*スイスドロー/Swiss Draw [#kc07466a]
 別名「スイス式」・「スイスラウンド(Swiss Round)」・「スイストーナメント(Swiss Tournament)」とも呼ばれる大会の開催形式の一つ。~
 勝敗にかかわらず同じ試合数をこなすのが基本であり、定義や順位の決め方等ついてはTCGの元祖「マジック:ザ・ギャザリング(MTG)」の「[[スイスドロー>http://www.mtgwiki.com/wiki/%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%BC]]」形式(外部サイト)に基づいている。~
 大会参加者全員と対戦する「総当たり」戦とは異なり、次の対戦[[相手]]は「[[自分]]と同戦績の[[相手]]」となっている。~
 (例えば4回戦目を戦う時、それまでの戦績が1勝2敗なら1勝2敗の[[相手]]と、3勝0敗なら3勝0敗の[[相手]]と戦う)

 大会の形式上、上位入賞又は優勝を狙うのならばほぼ全勝が求められる為、一般的に(決勝トーナメントまでに)2敗した時点で上位に残ることは難しい仕様となっている。~
 その為2敗がトーナメントから[[棄権>サレンダー]]する引き際となっており、多くの[[プレイヤー]]は予選で2敗した時点でその次の[[対戦>デュエル]]には参加しない場合が多い。~
 もちろん、予選での[[対戦>デュエル]]前に不参加・[[棄権>サレンダー]]の意思表示を示したい場合は''審判・大会運営スタッフにその趣旨を伝える''のがマナーである。~
 しかし、中には2敗した時点で審判・大会運営スタッフへ報告無く、勝手に不参加・[[棄権>サレンダー]]する[[プレイヤー]]もいる為、こうしたマナー違反は一種の問題行為として位置づけられている。~

 非公式の大会やイベント等での「トーナメント」は予選で「スイスドロー」形式を行うのが常態化している為、一般的な「トーナメント」というとこの「スイスドロー」形式と「[[シングルエリミネーション>トーナメント]]」形式を併用したものを指す場合が多い。~
 所謂「[[シングルエリミネーション>トーナメント]]」形式に比べ「まぐれ優勝」が減る・実力の近い者と戦えるため、純粋にゲームを楽しみやすいなどといった[[メリット]]がある。~
 反面、全ての試合が終了しないと次の対戦表を作れないため、時間が掛かる欠点を構造的に抱え込んでいる。~
 

-[[マスタールール2]]施行により、この形式での[[公認大会]]では、[[エキストラターン]]における勝敗決定のルールが変更された。~
詳しくは[[エキストラターン]]を参照。~

**関連リンク [#n2e9b505]
-[[トーナメント]]
-[[大会用語集]]