行う、２つの山を１つずつ手に持ちそれを交互になるよう[[カード]]を重ねるシャッフル。~ より派手に行うものは「マシンガンシャッフル」ともいい、下手にやると[[カード]]が折れるので注意が必要である。~ また、修復が効かず、トランプなどと比べて高価な[[カード]]を扱うだけに、闇遊戯のようにこの手法を嫌がる人も多い。（下記参照）~ 相手の[[デッキ]]をこれでシャッフルするのはまずい。 --ファローシャッフル（Faro shuffles）~ カードを２つの山にして、その二つの山の端をかみ合わせ、ほぼ交互に差し込み、リフルシャッフルのようにカードを曲げずにひと山にするシャッフル。~ スリーブに入れたカードでは容易に行うことができ、かつよく混ざるので都合がよい。~ ただしスリーブの寿命を縮めるという欠点もある。 --ウォッシュシャッフル（Wash shuffle）~ 焼きそばとかスクランブル等とも呼ばれ、カードを机の上にランダムに広げてかき混ぜるシャッフル。~ 混ざり方自体は問題ないが、上下がぐちゃぐちゃになるなどTCGではメリットが少ない。 --「[[ショットガンシャッフル>《ショット・ガン・シャッフル》]]」をリフルシャッフルの意味で用いるのは遊戯王においてのみであり、一般的にはディールシャッフルの意味で用いられている。~ -原作・アニメにおいて―~ シャッフル関係で印象に残るデュエリストと言えばやはりパンドラだろう。~ 「ショットガンシャッフルは[[カード]]を傷めるぜ」と闇遊戯に咎められている。~ なお、上にも書かれているが、ここでのショットガンシャッフルとはリフルシャッフルのことである。~ リフルシャッフルはパンドラがマジシャン出身のデュエリストであると同時に、[[カード]]を大事にしない不届き者であると言うキャラクターアピールとして使われたのである。~ 他にはアニメ版「バトルシティ編」の闇マリクや、「乃亜編」での「闇遊戯vsビッグ１（大下）」の大下、「KCグランプリ編」の「城之内vsジーク」におけるジークがショットガンシャッフル（リフルシャッフル）を披露していた。~ ちなみに、アニメDMにおける第49話から第80話の主題歌のタイトルも「SHUFFLE（シャッフル）」である。~ --アニメGXでは、[[《ホープ・オブ・フィフス》]]の処理を行う時などにシャッフルを行う描写が入る。~ しかし[[デュエル]]開始前にシャッフルを行う描写は殆ど無い。~ ただし皆無ではなく、「十代vs遊戯」戦の前には互いの[[デッキ]]をシャッフルする描写があった。~ この時、十代は遊戯の[[デッキ]]から[[三幻神]]の[[カード]]が放つ気配を感じ取った。~ --漫画GXでは、万丈目が目当ての[[《光と闇の竜》]]を[[デッキ]]をシャッフルした直後に[[ドロー]]している。~ [[《ダメージ・コンデンサー》]]で《ウィッシュ・ドラゴン》を[[特殊召喚]]して[[《光と闇の竜》]][[召喚]]の布石を整えて「今こそオレと共に闘ってくれ」と言いながら[[《光と闇の竜》]]を[[ドロー]]する様はイカサマを疑われてもしょうがない。~ //漫画版GXだと、「おれ」は漢字で「俺」ではなく、カタカナで「オレ」と表記されてますよ。~ --アニメ5D'sでは、[[デッキ]]が[[デュエル]]開始前に機械的にシャッフルされる描写が多々見受けられる。~ また、鷹栖やクロウが[[《リロード》]]を使用した際にも自動的にシャッフルされていた。~ どうやら[[デュエル]]開始前などを含めデュエルディスクによって自動でシャッフルが行われるようである。~ また、[[《パワー・ツール・ドラゴン》]]や[[《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》]]の[[効果]]などで、デュエルディスクが自動でカードを抜き出し、[[サーチ]]を行う描写も見られる。~ 「クロウvs鉄蔵」戦、「遊星vsクラーク」戦ではデュエルディスクを使用していないため、手でシャッフルしていた描写があった。~ ---アニメZEXALの陸王と海王はこのオートシャッフル機能に細工を施し、カードの順番を固定させるイカサマを行っていた。 --漫画GX55話の「十代vsアモン」戦では、十代のデュエルディスクから[[カード]]が自動で選ばれるカットが存在する。~ 従来のデュエルディスクよりも機能が進化したのだろうか。 --原作では「闇遊戯vsパンドラ」戦、「城之内vsマリク」戦、「闇遊戯vsマリク」戦などの直前に[[デュエル]]前にシャッフル（あるいは[[カット]]）する描写がある。~ 「城之内vs闇マリク」戦では、城之内が[[《ラーの翼神竜》]]を警戒して闇マリクのデッキを長くシャッフルしている。~ --王国編での孔雀舞の「体のシャッフルはあなたが勝った後．．．」と言う台詞は印象的だろう。 -コナミのゲーム作品において―~ ゲーム作品においては、[[デッキ]]の[[カード]]かそれ以外の場所の[[カード]]を対象にする[[カード]]で[[デッキ]]以外の場所の[[カード]]を選択した場合(例えば[[《アームズ・ホール》]]で[[デッキ]]ではなく[[墓地]]の[[装備魔法]]を[[手札]]に加える場合)でも、[[デッキ]]をシャッフルしてしまうことがある。~ これは、対象選択時に[[デッキ]]にある対象[[カード]]が[[デッキ]]に置かれている順番に表示されるためであろう。 (OCGでは[[デッキ]]の[[カード]]を[[手札]]に加えない場合シャッフルしてはならない) **関連リンク [#yd1637ef] -[[《ショット・ガン・シャッフル》]] -[[カット]] -[[公式用語集]] -[[公式ルールブック:http://www.yugioh-card.com/japan/howto/rule_book.php]] -[[シャッフル（Wikipedia）>WikiPedia.ja:シャッフル (カード)]]