遊戯王カードWiki - ジェムナイトのバックアップ(No.99)

ジェムナイト/Gem-Knight †

　DUEL TERMINAL －ヴァイロン降臨！！－でカテゴリ化した「ジェムナイト」と名のついたカード群。
　属するモンスターは、光属性の《ブリリアント・ローズ》（ルール上ジェムナイト扱い）を除き地属性である。
　種族に関しては岩石族・炎族・水族・雷族・天使族の５つに分散するが、割合は岩石族が最も大きい。
　また、複数の専用融合召喚カードと多彩な融合モンスターが特徴である。

融合モンスターの多くは、概ね以下のような融合素材のパターンに分かれ、それぞれ異なる融合召喚（特殊召喚）に関する制約を持つ。

パターン１
指定されたモンスターはいずれも通常モンスターに属するジェムナイトである。

（特定のジェムナイト）＋「ジェムナイト」モンスター
このカードは上記カードを融合素材にした融合召喚でのみ
エクストラデッキから特殊召喚できる。

融合モンスター	指定する融合素材
《ジェムナイト・アクアマリナ》	《ジェムナイト・サフィア》
《ジェムナイト・パーズ》	《ジェムナイト・ルマリン》
《ジェムナイト・ルビーズ》	《ジェムナイト・ガネット》
《ジェムナイトレディ・ラピスラズリ》	《ジェムナイト・ラピス》

パターン２
指定された種族はメインデッキのジェムナイトに全て存在する他、自身も指定された種族に該当する。
（なお、《ジェムナイト・ジルコニア》と《ジェムナイトレディ・ローズ・ダイヤ》のみ効果外テキストによる召喚制限が無い。）
```
「ジェムナイト」モンスター＋○族モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
```

融合モンスター	指定する種族
《ジェムナイト・アメジス》	水族
《ジェムナイト・プリズムオーラ》	雷族
《ジェムナイト・マディラ》	炎族

《ジェムナイト・ジルコニア》	岩石族
《ジェムナイトレディ・ローズ・ダイヤ》	天使族

それ以外
《ジェムナイトマスター・ダイヤ》・《ジェムナイトレディ・ブリリアント・ダイヤ》・《ジェムナイト・セラフィ》の３体は上記２パターンいずれにも属さない融合素材の指定である。
この内、《ジェムナイトマスター・ダイヤ》はパターン２と、後者２体はパターン１と同じ召喚制限を持つ。

上記の通り、大半は融合召喚でしかエクストラデッキから特殊召喚できず、融合素材にも制約があるため、融合素材代用モンスターを使用できない。
ただし、これはエクストラデッキからの特殊召喚に限られた制約であり、蘇生制限を満たせば墓地からの特殊召喚は可能である。
また、上述したように《ジェムナイト・ジルコニア》と《ジェムナイトレディ・ローズ・ダイヤ》は上記制限が無いので、融合召喚以外でもエクストラデッキから特殊召喚できる。

また、通常モンスターや効果モンスター以外のモンスターとも縁が深いカテゴリであり、通常モンスターが５体、デュアルが３体、エクストラデッキの効果モンスター以外のモンスターが２体存在する。
各種効果においても通常モンスターに関係する効果が複数見られる。

《ジェムナイト・フュージョン》を筆頭として、このカテゴリ専用の融合召喚を行うカードが８種類も存在する。
１つのカテゴリに複数の融合召喚手段を擁する事は珍しくないが、これほどの数を擁するのは流石に珍しい。
実戦でこれら全てを採用するのは現実的ではないので、融合素材を調達する場所や融合素材をどこへ送るかの違い、及び付属する効果やカードの種類の違いも合わせて、取捨選択が求められる。

このカテゴリと密接な関係にあるジェムには属するが、ジェムナイトに属さないモンスターは現状４体存在する。
この内、《ジェム・マーチャント》以外の３体はジェムナイトで最も割合の大きい岩石族でもある。

DUEL TERMINALでの設定や英語名を踏まえると、カテゴリ名は「Gem（ジェム：宝石）」＋「Knight（ナイト：騎士）」だろう。

「騎士」という名前からか、主に融合モンスターが身に付けている甲冑は中世後期に見られるようなデザインのものが多い。
また融合を繰り返す事でさらに価値の高い宝石の名になるなど同じ中世後期に流行した錬金術を連想させる描写も見られる。

全てのジェムナイトが胸部に「核石(コア)」と呼ばれる宝石（輝石(きせき)）を宿しており、宝石に関係する英単語に由来するカード名を持つ。
またイラストの背景には宝石をちりばめたような欠片が描かれているのも特徴で、モンスターの名前と対応する宝石は以下の通り。

