遊戯王カードWiki - スピリットのバックアップ(No.8)

スピリット/Spirit †

　Mythological Age －蘇りし魂－で登場したモンスター群。
　カードテキストに【○○族・スピリット】と表記されたモンスターのことである。

　《大和神》を除く他のモンスター全てが、以下の共通する召喚ルール効果と誘発効果を持つ。

このカードは特殊召喚できない。
召喚・リバースしたターンのエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。

　自身の効果で手札に戻るのは、当然ながらフィールド上に表側表示で存在している場合に限られる。
　よって召喚・リバースしても、手札に戻るべきタイミングでフィールド上に表側表示で存在しない場合は手札に戻らない。
　また、手札に戻るのは誘発効果なので、《サンダー・ブレイク》等をチェーンされると手札に戻るのを阻害される。

召喚・リバースしたターンであっても、墓地や除外ゾーンからは手札に戻らない。

手札に戻るのはあくまで「召喚・リバースしたターンのエンドフェイズ時」のみであり、そのタイミングが過ぎると適用されない。
よって《伊弉凪》の効果等でそのターンのエンドフェイズにフィールドに留まったスピリットは、その後も自身の効果で手札に戻ることはない。

基本的に召喚権を使わずにはフィールドに出せない上に、エンドフェイズには手札に戻ってしまうため非常に場持ちが悪い。
しかし手札に戻るということは、相手ターンにはフィールドにいないので、戦闘や魔法・罠カードによって除去されにくいという利点にもなる。
また、スピリットモンスターには召喚・リバース時に効果を発揮するものもあり、手札に戻ることでその効果を繰り返し使うことも可能である。

召喚・リバース時に効果を発動するイメージが強いが、実はそのほとんどが戦闘を行うことではじめて効果を発揮するものになっている。
いくらヒット＆アウェイができるといっても魔法・罠カードの効果は普通に受けてしまうので、攻撃反応型の罠カードには注意が必要である。

一切の特殊召喚ができないため、一度墓地に送られてしまう?と、再利用するのはかなり難しい。
再利用したいなら《貪欲な壺》や《死者転生》等といったサルベージ系統のカードで手札やデッキに戻す必要がある。
現在は墓地のスピリットモンスターをコストにできる《大和神》が存在するため、最初からそちらに利用することだけ考えるのも良いだろう。

特殊召喚できないので相手ターンでの奇襲は難しいが、《血の代償》を使えば相手ターンにも召喚することができる。
特に《竜宮之姫》との組み合わせが強力で、擬似《エネミーコントローラー》ともいえる効果は剣闘獣等に有効である。

エンドフェイズに手札に戻るというモンスター効果の性質上、《縮退回路》や《マインドクラッシュ》に非常に弱い。
また、《封神鏡》というトゥーンやデュアルにはない専用のメタカードも存在している。

トゥーンに次いで登場したこの形式での２番目のカテゴリであり、現在は禁止カードが２枚存在している。

スピリットモンスターの英語名は、基本的に日本語名をアルファベット表記にしただけである。

原作・アニメにおいて―
アニメオリジナル｢乃亜編｣では、乃亜が闇遊戯とのデュエルで多用している。
あちらの世界では、ペガサスが東洋の神秘を見て思いついた幻のシリーズであるらしい。
またこのデュエルで乃亜は、墓地のスピリットモンスターをサルベージする罠カード《地鎮祭》を使っている。

神話・伝承において―
主に『古事記』などの日本神話に書かれている神々がモデルになっているが、関連性の無いものもいくつか存在している。

関連リンク †

―スピリットモンスター

―スピリットモンスターに関する効果を持つカード

《伊弉凪》

―その他のリンク

《邪悪なるワーム・ビースト》

《スピリット・バーナー》