遊戯王カードWiki - スペルスピードのバックアップ(No.31)

スペルスピード/Spell Speed †

　「スペルスピード」とはカードの効果スピードのことです。
　これはチェーンに関係していて、発動したカードよりも対応するカードのスペルスピードが遅いと基本的にチェーン発動することはできません。

スペルスピードの一覧 †

　魔法や罠、効果モンスターの効果にはスピードが設定されています。
　スペルスピードは１から３まで存在し、対応するカード以上のスピードがないとチェーン発動することができないので注意してください。

スペルスピード１
スペルスピードの中では一番遅く、ほかのどの発動に対しても自発的にチェーン発動ができないカードです。
そのため、基本的にはチェーン２以上になることはありません。

スペルスピード２
スペルスピード１とスペルスピード２に対してチェーンが可能なグループです。
タイミングを選ばずに発動できるカードや相手ターンでも発動できるカード等が当てはまります。

スペルスピード３
- カウンター罠
どのスピードに対してもチェーン可能なもっともスペルスピードが速いカードです。
これに対応できるのは同じスペルスピード３のものだけです。

　（公式ルールブックバージョン 1.0 より引用）

スペルスピード１の効果モンスターとはリバース効果・起動効果・誘発効果のこと。
- 永続効果はスペルスピード１と表現されることもあるが、チェーンブロックを作らないため誤りである。
  スペルスピードとは無縁と考えた方がよい。
ルールブックでは効果モンスター自体がスペルスピードを持っているかのように書かれているが、本来は効果モンスターが持つ各々の効果がスペルスピードを持っていると考えるべきである。
- 例として《機皇帝ワイゼル∞》は、テキストの上から順に、誘発効果（スペルスピード１）、起動効果（スペルスピード１）、永続効果（スペルスピードなし）、誘発即時効果（スペルスピード２）を持ち、《機皇帝ワイゼル∞》という効果モンスター自体が単一のスペルスピードを持っているわけではない。

例外的に、同じタイミングで複数の誘発効果・リバース効果（および永続カードのチェーンに乗る効果）が重なる場合はチェーンを組んで処理をする。→同時に複数のカードが発動した場合

魔法カードのスペルスピードは１となっているが、これは魔法カードの発動がスペルスピード１という意味で、効果の発動時のスペルスピードとはまた別個に考える。
たとえば、《虹の古代都市－レインボー・ルイン》のように、スペルスピード２の効果を持つフィールド魔法も存在する。

効果モンスターの誘発効果や、永続カードのチェーンに乗る効果が多様化するにつれ、スペルスピード１と２の区別は曖昧になりつつある。
特殊裁定として、《追い剥ぎゴブリン》（強制トリガーの罠カード、スペルスピード２）のコントローラーが《首領・ザルーグ》（任意誘発効果、スペルスピード１）で相手ライフに戦闘ダメージを与えた場合、例外的にチェーン１：《追い剥ぎゴブリン》→チェーン２：《首領・ザルーグ》の順でチェーンを組む。
- 《カゲトカゲ》・《イリュージョン・スナッチ》・《バトルフェーダー》・機皇帝などの手札誘発は、手札が非公開情報であることから優先権との兼ね合いもあってさらにややこしく、スペルスピード１の誘発効果でありながら、状況によってはスペルスピード２のカードの後にチェーンを組んで発動する（詳細はそれぞれのFAQを参照）。
  ただしそれらのカードも、スペルスピード３のカードに対してはチェーン発動ができない。

「SS」（Spell Speed）と略される場合もあるが、特殊召喚も「SS」（Special Summon）と略される場合があるので注意。

関連リンク †

チェーン