ジェムナイト一覧	宝石
《ジェムナイト・ガネット》	ガーネット（柘榴石/Garnet）
《ジェムナイト・サフィア》	サファイア（蒼玉/Sapphire）
《ジェムナイト・ルマリン》	トルマリン（電気石/Tourmaline）
《ジェムナイト・アイオーラ》	アイオライト（菫青石/Iolite）
《ジェムナイト・アレキサンド》	アレキサンドライト（金緑石/Alexandrite）
《ジェムナイト・アンバー》	アンバー（琥珀/Amber）
《ジェムナイト・エメラル》	エメラルド（翠玉/Emerald）
《ジェムナイト・オブシディア》	オブシディアン（黒曜石/Obsidian）
《ジェムナイト・サニクス》	サードニクス（紅縞瑪瑙/Sardonyx）
《ジェムナイト・ラズリー》	ラピスラズリ（瑠璃/Lapis Lazuli）
《ジェムナイト・ラピス》
《ジェムナイトレディ・ラピスラズリ》
《ジェムナイト・クリスタ》	クリスタル（水晶/Crystal）
《ジェムナイト・アクアマリナ》	アクアマリン（藍玉/Aquamarine）
《ジェムナイト・アメジス》	アメシスト（紫水晶/Amethyst）
《ジェムナイト・ジルコニア》	ジルコニア（ジルコニア/Zirconia）
《ジェムナイト・セラフィ》	セラフィナイト（斜緑泥石/Seraphinite）
《ジェムナイト・パーズ》	トパーズ（黄玉/Topaz）
《ジェムナイト・プリズムオーラ》	オーラクリスタル（オーラクリスタル/Aura Crystal）
《ジェムナイト・マディラ》	マディラシトリン（黄水晶/Madeira Citrine）
《ジェムナイト・ルビーズ》	ルビー（紅玉/Ruby）
《ジェムナイトマスター・ダイヤ》	ダイヤモンド（金剛石/Diamond）
《ジェムナイトレディ・ブリリアント・ダイヤ》	ダイヤモンド（金剛石/Diamond）
《ジェムナイト・パール》	パール（真珠/Pearl）
《ジェムナイト・ファントムルーツ》	ファントムクォーツ（幻影水晶/Phantom Quartz）

DTマスターガイドによれば正義の心を内に秘め、まばゆい光を放つ輝石戦士たちと紹介されており、ストーリーにおいても暴走したヴァイロンを倒し、卑劣な策略に晒されるガスタのモンスターたちを救い、窮地に追い込まれたセイクリッドと融合して蘇生を成功させ、《セイクリッド・トレミスＭ７》を守り、下級ヴェルズを掃討し、セイクリッドの究極融合の核となる等、第９弾以降のストーリーにおいて大きな活躍を果たした。
それゆえか、第９弾以降のモンスター解説のページでも１番最初に解説が行われている。
また全てのジェムナイトにはモデルとなった宝石名と、劇中の活躍や効果と関連性が強い石言葉が掲載されている。
全滅したわけではないようだが、《創星神ｓｏｐｈｉａ》の動乱後はどうなったのかについては記されていない。
また、発売時期的な問題もあるが「ジェムナイトレディ」の存在についても記されていない。

公式動画内「(仮)スマがゆく!」内最強王者決定戦の「闇津ますみvs小野友樹」戦では闇津が【新闇津ますみデッキ】として使用。
また１戦目に《ジェムナイト・フュージョン》を使いまわした理想的な１ターンキルを決め、ナレーターや小野友樹を驚愕させた。

原作・アニメにおいて―
アニメARC-Vにおいて、光津真澄が【ジェムナイト】を使用している。
宝石商の娘という設定からか、それぞれのモンスターにその宝石の称号や石言葉を元にした呼び名を付けている。

ジェムナイトを融合召喚する際の口上は概ね以下の通り。
「（融合素材を例える言葉）よ！光渦巻きて新たな輝きと共に一つとならん！融合召喚！」。

同作では派生カテゴリとして「ジェムナイトレディ」が存在していたが、OCGでは《ブリリアント・スパーク》の効果が変更された事でカテゴリ化には至っていない。

アニメZEXAL第21話で宝石強盗の被害を受けた店が「ジェムナイト宝石店」という名であるのが作中のニュース記事から確認できる。

アニメVRAINS68話でAiが解いていたクロスワードパズルのカギの一つにこのカテゴリに関連する問題があった。
問題文は「属するモンスターは全て地属性。専用の融合カードで戦う。」
- 現在では光属性である《ブリリアント・ローズ》の登場により問題として成立しなくなった。
  ちなみに現在のOCGでは化石が正解となる。

コナミのゲーム作品において―
DUEL TERMINALのアクションデュエルには、ジェムナイトの宝石をモチーフとしたパズルゲーム「ジェムナイト★フィーバー」が存在する。
また、アクションデュエルでこのカテゴリのモンスターかジェムを３枚スキャンすると、コンボ「ジェムの煌」が発生する。
さらに、スピードデュエルでこのカテゴリのモンスターかジェムを３枚スキャンすると、隠しデッキ「輝石融合(アッセンブル・フュージョン)」が使用できる。
《ダイガスタ・エメラル》や《ラヴァルバル・イグニス》をスキャンする事でも、一部のデッキの出現条件を満たす事ができる。
なお、登場時のアニメーションは、はじめに巨大な宝石が現れ、そこからジェムナイトが突き破って登場するという演出になっている。
隠しデッキのデッキ選択画面では、以下のようにジェムナイトに関する設定を見る事ができる。
- 両者の平穏を望むジェムナイトは、一方的に闘いを望むラヴァルに対してさえ、今一歩攻勢に踏みきれずにいた。
  だが度重なるラヴァルの猛攻に疲弊した彼らは仲間の輝きを守るため、ついに降りかかる火の粉を振り払う決意をする。
  自らの心(ココロ)と核(カラダ)が傷つく事を知りながら―

最強カードバトル！では【ジェムナイト】が初期デッキとして登場している。
最初期は《ジェムナイト・アレキサンド》で《ジェムナイト・クリスタ》をリクルートすることに特化した【クリスタビート】といえるデッキであるが、ゲームを進めると融合軸の【ジェムナイト】に切り替わる。
このゲームは主人公のボイス付きであり、《ジェムナイト・クリスタ》や《ジェムナイト・ジルコニア》など切り札モンスターには専用の召喚ボイスも用意されている。

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